今回のブログ記事では、ハウスメーカー40社の気密性(C値)を徹底比較してランキングにまとめてみたぞい!
「どのハウスメーカーのC値が優秀なのか?」このページを見れば一目瞭然!ブックマーク必須の記事じゃよ。
ぜひ皆さんのハウスメーカー選びに役立ててほしいぞい!
- マイホームにとって気密性(C値)は非常に重要!
- C値(気密性)が高い住宅のメリット・デメリット
- 住宅のC値(気密性)が高いことによるデメリット
- C値は1棟1棟で数値が異なるもの
- ハウスメーカーC値ランキング
- ハウスメーカーC値ランキング 18位 トヨタホーム
- ハウスメーカーC値ランキング 17位 三菱地所ホーム
- ハウスメーカーC値ランキング 17位 セキスイハイム
- ハウスメーカーC値ランキング 16位 ポラス
- ハウスメーカーC値ランキング 15位 GLホーム
- ハウスメーカーC値ランキング 14位 ヤマト住建
- ハウスメーカーC値ランキング 14位 ヤマダホームズ
- ハウスメーカーC値ランキング 14位 アイ工務店
- ハウスメーカーC値ランキング 13位 インターデコハウス
- ハウスメーカーC値ランキング 12位 トヨタウッドユーホーム
- ハウスメーカーC値ランキング 11位 ユニテハウス
- ハウスメーカーC値ランキング 11位 桧家住宅
- ハウスメーカーC値ランキング 10位 北州ハウジング
- ハウスメーカーC値ランキング 9位 スウェーデンハウス
- ハウスメーカーC値ランキング 8位 アイフルホーム
- ハウスメーカーC値ランキング 7位 一条工務店
- ハウスメーカーC値ランキング 6位 セルコホーム
- ハウスメーカーC値ランキング 5位 アエラホーム
- ハウスメーカーC値ランキング 4位 フィアスホーム
- ハウスメーカーC値ランキング 3位 ユニバーサルホーム
- ハウスメーカーC値ランキング 2位 土屋ホーム
- ハウスメーカーC値ランキング 1位 ウェルネストホーム
- C値非公表のハウスメーカー
- 今回の記事をまとめると
- 注文住宅のマイホーム計画は「比較・相見積もり」が"超重要"です!
マイホームにとって気密性(C値)は非常に重要!
さて、今回のブログでは「ハウスメーカーのC値」を比較してランキングにしていくぞい!
ハウスメーカーをC値でランク付けするんですね!
楽しみです!
うむ。マイホームにとってC値はとても大切な数値じゃ!重視しておいて損はないぞい!
ふーん。ところでC値ってなんだっけ?
忘れたのかい!
ま、でもマイホームを考え始めたばかりの読者さんもいるわけだし、この機会に改めて「C値」についてイチから説明しておこうか!
C値とは住宅の気密性を表す数値のこと
- C値とは
- C値とは住宅にどれだけスキマが空いているかを示した数値のこと。
建物全体のスキマの面積(cm2)を延べ床面積(m2)で割った数値で、単位は「cm2/m2」で表す。建物の気密性を表す指標となる数値です。C値の測定は住宅を建てた後に専用の気密測定試験機を用いて測る。
カンタンに言えば、C値とは「建物にどれだけスキマがあるのか?」を示す数値ってことじゃな。
C値は気密性を示す数値というわけですね!
その通りじゃ!
気密性C値の単位は「cm2/m2」で表し「値が低いほどスキマが少ない=気密性が高い」ということじゃよ。
ふむふむ。C値は気密性を表す数値で、数値が小さいほど気密性が優秀なんだね!
ちなみにザックリだが「C値1.0=ハガキ1枚分くらいのスキマ」と考えるとわかりやすいぞい。
はがき1枚分って面積ってことだよね?
うむ。
だいたい30~40年前くらい前の一戸建て住宅だと、だいたい家全体ではがき10枚分くらいのスキマがあったと言われている。つまり「C値:10くらい」ってわけじゃ。
家全体でハガキ10枚分の面積でスキマがあったんですか…。
なんだかスキマ風がピュウピュウはいってきそうですね。
そうじゃな。昔の住宅はけっこうスキマ風もあったのじゃ。
だが、昔の家は気密性が悪かったおかげで優秀な24時間換気システムなんかがなくても、自然と家の中が換気されていた。割と結果オーライな部分もあったんじゃな。
へーそうなんだ。
だが、近年では優秀な換気システムもあるし気密性は十分高めた方が住みよい生活ができるのじゃ!
近年の一戸建て住宅は気密性能も全体的に向上しており、ほとんどの家は「C値5.0ハガキ5枚分以下」のスキマになっているぞい。
ハガキ5枚分のスキマかぁ。
それでもまだけっこうスキマがあるように思えちゃうけど。
もちろん気密性能が優れている家なら「C値1.0以下(ハガキ1枚以下のスキマ面積)」のハウスメーカーもたくさんあるぞい。
一般的に「C値:1.0以下」が高気密な住宅と言われているのじゃ。
マイホームはどうしても「外観の高級感」や「内装設備の豪華さ」など見た目がを重視してしまいがちですが、家にとって本当に大切なのは耐震性・断熱性・気密性・遮音性・耐火性など「目に見えない住宅性能」です!
そしてこの部分はハウスメーカーごとに「大きな差」が存在します。住んでから「夏暑い/冬寒い」などの後悔をしたくないなら、住宅性能は必ず「カタログスペックで比較」してください!
本当に住宅性能に自信のあるハウスメーカーなら、カタログに「明確な数値を載せる」のが普通です。カタログにスペックを記載していない会社は自信がないと判断しましょう。大事なのは「カタログスペックで比較すること」です!
C値(気密性)が高い住宅のメリット・デメリット
ところで素朴な疑問なんだけど、住宅のC値(気密性)が高いとどんなメリットがあるの?
お、良い質問じゃな!住宅の気密性が高いことによるメリットは以下の通りじゃ!
