今回のブログ記事では、高気密・高断熱な北欧風の輸入住宅を手掛ける「スウェーデンハウス」の特徴・メリット・デメリットを解説していくぞい!
スウェーデンハウスがどんなハウスメーカーなのか?知りたい人はこのブログ記事を読めば一発で解決じゃよ!
スウェーデンハウスの特徴と基本情報
- 主な特徴:高気密・高断熱の北欧風住宅
- 構造 :木造モノボックス構造
- 基礎 :布基礎
- 断熱材 :高性能グラスウール
- 坪単価 :80~100万円前後
- ZEH :対応可能
- 耐震性能:★★★★☆
- 断熱性能:★★★★☆
- 気密性能:★★★★☆
- コスパ :★★★☆☆
- 総合評価:★★★☆☆
さて!今回のブログ記事では北欧風住宅を手掛ける「スウェーデンハウス」の特徴・メリット・デメリットを特集していくぞい!
スウェーデンハウスって知ってますよ!北欧風の可愛らしい見た目のマイホームを造っているハウスメーカーですよね。
うむ。スウェーデンハウスは輸入住宅の代表格ともいえるハウスメーカーじゃな。社名の通り、北欧スウェーデン風の住宅を手掛けているぞい!
北欧風の輸入住宅って見た目が素敵ですよね!女性人気が高そうです。
うむ。北欧風住宅は「特別感のある見た目」も魅力じゃが、「厳寒の地の家」ということで気密性・断熱性も優秀なんじゃよ。
スウェーデンって寒いの?
スウェーデンは寒いぞい!なにしろ北極圏にまたがる国じゃからのう。(行ったことないけど)
だからスウェーデンハウスの家は「高気密・高断熱」であることもウリの一つなんじゃよ。
気密性・断熱性はマイホームにとって大切だポン!
スウェーデンハウスの坪単価
それではまずスウェーデンハウスの坪単価から解説していくぞい。
ズバリ、スウェーデンハウスは高級ハウスメーカーじゃ。坪単価はなかなか高めじゃよ。
輸入住宅って高そうですもんね。
スウェーデンハウスの商品ごとの坪単価はザックリ以下の通りじゃ。
スウェーデンハウスの商品 | 特徴 | 坪単価 |
---|---|---|
アルム | 大屋根タイプ | 80~100万円 |
グラン | 切り妻屋根タイプ | 80~100万円 |
リンド | 寄棟屋根タイプ | 80~100万円 |
ビヨルク | 平屋 | 80~100万円 |
SAKITATE(さきたて) | 若年層向け 規格型住宅(可変可能) | 65~80万円 |
ヒュースプレミエ | 日本の街並みに合う邸宅デザイン | 90万円~ |
ヒュースプレミエゴールデン | ヒュースプレミエの上位グレード | 100万円~ |
さすが高級ハウスメーカーだポン。スウェーデンハウスは全体的に高いね。
そうじゃな。
ちなみにスウェーデンハウスは「デザイン」や「外装・内装の仕様」には商品ごとに差があるが、「安全性」と「快適性」には差を付けないようにしているんじゃよ。
へー!わかりやすくていいポン!
安全性と快適性と言うと、気密性・断熱性・耐震性のことですかね。
うむ。スウェーデンハウスの商品は気密性・断熱性はすべて「ワングレード」で統一している。
耐震性は標準仕様で「耐震等級3」となっているが、施主の希望プランによっては耐震等級2などになるケースも稀にあるようじゃ。
じゃあワングレードじゃないじゃん。
まぁ基本的にはほとんど耐震等級3らしいし。
とりあえず、スウェーデンハウスの商品ごとの価格差はほとんどデザインとか内装・外装の差ってことですよね!
