今回のブログ記事では、大手ハウスメーカー「セキスイハイム」の木造住宅「グランツーユー」について特徴・価格・メリット・デメリットを詳しく解説していくぞい!
セキスイハイムの「グランツーユー」について知りたければ、このブログ記事を読めば一発で解決じゃよ!
セキスイハイム「グランツーユーV」とは
さて!今回のブログ記事では大手ハウスメーカー「セキスイハイム」の木造住宅「グランツーユーV」について詳しく解説していくぞい!
あれ?セキスイハイムって鉄骨造住宅のハウスメーカーじゃありませんでしたっけ?
うむ。セキスイハイムといえば「鉄骨ユニット住宅」が有名なハウスメーカーじゃが、木造住宅も手掛けているんじゃよ。セキスイハイムの木造住宅モデルが、今回特集する「グランツーユーV」なんじゃよ!
ちなみに「グランツーユーV」はグランツーユーブイではなく「グランツーユーファイブ」と読むぞい。
へー!セキスイハイムって木造住宅もやってたんだね。
ところで、なんでいきなり「ファイブ」が付くの?
セキスイハイムではもともと木造2×4工法で「ツーユーホーム」という木造モデルを手掛けていたんじゃが、グランツーユーはその進化モデルというわけじゃ。前には「グランツーユーF」とかいろいろあったわけだが、今は木造2×6工法の「グランツーユーV(ファイブ)」になっているというわけじゃな!
ふむふむ。セキスイハイムの木造住宅はどんどん進化していっているポン!
セキスイハイムの木造住宅の現行モデルが「グランツーユーV(ファイブ)」ってことですね。
では、もっと詳しく解説をお願いします!
マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物です。誰もが絶対に失敗したくないと考えているはずなのに失敗・後悔した例は後を絶ちません。
それは「スペックの比較が足りない」からです!
マイホームに限らず、例えばTVやパソコンなどの家電製品を買う時でも「どのメーカーが性能が良いか?」「価格が安いか?」「保証が長いか?」必ず比較しますよね?
家電はこれまでに買う機会も多く、どの性能を重視すれば良いかなんとなくわかりますがマイホーム購入はほとんどの人が初体験。なにを重視すべきかわからず「モデルハウスに見学に行ったらすぐ気に入っちゃった」「なんとなく見た目で決めてしまった」というケースが非常に多いのです。
ハッキリ言ってマイホームは見た目だけでは性能まではわかりません。皆さん見た目でわからない性能面で失敗・後悔しているケースが非常に多いのです。
マイホームはこの先何十年と住むものです。
見た目のデザインももちろん大事ですがもっと大事なことを見落とさないでください。安全で快適なマイホームを建てるために大切なことは耐震性・断熱性・気密性・遮音性・耐久性・メンテナンス性・空気環境など、要するに「住宅性能」です。
そして性能を比較するために役立つのが無料でもらえる「住宅カタログ」です。少なくとも5社は無料カタログを見比べてください。
と、いうのも住宅性能については営業マンに口頭で質問するだけじゃ甘いからです。
ハウスメーカーの営業マンのことを悪く言うわけではありませんが、営業マンは住宅性能に関する質問にはだいたい「もちろん大丈夫ですよ!」と自信満々に答えます。これは住宅性能にたいして力を入れていないハウスメーカーの営業マンであっても、です。自信満々にこう言えるのは家が快適と感じるかどうかは「個人差があるから」です。引渡し後にクレームを言っても「個人的感覚までは責任を持てないですよ」と言われてはもうどうしようもありません。
だから「カタログスペックで比較することが大事」なんです。
公式カタログに記載されている情報に嘘はあり得ません。
それに複数社の住宅カタログを比較することで、あなた自身が建てたいスペックのマイホームが『だいたいいくらで建つのか?』という相場観も養われますし、理想のマイホーム像もしっかり固まってくるはずです。
そして複数の住宅カタログを比較し相見積もりを取ることは本命ハウスメーカーとの最終的な価格交渉の局面でも必ずあなたに有利になります。あいみつを取り「価格差があって迷っている」と伝えれば本命ハウスメーカーも、最後の最後で競合他社にお客様をとられてしまうくらいなら少しくらいの値引きに応じる、というケースは多いです。いずれにしても注文住宅のマイホーム計画において『複数社を比較した経験』は必ず役に立ちます。
無料の住宅カタログを比較することはマイホーム計画で絶対に欠かせない大切な「第一歩」。
大事なマイホーム計画で絶対に失敗しないために、ハウスメーカー選びは必ず「カタログスペック」で比較してください。
グランツーユーVの構造(工法)
では、セキスイハイムの「グランツーユーV」の構造(工法)から解説していくぞい。
グランツーユーVは、木造ツーバイシックス工法を独自に進化させた「アルティメイトモノコック」という構造を採用しているぞい。
アルティメイトモノコック!
