今回のブログ記事ではセキスイハイムの全館空調システム「快適エアリー T-SAS(ティーサス)」について解説していくぞい!
セキスイハイムの全館空調システム「快適エアリー」について詳しく知りたい方はこのページを見れば一発で解決じゃよ!
全館空調システム「快適エアリー T-SAS(ティーサス)」とは
さて、今回の記事ではセキスイハイムの全館空調システム「快適エアリー T-SAS(ティーサス)」について詳しく特集していくぞい!
今回はセキスイハイムの全館空調システムについての記事ですね!
快適エアリーって有名ですよね!
うむ。快適エアリーはセキスイハイムの人気設備じゃ!
セキスイハイムといえば「あったかハイム」というキャッチコピーが有名じゃが、セキスイハイムの家があったかハイムと言われる所以こそ「快適エアリー」なんじゃよ!
ふむふむ!たしかに「あったかハイム」って聞いたことあるポン!
快適エアリーで常に家のなか全部を一定の温度にしているからあったかハイムなんだね!
ま、ザックリいえばそういうことじゃな!
ところでさ、さっきから快適エアリーに「T-SAS(ティーサス)」って付いてるけど…
T-SASってなんなの?
よくぞ聞いてくれました。
たしかに従来までのセキスイハイムの全館空調システムは「快適エアリー」だったのじゃが、2021年6月に快適エアリーの新たな進化バージョンが発表されたのじゃ。
「快適エアリー T-SAS(ティーサス)」は新しい快適エアリーなんじゃよ!
おぉ!新商品なんですね!
従来の快適エアリーとは、どんな部分が違うんですか?
うむ。
「快適エアリーT-SAS」は、従来の快適エアリーに「抗ウイルス剤を使用した空調フィルター」を加えた抗ウイルス性能に特化した全館空調システムなんじゃよ!
快適エアリー T-SASとは
まず快適エアリーとは、2009年より発売しているセキスイハイムのオリジナル全館空調システムのことです。セキスイハイムといえば「あったかハイム」のキャッチコピーが有名ですが、あったかハイムを下支えする設備が快適エアリーです。
そして「快適エアリーT-SAS」は快適エアリーをベースに新たに「抗ウイルス性能」をプラスした新しい全館空調システムです。
T-SASとは、空調・換気・粉塵浄化の3つの機能の相乗効果をあらわす「トリプル・シナジー・エア・システム(Triple Synergy Air System)」の略。
もともと従来の快適エアリーにも空調・換気・粉塵浄化の3つの機能は付いていましたが、快適エアリーT-SAS(ティーサス)」では、新たに抗ウイルス加工材「ウィルテイカー」を用いた抗ウイルス対応意フィルターを空調フィルターとして採用しています。
このフィルターを室内に設けた空調システムの吸い込み口に設置し、空調により室内空気が循環する過程でフィルターに付着したウイルスの活動を抑制し、また、人の飛沫やモノに付着して室内に持ち込まれたウイルスの拡散抑制に期待できます。
なるほど、長引く新型コロナウイルス感染拡大で少しでも安心できるように抗ウイルス性能に特化した空気清浄機能がパワーアップしたってことですね。
うむそういうことじゃ。
ただしセキスイハイムは「新型コロナウイルスに効果がある」とは言ってはいないけどね。
そうなんだ…
なんか言えない事情がありそうだね。
快適エアリー T-SASのオプション価格は?
ところで「快適エアリーT-SAS」はセキスイハイムのオプションなの?
うむ。快適エアリーT-SASは、オプションの位置付けとなるぞい。
価格は家の広さにもよるが、ザックリと以下の通りじゃ。
快適エアリー T-SAS(ティーサス) | オプション価格の目安 |
---|---|
1階 | 70~80万円前後 |
2階 | 40~60万円前後 |
3階 | 40~60万円前後 |
※30~35坪程度の2階建ての家に1階・2階に付ける場合
30~35坪程度の一般的な広さの家で、1階・2階ともに快適エアリーを搭載する場合で、ザックリ「110~140万円」程度のオプション料金じゃな!
やっぱり全館空調システムはオプション価格、それなりに高いですね。
快適エアリーを1階・2階を両方付ける場合って言ってたけど、快適エアリーってフロアごとに付けるものなの?
