今回のブログ記事では、タマホームの北海道仕様の高断熱モデル「大地の家」について詳しく解説していくぞい!
タマホームの「大地の家」について知りたければ、このブログ記事を読めば一発で解決じゃよ!
タマホームの「大地の家」とは
さて、今回のブログ記事ではタマホームの「大地の家」について詳しく解説していくぞい!
大地の家?なかなかカッコイイ商品名だね。
で、どんな商品なの?
大地の家はもともとタマホームが寒冷地向けに販売していた「北海道仕様の高断熱モデル」なのじゃが、2021年03月より全国にて発売開始されたのじゃよ!
おー!全国で北海道仕様の高断熱住宅を発売ですか!
うむ。最近、一条工務店などUA値をしっかり明記して、それを「売り」にしているハウスメーカーが着工数を伸ばしているじゃろ!
だからタマホームも高断熱モデルに力を入れ始めた感じじゃろうな!
あ!そういえばテレビでサンドウィッチマンがタマホームのCMやってるのみたことあるポン!
そうそう。
タマホームの北海道仕様の「大地の家」が全国発売されるようになったし、このブログでも紹介しておこうと思ってね!
なるほど。タマホームの高断熱モデル「大地の家」、興味が出てきました!
大地の家の工法(構造)
では、まず大地の家の工法(構造)についてじゃが、大地の家はタマホームの主力商品「大安心の家」をベースに、断熱グレードをアップした商品。つまり、工法(構造)は大安心の家と同じじゃ。
大安心の家と同じというと「木造軸組み+パネル工法」ですね!
その通り。
木造軸組み工法をベースに、建物外周部・床などにパネルを施工したタイプの工法じゃ。
建物がパネルで一体化される構造は、地震エネルギーを建物全体にバランスよく分散させることができるので、比較的地震に強い構造じゃよ。
タマホームの大安心の家は「耐震等級3(最高等級)」なんだよね?
大地の家はどうなの?
もちろん、大地の家も大安心の家と基本構造は同じなので「耐震等級3(最高等級)」じゃよ!
耐震等級3!国のお墨付きが付いていると安心ですね!
大地の家の断熱仕様
それでは次に、大地の家の断熱仕様についてみていこう。
どーせ、また大安心の家と同じなんでしょ!?
いや、大地の家は北海道仕様の断熱性能を誇る高断熱タイプなんだって!
さすがに大安心の家とは仕様が異なるぞい。
大地の家は「北海道仕様の高断熱モデル」なんですよね!
じゃあ、もしかしてダブル断熱工法ですか?!
その通り!
大地の家では外壁部分に「充填断熱+外張り断熱」のダブル断熱工法を採用しているぞい。
充填断熱には「高性能グラスウール」を105mmの厚みで敷き詰め、外張り断熱には「フェノールフォーム」を30mmの厚みで施工しているのじゃ。
これって分厚いほうなの?
うん、分厚いと言っていいじゃろう。
まず外張り断熱に使われているフェノールフォームは、数ある断熱材のなかでも特に断熱性能が高い。だいたい一般的なグラスウールの2倍近いほどの断熱性能があると考えていい。
高性能グラスウールの、16K~18Kなど地域によって分かれているっぽいが、外壁部分の断熱層が「グラスウール105mm+フェノールフォーム30mm」のダブル断熱仕様なら、割と分厚い方だと考えていいと思うぞい。
すごいじゃん!
それに、大地の家は、窓断熱の仕様もかなりグレードが高いぞい。
窓サッシには「オール樹脂サッシ」、窓ガラスには「Low-Eトリプルガラス(アルゴンガス封入タイプ)」を採用している。
さすが寒冷地モデル。窓の仕様も寒冷地仕様じゃな。
住宅の断熱性を上げるには、窓断熱は凄く重要ですもんね!
ちなみに、床や、天井の断熱層はどうなっていますか?
うむ。わかりやすいように「大安心の家」と「大地の家」の各断熱層、そして窓断熱の仕様を比較してみよう。
断熱仕様 | 大安心の家 | 大地の家 |
---|---|---|
外壁 | 高性能グラスウール14K(105mm) | 高性能グラスウール(105mm)+フェノールフォーム(30mm) |
屋根 | 高性能グラスウール14K(155mm) | 吹き込みグラスウール(300mm) |
床下(or基礎) | ポリスチレンフォーム(65mm) | ポリスチレンフォーム(75mm) |
窓サッシ | アルミ樹脂複合サッシ | オール樹脂サッシ |
窓ガラス | Low-Eペアガラス(ドライエアー入り) | Low-Eトリプルガラス(アルゴンガス入り) |
UA値 | 不明(推測値:0.52~0.87) | 0.37 |
断熱材自体も仕様が違うし、断熱層の厚みもかなり違うんだねぇ!
