今回のブログ記事では、積水ハウスのセカンドブランド「積水ハウス ノイエ」が手掛ける注文住宅商品「パルタージュ」について詳しく解説していくぞい!
積水ハウス ノイエの「パルタージュ」について知りたければ、このブログ記事を読めば一発で解決じゃよ!
積水ハウス ノイエとは
さて!今回のブログ記事では「積水ハウス ノイエ」の注文住宅商品「パルタージュ」について詳しく解説していくぞい!
いやいや、自然に進めようとしているけどちょっと待って!
「積水ハウス ノイエ」ってそもそもなに?
あー、まずはそこからの説明が必要じゃな!
「積水ハウス ノイエ」とは積水ハウスのセカンドブランドを販売する新会社のことじゃ。積水ハウス ノイエは2019年9月に設立され2020年の2月から営業開始したばかりの新しい会社じゃよ。
へー!
積水ハウスのセカンドブランドですか!
じゃあ本家の積水ハウスの商品モデルよりも少し安いものを提供しているんですかね?
その通り!
積水ハウスの注文住宅商品はちょっと価格帯が高めだからね。
若い世代などに向けて「心地よくちょうどいい」をコンセプトにした木造住宅を提供しているハウスブランド。それが「積水ハウス ノイエ」じゃ。
積水ハウスは主力商品が鉄骨造住宅だったけど「積水ハウス ノイエ」の家は木造住宅なんだね!
そうじゃな。
積水ハウス ノイエは、積水ハウスグループの「積和建設」各社の新築木造住宅事業の人員を集約しているので、今のところは木造住宅専門のハウスブランドと考えてよいぞい。
ふむふむ。
積水ハウス ノイエは「積水ハウスの100%子会社」で、積水ハウスの商品よりもちょっと安い木造住宅を手掛けるセカンドブランドってことですね!
マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物です。誰もが絶対に失敗したくないと考えているはずなのに失敗・後悔した例は後を絶ちません。
それは「スペックの比較が足りない」からです!
マイホームに限らず、例えばTVやパソコンなどの家電製品を買う時でも「どのメーカーが性能が良いか?」「価格が安いか?」「保証が長いか?」必ず比較しますよね?
家電はこれまでに買う機会も多く、どの性能を重視すれば良いかなんとなくわかりますがマイホーム購入はほとんどの人が初体験。なにを重視すべきかわからず「モデルハウスに見学に行ったらすぐ気に入っちゃった」「なんとなく見た目で決めてしまった」というケースが非常に多いのです。
ハッキリ言ってマイホームは見た目だけでは性能まではわかりません。皆さん見た目でわからない性能面で失敗・後悔しているケースが非常に多いのです。
マイホームはこの先何十年と住むものです。
見た目のデザインももちろん大事ですがもっと大事なことを見落とさないでください。安全で快適なマイホームを建てるために大切なことは耐震性・断熱性・気密性・遮音性・耐久性・メンテナンス性・空気環境など、要するに「住宅性能」です。
そして性能を比較するために役立つのが無料でもらえる「住宅カタログ」です。少なくとも5社は無料カタログを見比べてください。
と、いうのも住宅性能については営業マンに口頭で質問するだけじゃ甘いからです。
ハウスメーカーの営業マンのことを悪く言うわけではありませんが、営業マンは住宅性能に関する質問にはだいたい「もちろん大丈夫ですよ!」と自信満々に答えます。これは住宅性能にたいして力を入れていないハウスメーカーの営業マンであっても、です。自信満々にこう言えるのは家が快適と感じるかどうかは「個人差があるから」です。引渡し後にクレームを言っても「個人的感覚までは責任を持てないですよ」と言われてはもうどうしようもありません。
だから「カタログスペックで比較することが大事」なんです。
公式カタログに記載されている情報に嘘はあり得ません。
それに複数社の住宅カタログを比較することで、あなた自身が建てたいスペックのマイホームが『だいたいいくらで建つのか?』という相場観も養われますし、理想のマイホーム像もしっかり固まってくるはずです。
そして複数の住宅カタログを比較し相見積もりを取ることは本命ハウスメーカーとの最終的な価格交渉の局面でも必ずあなたに有利になります。あいみつを取り「価格差があって迷っている」と伝えれば本命ハウスメーカーも、最後の最後で競合他社にお客様をとられてしまうくらいなら少しくらいの値引きに応じる、というケースは多いです。いずれにしても注文住宅のマイホーム計画において『複数社を比較した経験』は必ず役に立ちます。
無料の住宅カタログを比較することはマイホーム計画で絶対に欠かせない大切な「第一歩」。
大事なマイホーム計画で絶対に失敗しないために、ハウスメーカー選びは必ず「カタログスペック」で比較してください。
パルタージュとは
そして積水ハウス ノイエが手掛ける注文住宅商品が「パルタージュ」ってわけじゃ。
今のところ「積水ハウス ノイエ」はパルタージュシリーズのみを展開しているぞい。
積水ハウス ノイエの注文住宅がパルタージュなのね。
んで、パルタージュってのはどんなモデルなの?