そういうことじゃな。性能の差で価格差を付けない。これがスウェーデンハウスの哲学なのじゃよ。
注文住宅を建てるなら、まず「自分の求めるマイホームの適正相場価格を知ること」が大切です。
注文住宅は「オーダーメイド」の住まいですから「定価という概念がない」と心得てください。
例えばハウスメーカー1社だけを見学して「2500万円」の見積もりが出るとします。
でも1社の見積もりだけでは「その価格が本当に適正なのか?」わかりませんよね?もしかすると、他社では同条件の家が2000万円で建てられる可能性もあります。注文住宅は同じような見た目や性能でも施工会社が違えば300万円、400万円、500万円の価格差は当たり前、時には1000万円以上の価格差があることだってあります。
マイホームはもともとの価格帯が大きいので感覚が麻痺してしまいがちですが、100万円単位の価格差は大金です。100万円も価格が違えば「住宅ローン1年分以上に相当」することも。それが500万円も価格が違えばどうでしょうか?
マイホームの適正相場価格を把握せず営業マンに言われるがままに契約し大後悔している事例は数えきれません。マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物。失敗するリスクは最大限抑えてください。
逆に言えば、複数社で比較し自分の条件のマイホーム適正相場価格を知るだけで「価格差で泣くリスク」を大幅に減らせるのですから「比較しない理由はない」です。
マイホームの適正価格を知るためにまずやるべきは「住宅カタログの一括比較」です。マイホーム計画を検討している方は以下のリンクから「まずは複数社を比較すること」から始めてください。
もちろん無料ですし東証1部上場企業が運営するライフルホームズなら悪質な施工業者が紛れ込む心配はまずありません。
マイホームの適正価格を知るにはザックリ予算を指定して一括比較がオススメ!
スウェーデンハウスの工法(構造)
ところでスウェーデンハウスはどんな工法(構造)で家を建てているの?
うむ。スウェーデンハウスは「木質パネル」同士を強固に接合させる「木質パネル工法」で家を建てているのじゃ。早い話が2×4工法のような「建物を壁(面)で支えるタイプ」の工法じゃな!
ふーん。それって2×4工法とは違うの?
うむ。スウェーデンハウスの木質壁パネルでは2×4工法に用いる「2×4材」よりも1.6倍の強度を誇る「骨太の枠材」を使っている点が異なるのう。
2×4材の1.6倍って、2×6材ではないんですか?
お、よく覚えているのう。たしかに2×6材は2×4材の1.6倍の強度だが、スウェーデンハウスの枠材は2×6材とも寸法が異なるのじゃ。
2×6材:38mm×140mm(断面積:5320mm2)
ほんとだ。2×6材とは微妙にサイズが違うポン。
うむ。スウェーデンハウスの枠材も2×6材も、断面積は2×4材のおよそ1.6倍じゃな。断面積は上からの圧縮強度の強さを表す。つまり、スウェーデンハウスの枠材は2×4材よりも1.6倍の強度を誇ると言えるのじゃな。
ちなみにスウェーデンハウスでは、独自の木質パネル工法を「モノボックス構造」と呼んでいるぞい。
ま、他社で言う「モノコック構造」みたいなものじゃな。
じゃあ、スウェーデンハウスの家は地震にはかなり強そうですね。
そうじゃな!スウェーデンハウスの木質パネル工法(モノボックス構造)については、このページだけでは説明しきれないので、後日別ページで改めてまとめるが、取りあえずスウェーデンハウスの家は「地震に強い」と考えておいて問題ないぞい!
スウェーデンハウスのメリット
スウェーデンハウスのだいたいの坪単価・工法(構造)がわかったところで、次は具体的なメリット(長所)・デメリット(短所)について解説していこう!まずはスウェーデンハウスのメリットからじゃ。
- スウェーデンハウスのメリット
- 北欧風のオシャレな見た目
- 高気密・高断熱
- 熱交換換気システム
- 標準仕様で耐震等級3
- 1200mmモジュール
- オリコンランキングでお客様満足度5年連続総合1位
- 50年無料点検システム
- 宿泊体験ができる
はえ~。スウェーデンハウスって長所がいっぱいあるんだね。
では順番に解説をお願いします!