うむ。快適エアリーはフロアごとに付けるシステムとなっている。
なので1階のみ快適エアリー搭載で、2階はルームエアコンという仕様の家も可能じゃよ。
ただし、快適エアリーは1階が親機みたいな扱いになるため、2階のみ・3階のみに搭載することはできないのじゃ。
なるほど。快適エアリーは1階に付けることが基本で、2階・3階はそれに付随して付けられるってことですね。
その通りじゃな。
そういえば従来の「快適エアリー」と「快適エアリーT-SAS」は価格はどれくらい違うの?
価格は同じじゃよ!
従来の快適エアリーと、新型の「快適エアリーT-SAS」では価格的には変わらないのじゃ。
へー、それじゃみんな快適エアリーT-SASを選ぶんじゃない?
抗ウイルス性能がパワーアップしてるんだから。
というか、2021年6月(7月?)以降は、全ての快適エアリーが「快適エアリーT-SAS」仕様になるので、従来の快適エアリーはもうなくなったと考えていいぞい。
そうなんですね!
選択できるわけではなく、もう快適エアリーといえば全部「快適エアリーT-SAS」になったのかー!同じ価格でパワーアップしてくれたならうれしいですね!
注文住宅を建てるなら、まず「自分の求めるマイホームの適正相場価格を知ること」が大切です。
注文住宅は「オーダーメイド」の住まいですから「定価という概念がない」と心得てください。
例えばハウスメーカー1社だけを見学して「2500万円」の見積もりが出るとします。
でも1社の見積もりだけでは「その価格が本当に適正なのか?」わかりませんよね?もしかすると、他社では同条件の家が2000万円で建てられる可能性もあります。注文住宅は同じような見た目や性能でも施工会社が違えば300万円、400万円、500万円の価格差は当たり前、時には1000万円以上の価格差があることだってあります。
マイホームはもともとの価格帯が大きいので感覚が麻痺してしまいがちですが、100万円単位の価格差は大金です。100万円も価格が違えば「住宅ローン1年分以上に相当」することも。それが500万円も価格が違えばどうでしょうか?
マイホームの適正相場価格を把握せず営業マンに言われるがままに契約し大後悔している事例は数えきれません。マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物。失敗するリスクは最大限抑えてください。
逆に言えば、複数社で比較し自分の条件のマイホーム適正相場価格を知るだけで「価格差で泣くリスク」を大幅に減らせるのですから「比較しない理由はない」です。
マイホームの適正価格を知るためにまずやるべきは「住宅カタログの一括比較」です。マイホーム計画を検討している方は以下のリンクから「まずは複数社を比較すること」から始めてください。
もちろん無料ですし東証1部上場企業が運営するライフルホームズなら悪質な施工業者が紛れ込む心配はまずありません。
マイホームの適正価格を知るにはザックリ予算を指定して一括比較がオススメ!
快適エアリー T-SASの機能
それでは快適エアリーT-SASの機能面についてもう少し詳しく解説していこう。
そもそも快適エアリーT-SASは「熱交換第一種換気システム」と「冷暖房除湿ユニット」で構成される全館空調システム。イメージとしては以下のような感じじゃな。
このように熱交換第一種換気システムと冷暖房除湿ユニットに粉塵浄化・換気フィルター・空調フィルターが搭載されていて、キレイな空気で室内全てが空調されるシステムじゃ。
冷暖房機能、除湿機能、熱交換機能などいろいろな機能がありそうですね!
うむ。快適エアリーT-SASの主な機能は以下の通りじゃ。
- 快適エアリーの主な機能
- 全館冷暖房
- 全館除湿
- 熱交換換気
- 空気清浄機能(抗ウイルス対応フィルター採用)
- ウォームファクトリー機能
では順番に解説をお願いします!
全館冷暖房
快適エアリーは全館空調システムなので当然「全館冷暖房機能」が付いているぞい。ま、メインの機能じゃな!
全館空調システムだから基本的に夏・冬シーズンは付けっぱなしなんですよね。
うむ。快適エアリーも他社の全館空調システムと同様、基本的にシーズン中は付けっぱなしで使用するぞい。だから24時間室内を一定の温熱環境に維持することができるのじゃ。
全館空調システム「快適エアリーT-SAS」を導入すれば、一年中快適な室温で暮らせるぞい。
常に一定の室温環境って快適そうだポン!
