今回のブログ記事では注文住宅の窓断熱について詳しく解説していくぞい!家のトータル的な断熱性能をあげるには窓断熱は超重要なポイントなんじゃ。断熱性能が高く暮らしやすいマイホームを建てたい人はこのブログ記事は必見じゃよ!
窓断熱とは
さて今回のブログ記事では「窓断熱」の特集じゃ!先にハッキリ言っておくが窓断熱は新築マイホームを建てるうえで超がつくほどの重要ポイントじゃ!覚えておいて損はないぞい!
博士は「マイホームは断熱性・気密性が重要」ってよく言っているもんね。
だってどうせ新築注文住宅を建てるなら「夏は涼しくて冬は暖かい」方が良いに決まっておるからの!
じゃあ博士!まずは「窓断熱とはなにか?」という点から解説をお願いします!
うむ!窓断熱とは「窓の断熱性」のことじゃな!
そのまんまじゃん。
じゃあもうすこし正確に言おうか。住宅の窓というのは大きく分けて「窓ガラス」と「窓サッシ」というパーツで構成されているのじゃ。窓ガラスと窓サッシはどちらも重要で、どちらか一方だけが断熱性が高くてもあまり意味がない。両方とも断熱性の高いものを採用して、初めて家のトータル的な断熱性が向上するもの。
つまり、窓断熱とは正確には「窓ガラスと窓サッシの断熱性」の総称というわけじゃな!
窓ガラスも窓サッシもすごく重要なポイントってことですね!
両方のチカラが合わさって初めて真の力を発揮する…なんか合体ロボみたいだね!
まぁ窓ガラスと窓サッシは実際に合体するしね。
マイホームの窓断熱がなぜ重要か?
博士は「窓断熱は家にとって超重要!」って言うけど、なんでそんなに重要なの?理由がわからないと学ぶ気にもならないポン!
ふむ。確かにそういうものかもしれないな!じゃあいい機会だから教えておこう。住宅のなかで一番「熱損失が大きいのは窓」なんじゃ。住宅の箇所ごとの熱損失の割合はザックリ以下の通りじゃ。
- 住宅の熱損失箇所(冬の場合)
- 屋根:5%
- 換気:15%
- 外壁:19%
- 床 :9%
- 窓 :52%
- 住宅の熱損失箇所(夏の場合)
- 屋根:6%
- 換気:5%
- 外壁:12%
- 床 :3%
- 窓 :74%
冬の場合で5割以上、夏の場合だと7割以上も窓から熱損失してしまうんですね。これは博士が「窓が超重要」って言ってる意味がわかりました。
うむ。窓断熱の性能が低いと夏は窓から熱気がガンガン入ってくるし、冬は室内の暖かい空気が窓からガンガン逃げて行ってしまう。結果、温度差の激しい暮らしにくい家になってしまうしエアコン代もたくさんかかってしまうのじゃ。
窓断熱めちゃくちゃ重要じゃん。
試しに家の窓に手を近づけてみるとすぐにわかるぞい。冬だと冷たいし夏だと熱くなってるはずじゃ。室内の壁を触っても冷たくも熱くもないじゃろ。これが壁と窓の断熱性能の差ってわけじゃ。
なるほど。窓はそもそも断熱性能が弱い箇所だから、ここの性能を高めることで家のトータル的な断熱性能が格段に上がるってわけですね。
その通り。だから「窓断熱は重要」なのじゃ。
窓ガラスの種類 一覧
窓断熱の重要性がわかったと思うので、次は「窓ガラス」について解説しよう。アシスタント諸君は住宅の窓ガラスにはどんな種類があるのか知っているかね?
そもそも窓ガラスに種類があるってこと自体知らなかったポン!
ではイチから解説しよう。住宅に使われる窓ガラスはザックリこんな種類があるぞい。
- 注文住宅の窓ガラスの種類
- シングルガラス(単層ガラス・1枚ガラス)
- ペアガラス(2枚ガラス)
- Low-Eペアガラス
- トリプルガラス(3枚ガラス)
- 5枚ガラス
窓ガラスだけでもけっこうな種類があるんだね。覚えられないかも…。
完全に覚えなくてもこのブログをブックマークしておけばいいだけじゃよ。この記事は永久保存版じゃ!
ブックマークするだけなら簡単だね!ぼくにもできるポン!