うむ。パルタージュはフランス語の「分かち合う」という意味の言葉から付けられたネーミングで「共に働き、ともに楽しむ」そんな価値観を持った子育て世代のために「ちょうどいい暮らし」をコンセプトにした商品モデルなんじゃ。
ちょうどいい暮らし、ですか。
確かに、積水ハウスの商品は割と価格(坪単価)がお高めですし、若い子育て世代の方にはちょっと贅沢品なのかもしれないですね。
うむ。若者世代はこれから子育てなどでお金がかかるわけだし「住宅性能・デザインはそこそこでいいから価格の安いモデルが欲しい」という需要があるわけじゃ。
これまではローコスト住宅がこの需要を取り込んでいたのだが、積水ハウスもセカンドブランドの「ノイエ」で低価格帯の需要を狙いに来たってわけじゃな。
なるほどね。
低価格帯の商品でも「積水ハウスグループ」の家だと、なんか安心感もあるポン!
パルタージュの構造(工法)
さて、では積水ハウス ノイエの「パルタージュ」のついて具体的に解説していこう。まずはパルタージュの構造(工法)からじゃ。
パルタージュは木造住宅でしょ?木造軸組み工法なの?それとも2×4工法?
パルタージュは木造軸組み工法で建てているぞい。いわゆる「在来工法」じゃ。
最近、木造軸組み工法に2×4工法のようなパネルの耐力壁を使う工法も多いですけど、パルタージュはパネルは使っているんですか?
いや、パルタージュは耐力壁に普通の「筋交い」を使っているようで、パネルじゃないみたいじゃよ。ただし、接合部には接合金物を使っているけどね。
パネルを併用している木造軸組み工法の方が、地震には強い印象があるけど…
ノイエのパルタージュは地震に対しては安心なの?
パルタージュは木造軸組み工法じゃが、一応「耐震等級3」を標準仕様で取得しているので一定の安心感はあると思うぞい。また積水ハウスの家は「直下率」がしっかり考えられているらしいし。
直下率?
直下率とは、超簡単にいうと1階と2階の「柱」と「壁」の揃っている割合のこと。
「1階と2階の柱・壁が揃っている=直下率が良い」ということになり、直下率がよい建物は地震に対して強いといわれているのじゃ。
そうなんですね。じゃあ積水ハウス ノイエのパルタージュは木造軸組み工法の建物で耐震等級3。
加えて、直下率が考えられているから安心できそうってことですね。
パルタージュの外観
次、積水ハウス ノイエの「パルタージュ」の外観についてじゃ。
ズバリ、パルタージュはこんな感じの外観じゃな。
パルタージュは外観の重厚感・高級感は、本家積水ハウスのイズシリーズなどには劣るとはいえ、見た目は割と悪くないじゃろう。
そうだね、シンプルでおしゃれな感じがするポン!