うむ。しかも快適エアリーは、床下に吹き出し口と吸い込み口があって吹き出し口と吸い込み口を離して設置できるので、一般的なルームエアコンよりも涼しい空気・暖かい空気がしっかり循環する。だから家のなかどこにいても快適な温度が実現できるのじゃ。
快適エアリーは室内の空気のムラを抑えられるんですね!
ウォームファクトリー機能
快適エアリーは暖房時には床面の吹き出し口からでてくる暖気にプラスして「床下からじんわり伝わる暖かさ」もある。この2つの暖かさが室内全体に広がるので家の中の温度ムラが少なくなるのじゃよ。
へー、吹き出し口から出てくる暖気はエアコンの暖気だろうけど「床下からじんわり伝わる暖かさ」ってなんなの?
それが「ウォームファクトリー」と呼ばれる機能じゃな。
セキスイハイムでは「床暖房でもエアコンでもない足元からゆるやかな暖かさ」と説明しているぞい。
床暖房でもエアコンでもない?!
じゃあなんなんですか?
ウォームファクトリーとは「温水式輻射暖房」のこと。具体的には床下空間に「放熱器」が設置されていて、このふく射熱がじんわりと暖めてくれるのじゃよ。
エアコン暖房は足元が暖まりにくく、床暖房は足の裏だけが暖かくなりがちだが、ふく射熱式の暖房なら、床下から1階全体をじんわりと暖めてくれる効果があるぞい。
なるほど、快適エアリーは冬の暖房時も快適そうだね!
うむ。だが、ウォームファクトリー機能は実は標準仕様では1階のみ。
いちおう、暖かい空気は上に行く性質があるので2階も多少は暖められるが、しっかり2階にも輻射熱を届けたいなら「階上放熱器」を付けることができるぞい。
オプションで階上放熱器を付ければ、家の中全体的にふく射熱で暖めることができるんですね!
全館除湿
快適エアリーには、全館除湿機能も付いているぞい。
一般的な除湿機の除湿能力は1日でおよそ10Lといわれているが、快適エアリーは1日で最大およそ「40L」も除湿することができるのじゃ!
すごい除湿能力ですね!
しかも全館除湿なので、もちろん部屋だけでなく廊下や洗面所や玄関などのムシムシした空気も除湿してくれるぞい。
熱交換換気
先に説明した通り、快適エアリーT-SASは冷暖房・除湿ユニットと「第一種熱交換換気システム」が合わさった全館空調システム。
つまり、熱交換換気機能も備わっているぞい!
空調効率をアップさせる換気システムだポン!
その通り。
熱交換換気システムは換気をする際に「屋外に排出する空気」と「室内に取り入れる空気」の間で熱交換を行うことで、夏は暑い外気を冷やしてから取り入れるし、冬は冷たい外気を暖めてから取り入れる。
つまり、外気温の影響を受けにくいというわけじゃ。
たしか、熱交換換気システムは「熱交換率」が重要でしたね。
快適エアリー T-SASの熱交換率はどれくらいなんですか?
快適エアリー T-SASの熱交換率はおよそ「85%」じゃな。
例えば、一条工務店の「ロスガード90」は最大熱交換率90%なので、比べると若干だが性能は低いと言える。
まぁとはいえ、85%の熱交換機能が付いていれば十分に空調効率は高いと思うけどね。
空気清浄機能(抗ウイルス対応フィルター採用)
快適エアリーT-SASは、空気清浄機能も付いているぞい。
室内に取り入れる空気は「プレフィルター」「HEPAフィルター」「NO2フィルター」の3層のフィルターで浄化する。
プレフィルター :0.5mm以上のごみを除去
HEPAフィルター:花粉や0.3μm以上の微粒子を99.97%補修
NO2フィルター :排気ガスなどのNO2(二酸化窒素)を80%以上除去
この3層フィルターで、花粉やPM2.5、黄砂、タバコの煙などの大部分をブロックしてくれるぞい。
3層フィルターやるじゃん!
