今回のブログ記事では、積水ハウスの主力商品モデル「イズロイエ」について、特徴や価格(坪単価)、メリット・デメリットなど詳しく解説していくぞい!
積水ハウスの「イズロイエ」について詳しく知りたい方はこのブログ記事を読めば一発で解決じゃよ!
積水ハウスの「イズロイエ」とは
さて、今回のブログ記事では積水ハウスの「イズロイエ」について詳しく解説していくぞい!
商品名にイズが付くということは、イズステージの姉妹モデルですか?
うむ。積水ハウスの「イズシリーズ」といえばイズロイエとイズステージのことじゃな。
先日特集した「イズステージ」は積水ハウスの最高級フラッグシップモデルだが、イズロイエはイズステージよりも受注数が多い人気商品。つまり、積水ハウスの鉄骨造の主力モデルってわけじゃ。
へー!イズロイエはイズステージよりも売れてるんですか!
興味が出てきました。
ほほう、じゃあイズロイエというのもカッコイイ商品なのかな?
もちろんカッコイイぞい!なんてったって積水ハウスの主力商品だからね!
イズロイエは、例えばこんな感じじゃな。
かっこいいじゃん!
かっこいいです。やっぱりイズステージに似てますね!
うむ。イズロイエも、イズステージと同じく外壁には重厚感バツグンのダインコンクリートが標準装備になっているし、頑丈な鉄骨造の躯体なので、大空間リビングや大開口の窓など開放的なデザインも自由自在じゃ!
デザインのレベルでいえば、数あるハウスメーカーの中でもかなりハイレベルな方と言えるじゃろう。
もちろん、イズステージ同様に内装や設備のグレードも高いぞい。
さすが、イズロイエもイズシリーズの一角だけあって高級感ありますね!
うむ。と、いうのもイズロイエはイズステージとほとんど同じなんじゃよ。
工法(構造)も同じで、耐震性や断熱性などの基本的な住宅性能も同じじゃ。
そうなの?じゃあ、イズロイエとイズステージってなにがどう違うの?
それは次の項目で解説しよう。
家づくりの初期段階では「家ってどんなデザインがあるのかな?」とわからないことだらけのはずです。自分の好みのデザインを知るためにも「住宅カタログを比較すること」から始めましょう!
住宅カタログを比較すれば、デザインだけでなく住宅性能やメンテナンス性など、各社が「家のどの部分に力を入れているか?」もわかります。住宅カタログの比較は「家づくりの基本」!まずはここから始めましょう!
イズロイエとイズステージの違い
イズロイエとイズステージは、同じ「イズシリーズ」だけあって、基本仕様はほとんど変わらない。
外壁にはダインコンクリートを使っていて重厚感バツグンだし、工法(構造)も同じなので耐震性も全く遜色なし。使用している断熱材や、断熱層の仕様も同じなので断熱性能も同じじゃ。
じゃあもうほとんどイズステージじゃん!
イズロイエとイズステージはどこがどう違うの?
結論から言うと、イズロイエとイズステージでは「屋根」が違うのじゃ!
屋根?!屋根だけ?
うん。まぁ屋根と価格じゃな、違うのは。一番大きく異なるのは屋根じゃ。
屋根がどう違うんですか?
じゃあイズロイエとイズステージの外観を比べてみよう。
なにが違うのかわからん…
強いていえば、屋根の傾斜角度が違うのかな…?
お、ご名答。
その通り。イズステージは急勾配の「6寸勾ばい屋根」が基本になるのに対し、イズロイエは「5寸勾ばい屋根」が基本となるのじゃ。
へ?!それだけ?
うん。イズステージは急勾配のダイナミックな屋根が印象的じゃが、イズロイエはどっしりとした緩勾配の屋根って感じじゃな。
一応、一般的には屋根は急こう配の方が見た目に重厚感・高級感があると言われているぞい。
なんで?
なんでと言われても困るが…
急勾配の屋根は、いわば「空間をぜいたくに使う」ということでもあるからじゃない?