北欧風のオシャレな見た目
まずスウェーデンハウスの特徴といえば「北欧風のオシャレな見た目」じゃな!こればっかりは見た方が早いじゃろう。スウェーデンハウスの建築例をピックアップしてみるぞい。
北欧風の外観って素敵ですねぇ!
たしかに洋風でオシャレな感じがするポン。
洋風のオシャレな外観に憧れている人は多いみたいじゃな!ちなみにスウェーデンハウスは外観だけでなく、内装も洋風でオシャレなんじゃよ。
内装も素敵ですね!
外観も内観も洋風で特別感があるポン。
うむ。スウェーデンハウスのような洋風なエクステリア・インテリアはハマる人にはたまらないじゃろうな!見た目のオシャレさはスウェーデンハウスの特徴の一つと言えるじゃろう。
家づくりの初期段階では「家ってどんなデザインがあるのかな?」とわからないことだらけのはずです。自分の好みのデザインを知るためにも「住宅カタログを比較すること」から始めましょう!
住宅カタログを比較すれば、デザインだけでなく住宅性能やメンテナンス性など、各社が「家のどの部分に力を入れているか?」もわかります。住宅カタログの比較は「家づくりの基本」!まずはここから始めましょう!
高気密・高断熱
それからスウェーデンハウスといえば「高気密・高断熱な家」である点も大きな特徴の一つじゃ!
やっぱりマイホームは高気密・高断熱が良いポン。
スウェーデンハウスは断熱材にはなにを使っているの?
うむ。スウェーデンハウスは、高性能グラスウールを分厚く敷きつめているぞい。各部位の断熱材の種類・分厚さは以下の通りじゃ。
スウェーデンハウスの断熱箇所 | 断熱材(分厚さ) |
---|---|
天井 | 綿状のグラスウール(300mm) |
外壁 | 高性能グラスウール(24K:120mm) |
床下 | 高性能グラスウール(16K:200mm) |
ふむふむ。スウェーデンハウスでは断熱材にグラスウールを採用しているんですね。
この分厚さって分厚いの?
うむ。外壁部分120mmの分厚さならけっこう分厚い方と言えるじゃろう。それにスウェーデンハウスはかなり密度の高いグラスウールを使っている。特に外壁部分の24K高性能グラスウールはかなり密度の高い方と言えるじゃろう。これを120mmの分厚さで敷きつめていれば断熱性能はかなり高いと言えるじゃろうな。
スウェーデンハウスやるじゃん。
もちろんグラスウールなので耐火性も高いし、シロアリ耐性も優秀じゃよ。スウェーデンハウスは安全性・断熱性のバランスの取れた家と言えるじゃろう。
スウェーデンハウスは窓断熱の性能はどうなんですか?
よくぞ聞いてくれたのう!
スウェーデンハウスの特筆すべきは「窓断熱」なんじゃ。
スウェーデンハウスは窓ガラスに「ダブルLow-Eトリプルガラス(アルゴンガス)」、窓サッシに「木製サッシ」を採用しているぞい!
へー、木製サッシって確か断熱性能が高いんですよね。
トリプルガラスもペアガラスより断熱性能が高いヤツだポン!
うむ。木製サッシは普通のアルミサッシの「1700倍」の断熱性能を誇るし、窓ガラスも多くの他社ハウスメーカーが標準仕様としている「Low-Eペアガラス」よりもかなり高性能なものじゃな。
スウェーデンハウスの窓断熱については、詳しく説明するとかなり長くなるので後日、別ページにまとめるが窓断熱の性能でいえばかなり優秀と言っていいじゃろう。
で、肝心のスウェーデンハウスの気密性・断熱性の数値はどれくらいなの?
スウェーデンハウスは、気密性・断熱性の数値も正直に公開しているハウスメーカーじゃよ。気密性・断熱性の数値は以下の通りじゃ。
- スウェーデンハウスの気密性・断熱性
- C値:0.62
- UA値:0.42
気密性・断熱性に優れたハウスメーカー「一条工務店」と比べると、若干、数値は及ばないものの十分に「高気密・高断熱の家」と言えるレベルの数値だと思うぞい。
ちなみにスウェーデンハウスでは一棟一棟、C値をきちんと測定してくれるぞい。これも嬉しい点じゃな。
さすが、厳寒の地「スウェーデン」の輸入住宅を手掛けるハウスメーカー。気密性・断熱性はかなり優秀ですね!