すっごい強そうな名称だポン!
アルティメイトモノコック構造は従来のツーバイシックス工法に、セキスイハイムが独自のテクノロジーを掛け合わせて進化させた工法じゃな。
ちょっと大仰な名称が付いているが、要は「ツーバイシックス工法」をセキスイハイムが得意とする「工場ユニット工法」に落とし込んだものと考えるとわかりやすいじゃろう。
なるほど。ツーバイシックス工法の壁パネルとか、床パネルなどの住宅部材を工場で生産しているってことですか?
その通り。壁パネルや床パネルなど住宅部材のおよそ8割を工場生産して、現場ではほとんど組み立てるだけだから非常に工期が早く、また住宅部材にも狂いがなく正確。これがユニット工法のいいところじゃな!
ツーバイシックス工法を工場生産かぁ。
他にアルティメイトモノコックでなにか変った特徴はあるの?
うむ。セキスイハイムのアルティメイトモノコックは工場生産ならではの3方向結合で強靭に一体化しているぞい。
まず①メタルボックスジョイントといってオリジナルの高強度な金物で建物の四隅のユニットを強固に接合。
そして②外壁の構造面材を床フレームまで貼り渡して面で接合。
さらに③壁の枠組みと床枠をしっかりくぎ打ちして接合している。
画像のとおりの説明しやがったポン!
フォッフォッフォ!だってそうなんだもん!
ま、カンタンにいえば建物を面で支えるモノコック構造は、接合部の強さがポイントってわけじゃ。しっかり結合され一体化された建物は非常に強靭。
住宅部材を工場生産するセキスイハイムだからこそできる強靭な3方向結合の賜物じゃな。
なるほどポン。
あとアルティメイトモノコックは、トリプルウォール仕様といって、もともと分厚い「2×6材」を「防湿石膏ボード」「構造面材OSB」「外装面材SFCボード」で包み込むことで、総壁厚190mmの強靭な壁を実現している。壁自体もさらに強靭になっているぞい。
おー!工場生産のおかげでツーバイシックス工法がさらに強くなっているってわけですね!さすが「アルティメイトモノコック」を名乗るだけありますね。
グランツーユーVの価格
次はセキスイハイムのグランツーユーVの価格(坪単価)についてみていこう。
セキスイハイムの木造モデル | 坪単価 |
---|---|
グランツーユーV | 60~80万円前後 |
グランツーユーV平屋スタイル | 60~80万円前後 |
グランツーユーV ZEHモデル | 80~90万円前後 |
セキスイハイムは大手ハウスメーカーですし、価格帯はそこまで安くはないですね。
セキスイハイムのグランツーユーVは、だいたい60~80万円前後の価格帯で建てている人が多いようじゃな。鉄骨造モデルよりも、ほんの若干ほど価格帯は安いといえるものの、ほとんど変わらないくらいの価格感と考えていいじゃろう。
注文住宅を建てるなら、まず「自分の求めるマイホームの適正相場価格を知ること」が大切です。
注文住宅は「オーダーメイド」の住まいですから「定価という概念がない」と心得てください。
例えばハウスメーカー1社だけを見学して「2500万円」の見積もりが出るとします。
でも1社の見積もりだけでは「その価格が本当に適正なのか?」わかりませんよね?もしかすると、他社では同条件の家が2000万円で建てられる可能性もあります。注文住宅は同じような見た目や性能でも施工会社が違えば300万円、400万円、500万円の価格差は当たり前、時には1000万円以上の価格差があることだってあります。
マイホームはもともとの価格帯が大きいので感覚が麻痺してしまいがちですが、100万円単位の価格差は大金です。100万円も価格が違えば「住宅ローン1年分以上に相当」することも。それが500万円も価格が違えばどうでしょうか?