じゃあ順番に窓ガラスの特徴やメリット、デメリットを解説してください!
シングルガラス(単層ガラス・1枚ガラス)
まずはシングルガラスじゃ。シングルガラスはただの1枚ガラスのことじゃな。単板ガラスとかフロートガラスとも呼ばれており、今の日本の一戸建て住宅で一番使われている窓ガラスじゃ。
シングルガラスは、言わば「ただのガラス板」なので断熱性能は窓ガラスの中でもっとも低いぞい。もちろん価格も一番安い。
一番、断熱性能が低い窓ガラスが一番使われているってなんか変なの。
いやいや。勘違いしちゃいけないぞい。近年、建てられている新築住宅はほとんどシングルガラスは採用されていないよ。断熱性が低いからね。
あくまで昔から建っている既存の一戸建て住宅を含めるとシングルガラスが一番シェアが多いって意味じゃ。昔の家は断熱性能が低いのは、シングルガラスを使っていることも大きく影響しているとも言えるのう。
なるほど。既存の住宅を含めるとシングルガラスが一番使われているってことですね。
- シングルガラスのメリット
- 価格が安い
- シングルガラスのデメリット
- 断熱性能が低い
- 遮音性能が低い
- 結露しやすい
ペアガラス(2枚ガラス)
ペアガラスは2枚のガラス板で構成されており内部に空気の層をもつ窓ガラスのことじゃ。ペアガラスの空気層のことを「中空層」と言うぞい。
中空層のあるペアガラスは、ただのシングルガラスよりも断熱効果が高そうですね!
その通り。もちろんシングルガラスよりもペアガラスの方が断熱性能が高いぞい。
そしてペアガラスの中空層に封入されている気体にも「ドライエアー」「アルゴンガス」「クリプトンガス」「真空」などの種類があって、中空層になにが封入されているかによっても断熱性能が変わってくるのじゃ。
複層ガラスの中空層の種類 | 断熱性能 |
---|---|
真空 | 高い |
クリプトンガス | ↓ |
アルゴンガス | ↓ |
乾燥空気(ドライエアー) | 低い |
- ペアガラスのメリット
- 断熱性能がやや高い
- 遮音性能がやや高い
- 結露しにくい
- ペアガラスのデメリット
- 価格がやや高い
Low-Eペアガラス
そして近年の注文住宅で一番採用されているのは、この「Low-Eペアガラス」じゃな!
「Low-Eペアガラス」も2枚のガラスで構成された内部に中空層があるペアガラスだが、ガラスの内側(または外側)に「Low-E金属膜」と呼ばれる特殊な低放射性能をもつ金属の膜が張られているのが特徴じゃ。
その「Low-E金属膜」とやらは何の役にたつの?
Low-E金属膜は低放射性能をもっているので、放射熱の移動を抑える機能がある。つまり、簡単にいえば日射熱とか紫外線をカットするってわけじゃな!通常のペアガラスよりもさらに高機能な窓ガラスと考えてOKじゃ。
ふむふむ。夏の紫外線を窓ガラスがカットしてくれるのは女子的には嬉しいですね!
夏だけでなく、Low-E金属膜は冬も室内の熱が外に逃げるのを抑える役割をするから、一年中より快適な室内となるぞい!
Low-Eペアガラスにも、ドライエアーとかアルゴンガスとかが入っているってことかな?
その通り。Low-Eペアガラスも中空層になにが封入されているかで断熱性能が変わるぞい!
- Low-Eペアガラスのメリット
- 断熱性能が高い
- 遮音性能がやや高い
- 日射熱・紫外線をカットする
- 冬は熱を逃がしにくい
- 結露しにくい
- Low-Eペアガラスのデメリット
- 価格が高い
トリプルガラス(3枚ガラス)
トリプルガラスは、3枚のガラスで構成されており内部に2層の中空層をもつ窓ガラスじゃ。中空層が2つあることにより、ペアガラスよりも格段に断熱性・遮音性が高いことが特徴じゃ。ペアガラスよりも上位の窓ガラスと言えるのう。
トリプルガラスも「Low-Eタイプ」とか「アルゴンガス入り」「クリプトンガス入り」とかの種類があるのかな?