モダンな家って感じですね。パルタージュは外壁にはなにを採用しているんですか?
パルタージュの外壁は「ガルバリウム鋼板」か「シーリングレスサイディング」が標準採用されているので、どちらか選べるようになっているぞい。
ガルバリウム鋼板は軽量でさびに強い素材で、劣化耐性も強いなかなか優秀な外壁じゃよ。
メンテナンス周期もそこそこ長く20年程度はメンテナンスフリーとなるケースもある。ま、メンテナンス周期などの詳しい内容は製品ごとに違いがあるので、最終的にはヒアリングすべきだけどね。
シーリングレスサイディングというのはどんなものですか?
素材としては一般的な窯業系サイディングだと思うが、目地のシーリング部分が露出しないようになっているタイプじゃな。シーリングレスサイディングなら、目地部分のメンテナンスが必要ないので25~30年程度メンテナンスフリーのケースもある。ま、こちらも最終的には直接ヒアリングすべきじゃな!
ちなみにパルタージュの屋根はガルバリウム鋼板・スレート屋根・陶器瓦屋根などから選べるようになっている。ただ陶器瓦屋根はちょっと金額が上乗せになるみたいだけど。
家づくりの初期段階では「家ってどんなデザインがあるのかな?」とわからないことだらけのはずです。自分の好みのデザインを知るためにも「住宅カタログを比較すること」から始めましょう!
住宅カタログを比較すれば、デザインだけでなく住宅性能やメンテナンス性など、各社が「家のどの部分に力を入れているか?」もわかります。住宅カタログの比較は「家づくりの基本」!まずはここから始めましょう!
パルタージュの価格(坪単価)
で、ところで積水ハウス ノイエの「パルタージュ」は低価格だっていうけど、ズバリ坪単価はいくらくらいなの?
パルタージュの価格帯(坪単価)はだいたい以下の通りじゃな。
積水ハウス ノイエの商品 | 特徴 | 坪単価 |
---|---|---|
パルタージュ | 総2階建モデル | 55~65万円 |
パルタージュ テラス | 平屋タイプ | 55~65万円 |
パルタージュ 寄棟モデル | 寄棟屋根モデル | 60~70万円 |
パルタージュの坪単価はだいたい55~70万円前後ってことですかね。
う~ん。低価格帯と言ってもちょっと高い気がするポン。
まぁ本家の積水ハウスになると「坪単価70~90万円」前後がボリュームゾーンになるからね。
それに比べれば積水ハウス ノイエの「パルタージュ」はかなりリーズナブルな価格帯になっていると思うぞい。
注文住宅を建てるなら、まず「自分の求めるマイホームの適正相場価格を知ること」が大切です。
注文住宅は「オーダーメイド」の住まいですから「定価という概念がない」と心得てください。
例えばハウスメーカー1社だけを見学して「2500万円」の見積もりが出るとします。
でも1社の見積もりだけでは「その価格が本当に適正なのか?」わかりませんよね?もしかすると、他社では同条件の家が2000万円で建てられる可能性もあります。注文住宅は同じような見た目や性能でも施工会社が違えば300万円、400万円、500万円の価格差は当たり前、時には1000万円以上の価格差があることだってあります。
マイホームはもともとの価格帯が大きいので感覚が麻痺してしまいがちですが、100万円単位の価格差は大金です。100万円も価格が違えば「住宅ローン1年分以上に相当」することも。それが500万円も価格が違えばどうでしょうか?
マイホームの適正相場価格を把握せず営業マンに言われるがままに契約し大後悔している事例は数えきれません。マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物。失敗するリスクは最大限抑えてください。
逆に言えば、複数社で比較し自分の条件のマイホーム適正相場価格を知るだけで「価格差で泣くリスク」を大幅に減らせるのですから「比較しない理由はない」です。
マイホームの適正価格を知るためにまずやるべきは「住宅カタログの一括比較」です。マイホーム計画を検討している方は以下のリンクから「まずは複数社を比較すること」から始めてください。
もちろん無料ですし東証1部上場企業が運営するライフルホームズなら悪質な施工業者が紛れ込む心配はまずありません。
マイホームの適正価格を知るにはザックリ予算を指定して一括比較がオススメ!