マイホームの適正相場価格を把握せず営業マンに言われるがままに契約し大後悔している事例は数えきれません。マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物。失敗するリスクは最大限抑えてください。
逆に言えば、複数社で比較し自分の条件のマイホーム適正相場価格を知るだけで「価格差で泣くリスク」を大幅に減らせるのですから「比較しない理由はない」です。
マイホームの適正価格を知るためにまずやるべきは「住宅カタログの一括比較」です。マイホーム計画を検討している方は以下のリンクから「まずは複数社を比較すること」から始めてください。
もちろん無料ですし東証1部上場企業が運営するライフルホームズなら悪質な施工業者が紛れ込む心配はまずありません。
マイホームの適正価格を知るにはザックリ予算を指定して一括比較がオススメ!
グランツーユーVの外観
ところでグランツーユーVはどんな感じの外観なの?
うむ。見た目も大事じゃな。
次はグランツーユーVの外観を見ていこう。
こちらは落ち着きのなかに華やかさもある「カジュアルスタイル」。これがもっとも標準仕様に近い外観と言えるじゃろうな。
こちらは凛とした風格と威厳を醸し出すトラディショナルスタイル。タイル外壁などのオプションを採用することで、少しグレードアップさせた外観じゃな。高級感・重厚感のある見た目じゃな。
なかなかかっこいいポン!
カジュアルスタイルはシンプルで飽きのこない感じがおしゃれですし、トラディショナルスタイルは外観・内観ともに高級感がありますね!
うむ。
トラディショナルスタイルは、いろいろオプションを追加することになると思うので坪単価は標準仕様よりもアップすると考えた方がいいのう。
セキスイハイム グランツーユーVのメリット(長所)
それではセキスイハイムの「グランツーユーV」の構造・外観・価格帯についてザックリ解説したところで、次はグランツーユーVの具体的な「メリット(長所)」と「デメリット(短所)」について解説していくぞい!
- グランツーユーVのメリット(長所)
- 工期が早く精密な施工
- 耐震性が高い
- 断熱性が高い
- 外壁メンテナンス周期が優秀
- アフターサービスが優秀
それでは順番に解説をお願いします!
工期が早く精密な施工
まずグランツーユーVの大きなメリットは、住宅部材の多くを工場生産し現場では住宅部材の組み立てがメインとなる「ユニット工法」を採用している点じゃろう。
住宅部材を工場生産して現場では組み立てがメインということは「工期が短い」んですね!
そういうこと!セキスイハイムのグランツーユーVは棟上げだけなら、1日でできてしまうようじゃ。
棟上げまでの期間が短いと雨などが構造材にかかってしまうリスクもほぼゼロ。雨ざらしになった構造材は、将来的に劣化の可能性もあるから、これは嬉しいメリットじゃな。
それに住宅部材を工場で作っているなら、精密で狂いもなさそうだね!
うむ。住宅部材のほとんどを工場生産するユニット工法なら、現場の技術ブレがほとんどない。精密で狂いのない家づくりが実現するのも、セキスイハイム「グランツーユーV」のメリットじゃ。
耐震性が高い
セキスイハイム「グランツーユーV」は耐震性が高い。これも大きなメリットじゃな。
なんてったってアルティメイトモノコックだもんね!