ほら、急勾配の屋根だと小屋裏のスペースが小さくなるじゃろう?屋根が緩やかのほうがスペースとしては大きく使えるのじゃ。そういう「ぜいたく感」が高級っぽく見えるんじゃない?
なるほど、高級感を取るか…それとも実用性を取るかって感じだポン。
あと急勾配の屋根のほうが雨が流れやすく雨漏りのリスクは少ないと言われているぞい。
まぁ、積水ハウスのイズシリーズなら、急勾配だろうと緩勾配だろうと雨漏りの心配なんてほとんどないと思うけどね。
ま、空間をぜいたくにつかっている点や雨漏りのリスクが少ない点も、急勾配の屋根の方が高級感があると言われる所以かもしれない。
そうなんですか、屋根の形状も好みだと思うけどなぁ…。
確かに好みだけどね。急勾ばいが好きな人も、緩勾ばいが好きな人もいる。
あと、イズステージの屋根は「6寸勾配屋根」となるが、イズロイエでは5寸勾配屋根(寄棟、切り妻、片流れ)のほかに「フラットタイプの屋根」も可能じゃよ!
おーいいじゃん!フラットタイプの屋根もスタイリッシュでかっこいいよね!
イズステージではフラットタイプの屋根はできないんですか?
うむ。イズステージは6寸勾配屋根。
屋根を変えるなら、もうそれは「イズロイエ」じゃ。
なるほど…。凄い屋根に対するこだわりだポン。
とりあえず、イズロイエとイズステージの大きな違いは「屋根」ってことですね!
イズロイエの緩勾配の屋根の方が高さ制限をクリアしやすい
冒頭で、イズステージよりもイズロイエの方が着工数が多い人気商品だと述べたが、これは屋根の形状も影響しているんじゃ。
ふーん、みんな「緩勾配の屋根」の方が好みなのかな?
好みの問題もあるのかもしれんが、ここで言いたいのは緩勾配の屋根の方が「高さ制限」をクリアしやすいという点じゃ。
- 高さ制限とは
- その土地に建てられる建物の高さを制限する決まり。用途地域やや都市計画などによってそれぞれのエリアで上限の高さが決められている。
へー!そんな決まりもあるんだね。
うむ。例えば第一種低層住居専用地域では10メートル以下、第二種低層住居専用地域では12メートル以下など決められているぞい。
特に都市部など、家と家の距離が近いエリアなどでは高さ制限や斜線制限の関係で、イズロイエしか建てられないというケースも多い。だからイズロイエの方が受注数が多いということもあるじゃろう。
なるほど、高さ制限の関係で急勾配の屋根が難しいこともあるんですね。
うむ。逆にいえばイズステージは「敷地条件も当てはまらないと建てられない」という選ばれし住まいでもあるということ。さすが、フラッグシップモデルとも言えるじゃろう。
なるほど。
でもイズロイエの方が、ハードルが低いから売れているわけだね!
イズロイエの価格(坪単価)
イズロイエとイズステージの大きな違いは「屋根」ってことだけど、それだけで価格帯も違うの?
うむ。価格帯でいうと、イズロイエの方がイズステージよりも安い。
わかりやすいようにイズロイエとイズステージのザックリとした坪単価は並べてみたぞい。
- イズシリーズの価格帯(坪単価)
- イズロイエ :坪単価80~90万円
- イズステージ:坪単価90~100万円
ふむふむ。イズロイエの方が少しだけ安いんだね。
うむ。イズステージとイズロイエの発売(ニュースリリース)時には「イズステージ:坪単価80万円~」「イズロイエ:坪単価66万円~」と記載があるが、実際にはここまでの差があるケースは少ないようじゃ。
もちろん広さやプランによっても坪単価は変わるから参考程度にしてもらいたいが、イズロイエはイズステージよりもだいたい「坪単価-5~10万円」くらいの価格帯と考えればいいかな。
イズステージより少しだけ安いとはいえ、それでも高級商品ですね。
まぁそれはそうじゃが、イズステージとほとんど基本性能が変わらないのに、屋根の形状が変わるだけで坪単価-5~10万円くらい安くなるんだから、考えようによってはお得じゃろ!?