パルタージュのメリット(良いところ)
それでは「パルタージュ」の構造、外観、価格帯についてザックリ解説したところで、次は具体的なメリット(長所)、デメリット(短所)について解説していくぞい。
まずはパルタージュのメリット(長所)からじゃ。
- パルタージュのメリット(良いところ)
- 積水ハウスブランドの家を低価格で建てられる
- 地震に強い(耐震等級3)
- 長期優良住宅に対応
- 構造躯体の初期保証20年(防水保証は10年)
それでは順番に解説をお願いします!
積水ハウスブランドの家を低価格で建てられる
積水ハウス ノイエの「パルタージュ」は積水ハウスグループがあらたな顧客層の拡大を狙って、子育て世代をターゲットにした低価格商品じゃな。
つまり、積水ハウスグループの安心感をもつ低価格でなおかつ自由設計の注文住宅という点が魅力の一つじゃな。
たしかに積水ハウスブランドの低価格商品というのは魅力的な点ですね!
でも、積水ハウス ノイエの「パルタージュ」は「坪単価55~70万円」くらいなんでしょ?
はっきり言ってそこまで安いわけではないポン。
まぁまぁ、それでも本家「積水ハウス」の注文住宅と比べたらかなり安い方だからね。
地震に強い(耐震等級3)
積水ハウス ノイエのパルタージュは地震に強いのも長所(メリット)の一つと言えるじゃろう。
パルタージュは標準仕様で耐震等級3だポン!
うむ。積水ハウスは本家も、耐震性など家の安全性能に力を入れているハウスメーカーじゃ。積水ハウス ノイエも安全性能には力を入れていると言えるじゃろう。
長期優良住宅に対応
パルタージュは、住宅性能もまぁそこそこのものじゃよ。
一応、標準仕様で「長期優良住宅に対応可能」となっている。この点もメリット(長所)と言えるじゃろう。
長期優良住宅ということは「耐震性」「省エネ性」「劣化対策」「維持管理のしやすさ」などが一定以上の水準をクリアしているってことですよね!
そうじゃな!
長期優良住宅は、ひとことでいえば「快適に長く住めてなおかつリフォームしやすいと行政にお墨付きをもらった家」ということじゃな。
ただし注意しないといけないのは「あくまで長期有料住宅対応可能」であって、実際に行政に長期優良住宅の認定を受けるかどうかは施主の判断になるぞい。
ちなみに「長期優良住宅」については、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
構造躯体の初期保証20年(防水保証は10年)
積水ハウス ノイエの「パルタージュ」は構造躯体に関しては初期保証20年が付いているぞい。
初期保証20年ですか。
ローコスト住宅は初期保証10年のところも多いですし、ちょっと長いですね!
うむ。ただ、20年の初期保証が付くのは構造躯体部分で、防水面の保証は10年だけどね。
ただ、防水面の保証も10年時に有償メンテナンスを受けることで、20年まで保証が延長することができるぞい。
よくあるローコスト住宅の保証より、ちょっとだけ厚遇されている感じだポン。
でもたしか、本家の積水ハウスの注文住宅商品は初期保証30年ですよね。それに比べるとちょっと短いですね。
さすがに本家の積水ハウスと比べると初期保証は短いけど、価格(坪単価)も安いからね。
本家の積水ハウスと比べるのはちょっと酷じゃな。
パルタージュのデメリット(悪いところ)
次は、積水ハウス ノイエの「パルタージュ」のデメリット(短所)をピックアップじゃ。
- パルタージュのデメリット(悪いところ)
- 気密性(C値)が不透明
- 断熱性(UA値)が不透明(推測UA値:0.87以下)
- 重厚感・高級感が乏しい
デメリットも順番に解説していくポン!