せっかくマイホームを建てるなら、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境が理想ですよね。
マイホームの温熱環境で後悔したくないなら、必ず「UA値」という数値をカタログスペックで比較してください。UA値は「住宅の断熱性能を客観的に示す数値」で、値が低いほど優秀と考えてください。
UA値は間取りプランごとに異なるため、カタログに載っている数値はあくまで目安です。ですが目安を掲載するかどうかがハウスメーカーの「断熱に対する自信の差」。現に断熱性に自信があるハウスメーカーはほぼ必ず「UA値」の目安を載せています。
もしカタログにUA値の目安が掲載されていなければ「断熱に自信なし」と考えていいです。断熱性は各ハウスメーカーの実力差が顕著に表れるポイントです。断熱性で戦っても競合他社に勝てないメーカーは「あえてUA値を載せていない」というケースが多いのです。
住宅性能のなかでも断熱性は「特に日常的に実感する性能」です。断熱で後悔している人が多いということは、裏をかえせば断熱性が高い住まいは驚くほど快適ということでもあります。
カタログスペックの「UA値」で比較しておけばマイホームの温熱環境の失敗はまずありません。せっかくの注文住宅、温熱環境で後悔しないために「UA値」は必ず最新のカタログで比較しましょう!
熱交換換気システム
高気密・高断熱な家といえば、やはり「熱交換換気システム」じゃな!
スウェーデンハウスでも熱交換型換気システムを標準採用しているぞい。
一条工務店のロスガード90みたいなヤツだね!
その通り。換気の際に取り込む空気を室内温度にまで近づけてから給気する換気システムのことじゃな。
ロスガード90は熱交換率90%でしたが、スウェーデンハウスの熱交換換気システムの熱交換率はどうれくらいなんですか?
スウェーデンハウスの熱交換換気システムは「熱交換率:70%以上」と謳っているのう。ロスガード90と比べると若干、性能は低いかもしれないのう。
でも熱交換換気システムが標準で付いているのは嬉しい点だポン!
うむ。いくら高気密・高断熱の家でも「換気の時に熱損失してしまう」のではあまり意味がないからな!熱交換換気システムが標準採用な点はメリットと言えるじゃろう。
標準仕様で耐震等級3
それからスウェーデンハウスの工法(構造)の項目でも少し述べたが、スウェーデンハウスは構造自体が非常に「堅牢」なんじゃ。
2×4材より1.6倍強度が高い枠材を使った壁パネルで「面で支える工法」じゃからのう!
スウェーデンハウスの耐震等級はいくつなの?
スウェーデンハウスは標準仕様で耐震等級3となっているぞい。
やっぱり国のお墨付きがあるのは安心ですね!
うむ。ただしスウェーデンハウスでは稀に間取りが特殊だったりする場合は、耐震等級2以下になることもあるようじゃ。
ま、ほとんどのケースで耐震等級3を取得しているので心配はないじゃろう。
1200mmモジュール
それからスウェーデンハウスは全体的に「ゆったりとした広さ」が確保されやすい。
なにそれ。そんなの間取り次第じゃん。
いや、そういうことじゃなくて間取りを設計する基準となる「モジュール」が特殊なんじゃよ。
基本的に、日本の住宅は「尺モジュール(9100mm)」か「メーターモジュール(1000mm)」のどちらかが使われているのじゃが、スウェーデンハウスでは独自の「1200mmモジュール」を採用しているのじゃ。
1200mmモジュールですか。
尺モジュールと比べると30cmも長い基準で設計されているんですね。
その通り。だから、廊下や階段、キッチンやトイレの幅も広くてゆとりがある。
これがスウェーデンハウスが「ゆったりとした広さ」と言われている理由なんじゃよ。
へー、そういうことポン。
でも、それってあくまで敷地面積に余裕がないと良さを活かしきれないよね?