たしかに!
注文住宅を建てるなら、まず「自分の求めるマイホームの適正相場価格を知ること」が大切です。
注文住宅は「オーダーメイド」の住まいですから「定価という概念がない」と心得てください。
例えばハウスメーカー1社だけを見学して「2500万円」の見積もりが出るとします。
でも1社の見積もりだけでは「その価格が本当に適正なのか?」わかりませんよね?もしかすると、他社では同条件の家が2000万円で建てられる可能性もあります。注文住宅は同じような見た目や性能でも施工会社が違えば300万円、400万円、500万円の価格差は当たり前、時には1000万円以上の価格差があることだってあります。
マイホームはもともとの価格帯が大きいので感覚が麻痺してしまいがちですが、100万円単位の価格差は大金です。100万円も価格が違えば「住宅ローン1年分以上に相当」することも。それが500万円も価格が違えばどうでしょうか?
マイホームの適正相場価格を把握せず営業マンに言われるがままに契約し大後悔している事例は数えきれません。マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物。失敗するリスクは最大限抑えてください。
逆に言えば、複数社で比較し自分の条件のマイホーム適正相場価格を知るだけで「価格差で泣くリスク」を大幅に減らせるのですから「比較しない理由はない」です。
マイホームの適正価格を知るためにまずやるべきは「住宅カタログの一括比較」です。マイホーム計画を検討している方は以下のリンクから「まずは複数社を比較すること」から始めてください。
もちろん無料ですし東証1部上場企業が運営するライフルホームズなら悪質な施工業者が紛れ込む心配はまずありません。
マイホームの適正価格を知るにはザックリ予算を指定して一括比較がオススメ!
イズロイエの工法(構造)
さて、次はイズロイエの工法(構造)についてじゃが…これはイズステージと全く同じじゃ。
つまり、軽量鉄骨造の「ダイナミックフレームシステム」ですね!
うむ。積水ハウスの鉄骨造は、1.2階建ては軽量鉄骨造、3.4階建ては重量鉄骨造で建てているが、イズロイエはイズステージ同様「1.2階建て」なので軽量鉄骨造のオリジナル工法「ダイナミックフレームシステム」で建てられている。
じゃあ、イズステージと同じようにイズロイエも大空間リビングとか大開口の窓とかを実現できるんですね!
もちろんじゃ。イズシリーズといえば柱のない大空間「ファミリースイート」が人気の秘訣!
ファミリースイート?
積水ハウスのイズシリーズは1階の天井高2700mm、柱や間仕切りのない「最大スパン7000mm」の大空間が実現可能。この大空間リビングを積水ハウスでは「ファミリースイート」と呼んでいるのじゃ。
ま、ファミリーで過ごすスイートルームってことじゃろう!
開放感抜群だポン!
それとイズシリーズは標準仕様で「耐震等級3」は当たり前。さらに、制震システム「シーカス」も標準仕様で提案しているぞい。
一応、制震シーカスは「要らない」場合は外せるし、その分価格も安くなるので厳密にいえばオプションの位置付けなんじゃが、ほとんど9割以上のお客さんが制震シーカスを採用して「耐震+制震構造」の住まいにしているそうじゃ。ま、ほとんど標準仕様と言っていいじゃろう。
さすが積水ハウスですね、耐震等級3+制震構造で、さらに大空間リビングも思いのままなんて!