- 住宅のC値(気密性)が高いことによるメリット
- 断熱性能の低下を防げる
- 空調効率がよくなり光熱費が抑えられる
- 内部結露を抑える
- 床が冷たくない
- 換気を効率よく行える
住宅の気密性が高いと良いこといっぱいじゃ。
断熱性能の低下を防げる
なるほど。断熱材を分厚く敷きつめていても気密性が悪ければスースー風が入ってきちゃうんですね。
うむ。そもそも住宅というものは「断熱性」と「気密性」はセットで考えるべきなんじゃ。
せっかくマイホームを建てるなら、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境が理想ですよね。
マイホームの温熱環境で後悔したくないなら、必ず「UA値」という数値をカタログスペックで比較してください。UA値は「住宅の断熱性能を客観的に示す数値」で、値が低いほど優秀と考えてください。
UA値は間取りプランごとに異なるため、カタログに載っている数値はあくまで目安です。ですが目安を掲載するかどうかがハウスメーカーの「断熱に対する自信の差」。現に断熱性に自信があるハウスメーカーはほぼ必ず「UA値」の目安を載せています。
もしカタログにUA値の目安が掲載されていなければ「断熱に自信なし」と考えていいです。断熱性は各ハウスメーカーの実力差が顕著に表れるポイントです。断熱性で戦っても競合他社に勝てないメーカーは「あえてUA値を載せていない」というケースが多いのです。
住宅性能のなかでも断熱性は「特に日常的に実感する性能」です。断熱で後悔している人が多いということは、裏をかえせば断熱性が高い住まいは驚くほど快適ということでもあります。
カタログスペックの「UA値」で比較しておけばマイホームの温熱環境の失敗はまずありません。せっかくの注文住宅、温熱環境で後悔しないために「UA値」は必ず最新のカタログで比較しましょう!
空調効率がよくなり光熱費が抑えられる
C値が高いということは家にスキマが少ないということ。スキマの少ない家は空調効率がいいので省エネな家になるぞい。
スキマがあるとせっかく暖めた空気が外に逃げちゃうポン!
夏は涼しい空気が逃げちゃいますね。
内部結露を抑える
内部結露って怖いポン。
壁のなかで結露していても、見た目ではわからないのが怖いですね。
うむ。内部結露は壁内でカビが生えてしまう可能性も高まるし、目に見えてわかる頃にはもう手遅れな状態ということも多い。それに断熱材によっては湿気を吸ってしまって、その重みでズリ下がってきてしまうこともある。
断熱材がズレ落ちたら壁のうえの方がスカスカになるポン。
うむ。断熱材がズレ落ちると家全体の断熱性能も極端に低下してしまう。
だから、気密性を高めて「内部結露」を抑えるのは非常に重要なポイントなのじゃ。
床が冷たくない
「冬、床が冷たい」と感じたことはあるじゃろう。
ありますけど、冬に床が冷たいのは仕方ないんじゃないですか?
冬に床が冷たくなるメカニズムは、暖かい空気は上に逃げる性質があるので天井のスキマから暖かい空気が逃げて、その代わりに床下から冷たい空気が入ってきてしまうのが大きな要因じゃ。
つまり気密性が高い家なら、暖かい空気が天井から逃げない。だから床が底冷えしてしまうのもある程度防ぐことができるんじゃよ!
C値ってすごく大切なんだね!
換気を効率よく行える
気密性の低い家は、家のそこかしこにスキマがあってそこから空気が逃げてしまうため換気効率が悪いのじゃ。どうしても家の中に空気のよどんだ箇所ができてしまう。
なるほど。気密性の高い家は「空気の通りみち」がしっかりできているから効率的に計画換気ができるってことですね!
住宅のC値(気密性)が高いことによるデメリット
気密性が高い家はメリットがたくさんあることは分かったけど…デメリットもあるんじゃないの…?
住宅のC値が高いことによるデメリットは以下の通りじゃ。
- 住宅のC値(気密性)が高いことによるデメリット
- 特になし
ないやん!
メリットがあればデメリットもあるものだと思ってました。
住宅の気密性が高いことによるデメリットはほぼないと言ってもいいじゃろう。
よく「気密性が高い家は息苦しい」とかよく言われることがあるが、これはほとんど「気のせい」だと思うぞい。気密性が高い家で換気システムを動かしていない状態ならわからなくはないが、近年の一戸建て住宅は24時間計画換気システムを搭載しており、24時間キレイな空気に入れ替えできるシステムが常に作動しているのじゃ。
それに高気密住宅は「第一種換気システム」という給気・排気どちらも機械のチカラで行う換気システムを採用しているケースも多い。
「人が体感できるほど息苦しいということはまずない」と考えてOKじゃろう。
じゃあ、C値は優秀なほうがいいってことだね!
わかりやすくていいポン!
C値は1棟1棟で数値が異なるもの
さて、そろそろ本題の「ハウスメーカーのC値ランキング」を発表していきたいところじゃが、その前に一つ大切なことを付けくわえておくぞい。
なんだい?
C値は家の仕様などによって1棟1棟異なるものじゃ。なので、これから発表するハウスメーカーのC値ランキングに示すC値も、そのハウスメーカーのモデルプランなどの実測値の平均だったりシミュレーション値だったりする。
なので実際に建てる家のC値とは多少の差異がでてくる可能性がある。
なので、下記に示す各ハウスメーカーのC値はあくまでも「参考」に留めておくことをオススメするぞい。そして建てる前に担当者に入念なヒアリング、そして実際に建てた後には気密性の測定を行うとより良いじゃろう!
なるほど。C値はプランによって1棟1棟異なるからハウスメーカーの公開している数値は「参考」に留めて、実測値が大切ってことですね!
ハウスメーカーC値ランキング
それでは本題のハウスメーカーC値ランキングを発表していこう!
大手から中堅、ローコストメーカーまで幅広いジャンルで40社のハウスメーカーで気密性を比較してみたぞい。
たのしみです!
