今回のブログ記事では一条工務店のオリジナルタイル外壁「ハイドロテクトタイル」について詳しく解説するぞい!一条工務店を検討している人は「ハイドロテクトタイルの機能や価格なども気になるはず。そんな人はこのブログ記事を読めば一発で解決じゃ!
ハイドロテクトタイルとは
さて、今回は一条工務店の大きな特徴の一つ。オリジナル外壁「ハイドロテクトタイル」の特集じゃ!
ハイドロテクトタイルってなんか凄そうな名前だポン!やっぱり普通のタイル外壁よりも優秀なのかな?
モチのロンじゃ!ハイドロテクトタイルは名前がカッコいいだけじゃなく、機能面でもかなり優秀なタイル外壁なんじゃ。じゃないと、ひと記事使って特集しないわい。
確かにそうですよね。じゃあハイドロテクトタイルはどんなタイル外壁なんですか?
ハイドロテクトタイルは一条工務店と衛生陶器メーカー「TOTO」が共同開発したタイル外壁で、TOTOの「ハイドロテクト」という光触媒技術を活用したタイル外壁なんじゃ!
なるほど、TOTOの「ハイドロテクト」って技術を使ったタイルだから「ハイドロテクトタイル」なんですね!
うむ、TOTOの光触媒技術「ハイドロテクト」は一条工務店のハイドロテクトタイルの他にもかなり実績があるんじゃよ。例えば、大型商業施設とかマンションとか国内だけでも7000件以上の採用実績がある。さらに世界でみてもブラジル和―都度カップ競技場などにも使われたんじゃよ。
実力は世界が認めているってことかな。
ハイドロテクトタイルの特徴 セルフクリーニング機能
ところでさっきからちょくちょく出てくるけど「光触媒」ってなんなの?
あぁ、その解説がまだじゃったな。光触媒の説明は以下の通りじゃ。
- 光触媒とは
- 太陽光などの光を吸収することで「触媒」として働く物質のこと。触媒とは化学反応において特定の反応を促進させることを言う。
難しいこと言われてもチンプンカンプンですけど?!
もうすこしわかりやすく解説してほしいです…!
フォッフォッフォ!
カンタンに説明すると光触媒とは太陽光を浴びることで「分解力(=汚れを分解して付着力を弱める効果)」と「親水性(=水で洗い流しやすくする効果)」の二つの機能が生まれるモノなのじゃ。
つまり光触媒を使ったタイルは太陽光を浴び、雨が降ることで自然と自動的に洗浄されるってわけじゃよ!これをセルフクリーニング機能というぞい!
へー!なにもしなくても勝手に太陽と雨が洗ってくれるなんてすごいポン!
うむ。
ハイドロテクトタイルは光触媒「ハイドロテクト」のおかげで「チリ・ホコリ」の吸着も抑えてくれるし、排気ガスや排煙などの街中にあふれる「大気中の汚染物質」も付きにくい。そしてこれらの汚れがもし付いたとしても、太陽光で付着するチカラを弱めるから最終的に雨が降ればキレイに洗い流されるのじゃ!
だからずっとキレイに保たれるってワケじゃな!
なるほど!
でも、太陽光で付着力を弱めるってことは陰になっているところとか日当たりの悪いところとか、雨があたりにくいところは汚れが落ちにくいってことですか?
するどい質問じゃ。
確かに光触媒が効果を発揮するためには「太陽光」が必要といったが、正確には「紫外線」が当たればいいのじゃ。なので、ちょっと日当たりが悪いくらいなら紫外線は届くため問題はないじゃろう。まぁ日当たり抜群の箇所と比べると多少は汚れが落ちにくいかもしれないけどね。
ただ紫外線も届きにくい完全な陰になっているところや雨が全く当たらない箇所ではハイドロテクトタイルの効果は発揮しにくいと言えるのう。
なるほど、じゃあハイドロテクトタイルは日当たりの良い家と相性が良いんだね!