うむ。当ページでも前述したとおり、アルティメイトモノコックはツーバイシックス材を活用してセキスイハイムが独自の技術で進化させた工法じゃ。
ツーバイシックス工法は「建物を壁(面)で支えるモノコック構造」で地震エネルギーを面材を通して建物全体に逃がすことができる。だからそもそも耐震性が高いわけじゃが。アルティメイトモノコックはさらに「工場生産ならではの3方向結合」や「トリプルウォール仕様」などでパワーアップしている。
それに壁パネルや床パネルもい工場生産しているから狂いもないですしね。
そういえば、セキスイハイムのグランツーユーVは耐震等級はいくつなの?
グランツーユーV含めて、セキスイハイムの建物は全プランで耐震等級3じゃな!
国のお墨付きがあるとやっぱり安心ですね!
くわえて言うならグランツーユーVの「アルティメイトモノコック」は耐震実験もしっかり行っているぞい。
最大加速度2202ガル(阪神淡路大震災の2.7倍)の揺れにも致命的な損傷なしの結果が出ているようじゃな。東日本大震災・阪神淡路大震災・新潟県中越地震など、過去の大震災でも地震そのものによる倒壊はゼロ。
セキスイハイムのグランツーユーVの耐震性は「安心」といって良いじゃろう。
断熱性が高い
グランツーユーVは断熱性能もなかなか優秀じゃよ。
ま、ツーバイシックス材を使った工法だから、壁が分厚く断熱材も分厚く施工できるからね。
グランツーユーVは断熱材は何を使っているの?
高性能グラスウールじゃな。
分厚さは以下の通りじゃ。
グランツーユーVの断熱箇所 | 断熱材(分厚さ)・窓断熱の仕様 |
---|---|
外壁 | 高性能グラスウール(140mm) |
天井 | 高性能グラスウール(厚み調査中) |
床下 | 高性能グラスウール(140mm) |
窓ガラス | Low-Eペアガラス(アルゴンガス入り) |
窓サッシ | アルミ樹脂複合サッシ |
ツーバイシックス工法は壁の内部の厚みが140mmだから、断熱材も分厚く入れられますね。
うむ。窓断熱の仕様は正直「普通レベル」じゃが、断熱材の分厚さはそこそこ分厚い方じゃろう!
グランツーユーVの「断熱性の数値(UA値)」と「気密性の数値(C値)」は以下の通りじゃよ。
- グランツーユーVの気密性・断熱性
- 断熱性(UA値):0.46
- 気密性(C値) :0.99
UA値:0.46なら「まずまず優秀な断熱性」と言えるじゃろう。
気密性を表すC値:0.99は、他社に比べるとそこまで特別高いわけではないが、1.0以下なので及第点と言えるレベルじゃな。
せっかくマイホームを建てるなら、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境が理想ですよね。
マイホームの温熱環境で後悔したくないなら、必ず「UA値」という数値をカタログスペックで比較してください。UA値は「住宅の断熱性能を客観的に示す数値」で、値が低いほど優秀と考えてください。
UA値は間取りプランごとに異なるため、カタログに載っている数値はあくまで目安です。ですが目安を掲載するかどうかがハウスメーカーの「断熱に対する自信の差」。現に断熱性に自信があるハウスメーカーはほぼ必ず「UA値」の目安を載せています。
もしカタログにUA値の目安が掲載されていなければ「断熱に自信なし」と考えていいです。断熱性は各ハウスメーカーの実力差が顕著に表れるポイントです。断熱性で戦っても競合他社に勝てないメーカーは「あえてUA値を載せていない」というケースが多いのです。
住宅性能のなかでも断熱性は「特に日常的に実感する性能」です。断熱で後悔している人が多いということは、裏をかえせば断熱性が高い住まいは驚くほど快適ということでもあります。
カタログスペックの「UA値」で比較しておけばマイホームの温熱環境の失敗はまずありません。せっかくの注文住宅、温熱環境で後悔しないために「UA値」は必ず最新のカタログで比較しましょう!
外壁メンテナンス周期が優秀
グランツーユーVは外壁のメンテナンス周期もなかなか優秀じゃよ。
そうなんだ。っていうかグランツーユーVは外壁はなにを使っているの?
いちおう標準仕様とされているのは「塗り壁(モルタル)」じゃな。外壁の塗り壁も工場生産されるから、職人さんの技術ブレがない美しい仕上がりになるぞい。
おー、塗り壁もユニット工法で造るんですね!