うむ。安全性が高くて開放感のある間取りも思い通り!これがイズロイエの重厚感・高級感にも繋がっているわけじゃな。
積水ハウス イズロイエのメリット(長所)
さて、積水ハウスの「イズロイエ」の価格帯(坪単価)・工法などについて解説したところで、次はイズロイエのメリット・デメリットについてみていくぞい。
まずはイズロイエのメリット(長所)からじゃ。
- 積水ハウス イズロイエのメリット(良いところ)
- イズステージよりも価格が安い
- 高さ制限に抵触しにくい
- 間取り・デザインの自由度が高い
- 内装・設備グレードが高い
- 標準仕様でダインコンクリートを装備
- 耐震性が高い(耐震等級3+制震シーカス)
- 空気環境の良いエアキス仕様
- 初期保証・アフターサービスが充実
では順番に解説をお願いします。
イズステージよりも価格が安い
まずイズロイエの一つめのメリット(長所)は、やはり基本仕様がイズステージとほとんど変わらないのに、イズステージよりも価格帯が安い点じゃろう。
- イズシリーズの価格帯(坪単価)
- イズロイエ :坪単価80~90万円
- イズステージ:坪単価90~100万円
イズロイエはイズステージよりも坪単価-5~10万円くらい安いんだよね!
うむ。屋根の形状が異なるだけで、坪単価が安いので人気がある。だから積水ハウスの鉄骨造の主力商品というわけじゃな。
高さ制限に抵触しにくい
さきほども述べたが「イズロイエ」の方が屋根の形状が緩勾配なので、都市部でよくある高さ制限などをクリアしやすい。これも一つのメリットと言えるじゃろう。
だから、イズロイエの方がイズステージよりも受注数が多いのかもしれませんね!
間取り・デザインの自由度が高い
イズロイエは、基本仕様はイズステージとほとんど同じなのでイズステージ同様に間取りやデザインの自由度は非常に高いぞい。これもメリットの一つじゃ。
イズロイエも1階の天井が2700mmで普通より高いんですよね!
うむ。それに最大7000mmのスパンが可能なので、柱や間仕切りのない大空間リビングも実現可能じゃ!
広々と開放的な空間はそれだけで開放感があるポン!
内装・設備グレードが高い
積水ハウスのイズシリーズは、内装・設備のグレードが高い点も大きなメリットの一つ。さすが積水ハウスってところじゃな!
価格が高いだけあるね!
キッチン、バスルーム、トイレ、洗面台、室内ドアや床材や外壁など、さまざまな面でハイグレードと考えていいじゃろう。
標準仕様でダインコンクリートを装備
イズシリーズといえば、外壁「ダインコンクリート」じゃな!
積水ハウスの最上級の外壁材ですね!前に特集記事で解説しました。
うむ。ダインコンクリートは、イズステージとイズロイエだけに採用できる特別な外壁じゃ。
ダインコンクリートは厚みが55mmもあってかなり分厚い。一般的なサイディング外壁等に比べても3倍くらいも分厚いのでデザインも深く掘りこめて高級感・重厚感も抜群じゃ!
ダインコンクリート、カッコイイポン!
耐震性が高い(耐震等級3+制震シーカス)
工法(構造)の項目でも少し説明したが、イズロイエは非常に地震に強いのも大きな特徴。なにしろ頑丈な鉄骨造で耐震等級3+制震シーカス搭載じゃからね!
制震シーカスありきで提案してくれるんだっけ!
うむ。ほとんど9割以上の人が制震シーカス採用で「耐震+制震構造」で建てている。イズロイエも地震に対しては安心じゃよ!
空気環境の良いエアキス仕様
イズロイエも、イズステージと同様に空気環境に配慮した「エアキス仕様」となっている。この点もメリットの一つじゃな!
エアキスってなんだっけ?
エアキスは積水ハウスの空気環境に配慮した仕様のことじゃ。
一般的な家では、建材に使うさまざまな素材からホルムアルデヒドなど人体に有害な化学物質がでることがあるのじゃが、積水ハウスのエアキス仕様ではそのような有害物質はほとんど出さないのじゃ。
むしろ、家具などから放出される化学物質を吸着する機能を備える塗り壁やアクセントタイルも採用しているぞい。
イズロイエも健康にも配慮した住まいなんですね!
初期保証・アフターサービスが充実
積水ハウスといえば手厚い保証とアフターサービス!
イズロイエも、もちろん手厚い保証とアフターサービスが付いているぞい!