気密性(C値)が不透明
積水ハウス ノイエの「パルタージュ」は気密性を表すC値は公表していない。この点はパルタージュの短所と言えるじゃろう。
気密性を表すC値は大事な指標だし公開してほしいですよね。
ま、本家の積水ハウスですらC値を公開していないからね。パルタージュがC値非公表でもまぁそこまで不思議ではないけど。
非公表ということは、やっぱり自信がないのかな?
うむ。前々から言っている通り、ハウスメーカーにとって「売りになる部分」は積極的にアピールしていくもの。C値非公表ということは「自信がないから」と考えておいていいと思うぞい。
断熱性(UA値)が不透明(推測UA値:0.87以下)
パルタージュは断熱性の数値「UA値」は公開しているの?
いや、パルタージュは「UA値」も特に公開しているわけではないぞい。ただし、一応UA値に関してはザックリとした推測値は出せるぞい。
パルタージュはおそらく「UA値:0.87以下」じゃな。
なんでわかるんや?
パルタージュは標準仕様で「断熱等性能等級4」を取得しているからね。つまり、断熱等性能等級4におけるUA値の基準である「0.87」はクリアしているはずじゃ。
なるほど。UA値0.87だとしたら、数値的に断熱性能は優秀なんですか?
取り立てて優秀というわけでもないし、そこまで悪いわけでもない。
まぁ普通ってところじゃな!
ふーん。ところで、パルタージュは断熱材にはなにを使っているの?
パルタージュは、外壁部分の断熱材に「高性能グラスウール(16K)」を使っているようじゃが、厚みは調査中じゃな。ちなみに天井・床下の断熱材も調査中じゃ。
ま、とりあえずパルタージュに関して「UA値0.87(推測値)」で、断熱性能に関しては「普通」と考えておけばいいじゃろう。
OK!
パルタージュの断熱性能は「普通」だポン!
せっかくマイホームを建てるなら、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境が理想ですよね。
マイホームの温熱環境で後悔したくないなら、必ず「UA値」という数値をカタログスペックで比較してください。UA値は「住宅の断熱性能を客観的に示す数値」で、値が低いほど優秀と考えてください。
UA値は間取りプランごとに異なるため、カタログに載っている数値はあくまで目安です。ですが目安を掲載するかどうかがハウスメーカーの「断熱に対する自信の差」。現に断熱性に自信があるハウスメーカーはほぼ必ず「UA値」の目安を載せています。
もしカタログにUA値の目安が掲載されていなければ「断熱に自信なし」と考えていいです。断熱性は各ハウスメーカーの実力差が顕著に表れるポイントです。断熱性で戦っても競合他社に勝てないメーカーは「あえてUA値を載せていない」というケースが多いのです。
住宅性能のなかでも断熱性は「特に日常的に実感する性能」です。断熱で後悔している人が多いということは、裏をかえせば断熱性が高い住まいは驚くほど快適ということでもあります。
カタログスペックの「UA値」で比較しておけばマイホームの温熱環境の失敗はまずありません。せっかくの注文住宅、温熱環境で後悔しないために「UA値」は必ず最新のカタログで比較しましょう!
重厚感・高級感が乏しい
パルタージュはおしゃれでモダンな外観とはいえ、サイディング外壁やガルバリウム外壁を標準仕様にしているので、タイル外壁やコンクリート外壁の家に比べると重厚感・高級感という面では劣るといえるじゃろう。
ま、そういうデザイン性とか高級感の面を削った低価格版商品だから仕方ないといえば仕方ないポン。
やはり本家の積水ハウスの注文住宅に比べると、重厚感・高級感という面では敵わないんですね。
積水ハウス ノイエの「パルタージュ」はどういう人にオススメか?
じゃあ、最後に「積水ハウス ノイエのパルタージュはどういう人にオススメなのか?」を教えてください!