確かに、これなら技術ブレはなさそうです。
工場生産されるセキスイハイムの塗り壁は、従来の塗り壁よりもメンテナンス周期も優秀じゃよ。
普通、塗り壁はおよそ10~15年程度で塗り替えが推奨される外壁材なんじゃが、グランツーユーVの塗り壁は20年程度はメンテナンスフリーでもつようじゃ。
メンテナンス周期が長いと、ランニングコストが抑えられるから嬉しいポン!
保証・アフターサービスが優秀
それからグランツーユーVは保証・アフターサービスも手厚いぞい。
グランツーユーVの初期保証は以下の通りじゃ。
- グランツーユーVの保証
- 初期保証:20年(構造躯体・雨水の侵入防止部分)
- 最長保証:20年
- 延長保証:なし
- グランツーユーのアフターサービス
- 60年間の無償定期診断
初期保証20年は優秀ですね!
無償定期診断も60年もしてくれるのは嬉しいね!
うむ。ちなみにセキスイハイムは鉄骨造シリーズは、最長保証30年なんじゃが、木造住宅の「グランツーユーV」は最長で20年なんじゃ。延長保証も特にはない。その意味では若干鉄骨造よりも保証面では弱体化しているが、まぁアフターサービスとして無償の定期診断が60年続くので心配はないと思うぞい!
さすが大手ハウスメーカー「セキスイハイム」!保証・アフターサービスも優秀ですね。
セキスイハイム グランツーユーVのデメリット(短所)
次はセキスイハイム「グランツーユーV」のデメリット(短所)についてピックアップしていくぞい。
- グランツーユーVのデメリット(短所)
- 価格が高め
- 設計自由度がやや低い
- 快適エアリーが採用できない
じゃあデメリットも順番に解説していくポン!
価格が高め
グランツーユーVは「坪単価60万円~80万円」前後で建てている人が多い。価格帯としてはそこまで安いわけではないのがデメリットと言えるじゃろう。
大手ハウスメーカー「セキスイハイム」の注文住宅ですもんね。価格帯はやっぱりそんなに安くはないですよね。
でも、地震に強い建物だし保証も長いし!断熱性だって良いんだよ!
うむ。色々なメリットと価格を照らし併せて納得できるかどうかしっかり「比較すること」が大切じゃな!
設計自由度がやや低い
それからグランツーユーVは「設計自由度が低い」という点がデメリットと言えるじゃろう。
そうか。ツーバイ工法って木材の規格から釘を打つ位置までしっかりマニュアル化された工法だから、あんまり設計自由度は高くはないんですよね。
そうじゃな。それに加えて、セキスイハイムは住宅部材を工場生産するユニット工法を採用している。
ユニット工法は工期が短い、施工の技術ブレが少ないなどメリットも多いが、細かな間取り変更などの自由度の面では制限が多い工法とも言えるのじゃ。
なるほどね。設計自由度をとるか、それとも精密で狂いのない家をとるか?
難しい問題だポン!
ま、設計自由度が低いとはいえ、住宅部材ごとにパターンは豊富に用意されている。よほど特殊な間取りを希望しない限りは、ほとんど対応できるとは思うけどね。
快適エアリーが採用できない
そういえばセキスイハイムの鉄骨造シリーズは全館空調システムの「快適エアリー」が人気ですよね!木造住宅の「グランツーユーV」でも快適エアリーを採用することはできるんですか?
それが、実は「全館空調システム:快適エアリー」は鉄骨モデルにしか搭載できない設備なので、木造モデルの「グランツーユーV」には搭載できないのじゃよ。これも一応デメリットと言えるじゃろう。
えー、セキスイハイムといえば全館空調「快適エアリー」が魅力の一つなのに!
大丈夫じゃ。
グランツーユーVでは「快適エアリー」を採用できない代わりに、全館換気システムの「空気工房」や、全館空調機能をプラスした「空気工房プラス」を採用できるからね。
へー、ちゃんと快適エアリーに代わるシステムは用意されているんですね!