しかも「UA値0.37」ですか!大地の家、かなり高断熱仕様ですね。
うむ。たとえば、高断熱で有名な一条工務店のアイスマート(i-smart)の断熱性を示す数値が「UA値:0.25」なので、アイスマート(i-smart)には及ばないものの、かなり高い断熱性能はあると言えるじゃろう。
そもそも「UA値:0.37」という数値は、ZEH基準をも超える「HEAT20・G1グレード」相当の仕様なんじゃよ。
すごいね!ZEH基準をクリアどころか、それよりも厳しい基準の仕様なんて!さすが寒冷地モデルだポン!
そういえば、大地の家は気密性の数値はどうなんですか?
残念ながら、タマホームは気密性の数値(C値)は計測しておらず非公開なんじゃよ。大地の家でもC値は公開していない。
そうなんだ。じゃあ、気密性は悪いのかな。
窓のグレードなどもいいし、おそらく極端に悪いわけではないと思うが、公開していないということは自信がないと判断しておいた方がいいかもしれない。気になるなら、この点は直接ヒアリングじゃな。
それにしてもせっかく高断熱モデルなんだし、ハイグレードな窓を使っているんだからC値も測って公開すればいいのにのう。
せっかくマイホームを建てるなら、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境が理想ですよね。
マイホームの温熱環境で後悔したくないなら、必ず「UA値」という数値をカタログスペックで比較してください。UA値は「住宅の断熱性能を客観的に示す数値」で、値が低いほど優秀と考えてください。
UA値は間取りプランごとに異なるため、カタログに載っている数値はあくまで目安です。ですが目安を掲載するかどうかがハウスメーカーの「断熱に対する自信の差」。現に断熱性に自信があるハウスメーカーはほぼ必ず「UA値」の目安を載せています。
もしカタログにUA値の目安が掲載されていなければ「断熱に自信なし」と考えていいです。断熱性は各ハウスメーカーの実力差が顕著に表れるポイントです。断熱性で戦っても競合他社に勝てないメーカーは「あえてUA値を載せていない」というケースが多いのです。
住宅性能のなかでも断熱性は「特に日常的に実感する性能」です。断熱で後悔している人が多いということは、裏をかえせば断熱性が高い住まいは驚くほど快適ということでもあります。
カタログスペックの「UA値」で比較しておけばマイホームの温熱環境の失敗はまずありません。せっかくの注文住宅、温熱環境で後悔しないために「UA値」は必ず最新のカタログで比較しましょう!
大地の家の価格帯(坪単価)
次は、大地の家の価格帯についてじゃ。
大地の家は断熱グレードが高いし、価格も高そうだポン。
うむ。大地の家はさすがに高断熱モデルなので、大安心の家よりも価格帯も高くなるぞい。
わかりやすいように、大安心の家の価格帯(坪単価)と比較してみよう。
タマホームの商品 | 坪単価の目安 |
---|---|
大安心の家 | 40~50万円 |
大地の家 | 60万円前後 |
大地の家の坪単価は「60万円前後」ですか。大安心の家と比べるとけっこう高めですね。
タマホームといえばローコスト注文住宅の代表格的なハウスメーカーじゃからね。
たしかにローコスト住宅としてみれば大地の家の価格帯は高めじゃが、大地の家の断熱性能「UA値:0.37」はかなり優秀だからね。
HEAT20 G1グレードをクリアする北海道仕様の高断熱注文住宅が、坪単価60万円前後で建てられるのならば、十分アリだと思うぞい!
なるほど、確かにそれはそうだポン!
大地の家には小空間エアコンが標準搭載
ところでさ。大地の家が、大安心の家と違うところって他にないの?
あるぞい。
大地の家には「小空間エアコン」という設備が標準搭載されているぞい。
小空間エアコン?なんだい、それは。
小空間エアコンとは、通常エアコンが付いていないトイレや脱衣所などの小さな空間への取り付けに適した小容量タイプのビルドインエアコンじゃ。
小空間エアコンによって、トイレや脱衣所も一定の温度に保つことができるぞい。
へー!それって全館空調システムとは違うんですか?