その通り!ま、日当たりがあまり良くない立地でも普通のタイルよりは汚れが付きにくいからあんまり心配はいらないと思うぞい。
ハイドロテクトタイルの特徴 メンテナンス費用が抑えられる
ハイドロテクトタイルのもう一つの特徴は、その他の外壁材に比べてメンテナンス費用が大幅に抑えられるという点じゃ!まぁ、これはハイドロテクトタイルの特徴というか「タイル外壁全般の特徴」といった方が正しいけどな。
タイル外壁はそもそも塗り替えメンテナンスが必要ない優秀な外壁材なんですよね!
え!ハイドロテクトタイルも塗装メンテナンスがいらないの?光触媒って塗装してあるわけじゃないの?塗ってあるとすれば経年で塗り直ししないといけないんじゃない?
お、いいところに気がついたのう。実はハイドロテクトタイルは光触媒が塗装されているわけではなく、タイルを造る時に焼き付けてあるのじゃ。したがって経年で塗装がはげてしまうということがほとんどない。だから、ハイドロテクトタイルの表面は塗装メンテナンスフリーなんじゃ!
なるほど!それを聞いて安心したポン!
ただしタイル自体のメンテナンスは必要ないが、タイルの「シーリング(目地部分)」についてはメンテナンスが必要じゃ。これはハイドロテクトタイルだけじゃなく、ほぼすべてのタイル外壁に当てはまるぞい。
とはいえ数十年単位でみたメンテナンスコストはかなり安く抑えられるけどね。
例えば、一般的なサイディング外壁を採用している一戸建てと一条工務店の全面タイル貼りの家を比べてみようか。
サイディング外壁の家とタイル外壁の家だと、50年間でなんと640万円もの差が出てきてしまうのじゃ!
すっごい差だポン!640万円あれば高級車も買えちゃうよ!
サイディング外壁の場合は、だいたい10年ごとに塗装メンテナンスとかシーリング捕集が必要なんですね。その点タイル貼りの家は30年に一回のシーリング打ち替えだけでいいのか。塗装メンテナンスがないだけでかなり違うんですね。
50年間で68万円のメンテナンス料金だけで済むってかなり安いですよね?
うむ!50年間で外壁メンテナンス68万円はかなり安い方じゃ。
タイル外壁はメンテナンス費用を抑えられて、おまけに頑丈で傷も付きにくい。重厚感・高級感もある。ハイドロテクトタイルの場合はさらに傷が付きにくい。かなり優秀な外壁じゃな!
最高の外壁じゃん。
ハイドロテクトタイルは基本的にはオプション(一部例外アリ)
あ、大事なこと聞き忘れてた。ハイドロテクトタイルって一条工務店の全商品に標準採用されているものなの?
いや、ハイドロテクトタイルは実はオプションなんじゃよ。ま、タイル外壁はほとんどのハウスメーカーでオプションの位置付けとされてものだし、こればっかりは仕方ないの。
ただし!2019年08月に発表されたばかりの一条工務店の新商品「グラン・セゾン」ではハイドロテクトタイルが標準採用されているのじゃ!ハイドロテクトタイルが標準採用されているのは今のところ「グラン・セゾンのみ」と考えてOKじゃ。
一条工務店の新商品ですか!それについても知りたいです!
うむ。グランセゾンは従来からある一条の「セゾン」シリーズの上位モデルとして発売された商品じゃな!こちらも近いうちに解説ブログをまとめるので待っておってくれ!
話は少しずれたが、ハイドロテクトタイルをオプション採用できるのは一条工務店のなかでも一部の商品のみでアイスマートとアイキューブのみじゃよ。
ハイドロテクトタイルの価格
ハイドロテクトタイルのオプション価格はザックリいくらくらいなの?
一条工務店はよくハイドロテクトタイルをキャンペーン価格で売り出しているので、一概には言いにくいのじゃが、だいたい「30坪くらいの家で全面ハイドロテクトタイル貼りで30万円」くらいと考えてOKじゃよ。
え!安くない?
30坪くらいの家で30万円ですか!全面タイル貼りのオプションとしてはかなり安い気がするんですが。だって1坪1万円くらいで施工できちゃうってことですよね?
うむ!ハイドロテクトタイルはTOTOと共同開発したとはいえ、一条工務店がフィリピンにある自社工場で生産しているもの。他社から卸してもらっているわけじゃないので、他社のタイル外壁オプションに比べるとかなり安い方じゃよ。
他社のハウスメーカーの場合、30坪くらいの家で100万円~200万円くらいはすると考えておいた方がいいからのう。それにハイドロテクトタイルはキャンペーン次第ではもっと安くなることもあるぞい。
一条工務店のハイドロテクトタイルは高機能で比較的安いため、アイスマート・アイキューブなど採用できる家を建てる人はほとんど8~9割の人が採用しているのじゃ!