ちなみに、このページでまとめたC値ランキングはあくまでも「ハウスメーカーの公式HP」などに記載がある「公式発表」の数字のみでランキングしたぞい。
C値ランキング | ハウスメーカー | C値(cm2/m2) |
---|---|---|
1位 | ウェルネストホーム | 0.2 |
2位 | 土屋ホーム | 0.38 |
3位 | ユニバーサルホーム | 0.4 |
4位 | フィアスホーム | 0.43 |
5位 | アエラホーム | 0.47 |
6位 | セルコホーム | 0.492 |
7位 | 一条工務店 | 0.59 |
8位 | アイフルホーム | 0.61 |
9位 | スウェーデンハウス | 0.62 |
10位 | 北州ハウジング | 0.65 |
11位 | 桧家住宅 | 0.7 |
11位 | ユニテハウス | 0.7 |
12位 | トヨタウッドユーホーム | 0.8 |
13位 | インターデコハウス | 0.9 |
14位 | アイ工務店 | 1.0 |
14位 | ヤマダホームズ | 1.0 |
14位 | ヤマト住建 | 1.0 |
15位 | GLホーム | 1.2 |
16位 | ポラス | 1.7 |
17位 | セキスイハイム | 2.0 |
17位 | 三菱地所ホーム | 2.0 |
18位 | トヨタホーム | 2.8 |
ハウスメーカーC値ランキング 18位 トヨタホーム
- C値:2.8
- 主な特徴:地震に強い鉄骨工業化住宅
- 構造(工法):鉄骨ラーメン構造・鉄骨軸組み工法
- 断熱材:高性能グラスウール
- 坪単価:50~85万円前後
トヨタホームは鉄骨造専門のハウスメーカーで「天井の高いリビング」や「大開口の窓」など開放的な空間作りを得意としています。しかし断熱性・気密性はあまり得意ではなく特に気密性は明確に弱点です。
トヨタホームは「C値:2.8」です。トヨタホームは全館空調「スマートエアーズ」を採用できますので、気密性の悪さは実感していないと言う声もありますが、全館空調を採用するとしても空調効率は気になりますね。
気密性・断熱性を重視する人は注意しましょう。
ハウスメーカーC値ランキング 17位 三菱地所ホーム
- C値:2.0
- 主な特徴:標準仕様で全館空調エアロテックを搭載
- 構造(工法):木造ツーバイネクスト工法
- 断熱材:ロックウール
- 坪単価:70~90万円前後
三菱地所ホームも大手ハウスメーカーですが気密性は「C値:2.0」程度とそこまで得意としていません。
三菱地所ホームは2×4工法を独自に改良した「ツーバイネクスト工法」を採用しており、気密性にはアドバンテージのある工法だとは思いますが、C値はそこまでよくはないようです。
ただし、三菱地所ホームは標準仕様で全館空調エアロテックが搭載されていますので、夏の暑さ・冬の寒さは感じにくい住宅です。(空調効率は気になるところですが)
ハウスメーカーC値ランキング 17位 セキスイハイム
- C値:2.0
- 主な特徴:精密な施工が可能なユニット住宅
- 構造(工法):鉄骨ボックスラーメン構造・木造2×6工法
- 断熱材:高性能グラスウール
- 坪単価:70~90万円前後
セキスイハイムは大手ハウスメーカーですが、気密性に関しては「C値:2.0以下」となりそこまで得意としていません。
断熱性能にビハインドのある鉄骨造を主力としているハウスメーカーですし、断熱材もそこまで分厚くないです。正直、セキスイハイムは気密性・断熱性の面ではそこまで優秀とは言えないでしょう。
ハウスメーカーC値ランキング 16位 ポラス
- C値:1.7
- 主な特徴:地域密着型の中堅ハウスメーカー
- 構造(工法):木造軸組み+パネル工法(or2×6工法or重量鉄骨造)
- 断熱材:グラスウール
- 坪単価:40~80万円前後
ポラスは商圏わずか40kmの範囲内で住宅事業を手掛ける地域密着型のハウスメーカーです。ポラスの注文住宅は「木造軸組み+パネル工法」が主力ですが、特に高気密・高断熱を謳っている「ハスカーサ」では2×6工法を採用し平均実測で「C値:1.7」となっています。
ハスカーサ以外の木造軸組み+パネル工法のモデルでは気密性(C値)を公開していないようですので、注意が必要です。
ハウスメーカーC値ランキング 15位 GLホーム
- C値:1.2
- 主な特徴:LIXILグループのアメリカンな注文住宅
- 構造(工法):2×6工法
- 断熱材:ロックウール
- 坪単価:50~60万円前後
GLホームは「アイフルホーム」や「フィアスホーム」とおなじくLIXILグループが展開するフランチャイズハウスブランドでツーバイ工法で建てるアメリカンな輸入住宅が特徴的ですね。
GLホームはもともと2×4工法をメインに取り扱っていましたが、近年ではより壁が分厚い「2×6工法」が主流のようです。GLホームは「C値:1.2」となりますが、この数値は2×4工法での数値。最近主流の2×6工法のC値はヒアリングすべきでしょう。
ハウスメーカーC値ランキング 14位 ヤマト住建
- C値:1.0
- 主な特徴:ローコストから高気密・高断熱モデルまで幅広く展開
- 構造(工法):木造軸組み+パネル工法
- 断熱材:硬質ウレタンフォーム
- 坪単価:40~70万円前後
ハウスメーカーC値ランキング14位は、ローコスト住宅から高気密・高断熱モデルまで幅広く展開するヤマト住建です。
ヤマト住建はたくさんの商品モデルを展開していますが、全モデルで家のスキマというスキマを気密テープでビッチリと留めており気密性能は一律で「1.0以下」となるようにしています。ただし断熱性能に関しては商品モデルごとにかなり違いがありますので注意しましょう。
ハウスメーカーC値ランキング 14位 ヤマダホームズ
- C値:1.0
- 主な特徴:ローコストから高級モデルまで幅広く手掛けるHM
- 構造(工法):木造軸組み工法・エスバイエル工法・2×6工法
- 断熱材:吹き付けウレタンフォームorグラスウール
- 坪単価:40~80万円前後
ハウスメーカーC値ランキング、同率14位はヤマダホームズです。
ヤマダホームズはローコストから高級モデルまで幅広く手掛けるハウスメーカーで、たくさんの商品モデルを展開していますが「C値:1.0」を実現しているのは、「北海道及び寒冷地積雪地域商品」の「E-シェリエ SP」及び「eスマイル・プラス SP」です。
その他、一般地むけの商品ではC値は特に公開していないようですので注意しましょう。
ハウスメーカーC値ランキング 14位 アイ工務店
- C値:1.0
- 主な特徴:設計自由度が高いローコスト住宅
- 構造(工法):木造軸組み工法
- 断熱材:吹き付けウレタンフォーム
- 坪単価:45~60万円前後
ハウスメーカーC値ランキング、同率14位はアイ工務店です。
アイ工務店はローコスト住宅ですが、断熱材に現場発泡タイプのウレタンフォーム「ダルトフォーム」を採用しているため気密性は「C値:1.0」とまずまずの数値となっています。
ハウスメーカーC値ランキング 13位 インターデコハウス
- C値:0.9
- 主な特徴:セミオーダースタイルのオシャレな輸入住宅
- 構造(工法):2×4工法
- 断熱材:エコ断熱材(加盟店・地域により異なる可能性アリ)
- 坪単価:45~65万円前後