全館空調システムとは違う。単純にトイレとか脱衣所とか、非居室の部分を空調するものじゃ。部屋には部屋でルームエアコンを付けることになるぞい。
大地の家のメリット・デメリット
大地の家の具体的なメリット・デメリットを箇条書きで書いておくぞい。
- 大地の家のメリット
- UA値:0.37の高断熱モデル
- 地震に強い(耐震等級3)
- 長期優良住宅に対応
- オール電化
- 小空間エアコン搭載
- 熱交換換気システム
- 最長60年保証
- 大地の家のデメリット
- 大安心の家よりも高い
- 気密性は不透明
- 重厚感・高級感は乏しい
前述のとおり、大地の家は「大安心の家」をベースに断熱仕様を大幅にグレードアップしたモデルじゃ。断熱性能以外の仕様はほとんど大安心の家に準拠している。
「大安心の家の解説記事」を見てくれればメリット・デメリットについての詳しい解説もあるので、ぜひ見てほしいぞい!
あ、手抜きしたポン。
タマホームの「大地の家」はどういう人にオススメか?
それでは、最後に「タマホームの大地の家はどういう人にオススメなのか?」を教えてください。
うむ。大地の家は、大安心の家をベースに断熱性を大幅にグレードアップした北海道仕様の高断熱モデルじゃ。
従来の大安心の家は「断熱性が微妙」という点が弱点の一つだったのだが、この弱点をつぶした格好じゃな!自由設計の注文住宅で、耐震等級3など長期優良住宅にも対応。さらに寒冷地仕様の断熱性能(UA値:0.37)を確保となれば、かなり総合力の高い建物と言えるじゃろう。住宅の安全性と断熱性を重視する方にはオススメできるモデルじゃよ。
ただ「大地の家」は断熱グレードが上がった分、価格帯も上がってしまっている。コストを重視している方や、そもそも温暖なエリアで、北海道レベルの断熱性は必要ないと考えている方にはあまり向かないと言えるじゃろう。
アイダ設計
アイ工務店
アエラホーム
アキュラホーム
クレバリーホーム
ユニバーサルホーム
桧家住宅
富士住建
秀光ビルド
ヤマト住建
タマホームより少し価格帯が高いハウスメーカー
一条工務店
トヨタホーム
住友不動産
タマホーム
タマホームは日本のローコスト住宅の代表格ともいえるハウスメーカーです。コストを抑えつつ長期優良住宅基準に対応するなど性能面にも力を入れています。
タマホームはやはり「価格帯の近いハウスメーカー」とよく比較されることが多いです。ローコスト住宅は、価格帯が同じくらいでも性能の差が大きいケースがよくあります。ローコスト住宅を検討しているならば「性能の比較」にはより一層チカラを入れてください。
それとタマホームよりもややグレードが高いハウスメーカーも比較しておくのもオススメ。「もう少し価格を上げるとどう変わるのか?」がわかります。
競合ハウスメーカーの住宅カタログを比較することで「今までとは別の大事なポイント」が新たにわかることもよくあります。タマホームを候補にしているならば、少なくとも上記のハウスメーカーは比較しておいてください。
また、タマホームは価格・性能・デザイン(見た目)の総合バランスに優れるため、競合他社を比較する試金石としても非常に重宝するため、タマホームの住宅カタログは絶対取り寄せておくべきです。
タマホームは近年、寒冷地限定モデル(大地の家)を全国発売するなど「断熱性」など性能面にも力を入れ始めています。以前よりもグレードアップしている部分もありますので、ぜひ最新のカタログをチェックしてみてください。
今回の記事をまとめると
- 大地の家のメリット
- UA値:0.37の高断熱モデル
- 地震に強い(耐震等級3)
- 長期優良住宅に対応
- オール電化
- 小空間エアコン搭載
- 熱交換換気システム
- 最長60年保証
- 大地の家のデメリット
- 大安心の家よりも高い
- 気密性は不透明
- 重厚感・高級感は乏しい
注文住宅のマイホーム計画は「比較・相見積もり」が"超重要"です!
さて、アシスタント諸君よ!
注文住宅でマイホームを建てたいと思った時「まず何をすべきか?」知っているかね?
たしかにマイホームって購入経験ないですし。
まずなにからすればいいのかわからないですね…。
チッチッチ!