そしてさらに従来の快適エアリーから、パワーアップした「快適エアリーT-SAS」には、抗ウイルス対応フィルターがプラスされているぞい。
このように空調フィルターに抗ウイルスフィルターが付いていることによって、室内を循環する過程で、人や物に付着して室内にもちこまれたウイルスの活動を抑制する効果に期待できるってわけじゃな。
なるほど、換気の際に取り込むウイルスだけじゃなく人によって持ち込まれたウイルスも空気循環の際に弱らせる効果に期待出来るんですね。
なんか「効果に期待できる」って弱い表現だポン。
まぁウイルスに対する効果は「期待できる」くらいのことしか言えないんじゃろうな。
ところで、快適エアリーT-SASって、結局は新型コロナウイルスの感染拡大によって付けられた新機能なんだよね?
そういうことだと思うぞい。
じゃあ、新型コロナウイルスにも効果が期待できるの?
そこはみんな気になる部分だと思うが、セキスイハイムは「新型コロナに対して効果が期待できる」とは言っていない。
むしろ、フィルターに付着したウイルスに対する抑制機能については「全てのウイルスに効果があるわけではない」と説明している。
新型コロナに効果があるかは、おそらく証明されていないのじゃろう。
そうなんだ…。
新型コロナウイルスに対しての効果は証明できていないが、全般的なウイルスに対しては活動抑制の効果に期待できるからもしかしたら…という感じじゃな。
その他ウイルスに効果が期待できるだけでも十分優秀と言えるじゃろう。
快適エアリー T-SASの電気代は高い?安い?
快適エアリー T-SASって電気代はどうなの?高いの安いの?
全館空調システムはシーズン中は付けっぱなしが基本だからね。
やはり光熱費のランニングコストも気になるところじゃな。
一応、セキスイハイムの公式HPでは以下のようにヒーター式床暖房と比べると年間空調光熱費が「94000円もお得!」とシミュレーションを出しているぞい。
※セキスイハイムのモデルプラン(約140m2、UA値=0.54W/m2K)における温熱環境・消費エネルギーシミュレーション結果
冷暖房の使用は快適エアリーの方は「1階、2階各室を快適エアリーによる暖冷房」で、床暖房の方は「1階は全フロア床暖房による暖房で冷房は壁掛けエアコン、2階は各室の壁掛けエアコンの冷暖房という条件のシミュレーションじゃな。
へー、それで年間光熱費が94000円もお得ってすごいですね!
うむ。普通にルームエアコンと、床暖房による空調と比べると電気代は安く抑えられると考えて良いじゃろう。
ただし上記はあくまでシミュレーション結果であって、実際の電気代はお住まいのエリアや家の広さ、外気温、運転スケジュールによっても異なる。
快適エアリーT-SASを検討しているなら、電気代については直接ヒアリングすることが必要じゃよ!
OK!電気代については直接ヒアリングだポン!
快適エアリー T-SASのメンテナンス
快適エアリーT-SASってメンテナンスは必要なんですか?
それもみんなが気になるポイントじゃな!
快適エアリーの日常的なフィルターメンテナンスは、2~3カ月に1度「プレフィルター」に掃除機をかける程度じゃよ。
3層フィルターの一番室外側にいるやつのことだね。
うむ。でHEPAフィルター、NO2フィルターは性能を確保するために5年に1度の交換が必要じゃ。交換費用は有償じゃが、金額的には「数千円程度」とのことじゃ。
5年に一度、数千円なら安いかもですね。
ちなみに、セキスイハイムは保証・アフターメンテナンスも非常に充実しているハウスメーカー。
セキスイハイムの家なら60年無料点検が付いているので、快適エアリーT-SASも60年間は無料で点検してくれて、フィルター交換も必要な時期に教えてくれるそうじゃ。
おー!60年無料点検が付いてるんだ!
それなら安心だポン!
快適エアリー T-SASのメリット
快適エアリー T-SASの概要についてザックリ解説したところで次は具体的なメリット・デメリットについてまとめていこう!
まずは快適エアリー T-SASのメリットからじゃ。
- 快適エアリー T-SASのメリット
- 家の中全体が24時間一定の温度に保たれる
- ヒートショックのリスクが軽減する
- ウイルスの活動抑制に期待できる空気清浄機能
- ウォームファクトリーで足元がぽかぽか
- 大空間・吹き抜けなどの開放的な間取りでも快適な温熱環境を実現
- 部屋の見た目がスッキリする
- 各部屋ごとに温度調節が可能
- 60年間の無料点検がつく
- 設備保証10年がつく
では順番に解説いってみよーポン!