その通り。Low-Eタイプのトリプルガラスもあるし、中空層の種類はだいたいその4種類のどれかじゃ。
トリプルガラスはおもに寒冷地仕様の窓ガラスじゃが、一条工務店など一部のハウスメーカーでは標準仕様として採用されているケースもあるぞい。
- トリプルガラスのメリット
- 断熱性能が非常に高い
- 遮音性能が非常に高い
- 日射熱・紫外線をカットする(Low-Eタイプの場合)
- 冬は熱を逃がしにくい(Low-Eタイプの場合)
- 結露しにくい
- トリプルガラスのデメリット
- 価格が非常に高い
- 分厚い(サッシも分厚くなり室内を圧迫するケースも)
5枚ガラス
5枚ガラスは5枚のガラスで構成されており中空層を3つももつ窓ガラスじゃ。もちろんトリプルガラスよりも断熱性能・遮音性能が高い。5枚ガラスは現状ほぼ最上位の窓と言えるのう!
5枚ガラス!すごいね、そんなのまであるんだ。最強の窓ガラスだポン!
ただ5枚ガラスは完全に寒冷地向けの窓と言える。注文住宅業界でも標準仕様で5枚ガラスを採用しているハウスメーカーは聞いたことがないので、基本的にオプションで採用するものと考えておこう。寒冷地じゃなければ、5枚ガラスはちょっとオーバースペックとも言えるじゃろう。
- 5枚ガラスのメリット
- 最上位の断熱性能
- 最上位の遮音性能
- 日射熱・紫外線をカットする(Low-Eタイプの場合)
- 冬は熱を逃がしにくい(Low-Eタイプの場合)
- 結露しにくい
- 5枚ガラスのデメリット
- 価格がもっとも高い
- もっとも分厚い(サッシも分厚くなり室内を圧迫するケースも)
窓ガラスの断熱性能を比較
窓ガラスの種類についてはザックリと上記の通りじゃな。断熱性能の順番としては以下の通りになる。
窓ガラスの種類 | 断熱性 |
---|---|
5枚ガラス | 高い |
トリプルガラス | ↓ |
ペアガラス | ↓ |
シングルガラス | 低い |
複層ガラスの中空層の種類 | 断熱性 |
---|---|
真空 | 高い |
クリプトンガス | ↓ |
アルゴンガス | ↓ |
乾燥空気(ドライエアー) | 低い |
窓サッシの種類 一覧
次は窓サッシの解説じゃ!窓断熱は窓ガラスだけ優秀なものを選んでもあまり意味がない。窓断熱の性能を上げるには窓サッシも断熱性の高いものを採用するべきじゃ。
窓サッシにはザックリこんな種類があるぞい!
- 注文住宅の窓サッシの種類
- アルミサッシ
- アルミ樹脂複合サッシ
- 樹脂サッシ
- 木製サッシ
じゃあ、それぞれの特徴やメリット・デメリットを教えてください!
アルミサッシ
まずはアルミサッシじゃな。アルミサッシはその名のとおりアルミ製の窓サッシじゃ。アルミサッシは軽くて丈夫で価格も一番安いというメリットがあるが、アルミは熱伝導率が高い素材のため「断熱性能は窓サッシのなかでもっとも低い」と覚えておこう。
アルミサッシは一番断熱性が低い窓サッシね!覚えたポン!
- アルミサッシのメリット
- 軽い
- 頑丈で耐久性がある
- さびに強い
- 価格が安い
- アルミサッシのデメリット
- 断熱性能が低い
樹脂サッシ
樹脂サッシは「塩化ビニール樹脂」でできているサッシで非常に断熱性能が高い点が特徴じゃ。
樹脂サッシはどれくらい断熱性能が高いんですか?
細かな断熱性能の違いは商品にもよるが、素材の時点でアルミと樹脂の断熱性能はケタ違いじゃ。素材としての断熱性能は樹脂はアルミのおよそ1000分の1の熱伝導率となる。つまり、アルミの1000倍の断熱性能と言えるのう。
1000倍!?凄すぎるポン!
うむ。断熱性能がケタ違いに高いから結露もしにくい。
ただし樹脂サッシはアルミサッシに比べて強度や耐久性の面では少し劣る。樹脂は腐食やさびには強いが紫外線には若干弱いのじゃ。なので、日当たりの良い箇所は樹脂サッシを避けるという人もいるぞい。
樹脂サッシは価格はどうなんでしょう?