積水ハウスはたしか「初期保証30年」が付いているんですよね!
うむ。積水ハウスでは、品確法で定められた保証範囲「初期保証10年」の3倍の「初期保証30年」が付いているのが大きなメリット。これはハウスメーカー業界でも屈指の長期保証といえる。
それに初期保証30年が満了しても10年ごとの有償メンテナンスで、最長60年まで保証が延長する。さらに積水ハウスはアフターサービスも手厚い。建物の引き渡しから25年目まで無償点検をしてくれるぞい!
保証とアフターサービスが手厚いのは嬉しいメリットだポン!
積水ハウス イズロイエのデメリット(短所)
次はイズロイエのデメリット(短所)についてじゃ。
- 積水ハウス イズロイエのデメリット(悪いところ)
- イズステージより安いとはいえ価格は高め
- 気密性・断熱性が弱点
ではデメリットも順番に解説をお願いします!
イズステージより安いとはいえ価格は高め
イズロイエは、イズステージと基本仕様はほとんど同じで価格は少し安い点をメリットとして挙げたが、とはいえやはり高級モデルのフルオーダー住宅じゃ。ザックリ「坪単価80~90万円」前後がボリュームゾーンとなる。一般的な注文住宅としては、やはり価格帯は高めと言えるじゃろう。
う~ん。まぁ確かに安くはないですよね。
ま、外観・内装・設備などあらゆる面でハイグレードだし、保証・アフターサービスも手厚いのでコストパフォーマンスが著しく悪いというわけではないよ。ただ、やはり初期費用が高いというだけで、候補から外れてしまうケースも多いじゃろう。
なので坪単価が高めな点はデメリットとしても上げておくぞい。
気密性・断熱性が弱点
イズステージの特集記事でもピックアップしたが、積水ハウスのイズシリーズは気密性・断熱性に関してはそこまで特筆するほど優秀なわけではない。この点もデメリットとして挙げておくぞい。
イズロイエの断熱仕様はどんな感じなんですか?
イズロイエの断熱仕様は、イズステージとまったく同じじゃよ。詳しくは以下の通りじゃ。
- イズロイエの断熱仕様
- 外壁:高性能グラスウール16K(100mm厚)
- 天井:ロックウール(200mm厚)
- 床 :ポリスチレンフォーム(80mm厚)
- 窓サッシ:アルミ樹脂複合サッシ
- 窓ガラス:防犯Low-Eペアガラス(アルゴンガス入り)
断熱仕様は特別悪いというわけではないが、特別良いわけでもない。一応、断熱性を示す数値は「UA値0.6~0.9」程度とのことじゃが、気密性を表すC値は非公開となっている。
ふむふむ。確かに悪いわけではないですけど、気密性・断熱性だけでいえばもっと凄いところはありますよね。
ま、寒冷地でなければ問題なく快適に過ごせるレベルだとは思うが、価格帯を考えるとデメリットとして挙げるべきかなと。
積水ハウスの断熱性に関しては、コチラの記事にも詳しく特集しているのでよかったらチェックしてみてくださいね。
せっかくマイホームを建てるなら、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境が理想ですよね。
マイホームの温熱環境で後悔したくないなら、必ず「UA値」という数値をカタログスペックで比較してください。UA値は「住宅の断熱性能を客観的に示す数値」で、値が低いほど優秀と考えてください。
UA値は間取りプランごとに異なるため、カタログに載っている数値はあくまで目安です。ですが目安を掲載するかどうかがハウスメーカーの「断熱に対する自信の差」。現に断熱性に自信があるハウスメーカーはほぼ必ず「UA値」の目安を載せています。
もしカタログにUA値の目安が掲載されていなければ「断熱に自信なし」と考えていいです。断熱性は各ハウスメーカーの実力差が顕著に表れるポイントです。断熱性で戦っても競合他社に勝てないメーカーは「あえてUA値を載せていない」というケースが多いのです。
住宅性能のなかでも断熱性は「特に日常的に実感する性能」です。断熱で後悔している人が多いということは、裏をかえせば断熱性が高い住まいは驚くほど快適ということでもあります。
カタログスペックの「UA値」で比較しておけばマイホームの温熱環境の失敗はまずありません。せっかくの注文住宅、温熱環境で後悔しないために「UA値」は必ず最新のカタログで比較しましょう!