良いところに気が付いたのう。その通りじゃ。
1200mmモジュールは確かにゆとりある設計が可能だが、敷地面積は有限。敷地面積が狭いのに、1200mmモジュールで設計すれば、肝心の居室が狭くるしくなってしまう可能性もある。
一応、スウェーデンハウスでは基本的には「1200mmモジュール」で設計するが、施主の希望次第で「メーターモジュール」「尺モジュール」を採用することも可能なようなので、この辺は敷地面積と応相談ってところじゃな!
でも、敷地面積に余裕があるならすごくゆったりとしたマイホームにできそうですね!
うむ。ゆったり暮らせるゆとりある住宅も「北欧風輸入住宅」の強みと言えるかもしれんのう!
50年無料点検システム
スウェーデンハウスは「アフターサービス」も優秀なんじゃ。
なんと「引き渡しから50年目まで無償点検およびメンテナンスアドバイス」が付いてくるのじゃ。
50年目まで無償で?!かなり長いですね。
うむ。ただし、無料なのはあくまで「点検」と「メンテナンス箇所のアドバイス」じゃ。実際のメンテナンス工事などは無償ではないので、その点は注意じゃな!
宿泊体験ができる
それからスウェーデンハウスといえば「宿泊体験」ができるのも大きなメリットの一つじゃな。
宿泊体験って住宅展示場にお泊りさせて貰えるってこと?!
いや、スウェーデンハウスでは住宅展示場とは別に「宿泊体験」してもらうための施設があるのじゃよ。そこに家族で一日過ごしてもらって「快適さ」を実感してもらうってわけじゃ。
それってメシ出るの?
いや、ホテルじゃないんだからご飯はでないんじゃないの?
ていうか知らんわそれは。
まぁまぁ。でも家族でお泊り、楽しそうですね!
うむ。実際に一晩泊れば「断熱性」や「遮音性」などはわかりやすいじゃろう。スウェーデンハウスに最終的に決める前には、宿泊体験をしてみるのもいいじゃろう。
ただし、その前に「比較検討」と「相見積もり」だけは忘れずにな!
わかったポン!
オリコンランキングでお客様満足度5年連続総合1位
それからスウェーデンハウスは、オリコンの顧客満足度調査において「ハウスメーカー・注文住宅」の部門で5年連続で総合1位を受賞している点も取り上げておこう。
5年連続でオリコンの顧客満足度1位!?すごいやん。
まぁ数あるハウスメーカーを抑えて1位になっている点はスゴイとは思うが、最終的に大切なのは「自分がどう思うか」じゃよ。
顧客満足度ランキング5年連続1位という点を過信しすぎず、あくまでも自分で判断するようにすべきじゃな。
スウェーデンハウスのデメリット
次はスウェーデンハウスのデメリットをピックアップしていくぞい。
スウェーデンハウスにもデメリットがあるのかぁ。
まぁどんなハウスメーカーにも長所があれば、短所もあるもんじゃ。
- スウェーデンハウスのデメリット
- 坪単価が高い
- 無垢フローリングはオプション(坪単価+2万円くらい)
- 初期保証が少し短い
- 木製サッシはメンテナンスが少し面倒
では順番に解説をお願いします。
坪単価が高い
スウェーデンハウスの最大のデメリットはやはり「坪単価が高め」という点じゃな。
冒頭でもザックリと坪単価一覧を載せたが、一部のセミオーダータイプの商品モデルを除けば、スウェーデンハウスの坪単価はだいたい「80万円以上」となる。
高いポン!