「いきなり住宅展示場へ行く」のはハッキリ言ってオススメしないぞい。
長くなるのでオススメしない理由は以下のリンクで読むのじゃ。
なんで「いきなり住宅展示場へ行っちゃダメなの?」理由はコチラ!≫
これはなにも住宅に限った話ではない。
例えば最新型テレビを買う場合を考えてみよう。テレビも同じような見た目でも画質や機能はもちろん価格だってピンキリじゃ。だからテレビを買う前にスペックを比較するもんじゃろ?
そりゃあ比較するよね。
だって知らないで画質が悪いテレビとか価格が高いテレビ買っちゃったら損しちゃうじゃん。
そう!その通りなんじゃ。
家よりもはるかに安い買い物の家電でもじっくり比較してから買い物するのだから注文住宅だって比較して当然。
なるほど。
それは確かにその通りですよね。
それにね。注文住宅はハウスメーカーが違えば「住宅性能の差」「デザイン性の差」「メンテナンス性の差」が非常に大きいもの。
そしてなによりテレビとは比較にならないくらいに「価格の差」が大きいのじゃ!
そうなんですか…
いったいどれくらいの価格差があるものなんですか?
1000万円も価格差があることもあるの?!
同じような住宅性能スペックなのに?!
余裕であり得るし、別に珍しい例じゃないぞい。
と、いうかそもそもオーダーメイドの注文住宅の場合「複数のハウスメーカーで比較しない限り、自分の希望条件のマイホームの適正価格がつかめない」と言った方が正確じゃろうな。
1社を見学しただけで気に入ってしまって営業マンに言われるがままに家を建ててしまうということは自分の希望条件の家の適正価格がわからないまま「人生最大の買い物」をするということじゃ。
どうじゃ?
もし自分がウン百万円単位の金額を損していたことが後からわかったら後悔するじゃろ?
うむ。
だからこそ注文住宅のマイホーム計画はまずは住宅カタログを比較するべきなんじゃよ!
正確には、複数社のカタログを比較して候補のハウスメーカーを見つけたら次に「相見積もり」をすることが絶対条件にはなるけどね。
ただ、ハッキリ言って「複数社のカタログ比較」と「相見積もり」という手順を踏むだけでウン百万円単位の金額を損してしまう可能性は格段に減ると言ってよい。
チッチッチ!
住宅カタログの取り寄せは完全無料だし、候補のハウスメーカーのHPで一つ一つ取り寄せるような面倒な作業も必要ない。
いまどき住宅カタログはライフルホームズで無料一括取り寄せがスタンダードじゃ!
建てたいエリアやおおまかな予算を入れるだけで、施工可能なハウスメーカー・工務店がバシッと出てくるので手続きもそれこそ3分ほどでできちゃうぞい。超簡単じゃよ。
無料で簡単、すぐ届く。
住宅カタログの比較はメリットこそたくさんあるが、デメリットになるようなことは一つもないので間違いなくやっておくべき「家づくりの必須項目」と心得るのじゃ。
そういうこと!
なにより家族でカタログを見ながら「これもいいな!それもいいな!」と話す時間は最高に楽しいものじゃよ!
家づくり失敗の確率も減るし、すでに気になるハウスメーカーがあったとしても「少なくとも5社くらいの住宅カタログは比較しておくこと」をオススメするぞい!
ライフルホームズは住宅情報サイトの最大手!安心安全に優秀なHMから比較できますよ!
まずは抽出するハウスメーカーの検索条件を選びます。
「建物価格」「建築予定地」「人気テーマ」で検索できますが、エリアが決まっているなら「建築予定地」で検索するのがオススメ。希望の市区町村まで選べば施工エリア対応しているハウスメーカーがズラリ出てきます。それぞれザックリとした価格帯・坪単価も掲載されていますので条件に合いそうなハウスメーカーを選ぶだけ。この段階ではいろいろなハウスメーカーのカタログを取り寄せちゃってOKです!
次にお名前や住所・ご連絡先など必要事項を入力する項目になります。必須事項は入力しますが、任意の項目は書いても書かなくても大丈夫です。
必要事項を入力したら案内に従ってページを進めるだけです。所要時間は約3分程度。とっても簡単です。
コメント
タマホームの大安心の家は断熱が弱点でしたが大地仕様なら快適性にも期待できそうですね。ローコストメーカー、ミドルコストメーカーもだんだん断熱・気密にチカラを入れ始めてきている印象。見た目の高級感は大手には敵わないだろうけど見た目をそこまで気にしない自分みたいな人からすれば検討の価値ありだと思います。