ハウスメーカーC値ランキング13位はオシャレな輸入住宅を手掛けるインターデコハウス。
インターデコハウスは気密性を確保しやすい2×4工法を採用しているほか、気密性確保のために家全体を切れ目のない気密シートですっぽりと覆う「先張り工法」を採用しています。
ただしインターデコハウスは地域によって気密性・断熱性の仕様に差異がある点に注意。一般地(本州以南)では「C値:0.9」、寒冷地(北海道)では「C値:0.6」となります。
地域によって断熱材の仕様なども異なりますので、詳しい気密・断熱の仕様はFC加盟店に直接ヒアリングすることをオススメします。
ハウスメーカーC値ランキング 12位 トヨタウッドユーホーム
- C値:0.8
- 主な特徴:リーズナブルな価格のツーバイ工法の家
- 構造(工法):2×4・2×6・2×8工法
- 断熱材:高性能グラスウール
- 坪単価:35~60万円前後
ハウスメーカーC値ランキング12位はトヨタウッドユーホームで「C値:0.8」となります。
ただし、この数値は標準仕様ではなくオプション仕様(2×8工法)での数値となります。トヨタウッドユーホームは標準仕様では「2×4工法」となり、標準仕様では「C値:1.1」となりますので注意しましょう。
ハウスメーカーC値ランキング 11位 ユニテハウス
- C値:0.7
- 主な特徴:箱型でシンプルデザインな半規格住宅
- 構造(工法):2×4工法・2×6工法
- 断熱材:グラスウール(orウレタンフォーム)
- 坪単価:28~35万円前後
ハウスメーカーC値ランキング11位は超ローコスト住宅のユニテハウスがランクイン。
ユニテハウスのシンプルな箱型構造は全棟で標準で気密性を確保しやすい2×4工法を採用しており「C値:0.7」となっています。ローコストハウスメーカーですが、なかなか気密性は高いです。
また、ユニテハウスではオプションで2×6工法にグレードアップすることも可能です。ローコストメーカーでも断熱材グレードは悪くなく「高性能グラスウール20K」を採用。
ただし床下・天井の断熱材厚みは不明瞭なので確認が必要です。
ハウスメーカーC値ランキング 11位 桧家住宅
- C値:0.7
- 主な特徴:Z空調を採用可能なローコストメーカー
- 構造(工法):木造軸組+パネル工法
- 断熱材:現場発泡タイプの硬質ウレタンフォーム
- 坪単価:50~60万円前後
ハウスメーカーC値ランキング、同率11位は全館空調システム「Z空調」が有名な桧家住宅で「C値:0.7」となります。
桧家住宅は充填断熱として現場発泡タイプのウレタンフォーム断熱材「アクアフォーム」を採用。アクアフォームは自己接着性をもっており、吹き付けた瞬間に柱間やスキマに密着するため家にスキマができにくく高い気密性を確保できるようですね。
桧家住宅は比較的安い価格帯で全館空調「Z空調」を採用できるのも大きな特徴。ローコスト住宅で全館空調システムを採用したいならチェックしてみましょう。
↓ランキングの途中ですが、大事なことをお伝えします↓
マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物です。誰もが絶対に失敗したくないと考えているはずなのに失敗・後悔した例は後を絶ちません。
それは「スペックの比較が足りない」からです!
マイホームに限らず、例えばTVやパソコンなどの家電製品を買う時でも「どのメーカーが性能が良いか?」「価格が安いか?」「保証が長いか?」必ず比較しますよね?
家電はこれまでに買う機会も多く、どの性能を重視すれば良いかなんとなくわかりますがマイホーム購入はほとんどの人が初体験。なにを重視すべきかわからず「モデルハウスに見学に行ったらすぐ気に入っちゃった」「なんとなく見た目で決めてしまった」というケースが非常に多いのです。
ハッキリ言ってマイホームは見た目だけでは性能まではわかりません。皆さん見た目でわからない性能面で失敗・後悔しているケースが非常に多いのです。
マイホームはこの先何十年と住むものです。
見た目のデザインももちろん大事ですがもっと大事なことを見落とさないでください。安全で快適なマイホームを建てるために大切なことは耐震性・断熱性・気密性・遮音性・耐久性・メンテナンス性・空気環境など、要するに「住宅性能」です。
そして性能を比較するために役立つのが無料でもらえる「住宅カタログ」です。少なくとも5社は無料カタログを見比べてください。
と、いうのも住宅性能については営業マンに口頭で質問するだけじゃ甘いからです。
ハウスメーカーの営業マンのことを悪く言うわけではありませんが、営業マンは住宅性能に関する質問にはだいたい「もちろん大丈夫ですよ!」と自信満々に答えます。これは住宅性能にたいして力を入れていないハウスメーカーの営業マンであっても、です。自信満々にこう言えるのは家が快適と感じるかどうかは「個人差があるから」です。引渡し後にクレームを言っても「個人的感覚までは責任を持てないですよ」と言われてはもうどうしようもありません。
だから「カタログスペックで比較することが大事」なんです。
公式カタログに記載されている情報に嘘はあり得ません。
それに複数社の住宅カタログを比較することで、あなた自身が建てたいスペックのマイホームが『だいたいいくらで建つのか?』という相場観も養われますし、理想のマイホーム像もしっかり固まってくるはずです。
そして複数の住宅カタログを比較し相見積もりを取ることは本命ハウスメーカーとの最終的な価格交渉の局面でも必ずあなたに有利になります。あいみつを取り「価格差があって迷っている」と伝えれば本命ハウスメーカーも、最後の最後で競合他社にお客様をとられてしまうくらいなら少しくらいの値引きに応じる、というケースは多いです。いずれにしても注文住宅のマイホーム計画において『複数社を比較した経験』は必ず役に立ちます。
無料の住宅カタログを比較することはマイホーム計画で絶対に欠かせない大切な「第一歩」。
大事なマイホーム計画で絶対に失敗しないために、ハウスメーカー選びは必ず「カタログスペック」で比較してください。
ハウスメーカーC値ランキング 10位 北州ハウジング
- C値:0.65
- 主な特徴:アルセコW断熱システムの北欧風住宅
- 構造(工法):2×6工法
- 断熱材:高性能グラスウール+ロックウールラメラ
- 坪単価:60~100万円前後
ハウスメーカーC値ランキング10位は東北を中心に人気を誇る北州ハウジングです。
北州ハウジングはドイツのアルセコW断熱システムを採用した北欧風輸入住宅が人気のハウスメーカーです。
北州ハウジングは全棟2×6工法を採用。2×6工法は壁の厚みが「140mm」もあるため、断熱材を分厚く敷きつめることができますが、北州ハウジングではさらに外壁の外側にロックウール・ラメラを80mm施工。これが北州ハウジングが採用する「アルセコW断熱システム」です。断熱材の厚みは合計220mmと非常に分厚いです。
アルセコ断熱システムは、断熱材・合板・接着材のほか、ベースコートやトップコート、ガラスメッシュなどを挟みこみ幾層にも積み重ねられているため非常に気密性・断熱性にも優れていると言えるでしょう。
2×6工法は壁同士を強固に接合しており気密性を確保しやすい工法ですが、アルセコW断熱を採用した北州ハウジングの家は標準仕様で「C値:0.65」。
さすが東北を主戦場とするハウスメーカー。気密性・断熱性は優秀ですね!