家の中全体が24時間一定の温度に保たれる
快適エアリーのメリットは、家の中全体が24時間ほとんど一定の温度に保たれる点。全館空調システム全般にいえる大きなメリットじゃな!
家のなかが常に一定の温度で満たされるのは快適そうだポン!
ヒートショックのリスクが軽減する
家のなかが一定の温度で満たされると、快適な住み心地であることはもちろん「ヒートショック」のリスクも低減されるぞい。
急激な温度差により血圧や脈拍が大きく変動すること。失神や心筋梗塞、脳梗塞を引き起こすこともあり非常に危険。
ヒートショックはお年寄りの方がなりやすいんですよね。
命にかかわることもあるので、リスクが軽減されるのは安心です。
うむ。ご家族に高齢者の方がいる場合は全館空調システム「快適エアリー」はリスク回避になる設備と言えるじゃろう。
ウイルスの活動抑制に期待できる空気清浄機能
従来の快適エアリーから進化した「快適エアリーT-SAS」は、抗ウイルス対応フィルターが付いていることにより、ウイルスの活動を抑制する効果に期待できる。これもメリットの一つじゃな。
新型コロナウイルスに対する効果は不明だけど、ウイルス全般に効果があるかもってことですよね。
そう。「新型コロナに効果がある!」とは言えないけど、普通に花粉やPM2.5とか黄砂とかのは取り入れないようになっているし、キレイな空気を循環させてくれる点はメリットじゃよ!
ウォームファクトリーで足元がぽかぽか
それと快適エアリーT-SASは、冬の暖房時はエアコンの暖気だけでなく、床下の放熱器によって「ふく射熱」でじわじわと暖めるウォームファクトリー機能が付いている点もメリットじゃ。
ルームエアコンだけだと足元が寒い場合が多いですけど、快適エアリーなら足元もポカポカですね!
大空間・吹き抜けなどの開放的な間取りでも快適な温熱環境を実現
これは快適エアリーというか全館空調システム全般に言えるメリットだが、全館を一体で空調するシステムは大空間や吹き抜けなど開放的な間取りでも常に快適な温熱環境を実現できるぞい。
全館空調システムは、シーズン中は常に付けっぱなしですもんね!
うむ。ルームエアコンはできるだけ部屋が小分けになっている方が空調効率が良いが、全館空調システムは家の中全体をまんべんなく空調するので、大空間・吹き抜けとも相性が良いのじゃ。
部屋の見た目がスッキリする
快適エアリーは、室内がスッキリするのもメリットの一つじゃ。
なんで快適エアリーだと室内がスッキリするの?
快適エアリーは1階部分は床下空間に本体が設置されていて、2階部分は収納の内部に半畳くらいのスペースに設置する。
ルームエアコンのように存在感のある室内機がみえずに、床に吹き出す口があるだけなので、見た目がスッキリするのじゃ。
ふーん。
ルームエアコンがあっても別にスッキリしてないとは思わないけどなあ。
まぁ今よりもっと全館空調が普及すれば、ルームエアコンがある家の方が違和感があると言われるようになるかもね。
各部屋ごとに温度調節が可能
快適エアリーは、各部屋ごとにオンオフ・温度調整が可能。これもメリットの一つじゃ。
いや、各部屋ごとにオンオフ・温度調整ができるのは普通じゃないの?
全館空調システムは、家の中すべてを一定の温度に維持するシステムなので、実は部屋ごとにオンオフ切り替え・温度調整ができないものもあるんじゃよ。快適エアリーは各部屋ごとに温度調整機能がついているから、その点は安心じゃ。
60年間の無料点検がつく
セキスイハイムはさすが大手ハウスメーカー。アフターサービスも超優秀じゃ。
セキスイハイムの家は、60年無料点検が付いてくるので、快適エアリーも60年間無料で点検してくれるぞい。
これは嬉しいポイントだポン!
フィルター交換の時期なども教えてくれるし、その他交換が必要なパーツなどもその都度教えてくれるのは大きなメリットじゃな。
設備保証10年がつく
60年間の無料点検が付くのはいいけど、保証とかは付くのかな?