「空気工房」「空気工房プラス」については、解説すると長くなるのでこのページでは割愛するが、空気工房が「熱交換機能付きの全館換気システム」で、空気工房プラスは「空気工房に全館空調機能を追加したもの」と考えるとわかりやすいじゃろう。
ふむふむ。
で、その空気工房とか、空気工房プラスはオプションなの?
うむ。これはオプションじゃな。
価格はザックリ30坪程度の平均的な広さの家で「空気工房:+60万~80万円前後」「空気工房プラス:+100~150万円前後」のようじゃな。
セキスイハイム グランツーユーVはどんな人にオススメか?
じゃあ、最後に「セキスイハイムのグランツーユーVはどういう人にオススメなのか?」という点を教えてください!
うむ。
セキスイハイムの「グランツーユーV」は、住宅パーツが工場生産された精密で狂いのない木造モデルじゃ。
もともと地震に強く断熱性も優秀なツーバイシックス工法を、セキスイハイムの技術でさらに進化し、またほとんどを工場生産しているため、施工の技術ブレも極めて少ないのが特徴じゃ。もちろん工期も早い。大手ハウスメーカーなので、保証・アフターサービスも優秀だし、弱点らしい弱点があまりないバランスのとれたモデルだと思うぞい。
木造ツーバイ工法を検討している人なら、セキスイハイムのグランツーユーVもチェックしておくべきじゃろう。
ただし、やはり大手ハウスメーカーの注文住宅商品なので、価格帯の面だけをみると安くはない。ローコスト住宅を検討している人は、価格帯的に合わないかもしれないのう。
■全館空調システムが得意なハウスメーカー
三菱地所ホーム
三井ホーム
住友林業
ダイワハウス
アエラホーム
桧家住宅
積水ハウス
■セキスイハイムよりも少し価格帯が安いハウスメーカー
一条工務店
FPの家
住友不動産
トヨタホーム
アイフルホーム
フィアスホーム
パナソニックホームズ
セキスイハイムは、災害に強い堅牢な鉄骨造モデルを主力とするハウスメーカーで、全館空調システム「快適エアリー TSAS」も人気です。全館空調システム「快適エアリー T-SAS」は2021年6月に新たに「抗ウイルスフィルター」を搭載し、ウイルスの活性抑制機能もついています。
室内を1年中快適な温熱環境に保つうえ、粉塵浄化フィルター・高ウイルスフィルターで常にキレイな空気を循環させてくれます。熱交換換気機能もついているので、省エネ性能もしっかり。
セキスイハイムを候補に検討されている方は、同じく全館空調システムを得意とするハウスメーカーと比較されている方が多いです。
セキスイハイムは、総合バランスには優れているものの価格帯はやや高めです。セキスイハイムよりも、価格帯の少し安いハウスメーカーとも比較検討しておくことをオススメします。
競合ハウスメーカーと比較することで「新たに重視すべき部分」が見つかることはよくあります。オープンハウスを候補にしている場合は、上記にピックアップしたハウスメーカーの中から少なくとも4~5社程度と比較しておきましょう。
↓セキスイハイムとよく比較されるハウスメーカー↓
↓セキスイハイムとよく比較されるハウスメーカー↓
今回の記事をまとめると
- グランツーユーVのメリット(長所)
- 工期が早く精密な施工
- 耐震性が高い
- 断熱性が高い
- 外壁メンテナンス周期が優秀
- アフターサービスが優秀
- グランツーユーVのデメリット(短所)
- 価格が高め
- 設計自由度がやや低い
- 快適エアリーが採用できない
注文住宅のマイホーム計画は「比較・相見積もり」が"超重要"です!
さて、アシスタント諸君よ!
注文住宅でマイホームを建てたいと思った時「まず何をすべきか?」知っているかね?
たしかにマイホームって購入経験ないですし。
まずなにからすればいいのかわからないですね…。
チッチッチ!