ハウスメーカーC値ランキング 9位 スウェーデンハウス
- C値:0.62
- 主な特徴:高気密・高断熱の北欧風住宅
- 構造(工法):木造モノボックス構造
- 断熱材:高性能グラスウール
- 坪単価:80~100万円前後
ハウスメーカーC値ランキング9位は北欧風の輸入住宅を手掛けるスウェーデンハウスで「C値:0.62」となります。
スウェーデンハウスは「家の安全性と快適性には差を付けない」というコンセプトを掲げており、基本的に耐震性・気密性・断熱性などはワングレードです。つまり気密性に関しても、商品モデルを問わず標準仕様で「C値:0.62」となります。これは嬉しいポイントですね。
スウェーデンハウスは2×6工法に似た木質パネル同士を接合する「モノボックス構造」で家を建てています。ツーバイ工法や木質パネル工法は壁同士が密着しているため気密性を確保しやすいのが特徴です。スウェーデンハウスでは、壁パネルの接合部の継ぎ目にも断熱材(グラスウール)を敷き詰め、なおかつ継ぎ目の上から防湿気密フィルムで覆うことで気密性を高めています。また壁と床の間にも気密パッキンを施工。スウェーデンハウスは気密処理にはかなり気を使っているハウスメーカーと言えるでしょう。
ハウスメーカーC値ランキング 8位 アイフルホーム
- C値:0.61
- 主な特徴:高気密・高断熱のローコストフランチャイズ
- 構造(工法):木造軸組み+パネル工法
- 断熱材:フェノールフォーム・グラスウール
- 坪単価:45~60万円前後
ハウスメーカーC値ランキング8位はアイフルホームです。
アイフルホームは「フィアスホーム」や「GLホーム」とおなじくLIXILグループが展開するフランチャイズハウスブランドです。
LIXILグループのハウスブランドは気密性・断熱性に注力しており、アイフルホームの気密性もなかなか優秀です。アイフルホームでは上位モデルの「セシボ極(きわみ)」「セシボ零(ぜろ)」において「C値:0.61」となっています。
「セシボ極」「セシボ零」では、外壁にHQP(ハイクオリティパネル)という構造用面材で断熱材を挟みこんで一体化した壁パネルを採用。HQPは工場生産されているため品質にもバラつきが出にくく、パネル同士を密接に接合している工法のため気密性も確保しやすいのです。
ただしアイフルホームのスタンダードモデル「セシボ爽」は気密性・断熱性がかなり低下します。アイフルホームの高気密・高断熱モデルは「セシボ極」と「セシボ零」と覚えておきましょう。
ハウスメーカーC値ランキング 7位 一条工務店
- C値:0.59
- 主な特徴:耐震性・気密性・断熱性に特化
- 構造(工法):2×6工法・木造軸組み+パネル工法
- 断熱材:硬質ウレタンフォーム
- 坪単価:60~85万円前後
「家は、性能。」のキャッチコピーで有名な一条工務店ですが、ハウスメーカーC値ランキングでは7位となります。
一条工務店は2×6工法でダブル断熱工法を採用しているiシリーズ(i-smart・i-cube」でC値:0.59となっています。
一条工務店では工場であらかじめ窓や断熱材などの住宅部材をスキマなく組み込み施工精度のムラを限りなく少なくしています。また建築現場ではパネル同士の接合部にわずかなスキマもできないように気密パッキンや気密シール、シーリングなどで徹底的に気密処理していることから非常に高い気密性を誇ります。
一条工務店は気密性(C値)だけでなく、断熱性を表すUA値も非常に優秀です。気密性(C値)だけのランキングだと他のハウスメーカーの方が優秀ではありますが、気密性・断熱性のトータル性能では国内でもトップクラスの性能を誇るハウスメーカーと言えるでしょう。
なお、一条工務店ではiシリーズの他に木造軸組み工法+パネル工法(夢の家 I-HEAD構法)を採用した商品モデル(セゾン・ブリアール・百年など)がありますが、こちらは「C値:0.61~0.71」と若干性能が低下します。
ハウスメーカーC値ランキング 6位 セルコホーム
- C値:0.492
- 主な特徴:リーズナブルな輸入住宅(カナダ風)
- 構造(工法):カナディアンツーバイ工法
- 断熱材:高性能グラスウール
- 坪単価:40~65万円前後
ハウスメーカーC値ランキング5位はリーズナブルな価格帯でカナダ風の輸入住宅を手掛けるセルコホーム。さすが厳寒地カナダの輸入住宅だけあって気密性・断熱性は優れています。
セルコホームは最上級モデル「ザ・ホーム(THE HOME)」において「C値:0.492」となっています。セルコホームは特殊なアルミ透湿フィルムを採用しているため気密性が高いのでしょう。ただし、この数値はオプションで「ツーバイシックス工法+トリプルガラス」を採用した場合の数値のため、標準仕様ではこの数値よりもやや劣る可能性があります。
セルコホームは断熱材にグラスウールのなかでも特に高性能な「グラスウール32K」を分厚く敷きつめている点も特徴的です。気密性・断熱性は非常に優れているハウスメーカーと言えます。
セルコホームは可愛らしい洋風の外観も魅力的!輸入住宅のハウスメーカーとしては、比較的リーズナブルな価格帯なので洋風のかわいいマイホームを求めている方は要チェックです。
ハウスメーカーC値ランキング 5位 アエラホーム
- C値:0.47
- 主な特徴:高気密高断熱のローコスト住宅
- 構造(工法):木造軸組み+パネル工法
- 断熱材:キューワンボード+フォームライトSL
- 坪単価:45~65万円前後
ハウスメーカーC値ランキング5位はアエラホームの上位モデル「クラージュ」で「C値:0.47」となります。
アエラホームでは建物のスキマというスキマを「気密テープ」で塞いでいるほか、充填断熱材として現場発泡タイプのウレタンフォームを採用しているため、さらに気密性が高まっています。現場発泡タイプのウレタンフォーム断熱材は「自己接着性」といって、吹き付けたとたんに壁に密着する性質があるため、気密性を確保しやすいことが特徴です。
クラージュは充填断熱の「ウレタンフォーム(フォームライトSL)の外側に、外断熱としてボード状の硬質ウレタン断熱材をアルミで包んだ「キューワンボード」を採用しダブル断熱工法となっている点も特徴。高気密・高断熱の人気商品です。