積水ハウス イズロイエはどんな人にオススメか?
じゃあ、最後に「積水ハウスのイズロイエはどういう人にオススメなのか?」を教えてほしいポン!
うむ。
イズロイエは、イズステージと肩を並べる積水ハウスの人気モデルじゃ。
基本的な工法(構造)、住宅性能などの基本仕様はイズステージと全く同じで、異なるのは「屋根の形状」。つまり外観じゃな。屋根・外観の印象が少し変わるだけで、価格帯がザックリ「坪単価-5~10万円」も安くなるので割と「お得な商品」と言える。
屋根の形状だけをみれば、どちらかというとイズステージの方が高級感があると言われているが、ぶっちゃけその辺は好みの問題とも言えるしね。
イズシリーズだけの特別な外壁「ダインコンクリート」を使っているし、外観・内装・設備もハイグレード。頑丈な鉄骨造で建てているので、間取りやデザインの自由度も高い。イズステージと同様に、デザインや間取りの高級感にこだわりたい人にはオススメじゃ。
特に「屋根のかたちにはそこまでこだわらない」という方は、イズロイエの方がちょっと安いのでオススメと言えるじゃろう。
ただ、イズステージと比較して少し安いとはいえ、そこは積水ハウスの高級モデル。他社の注文住宅と比べるとやはり価格帯はそれほど安くはない。ローコスト住宅の価格帯で候補を探している場合は、価格帯が合わないかもしれないのう。
住友林業
セキスイハイム
ダイワハウス
へーベルハウス
三井ホーム
三菱地所ホーム
パナソニックホームズ
スウェーデンハウス
積水ハウスより少し価格帯が安いハウスメーカー
一条工務店
トヨタホーム
住友不動産
タマホーム
積水ハウスは鉄骨造ならではの自由度の高い間取り設計や高級感のある内外装が人気のハウスメーカーです。もちろん耐震性をはじめ住宅性能も平均以上で、業界最高レベルの長期保証も魅力。非常に総合力の高いハウスメーカーと言えます。
積水ハウスを候補をにしている方は、同じく鉄骨造の競合メーカー「へーベルハウス」「ダイワハウス」「セキスイハイム」や、価格帯や高級感のある見た目など共通点の多い「住友林業」などをよく比較しています。
また、積水ハウスよりも若干安い価格帯のハウスメーカーとも比較すると良いと思います。競合ハウスメーカーと見比べることで「今までとは別の大事なポイント」が新たにわかることもあります。積水ハウスを候補にしている方は、少なくとも上記のハウスメーカーと比較しておいてください。
今回の記事をまとめると
- 積水ハウス イズロイエのメリット(良いところ)
- イズステージよりも価格が安い
- 高さ制限に抵触しにくい
- 間取り・デザインの自由度が高い
- 内装・設備グレードが高い
- 標準仕様でダインコンクリートを装備
- 耐震性が高い(耐震等級3+制震シーカス)
- 空気環境の良いエアキス仕様
- 初期保証・アフターサービスが充実
- 積水ハウス イズロイエのデメリット(悪いところ)
- イズステージより安いとはいえ価格は高め
- 気密性・断熱性が弱点
コメント
一度住宅展示場に見学にいったことがありますが、積水ハウスのイズシリーズは高級感がダンチでした。もちろん展示場のモデルハウスなので予算盛り盛りでつくってるのでしょうけどね。積水ハウスと住友林業はズバ抜けてカッコよかったです。
イズロイエとイズステージってほとんど変わらないのね。
なんとなく、イズステージの方がすごく高級なモデルと思ってた。
勉強になりました。
積水のイズシリーズは資産家しか買えないですよ。広い敷地じゃないとカッコつかないし