高級輸入住宅ですもんね。
坪単価は高いが、もちろんその分住宅性能も優秀だし、外観・内観もオシャレなのでコストパフォーマンスが悪いわけではないが、単純に「坪単価80万円以上」では手が出せない人が多いのも実情じゃな。この点はスウェーデンハウスのデメリットと言えるじゃろう。
無垢フローリングはオプション(坪単価+2万円くらい)
それから、スウェーデンハウスといえば「無垢材フローリング」という印象が強いが、実は無垢材フローリングは標準ではなくオプションなんじゃ。
そうなんですか。スウェーデンハウスって「上質な木の家」ってイメージだし、坪単価が高い分「無垢材フローリング」が標準かと思ってました。
スウェーデンハウスで無垢材フローリングにすると、オプション料金はどれくらいかかるの?
無垢材の種類にもよるが、採用実績の多い「パイン材」などであれば「オプション料金:坪単価+2万円」くらいじゃな。
けっこう高いポン!
初期保証が少し短い
それからスウェーデンハウスは坪単価が高い高級ハウスメーカーにしては、初期保証が若干短いのが玉にキズじゃな。
あれれ~?!おっかしいなぁ!
さっきスウェーデンハウスはアフターサービスで50年無償点検が付いてくるから優秀っていってなかった?
コナ○君や…
50年間の無償点検は、あくまでも「アフターサポート」じゃな。
初期保証とは別じゃ。
スウェーデンハウスの初期保証は「10年間」で、10年目の有償メンテナンスを受けることで「保証が20年まで延長する」のじゃが、同価格帯のハウスメーカーでは「初期保証30年」や「延長保証は60年」を付けているところもあるので、正直「保証に関してはやや物足りない」と言えるじゃろう。
なるほど。同価格帯のハウスメーカーと比べると少し物足りないかもしれないですね。
木製サッシはメンテナンスが少し面倒
スウェーデンハウスといえば日本では珍しい「木製サッシ」を標準採用している点が特徴的じゃが、木製サッシは文字通り「木」で出来ているため、定期的に塗装メンテナンスなどが必要なんじゃ。
そうなんだ。それはちょっと面倒くさいかもポン。
木製サッシは断熱性も非常に高いし、デザイン性が高い点が人気じゃが、メンテナンスが少し面倒というデメリットもあることを覚えておこう。
スウェーデンハウスが向いている人・向いていない人
じゃあ、最後にスウェーデンハウスの注文住宅は「こんな人に向いている・こんな人に向いていない」って点を教えてください。
うむ。
スウェーデンハウスは、高気密・高断熱な北欧輸入住宅を手掛ける高級ハウスメーカーじゃ。
北欧風の上質な外観・内観は非常に特別感もあるし、洋風なマイホームが好きな人にはたまらないハウスメーカーと言えるじゃろう。気密性・断熱性・耐震性などの住宅性能もかなり優秀なので、住宅性能を重視する人にとってもオススメできる。
ただし、やはり高級ハウスメーカーで坪単価が高いため、ローコスト住宅を求める人には向いていないじゃろう。
それから北欧風の見た目はオシャレで人気もあるが、正直「好みが分かれる」という見方もある。和風な邸宅が好みの人には余り向いていないな。
マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物です。誰もが絶対に失敗したくないと考えているはずなのに失敗・後悔した例は後を絶ちません。
それは「スペックの比較が足りない」からです!
マイホームに限らず、例えばTVやパソコンなどの家電製品を買う時でも「どのメーカーが性能が良いか?」「価格が安いか?」「保証が長いか?」必ず比較しますよね?