ただし、アエラホームは上位モデルの「クラージュ」「プレスト」はダブル断熱工法を採用し気密性・断熱性が優秀ですが、その他のモデルは性能が下がりますので注意しましょう。
アエラホームはローコスト住宅も手掛けていますが、性能の高い上位モデル「クラージュ」「プレスト」は「坪単価45~65万円」となり価格帯はローコスト住宅よりも高いです。
ハウスメーカーC値ランキング 4位 フィアスホーム
- C値:0.43
- 主な特徴:LIXILグループの省エネ住宅ハウスブランド
- 構造(工法):木造軸組み+パネル工法
- 断熱材:ネオマフォーム
- 坪単価:45~65万円前後
ハウスメーカーC値ランキング4位はフィアスホームで「C値:0.43」となります。
フィアスホームはLIXILグループの「LIXIL住宅研究所」が展開するフランチャイズハウスブランドです。LIXILグループの注文住宅といえば「アイフルホーム」や「GLホーム」なども有名ですが、フィアスホームは「省エネ住宅に特化したハウスブランド」と言えるでしょう。
フィアスホームでは独自のオリジナル高性能パネル「eパネル」を採用しています。eパネルは樹脂性の断熱材と構造用耐力面材を一体化させたもので、このパネルで建物をすっぽりと覆うことで気密性・断熱性を高めています。
フィアスホームで「C値0.43」を誇るのは最上級モデルの「アリエッタDS」ですが、こちらの仕様ではeパネルのさらに外側には断熱性の高いフェノールフォーム系断熱材「ネオマフォーム(119mm)」を施工。さらにその外側を遮熱シートで覆っています。非常に気密性・断熱性に優れたモデルです。
ハウスメーカーC値ランキング 3位 ユニバーサルホーム
- C値:0.4
- 主な特徴:標準仕様で地熱床システム(床下浸水がありえない家)
- 構造(工法):ハイパーフレーム構法(or I.D.S工法)
- 断熱材:硬質ウレタンフォーム(現場発泡タイプ)
- 坪単価:45~75万円前後
ハウスメーカーC値ランキング3位はユニバーサルホームで「C値:0.4」となっております。
ユニバーサルホームは断熱材に現場発泡タイプのウレタンフォームを採用。現場発泡タイプの吹き付けウレタンフォームは「自己接着性」を持っており、柱や梁、パネルなどに密着するため気密性を確保しやすい断熱材です。ユニバーサルホームでは家の隅々まで発泡ウレタンフォームで包まれているため、気密性が優れているようです。
ただしユニバーサルホームでは断熱材の分厚さなどが公式ホームページで示されておらず、また気密性アップの施策もウレタンフォーム以外に特に示されていない点には注意です。
ハウスメーカーC値ランキング 2位 土屋ホーム
- C値:0.38
- 主な特徴:北海道地盤の高気密・高断熱住宅
- 構造(工法):木造軸組み+パネル工法
- 断熱材:押出法ポリスチレンフォーム「SEベストボード」
- 坪単価:50~75万円前後
土屋ホームは北海道を地盤とするハウスメーカーです。さすが寒冷地を地盤とするハウスメーカーだけあって気密性にもチカラを入れていますね。
土屋ホームはフラッグシップモデルの「カーディナルハウス(ダブル断熱・トリプルサッシ・天井ブローイング仕様)」において「C値:0.38」となっております。なおこの数値は土屋ホームが2017年11月~2018年10月までに北海道地区(札幌・千歳・岩見沢・苫小牧)で施工した226棟の気密測定平均値となります。
土屋ホームではカーディナルハウス以外の商品ラインナップも用意されていますが、他の商品ではここまでのC値が出ない可能性がありますので注意しましょう。
ハウスメーカーC値ランキング 1位 ウェルネストホーム
- C値:0.2
- 主な特徴:国内トップクラスの住宅性能
- 構造(工法):木造軸組み+パネル工法
- 断熱材:セルロースファイバー(+ロックウール)
- 坪単価:80~85万円前後
ハウスメーカーC値ランキング堂々の1位はウェルネストホームです。
ウェルネストホームは標準仕様で「C値:0.2」を誇る”超高気密住宅”です。
ウェルネストホームの家は外壁や床などのジョイント部分を含め、家のスキマというスキマを気密防水テープいで止めて気密性を確保しています。さらに外壁の内側には気密シートを二重に施工。外壁・床・天井ともに幾層にも積み重ねられた層になって出来ています。窓にも気密性の高いトリプルガラス&ドイツ製のオール樹脂サッシを採用しているチカラの入れようです。
ウェルネストホームの凄いところは「標準仕様でC値0.2」を実現しているところです。
C値が優秀なハウスメーカーは他にもありますが、だいたいのところが「最上級モデル」や「ZEH仕様」などハイグレードモデルのみC値が優秀というケースが多いです。標準仕様でC値0.2を叩き出すウェルネストホームはまさに「気密性の高さにおいては右に出るものはなし!」のハウスメーカーと言えるでしょう。
ちなみウェルネストホームは断熱材にも調湿性をもつ自然素材「セルロースファイバー」を分厚く敷きつめていますので、湿気(内部結露)のリスクも極めて少ないと言えると思います。
坪単価は高めですが、高気密・高断熱の家は光熱費などのランニングコストを節約できますので、ロングスパンでみた時のコストパフォーマンスは決して悪くありません。
C値非公表のハウスメーカー
あれ?比較したのは40社なんだよね?
それにしてはランクインしているハウスメーカーが少なくない?
お、気付いたかね。
実は、上記ランキングに含まれないハウスメーカーは「C値」を公式発表していないのじゃよ。
と、いうことでC値非公表のハウスメーカーも以下にまとめておくぞい。
- C値非公表のハウスメーカー
- 積水ハウス
- 住友林業
- ダイワハウス
- へーベルハウス
- 三井ホーム
- アキュラホーム
- 秀光ビルド
- パナソニックホームズ
- クレバリーホーム
- 住友不動産
- タマホーム
- 泉北ホーム
- 飯田産業
- アイダ設計
- ゼロキューブ
- 富士住建
- ネクストハウス
けっこう、大手ハウスメーカーでもC値を公開していないところが多いんですね。
うむ。そうなんじゃよ。
C値(気密性)は、家にとって非常に重要な指標の一つだが、実は大手ハウスメーカーでも「C値」を公開していないところが多いのじゃ。
C値は大切な指標なんだから公開してほしいポン!
なんで公開しないところが多いの?