ザックリじゃが、樹脂サッシはアルミサッシのだいたい2倍くらいの価格と考えておくといいぞい。
ほえ~。けっこう高いんだね。
樹脂サッシは多くのハウスメーカーがオプションの位置付けとしているが、中には樹脂サッシを標準仕様として採用しているところもある。樹脂サッシを標準採用している代表的なハウスメーカーといえば一条工務店じゃな。
さすが一条工務店。断熱性能の向上には余念がないですね。
- 樹脂サッシのメリット
- 断熱性能が非常に高い
- 遮音性能が非常に高い
- 腐食・さびに強い
- 結露しにくい
- 樹脂サッシのデメリット
- 価格が高い
- 耐久性が若干低い
- アルミと比べると重量がある
アルミ樹脂複合サッシ
そして近年の一戸建てで一番よくつかわれているのがアルミ樹脂複合サッシじゃ。アルミ樹脂複合サッシは、室外側に耐久性が高くて錆に強いアルミを配置し、室内側に断熱性能の高い樹脂を配置したサッシのこと。
アルミサッシの強度・耐久性、そして樹脂サッシの断熱性を合わせたような「良いとこどり」の窓サッシじゃな!
おお!アルミ樹脂複合サッシは賢い窓サッシだね!
ただしアルミ樹脂複合サッシの断熱性能は、純粋な樹脂サッシよりは少し劣る。とはいえ寒冷地でない限り、十分な断熱性能と言えると思うがの。価格もアルミサッシの1.5倍程度なので、樹脂サッシよりは少し安いぞい。
性能もアルミサッシと樹脂サッシの中間って感じですね!
- アルミ樹脂複合サッシのメリット
- 強度と断熱性のバランスが良い
- 遮音性能が高い
- 腐食・さびに強い
- 結露しにくい
- アルミ樹脂複合サッシのデメリット
- 価格がやや高い
- アルミと比べるとやや重量がある
木製サッシ
木製サッシは、その名の通り「木」でできている窓サッシのことじゃ。木製サッシはややマイナーな窓サッシじゃが断熱性能は高いぞい。
木製サッシはどれくらい断熱性能が高いの?
木製サッシは樹脂サッシよりもちょっと断熱性能が高いくらいじゃな。と、いうのも木も非常に熱伝導率が低い素材で、アルミに比べると熱伝導率は1000分の1以下なんじゃ。だから木製サッシも断熱性能は極めて高いぞい。
樹脂サッシと同じくらい断熱性能が高いって凄いですね!
うむ。とはいえ、木製サッシと樹脂サッシでは断熱性能の差は微々たるものだけどね。ただ木製サッシは商品によっては重厚感・高級感のあるものも多くデザイン性でも人気があるぞい。
例えば無垢材を使った木製サッシなどはきちんとメンテナンスをすれば経年で表情が変わっていく。経年変化を楽しめるのも木製サッシの特徴と言えるな!
おお!そういうのは好きだよ!高級志向のぼくにぴったりだね!
ま、価格も一番高いけどね。木製サッシの価格はだいたいアルミサッシの2倍かそれ以上と考えておこう。
それに木製サッシは「定期的なメンテナンスが必要」というデメリットがあるぞい。木製サッシはアルミや樹脂に比べて腐食にも弱いし強度や耐久性も劣る。塗装もはげやすいので、木製サッシをマイホームに採用するならメンテナンスの手間は覚悟しておくべきじゃな。
メンテナンスはちょっとめんどくさいポン。
だいたいにして「デザイン性と実用性は相反する」ものじゃからな!オシャレには手間が必要なんじゃ。
なんか名言っぽい!
えへへ(照れ)
オジサンが「えへへ」とか照れてるのちょっとキモいポン。
ぐぬぬ…。まぁよい。
ま、木製サッシはちょっと特殊なので標準採用しているハウスメーカーはほとんどないんじゃよ。一応、国内で木製サッシを標準採用しているのは北欧風住宅を手掛けるスウェーデンハウスが有名じゃが、他にはあんまり聞かないのう。ちなみにスウェーデンハウスの窓は確かにオシャレで素敵じゃ。メンテナンスは必要だけどね。
- 木製サッシのメリット
- 断熱性能が非常に高い
- 遮音性能が非常に高い
- 重厚感・高級感がある(オシャレ)
- さびない
- 結露しにくい
- 経年で表情が変わる(メンテナンスは必要不可欠)
- 木製サッシのデメリット
- 価格が高い
- 腐食に弱い
- 耐久性が低い
- 定期的なメンテナンスが必要
- 重いので操作性はイマイチ
窓サッシの断熱性 比較
と、いうことで窓サッシの断熱性は以下の順で高いと覚えておこう!覚えられなければこのページをブックマークしておいても良いぞい!