うむ。セキスイハイムの設備保証は10年じゃ。
なので10年保証が付いていると考えていいぞい。
10年保証って長いんですか?
設備保証10年は長い方じゃよ。
他社だと設備保証は付いていたとしても2年~5年が多いからね。
ちなみにセキスイハイムは構造躯体の初期保証も30年と業界屈指。保証・アフターサービス面ではセキスイハイムはかなり優秀と言って良いじゃろう。
快適エアリー T-SASのデメリット
次は快適エアリー T-SASのデメリットについてじゃ。
- 快適エアリー T-SASのデメリット
- オプション料金がかかる
- 加湿機能がない
- 快適エアリーは木造商品には採用できない
- 万が一故障した場合は家の中全体が暑い・寒い
じゃあ、デメリットも順番に解説をお願いします!
オプション料金がかかる
快適エアリー T-SASのデメリットはやはり初期コストがかかる点じゃろう。
快適エアリーT-SASのオプション料金は30~35坪の一般的な2階建ての家で、1階部分が70~80万円、2階部分が40~60万円くらいじゃ。
全館空調システムはやっぱりそれなりに初期コストはかかりますね。
まぁその分、24時間快適な温熱環境を実現できるわけだからね。
加湿機能がない
それと、実は快適エアリー T-SASは加湿機能が付いていないのじゃ。
この点もデメリットといえばデメリットといえるかもしれない。
確かに!機能の説明のところに加湿機能はなかったね。
うむ。実は昔は快適エアリーは加湿機能をオプションで付けられたのじゃが、今はオプションでも加湿機能を付けることはできないのじゃ。
そうなんですか。
まぁ全館空調システムは全般的に加湿機能がついていても、だいたい「加湿機能が弱い」という弱点がある。だから、快適エアリーはあえて加湿機能はつけていないのかもしれないね。
でも加湿機能は、普通に部屋に加湿器を置けばいいもんね。
うむ。他社の全館空調システムもほとんどが加湿機能は申し訳程度の性能なので、どっちにしろ加湿器は置くケースが多い。
なので、この点はそれほど気にしなくてもいいデメリットと言えると思うぞい。
快適エアリーは木造商品には採用できない
それと、快適エアリー T-SASは実は鉄骨造専門の設備。
セキスイハイムは鉄骨造モデルが主力だが、一部木造モデルも販売しているが、木造モデルには快適エアリーは付けられないのじゃ。
そうなんだ?!
じゃあ、セキスイハイムの木造モデルには全館空調システムは付けられないの?
木造モデルには快適エアリーは付けられないが、別に「空気工房」という全館換気システムが別にオプションで用意されている。空気工房は全館換気システムだが「空気工房プラス」という上位バージョンは空調システムもついているぞい。
セキスイハイムの木造モデルで全館空調システムを付けたいなら「空気工房」か「空気工房プラス」の採用を検討することになるぞい。
万が一故障した場合は家の中全体が暑い・寒い
これも快適エアリーというか全館空調システム全般にいえるデメリットじゃが、もし万が一故障してしまった場合は「家のなか全体が暑いor寒い」という状況になってしまう。これもデメリットと言えるかもしれない。
確かに部屋ごとについているルームエアコンなら、全部同時に壊れることはそうそうなさそうですしね。
とはいえ、セキスイハイムは60年無料点検システムが付いているし、故障の心配はそれほどしなくても大丈夫だと思うけどね。
快適エアリー T-SASはオススメか?
んで、結局セキスイハイムの買い的エアリー T-SASはオススメなの?
うむ。快適エアリー T-SASはオススメじゃよ。
快適エアリー T-SASは従来の快適エアリーよりも「抗ウイルスフィルター」が付いてパワーアップしているし、粉塵除去・空気清浄・空調・熱交換換気と性能もまずまず優秀。加湿機能はついていないものの、加湿機能は全館空調システムは付いていたとしても申し訳程度だしね。
それよりも60年無料点検システムが付いている点は安心だし、10年の設備保証も付いている。
ルームエアコンと比べると電気代もお得になるし、なにより年中24時間一定の温度で過ごせるのは全館空調システムの特権じゃ。
初期コストは高いが、基本的には優秀なシステムなのでセキスイハイムの鉄骨造モデルを検討している人は採用を考えてみても良いじゃろう!