一応、建て前としては「C値は1棟1棟異なるものだから一概には言えない」とか「1棟1棟実測して平均値を取得しないと公開できない」というところが多いけど…。
ま、ズバリ言ってしまえば「公開していないところはC値に自信がない」と考えるのが自然じゃろうな。
なるほど。
「1棟1棟ちがうものだから、一概には言えない」って言われても、実測値の平均を公開しているところもあるんですもんね。
うむ。
基本的にC値を公開していないところは「C値に自信がない」と考えておくのが無難じゃな。
気になるならば入念なヒアリングが必要と考えておくべきじゃろう。
ま、とはいえC値は1棟1棟ちがうというのは正論だし、上記ランキングに食い込んでいるハウスメーカーも実測C値がブレる可能性は十分にあるため、参考程度にして最終的には自分のプランにおけるC値を「ヒアリングして建てた後には実測する」のがオススメじゃよ!
マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物です。誰もが絶対に失敗したくないと考えているはずなのに失敗・後悔した例は後を絶ちません。
それは「スペックの比較が足りない」からです!
マイホームに限らず、例えばTVやパソコンなどの家電製品を買う時でも「どのメーカーが性能が良いか?」「価格が安いか?」「保証が長いか?」必ず比較しますよね?
家電はこれまでに買う機会も多く、どの性能を重視すれば良いかなんとなくわかりますがマイホーム購入はほとんどの人が初体験。なにを重視すべきかわからず「モデルハウスに見学に行ったらすぐ気に入っちゃった」「なんとなく見た目で決めてしまった」というケースが非常に多いのです。
ハッキリ言ってマイホームは見た目だけでは性能まではわかりません。皆さん見た目でわからない性能面で失敗・後悔しているケースが非常に多いのです。
マイホームはこの先何十年と住むものです。
見た目のデザインももちろん大事ですがもっと大事なことを見落とさないでください。安全で快適なマイホームを建てるために大切なことは耐震性・断熱性・気密性・遮音性・耐久性・メンテナンス性・空気環境など、要するに「住宅性能」です。
そして性能を比較するために役立つのが無料でもらえる「住宅カタログ」です。少なくとも5社は無料カタログを見比べてください。
と、いうのも住宅性能については営業マンに口頭で質問するだけじゃ甘いからです。
ハウスメーカーの営業マンのことを悪く言うわけではありませんが、営業マンは住宅性能に関する質問にはだいたい「もちろん大丈夫ですよ!」と自信満々に答えます。これは住宅性能にたいして力を入れていないハウスメーカーの営業マンであっても、です。自信満々にこう言えるのは家が快適と感じるかどうかは「個人差があるから」です。引渡し後にクレームを言っても「個人的感覚までは責任を持てないですよ」と言われてはもうどうしようもありません。
だから「カタログスペックで比較することが大事」なんです。
公式カタログに記載されている情報に嘘はあり得ません。
それに複数社の住宅カタログを比較することで、あなた自身が建てたいスペックのマイホームが『だいたいいくらで建つのか?』という相場観も養われますし、理想のマイホーム像もしっかり固まってくるはずです。
そして複数の住宅カタログを比較し相見積もりを取ることは本命ハウスメーカーとの最終的な価格交渉の局面でも必ずあなたに有利になります。あいみつを取り「価格差があって迷っている」と伝えれば本命ハウスメーカーも、最後の最後で競合他社にお客様をとられてしまうくらいなら少しくらいの値引きに応じる、というケースは多いです。いずれにしても注文住宅のマイホーム計画において『複数社を比較した経験』は必ず役に立ちます。
無料の住宅カタログを比較することはマイホーム計画で絶対に欠かせない大切な「第一歩」。
大事なマイホーム計画で絶対に失敗しないために、ハウスメーカー選びは必ず「カタログスペック」で比較してください。
今回の記事をまとめると
- C値=気密性を表す数値
- C値は値が低いほど気密性が優秀
- 住宅にとってC値が優秀に越したことはない
- C値は1棟1棟ことなるので公開数値も参考程度に
- 住宅のC値(気密性)が高いことによるメリット
- 断熱性能の低下を防げる
- 空調効率がよくなり光熱費が抑えられる
- 内部結露を抑える
- 床が冷たくない
- 換気を効率よく行える
- 住宅のC値(気密性)が高いことによるデメリット
- 特になし
注文住宅のマイホーム計画は「比較・相見積もり」が"超重要"です!
さて、アシスタント諸君よ!
注文住宅でマイホームを建てたいと思った時「まず何をすべきか?」知っているかね?
たしかにマイホームって購入経験ないですし。
まずなにからすればいいのかわからないですね…。
チッチッチ!
「いきなり住宅展示場へ行く」のはハッキリ言ってオススメしないぞい。
長くなるのでオススメしない理由は以下のリンクで読むのじゃ。
なんで「いきなり住宅展示場へ行っちゃダメなの?」理由はコチラ!≫
これはなにも住宅に限った話ではない。
例えば最新型テレビを買う場合を考えてみよう。テレビも同じような見た目でも画質や機能はもちろん価格だってピンキリじゃ。だからテレビを買う前にスペックを比較するもんじゃろ?
そりゃあ比較するよね。
だって知らないで画質が悪いテレビとか価格が高いテレビ買っちゃったら損しちゃうじゃん。
そう!その通りなんじゃ。
家よりもはるかに安い買い物の家電でもじっくり比較してから買い物するのだから注文住宅だって比較して当然。
なるほど。
それは確かにその通りですよね。
それにね。注文住宅はハウスメーカーが違えば「住宅性能の差」「デザイン性の差」「メンテナンス性の差」が非常に大きいもの。
そしてなによりテレビとは比較にならないくらいに「価格の差」が大きいのじゃ!
そうなんですか…
いったいどれくらいの価格差があるものなんですか?
1000万円も価格差があることもあるの?!
同じような住宅性能スペックなのに?!
余裕であり得るし、別に珍しい例じゃないぞい。
と、いうかそもそもオーダーメイドの注文住宅の場合「複数のハウスメーカーで比較しない限り、自分の希望条件のマイホームの適正価格がつかめない」と言った方が正確じゃろうな。
1社を見学しただけで気に入ってしまって営業マンに言われるがままに家を建ててしまうということは自分の希望条件の家の適正価格がわからないまま「人生最大の買い物」をするということじゃ。
どうじゃ?
もし自分がウン百万円単位の金額を損していたことが後からわかったら後悔するじゃろ?
うむ。
だからこそ注文住宅のマイホーム計画はまずは住宅カタログを比較するべきなんじゃよ!