「いきなり住宅展示場へ行く」のはハッキリ言ってオススメしないぞい。
長くなるのでオススメしない理由は以下のリンクで読むのじゃ。
なんで「いきなり住宅展示場へ行っちゃダメなの?」理由はコチラ!≫
これはなにも住宅に限った話ではない。
例えば最新型テレビを買う場合を考えてみよう。テレビも同じような見た目でも画質や機能はもちろん価格だってピンキリじゃ。だからテレビを買う前にスペックを比較するもんじゃろ?
そりゃあ比較するよね。
だって知らないで画質が悪いテレビとか価格が高いテレビ買っちゃったら損しちゃうじゃん。
そう!その通りなんじゃ。
家よりもはるかに安い買い物の家電でもじっくり比較してから買い物するのだから注文住宅だって比較して当然。
なるほど。
それは確かにその通りですよね。
それにね。注文住宅はハウスメーカーが違えば「住宅性能の差」「デザイン性の差」「メンテナンス性の差」が非常に大きいもの。
そしてなによりテレビとは比較にならないくらいに「価格の差」が大きいのじゃ!
そうなんですか…
いったいどれくらいの価格差があるものなんですか?
1000万円も価格差があることもあるの?!
同じような住宅性能スペックなのに?!
余裕であり得るし、別に珍しい例じゃないぞい。
と、いうかそもそもオーダーメイドの注文住宅の場合「複数のハウスメーカーで比較しない限り、自分の希望条件のマイホームの適正価格がつかめない」と言った方が正確じゃろうな。
1社を見学しただけで気に入ってしまって営業マンに言われるがままに家を建ててしまうということは自分の希望条件の家の適正価格がわからないまま「人生最大の買い物」をするということじゃ。
どうじゃ?
もし自分がウン百万円単位の金額を損していたことが後からわかったら後悔するじゃろ?
うむ。
だからこそ注文住宅のマイホーム計画はまずは住宅カタログを比較するべきなんじゃよ!
正確には、複数社のカタログを比較して候補のハウスメーカーを見つけたら次に「相見積もり」をすることが絶対条件にはなるけどね。
ただ、ハッキリ言って「複数社のカタログ比較」と「相見積もり」という手順を踏むだけでウン百万円単位の金額を損してしまう可能性は格段に減ると言ってよい。
チッチッチ!
住宅カタログの取り寄せは完全無料だし、候補のハウスメーカーのHPで一つ一つ取り寄せるような面倒な作業も必要ない。
いまどき住宅カタログはライフルホームズで無料一括取り寄せがスタンダードじゃ!
建てたいエリアやおおまかな予算を入れるだけで、施工可能なハウスメーカー・工務店がバシッと出てくるので手続きもそれこそ3分ほどでできちゃうぞい。超簡単じゃよ。
無料で簡単、すぐ届く。
住宅カタログの比較はメリットこそたくさんあるが、デメリットになるようなことは一つもないので間違いなくやっておくべき「家づくりの必須項目」と心得るのじゃ。
そういうこと!
なにより家族でカタログを見ながら「これもいいな!それもいいな!」と話す時間は最高に楽しいものじゃよ!
家づくり失敗の確率も減るし、すでに気になるハウスメーカーがあったとしても「少なくとも5社くらいの住宅カタログは比較しておくこと」をオススメするぞい!
ライフルホームズは住宅情報サイトの最大手!安心安全に優秀なHMから比較できますよ!
まずは抽出するハウスメーカーの検索条件を選びます。
「建物価格」「建築予定地」「人気テーマ」で検索できますが、エリアが決まっているなら「建築予定地」で検索するのがオススメ。希望の市区町村まで選べば施工エリア対応しているハウスメーカーがズラリ出てきます。それぞれザックリとした価格帯・坪単価も掲載されていますので条件に合いそうなハウスメーカーを選ぶだけ。この段階ではいろいろなハウスメーカーのカタログを取り寄せちゃってOKです!
次にお名前や住所・ご連絡先など必要事項を入力する項目になります。必須事項は入力しますが、任意の項目は書いても書かなくても大丈夫です。
必要事項を入力したら案内に従ってページを進めるだけです。所要時間は約3分程度。とっても簡単です。
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