ちなみに、快適エアリーってけっこう採用されているの?
従来の快適エアリーは、およそ50%の人が採用している人気設備じゃ!
そして、パワーアップした快適エアリー T-SASは採用率65%を目指すようじゃよ。
すごい!現時点で50%の採用率はなかなかですね。
ちなみにだが、快適エアリーは実は「1階だけ採用する」という人もけっこう多いらしいぞい。
と、いうのも1階部分を付ければ家全体の空気環境・換気システムは付いてくる。2階部分はルームエアコンとほとんど性能的に変わらないそうだからね。
なるほど。2階部分を付けなければ「1階部分のみ:オプション70~80万円」くらいで収まるわけですね!
そういうこと。
あとは2階にルームエアコンを付ければOKというわけじゃ。
こういう仕様にしている方もけっこういるので、検討してみるといいじゃろう。
快適エアリー T-SASに似た全館空調システムは?
ちなみに、全館空調システムを採用できるハウスメーカーは、セキスイハイムだけでなくいっぱいあるぞい。
全館空調を採用できる代表的HM | 全館空調システム名 |
---|---|
三菱地所ホーム | エアロテック |
セキスイハイム | 快適エアリー T-SAS |
三井ホーム | スマートブリーズ |
トヨタホーム | スマートエアーズ |
住友林業 | エアドリームハイブリッド |
積水ハウス | エアシーズン |
パナソニックホームズ | エアロハス |
桧家住宅 | Z空調 |
全館空調システムを採用しているハウスメーカーっていっぱいあるんだねぇ!
うむ。全館空調システム付きの注文住宅を検討しているならば、ぜひ比較検討しておきたいところじゃな!
■全館空調システムが得意なハウスメーカー
三菱地所ホーム
三井ホーム
住友林業
ダイワハウス
アエラホーム
桧家住宅
積水ハウス
■セキスイハイムよりも少し価格帯が安いハウスメーカー
一条工務店
FPの家
住友不動産
トヨタホーム
アイフルホーム
フィアスホーム
パナソニックホームズ
セキスイハイムは、災害に強い堅牢な鉄骨造モデルを主力とするハウスメーカーで、全館空調システム「快適エアリー TSAS」も人気です。全館空調システム「快適エアリー T-SAS」は2021年6月に新たに「抗ウイルスフィルター」を搭載し、ウイルスの活性抑制機能もついています。
室内を1年中快適な温熱環境に保つうえ、粉塵浄化フィルター・高ウイルスフィルターで常にキレイな空気を循環させてくれます。熱交換換気機能もついているので、省エネ性能もしっかり。
セキスイハイムを候補に検討されている方は、同じく全館空調システムを得意とするハウスメーカーと比較されている方が多いです。
セキスイハイムは、総合バランスには優れているものの価格帯はやや高めです。セキスイハイムよりも、価格帯の少し安いハウスメーカーとも比較検討しておくことをオススメします。
競合ハウスメーカーと比較することで「新たに重視すべき部分」が見つかることはよくあります。オープンハウスを候補にしている場合は、上記にピックアップしたハウスメーカーの中から少なくとも4~5社程度と比較しておきましょう。
↓セキスイハイムとよく比較されるハウスメーカー↓
↓セキスイハイムとよく比較されるハウスメーカー↓
今回の記事をまとめると
- 快適エアリー T-SASのメリット
- 家の中全体が24時間一定の温度に保たれる
- ヒートショックのリスクが軽減する
- ウイルスの活動抑制に期待できる空気清浄機能
- ウォームファクトリーで足元がぽかぽか
- 大空間・吹き抜けなどの開放的な間取りでも快適な温熱環境を実現
- 部屋の見た目がスッキリする
- 各部屋ごとに温度調節が可能
- 60年間の無料点検がつく
- 設備保証10年がつく
- 快適エアリー T-SASのデメリット
- オプション料金がかかる
- 加湿機能がない
- 快適エアリーは木造商品には採用できない
- 万が一故障した場合は家の中全体が暑い・寒い
注文住宅のマイホーム計画は「比較・相見積もり」が"超重要"です!
さて、アシスタント諸君よ!
注文住宅でマイホームを建てたいと思った時「まず何をすべきか?」知っているかね?