やっぱりハイドロテクトタイルって人気があるんだ~!高機能ですもんね!
優秀な光触媒タイルがこんなに安いって。やっぱり一条工務店ってすごいポン!
FPの家
土屋ホーム
タマホーム(大地の家)
アエラホーム(クラージュシリーズ)
アイフルホーム
フィアスホーム
ウェルネストホーム
セルコホーム
一条工務店と価格帯が近いハウスメーカー
住友林業
積水ハウス
トヨタホーム
セキスイハイム
パナソニックホーム
「家は性能。」をコンセプトに掲げる一条工務店は、非常に優れた住宅性能が魅力のハウスメーカー。特に気密性・断熱性(C値・UA値)のレベルは他社を圧倒しています。必然、よく比較されるハウスメーカーも気密性・断熱性を得意としたハウスメーカーが多いです。
確かに一条工務店は気密性・断熱性など住宅性能に非常に優れますが「施工エリアによってはオーバースペック(過剰性能)なのでは?」という意見もあります。「ちょうどいい性能でより安く、より自由度を高く」というハウスメーカーとも、ぜひとも比較しておくべきです。
競合ハウスメーカーと比較することで「今までとは別の大事なポイント」が見えてくることもよくあること。一条工務店を候補に検討している方は、少なくとも上記のハウスメーカーと「カタログスペック」で比較しておきましょう。
ハイドロテクトタイルのメリット・デメリット
じゃあ一条工務店のハイドロテクトタイルのメリット・デメリットをまとめてみよう。まずはメリットからじゃ。
- ハイドロテクトタイルのメリット
- 汚れに強い
- 水や寒さに強い
- 変色に強い
- 劣化に強い
- 傷に強い
- 火や熱に強い
ハイドロテクトタイルはメリットがたくさんあるポン!
うむ。まず一つ目の「汚れに強い」という点は前述の光触媒(ハイドロテクト)の効果じゃな!そして一条のハイドロテクトタイルは吸水率3.0%以下となり水分をほとんど吸わないので、凍害にも強い。寒冷地でも安心して施工できるのじゃ。
それ以降はハイドロテクトタイル特有のメリットというわけではなく、タイル外壁全般に共通するメリットじゃな。
こうみるとタイル外壁ってかなり優秀ですよね。変色・劣化・傷・火・熱に強いなんて!
状態異常無効のラスボスみたいだポン。
たぬきくんはゲーム脳だなぁ。
うむ。タイルは天然素材を原料としているので、自然界の岩とかと同じで強い日差しなどにも強く変色しにくいし劣化もしにくいのじゃ。さらに堅いので傷も付きにくいし、そもそも焼き固められているので火や熱にも強いってわけじゃ。
じゃあハイドロテクトタイルのデメリットは?
- ハイドロテクトタイルのデメリット
- 雨があたらないor完全な陰になっている部分は汚れが取れにくい
- シーリング(目地部分)はメンテナンスが必要
- オプション料金がかかる(30坪でおおよそ30万円程度)
- 種類(色)が少ない
デメリットはこんなところじゃな。ハッキリ言ってハイドロテクトタイルはメリットの方が大きいぞい。
アイスマート・アイキューブの場合、オプション料金が必要ですけどランニングコストが安いからそれでペイできますもんね。
うむ。シーリング部分のメンテナンスは必要じゃが、それでも他のサイディングやモルタルなどの外壁材に比べてかなりメンテナンス金額は安く抑えられるからの。
あ、でも選べる色が少ないのはちょっとイヤだなぁ。
うむ。カラーバリエーションが少ないのはちょっとデメリットかもしれんのう。ハイドロテクトタイルの色はホワイト・ブラック・ピンク・オレンジ・ブラウンの全5種類じゃ。ちょっと少ないのう。今後、色のバリエーションは増やしてほしい課題といえるのう。
あ、でも全面1種類で貼るか、2種類選んでツートンカラーにするかは選べるぞい。
ツートンカラーはカワイイですけどね!