窓サッシの種類 | 断熱性 |
---|---|
木製サッシ | 高い |
樹脂サッシ | ↓ |
アルミ樹脂複合サッシ | ↓ |
アルミサッシ | 低い |
結局オススメの窓断熱はどれなの?
ザックリとじゃが、これで窓断熱(窓ガラス・窓サッシ)のことを紹介したわけじゃが、理解できたかのう?
どの窓ガラスが断熱性能が優秀なのかはだいたいわかったポン。でも、結局どれが一番オススメなのかな?
それは「マイホームにどこまでの断熱性能を求めるか?」によっても変わってくるわけから一概には言えんのじゃよ。それに寒冷地かそうでないかによっても違うし。
個人的な意見でもいいので、どの窓断熱がオススメか教えてくださいよ~!
じゃああくまで個人的な意見という前置きで。
やっぱり断熱性・強度・耐久性・価格のバランスが良いのがオススメじゃ。
窓ガラスで言えば「アルゴンガス入りのLow-Eペアガラス」か「クリプトンガス入りのLow-Eペアガラス」がオススメ。窓サッシで言えば「アルミ樹脂複合サッシ」か「樹脂サッシ」がオススメじゃな!
それって多くのハウスメーカーが採用している窓断熱の装備ですね。やっぱり、ハウスメーカーもバランスの良いものを選んでいるんですね。
そうじゃな。たくさんのハウスメーカーが採用しているだけある。
というか寒冷地でない限り、これくらいの装備で窓断熱の性能は十分高いと言えると思うぞい。全部が全部、最上位の装備を選ぶ必要まではないじゃろう。
なるほど、やっぱりバランスが大事ですね。断熱性能を求めて価格が高くなりすぎるのも困っちゃいますし。
まぁ窓断熱性能は上げ過ぎても価格以外のデメリットは少ないので、金銭的な余裕がある人は最上位を選んでも問題はないと思うぞい。
せっかくマイホームを建てるなら、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境が理想ですよね。
マイホームの温熱環境で後悔したくないなら、必ず「UA値」という数値をカタログスペックで比較してください。UA値は「住宅の断熱性能を客観的に示す数値」で、値が低いほど優秀と考えてください。
UA値は間取りプランごとに異なるため、カタログに載っている数値はあくまで目安です。ですが目安を掲載するかどうかがハウスメーカーの「断熱に対する自信の差」。現に断熱性に自信があるハウスメーカーはほぼ必ず「UA値」の目安を載せています。
もしカタログにUA値の目安が掲載されていなければ「断熱に自信なし」と考えていいです。断熱性は各ハウスメーカーの実力差が顕著に表れるポイントです。断熱性で戦っても競合他社に勝てないメーカーは「あえてUA値を載せていない」というケースが多いのです。
住宅性能のなかでも断熱性は「特に日常的に実感する性能」です。断熱で後悔している人が多いということは、裏をかえせば断熱性が高い住まいは驚くほど快適ということでもあります。
カタログスペックの「UA値」で比較しておけばマイホームの温熱環境の失敗はまずありません。せっかくの注文住宅、温熱環境で後悔しないために「UA値」は必ず最新のカタログで比較しましょう!
今回の記事をまとめると
- 住宅のなかで熱損失が一番大きいのは窓
- 窓断熱で家の断熱性能の5割~6割以上決まる
- 窓ガラスの断熱性は【5枚ガラス>トリプルガラス>ペアガラス>シングルガラス】
- 中空層の断熱性は【真空>クリプトンガス>アルゴンガス>乾燥空気】
- 窓サッシの断熱性は【木製サッシ>樹脂サッシ>アルミ樹脂複合サッシ>アルミサッシ】
注文住宅のマイホーム計画は「比較・相見積もり」が"超重要"です!
さて、アシスタント諸君よ!
注文住宅でマイホームを建てたいと思った時「まず何をすべきか?」知っているかね?