たしかにマイホームって購入経験ないですし。
まずなにからすればいいのかわからないですね…。
チッチッチ!
「いきなり住宅展示場へ行く」のはハッキリ言ってオススメしないぞい。
長くなるのでオススメしない理由は以下のリンクで読むのじゃ。
なんで「いきなり住宅展示場へ行っちゃダメなの?」理由はコチラ!≫
これはなにも住宅に限った話ではない。
例えば最新型テレビを買う場合を考えてみよう。テレビも同じような見た目でも画質や機能はもちろん価格だってピンキリじゃ。だからテレビを買う前にスペックを比較するもんじゃろ?
そりゃあ比較するよね。
だって知らないで画質が悪いテレビとか価格が高いテレビ買っちゃったら損しちゃうじゃん。
そう!その通りなんじゃ。
家よりもはるかに安い買い物の家電でもじっくり比較してから買い物するのだから注文住宅だって比較して当然。
なるほど。
それは確かにその通りですよね。
それにね。注文住宅はハウスメーカーが違えば「住宅性能の差」「デザイン性の差」「メンテナンス性の差」が非常に大きいもの。
そしてなによりテレビとは比較にならないくらいに「価格の差」が大きいのじゃ!
そうなんですか…
いったいどれくらいの価格差があるものなんですか?
1000万円も価格差があることもあるの?!
同じような住宅性能スペックなのに?!
余裕であり得るし、別に珍しい例じゃないぞい。
と、いうかそもそもオーダーメイドの注文住宅の場合「複数のハウスメーカーで比較しない限り、自分の希望条件のマイホームの適正価格がつかめない」と言った方が正確じゃろうな。
1社を見学しただけで気に入ってしまって営業マンに言われるがままに家を建ててしまうということは自分の希望条件の家の適正価格がわからないまま「人生最大の買い物」をするということじゃ。
どうじゃ?
もし自分がウン百万円単位の金額を損していたことが後からわかったら後悔するじゃろ?
うむ。
だからこそ注文住宅のマイホーム計画はまずは住宅カタログを比較するべきなんじゃよ!
正確には、複数社のカタログを比較して候補のハウスメーカーを見つけたら次に「相見積もり」をすることが絶対条件にはなるけどね。
ただ、ハッキリ言って「複数社のカタログ比較」と「相見積もり」という手順を踏むだけでウン百万円単位の金額を損してしまう可能性は格段に減ると言ってよい。
チッチッチ!
住宅カタログの取り寄せは完全無料だし、候補のハウスメーカーのHPで一つ一つ取り寄せるような面倒な作業も必要ない。
いまどき住宅カタログはライフルホームズで無料一括取り寄せがスタンダードじゃ!
建てたいエリアやおおまかな予算を入れるだけで、施工可能なハウスメーカー・工務店がバシッと出てくるので手続きもそれこそ3分ほどでできちゃうぞい。超簡単じゃよ。
無料で簡単、すぐ届く。
住宅カタログの比較はメリットこそたくさんあるが、デメリットになるようなことは一つもないので間違いなくやっておくべき「家づくりの必須項目」と心得るのじゃ。
そういうこと!
なにより家族でカタログを見ながら「これもいいな!それもいいな!」と話す時間は最高に楽しいものじゃよ!
家づくり失敗の確率も減るし、すでに気になるハウスメーカーがあったとしても「少なくとも5社くらいの住宅カタログは比較しておくこと」をオススメするぞい!
ライフルホームズは住宅情報サイトの最大手!安心安全に優秀なHMから比較できますよ!
まずは抽出するハウスメーカーの検索条件を選びます。
「建物価格」「建築予定地」「人気テーマ」で検索できますが、エリアが決まっているなら「建築予定地」で検索するのがオススメ。希望の市区町村まで選べば施工エリア対応しているハウスメーカーがズラリ出てきます。それぞれザックリとした価格帯・坪単価も掲載されていますので条件に合いそうなハウスメーカーを選ぶだけ。この段階ではいろいろなハウスメーカーのカタログを取り寄せちゃってOKです!
次にお名前や住所・ご連絡先など必要事項を入力する項目になります。必須事項は入力しますが、任意の項目は書いても書かなくても大丈夫です。
必要事項を入力したら案内に従ってページを進めるだけです。所要時間は約3分程度。とっても簡単です。
コメント