正確には、複数社のカタログを比較して候補のハウスメーカーを見つけたら次に「相見積もり」をすることが絶対条件にはなるけどね。
ただ、ハッキリ言って「複数社のカタログ比較」と「相見積もり」という手順を踏むだけでウン百万円単位の金額を損してしまう可能性は格段に減ると言ってよい。
チッチッチ!
住宅カタログの取り寄せは完全無料だし、候補のハウスメーカーのHPで一つ一つ取り寄せるような面倒な作業も必要ない。
いまどき住宅カタログはライフルホームズで無料一括取り寄せがスタンダードじゃ!
建てたいエリアやおおまかな予算を入れるだけで、施工可能なハウスメーカー・工務店がバシッと出てくるので手続きもそれこそ3分ほどでできちゃうぞい。超簡単じゃよ。
無料で簡単、すぐ届く。
住宅カタログの比較はメリットこそたくさんあるが、デメリットになるようなことは一つもないので間違いなくやっておくべき「家づくりの必須項目」と心得るのじゃ。
そういうこと!
なにより家族でカタログを見ながら「これもいいな!それもいいな!」と話す時間は最高に楽しいものじゃよ!
家づくり失敗の確率も減るし、すでに気になるハウスメーカーがあったとしても「少なくとも5社くらいの住宅カタログは比較しておくこと」をオススメするぞい!
ライフルホームズは住宅情報サイトの最大手!安心安全に優秀なHMから比較できますよ!
まずは抽出するハウスメーカーの検索条件を選びます。
「建物価格」「建築予定地」「人気テーマ」で検索できますが、エリアが決まっているなら「建築予定地」で検索するのがオススメ。希望の市区町村まで選べば施工エリア対応しているハウスメーカーがズラリ出てきます。それぞれザックリとした価格帯・坪単価も掲載されていますので条件に合いそうなハウスメーカーを選ぶだけ。この段階ではいろいろなハウスメーカーのカタログを取り寄せちゃってOKです!
次にお名前や住所・ご連絡先など必要事項を入力する項目になります。必須事項は入力しますが、任意の項目は書いても書かなくても大丈夫です。
必要事項を入力したら案内に従ってページを進めるだけです。所要時間は約3分程度。とっても簡単です。
コメント
東北人としては、北洲ハウジングと土屋ホームのハウスメーカー詳細もあると嬉しいです。
やはり雪国として温かい家を建てたいので、どうなのかなと思います。
C値はすごく気になっていたので、こういうまとめサイトは助かります。願わくば地方の工務店などの情報もまとめてあると嬉しいですが、さすがに数が多すぎて難しいでしょうか。
気密性ランキングの上位2社は知らなかったです。土屋ホームはエリア対応していそうですので、チェックリストに加えてみます。ありがとうございます。
住宅の気密性は本当に大事なので重視するべきです。
気密性と断熱性はセット。気密性がわるくて結露する家は劣化しやすいのて、長持ちする家を建てたいならc値はちゃんと実測すべきです。
ウェルネストホームって早田さんのところですね。YOUTUBEでみたことありますが、確かにここは気密性・断熱性良さそうですね。
c値に関しては保証しているかどうかも気になります。同じメーカーでも測定値が0.3程度違ったりしたのをブログなどで見ました
C値について聞くと「C値?ちょっとうちでは測ってないですね」って言ってくるハウスメーカーが未だにあるのが不思議で仕方ない。注文住宅は高い買い物だし、最近はインターネットで前もって調べるのが当たり前なんだから施主サイドも最低限C値とかUA値について知ってるのが当たり前。営業サイドがC値について知らないのは話にならないです。最低でもC値実測してくれるハウスメーカーで家は建てるべき。
C値は実測値。計算で出せる数値じゃないから、いかに緻密に狂いなく建てているか?というのがわかる数値です。C値実測している工務店は精密な施工ができるとある程度信頼してもいい。反対にC値を測ってもいない、公開もしていないところは施工に狂いがあることを疑うべきかも。いかにトリプル窓とか使っていても施工が精密でなければ高いC値は出せない。
なるほど。しっかりとした施工をしているかどうかを判断するためにも気密性の高い家を創れる会社で、なおかつ引渡し前に測定してくれるところが良いわけか。勉強になります。
気密性のことを軽く考えてるハウスメーカー多すぎ問題。全棟、気密測定すればいいのに。たぶんいい加減な施工をしているのがバレるからできないんだろうけど。
まさにその通りだと思っています。注文住宅で建てるなら気密測定をしてもらうのは基本だと思います。できない理由がないし、なんなら外部のサービスを使った方がいいです。C値はしっかり施工しているかどうかの指標にもなると思いまさう。
気密性が長期優良住宅認定の基準に含まれないのは、積水ハウスとかダイワハウスとかパナホームとか鉄骨住宅メーカーへの忖度って話はどっかで聞いたことあります。鉄骨メーカーはどうしても気密性は木造に劣るから、気密性に一定の基準を設けると鉄骨メーカーがピンチになるとか。
全棟気密測定している業者増えてますね。ハウスメーカーでなく工務店の方ですけど。大手ハウスメーカーよりも地域の工務店の方がむしろいい数値出しているところもあります。
断熱のことばかり説明するハウスメーカーが多いけど気密性のことはあまり語られないのは気密測定を全棟でやってるわけじゃないから。自信満々に言えない
地元の高高住宅を建てる工務店に聞きましたが、C値が低いと換気もうまくいかないし家の中で局部的な温度差ができて結露の温床になると。壁内通気、屋根通気がちゃんとしていればいいが、結露がそのままだと部分的に構造が劣化する恐れもあると。木造一戸建てはちゃんと丁寧に気密をとればC値0.7は絶対だせると言われました。最低限このラインは目指した方がいいと。個人的には保証C値を掲げてるところが良いと思います。
気密性を高めるのは家の防湿を考えるうえでも大切。木造住宅は湿気が一番の大敵だから、気密が悪い家はカビ生えまくる。カビが生えるってことは構造も腐りやすい。そういう環境にしないためにもC値はちゃんと測った方がいい。
2022年5月に断熱等級5、2022年10月に断熱等級6と7が新設されたのでいよいよ日本も省エネ住宅が本格的に普及していく土壌ができたとおもいますが、それでもまだC値の基準や等級ができないのはなぜなんでしょう。断熱だけでなくC値も同じくらい重要って有識者はわかっているはずだと思うんですが。もしかして日本の鉄骨メーカーに忖度してるのですかね…。
気密性は大事。C値を測ることは法律で義務付けた方がいい。
長期優良住宅の認定基準にC値が含まれてないのがそもそもおかしいと思います。考えすぎなんだろうけど大手鉄骨メーカーへの忖度に思えて仕方ない。