うむ。
積水ハウス ノイエの「パルタージュ」は、積水ハウスグループのセカンドハウスブランド。これまでよりも低価格路線の商品で、若い子育て世代をターゲットにした「住宅性能・デザイン性・価格がちょうどいい家」がコンセプトになっている。
パルタージュの一番の魅力は「本家積水ハウスより低価格で自由設計の注文住宅を建てられる」という点じゃろう。保証も本家には劣るものの、構造躯体の初期保証は20年付いているし、ローコスト住宅と比べると優秀な方じゃ。
また、積水ハウスグループの家は耐震性など「家の安全性」には力を入れている。パルタージュも、低価格路線のモデルとはいえ、家の安全性能は悪くない。「積水ハウスブランドの安心感」と「性能・デザイン・価格のちょうどよさ」に魅力を感じるならオススメじゃな。
ただしパルタージュの「ちょうど良い家」というコンセプトは逆にいえば「中途半端」とも言い換えられる。価格もローコスト住宅ほど安くはないし、気密性・断熱性などの住宅性能も不透明だし、デザインはモダンでおしゃれでも高級感には乏しい。
パルタージュに「ちょうど良さ」よりも「中途半端さ」を感じてしまうなら、あまりオススメできないかな。
住友林業
セキスイハイム
ダイワハウス
へーベルハウス
三井ホーム
三菱地所ホーム
パナソニックホームズ
スウェーデンハウス
積水ハウスより少し価格帯が安いハウスメーカー
一条工務店
トヨタホーム
住友不動産
タマホーム
積水ハウスは鉄骨造ならではの自由度の高い間取り設計や高級感のある内外装が人気のハウスメーカーです。もちろん耐震性をはじめ住宅性能も平均以上で、業界最高レベルの長期保証も魅力。非常に総合力の高いハウスメーカーと言えます。
積水ハウスを候補をにしている方は、同じく鉄骨造の競合メーカー「へーベルハウス」「ダイワハウス」「セキスイハイム」や、価格帯や高級感のある見た目など共通点の多い「住友林業」などをよく比較しています。
また、積水ハウスよりも若干安い価格帯のハウスメーカーとも比較すると良いと思います。特に積水ハウスノイエは積水ハウス本家よりも価格を抑えたモデルなので、競合としてふさわしいでしょう。
競合ハウスメーカーと見比べることで「今までとは別の大事なポイント」が新たにわかることもあります。積水ハウスを候補にしている方は、少なくとも上記のハウスメーカーと比較しておいてください。
今回の記事をまとめると
- パルタージュのメリット(良いところ)
- 積水ハウスブランドの家を低価格で建てられる
- 地震に強い(耐震等級3)
- 長期優良住宅に対応
- 構造躯体の初期保証20年(防水保証は10年)
- パルタージュのデメリット(悪いところ)
- 気密性(C値)が不透明
- 断熱性(UA値)が不透明(推測UA値:0.87以下)
- 重厚感・高級感が乏しい
コメント
積水ハウスの廉価版ね。最近ローコスト住宅が流行ってるから、積水ハウスも廉価ブランドを出してきたのか。積水だから安全性は高いようですが、高級感はけっこう違いがありそうですね。これならミドルコストメーカーのハイグレードモデルで注文住宅を建てた方がデザイン面では満足できそうな気がします。保証とかを考えると積水ハウスブランドで建てる需要もあるのかもしれませんが。
積水ハウスといえば鉄骨工法だけどノイエは木造在来なんだ。鉄骨だと低価格路線は難しいのかもですね。名の無い工務店でたてたり超ローコスト系メーカーで建てるより安心できるとはいえ価格はそこまで安くはないし難しいところですね。
積水ハウスの低価格版ですね。坪単価100万のイズシリーズでイチから土地買って注文住宅建てるなんて普通のサラリーマン家庭にはとても無理なので。都内ならなおさらですよね。資産家か親から土地を譲りうけた人しか買えない。だからノイエみたいなブランドがでてきてるわけです。まぁ積水なので最低限の性能はありますが、ネームバリューがあるぶんコスパで比べると割高感はありますね。
積水ハウスらしさを感じない。これなら別に積水にこだわる必要はないのでは?