家電はこれまでに買う機会も多く、どの性能を重視すれば良いかなんとなくわかりますがマイホーム購入はほとんどの人が初体験。なにを重視すべきかわからず「モデルハウスに見学に行ったらすぐ気に入っちゃった」「なんとなく見た目で決めてしまった」というケースが非常に多いのです。
ハッキリ言ってマイホームは見た目だけでは性能まではわかりません。皆さん見た目でわからない性能面で失敗・後悔しているケースが非常に多いのです。
マイホームはこの先何十年と住むものです。
見た目のデザインももちろん大事ですがもっと大事なことを見落とさないでください。安全で快適なマイホームを建てるために大切なことは耐震性・断熱性・気密性・遮音性・耐久性・メンテナンス性・空気環境など、要するに「住宅性能」です。
そして性能を比較するために役立つのが無料でもらえる「住宅カタログ」です。少なくとも5社は無料カタログを見比べてください。
と、いうのも住宅性能については営業マンに口頭で質問するだけじゃ甘いからです。
ハウスメーカーの営業マンのことを悪く言うわけではありませんが、営業マンは住宅性能に関する質問にはだいたい「もちろん大丈夫ですよ!」と自信満々に答えます。これは住宅性能にたいして力を入れていないハウスメーカーの営業マンであっても、です。自信満々にこう言えるのは家が快適と感じるかどうかは「個人差があるから」です。引渡し後にクレームを言っても「個人的感覚までは責任を持てないですよ」と言われてはもうどうしようもありません。
だから「カタログスペックで比較することが大事」なんです。
公式カタログに記載されている情報に嘘はあり得ません。
それに複数社の住宅カタログを比較することで、あなた自身が建てたいスペックのマイホームが『だいたいいくらで建つのか?』という相場観も養われますし、理想のマイホーム像もしっかり固まってくるはずです。
そして複数の住宅カタログを比較し相見積もりを取ることは本命ハウスメーカーとの最終的な価格交渉の局面でも必ずあなたに有利になります。あいみつを取り「価格差があって迷っている」と伝えれば本命ハウスメーカーも、最後の最後で競合他社にお客様をとられてしまうくらいなら少しくらいの値引きに応じる、というケースは多いです。いずれにしても注文住宅のマイホーム計画において『複数社を比較した経験』は必ず役に立ちます。
無料の住宅カタログを比較することはマイホーム計画で絶対に欠かせない大切な「第一歩」。
大事なマイホーム計画で絶対に失敗しないために、ハウスメーカー選びは必ず「カタログスペック」で比較してください。
今回の記事をまとめると
- スウェーデンハウスのメリット
- 北欧風のオシャレな見た目
- 高気密・高断熱
- 熱交換換気システム
- 標準仕様で耐震等級3
- 1200mmモジュール
- オリコンランキングでお客様満足度5年連続総合1位
- 50年無料点検システム
- 宿泊体験ができる
- スウェーデンハウスのデメリット
- 坪単価が高い
- 無垢フローリングはオプション(坪単価+2万円くらい)
- 初期保証が少し短い
- 木製サッシはメンテナンスが少し面倒
■輸入住宅が得意なハウスメーカー
三井ホーム
セルコホーム
インターデコハウス
メープルホームズ
北洲ハウジング
GLホーム
■高気密・高断熱住宅が得意なハウスメーカー
一条工務店
FPの家
住友不動産
アエラホーム
アイフルホーム
フィアスホーム
土屋ホーム
ウェルネストホーム
スウェーデンハウスは、北欧スウェーデンの輸入住宅を得意とする人気のハウスメーカーです。北欧風のおしゃれな外観、内装は輸入住宅が好みの方には堪りませんよね!スウェーデンハウスを候補にしている方は、同じく輸入住宅を得意とするハウスメーカーと比較されている方が多いです。
また寒さの厳しいスウェーデンの輸入住宅は気密性・断熱性・耐久性など住宅性能も非常に優秀です。高気密・高断熱住宅を得意とするハウスメーカーとも比較されている方が多いです。
スウェーデンハウスは非常にトータルバランスに優れた家を建てるハウスメーカーですが、価格帯は高めですので、スウェーデンハウスよりも少し価格帯の安いセルコホームや一条工務店、GLホーム、アイフルホーム、フィアスホームなどともぜひ比較しておきたいところ。
競合ハウスメーカーと見比べることで「今までとは別の大事なポイント」が新たにわかることもあります。スウェーデンハウスを候補にしている方は、ぜひ上記のハウスメーカーと比較しておいてください。
↓スウェーデンハウスとよく比較されるハウスメーカー↓
↓スウェーデンハウスとよく比較されるハウスメーカー↓
コメント