たしかにマイホームって購入経験ないですし。
まずなにからすればいいのかわからないですね…。
チッチッチ!
「いきなり住宅展示場へ行く」のはハッキリ言ってオススメしないぞい。
長くなるのでオススメしない理由は以下のリンクで読むのじゃ。
なんで「いきなり住宅展示場へ行っちゃダメなの?」理由はコチラ!≫
これはなにも住宅に限った話ではない。
例えば最新型テレビを買う場合を考えてみよう。テレビも同じような見た目でも画質や機能はもちろん価格だってピンキリじゃ。だからテレビを買う前にスペックを比較するもんじゃろ?
そりゃあ比較するよね。
だって知らないで画質が悪いテレビとか価格が高いテレビ買っちゃったら損しちゃうじゃん。
そう!その通りなんじゃ。
家よりもはるかに安い買い物の家電でもじっくり比較してから買い物するのだから注文住宅だって比較して当然。
なるほど。
それは確かにその通りですよね。
それにね。注文住宅はハウスメーカーが違えば「住宅性能の差」「デザイン性の差」「メンテナンス性の差」が非常に大きいもの。
そしてなによりテレビとは比較にならないくらいに「価格の差」が大きいのじゃ!
そうなんですか…
いったいどれくらいの価格差があるものなんですか?
1000万円も価格差があることもあるの?!
同じような住宅性能スペックなのに?!
余裕であり得るし、別に珍しい例じゃないぞい。
と、いうかそもそもオーダーメイドの注文住宅の場合「複数のハウスメーカーで比較しない限り、自分の希望条件のマイホームの適正価格がつかめない」と言った方が正確じゃろうな。
1社を見学しただけで気に入ってしまって営業マンに言われるがままに家を建ててしまうということは自分の希望条件の家の適正価格がわからないまま「人生最大の買い物」をするということじゃ。
どうじゃ?
もし自分がウン百万円単位の金額を損していたことが後からわかったら後悔するじゃろ?
うむ。
だからこそ注文住宅のマイホーム計画はまずは住宅カタログを比較するべきなんじゃよ!
正確には、複数社のカタログを比較して候補のハウスメーカーを見つけたら次に「相見積もり」をすることが絶対条件にはなるけどね。
ただ、ハッキリ言って「複数社のカタログ比較」と「相見積もり」という手順を踏むだけでウン百万円単位の金額を損してしまう可能性は格段に減ると言ってよい。
チッチッチ!
住宅カタログの取り寄せは完全無料だし、候補のハウスメーカーのHPで一つ一つ取り寄せるような面倒な作業も必要ない。
いまどき住宅カタログはライフルホームズで無料一括取り寄せがスタンダードじゃ!
建てたいエリアやおおまかな予算を入れるだけで、施工可能なハウスメーカー・工務店がバシッと出てくるので手続きもそれこそ3分ほどでできちゃうぞい。超簡単じゃよ。
無料で簡単、すぐ届く。
住宅カタログの比較はメリットこそたくさんあるが、デメリットになるようなことは一つもないので間違いなくやっておくべき「家づくりの必須項目」と心得るのじゃ。
そういうこと!
なにより家族でカタログを見ながら「これもいいな!それもいいな!」と話す時間は最高に楽しいものじゃよ!
家づくり失敗の確率も減るし、すでに気になるハウスメーカーがあったとしても「少なくとも5社くらいの住宅カタログは比較しておくこと」をオススメするぞい!
ライフルホームズは住宅情報サイトの最大手!安心安全に優秀なHMから比較できますよ!
まずは抽出するハウスメーカーの検索条件を選びます。
「建物価格」「建築予定地」「人気テーマ」で検索できますが、エリアが決まっているなら「建築予定地」で検索するのがオススメ。希望の市区町村まで選べば施工エリア対応しているハウスメーカーがズラリ出てきます。それぞれザックリとした価格帯・坪単価も掲載されていますので条件に合いそうなハウスメーカーを選ぶだけ。この段階ではいろいろなハウスメーカーのカタログを取り寄せちゃってOKです!
次にお名前や住所・ご連絡先など必要事項を入力する項目になります。必須事項は入力しますが、任意の項目は書いても書かなくても大丈夫です。
必要事項を入力したら案内に従ってページを進めるだけです。所要時間は約3分程度。とっても簡単です。
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