基本的にハイドロテクトタイルに致命的なデメリットはないと言ってもいいじゃろう。そもそも「タイル外壁」というだけで優秀な外壁材じゃが、ハイドロテクトタイルは光触媒を使っていることもあり特に優秀。一条工務店を候補にしている方はハイドロテクトタイルも検討すべきと覚えておこう。
マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物です。誰もが絶対に失敗したくないと考えているはずなのに失敗・後悔した例は後を絶ちません。
それは「スペックの比較が足りない」からです!
マイホームに限らず、例えばTVやパソコンなどの家電製品を買う時でも「どのメーカーが性能が良いか?」「価格が安いか?」「保証が長いか?」必ず比較しますよね?
家電はこれまでに買う機会も多く、どの性能を重視すれば良いかなんとなくわかりますがマイホーム購入はほとんどの人が初体験。なにを重視すべきかわからず「モデルハウスに見学に行ったらすぐ気に入っちゃった」「なんとなく見た目で決めてしまった」というケースが非常に多いのです。
ハッキリ言ってマイホームは見た目だけでは性能まではわかりません。皆さん見た目でわからない性能面で失敗・後悔しているケースが非常に多いのです。
マイホームはこの先何十年と住むものです。
見た目のデザインももちろん大事ですがもっと大事なことを見落とさないでください。安全で快適なマイホームを建てるために大切なことは耐震性・断熱性・気密性・遮音性・耐久性・メンテナンス性・空気環境など、要するに「住宅性能」です。
そして性能を比較するために役立つのが無料でもらえる「住宅カタログ」です。少なくとも5社は無料カタログを見比べてください。
と、いうのも住宅性能については営業マンに口頭で質問するだけじゃ甘いからです。
ハウスメーカーの営業マンのことを悪く言うわけではありませんが、営業マンは住宅性能に関する質問にはだいたい「もちろん大丈夫ですよ!」と自信満々に答えます。これは住宅性能にたいして力を入れていないハウスメーカーの営業マンであっても、です。自信満々にこう言えるのは家が快適と感じるかどうかは「個人差があるから」です。引渡し後にクレームを言っても「個人的感覚までは責任を持てないですよ」と言われてはもうどうしようもありません。
だから「カタログスペックで比較することが大事」なんです。
公式カタログに記載されている情報に嘘はあり得ません。
それに複数社の住宅カタログを比較することで、あなた自身が建てたいスペックのマイホームが『だいたいいくらで建つのか?』という相場観も養われますし、理想のマイホーム像もしっかり固まってくるはずです。
そして複数の住宅カタログを比較し相見積もりを取ることは本命ハウスメーカーとの最終的な価格交渉の局面でも必ずあなたに有利になります。あいみつを取り「価格差があって迷っている」と伝えれば本命ハウスメーカーも、最後の最後で競合他社にお客様をとられてしまうくらいなら少しくらいの値引きに応じる、というケースは多いです。いずれにしても注文住宅のマイホーム計画において『複数社を比較した経験』は必ず役に立ちます。
無料の住宅カタログを比較することはマイホーム計画で絶対に欠かせない大切な「第一歩」。
大事なマイホーム計画で絶対に失敗しないために、ハウスメーカー選びは必ず「カタログスペック」で比較してください。
今回の記事をまとめると
- ハイドロテクトタイルは光触媒技術を採用したタイル
- 光触媒タイル特有のセルフクリーニング機能がある
- ハイドロテクトタイルは塗装メンテナンスは必要ない
- ただしシーリング部分(目地)のメンテナンスは必要
- シーリング部のメンテナンスはおよそ30年に一度程度
- ハイドロテクトタイルを採用できるのはi-smart・i-cube・グランセゾンのみ
- ハイドロテクトタイルはi-smart・i-cubeではオプション
- ただし新商品「グランセゾン」ではハイドロテクトタイルを標準採用
コメント
一条で建てるなら絶対ハイドロテクトタイルは採用したほうがいいです。タイル外壁は本当に汚れないですし見た目の高級感もワンランクどころかツーランクくらい上がります。メンテコストを考えてもハイドロテクトタイルはオススメ。初期費用かける価値アリ。