今回の記事では「注文住宅での家づくりの流れ」について、詳しく解説していくぞい!
家づくりはほとんどの方が人生で一回きりの経験じゃ。従って、これから注文住宅の家づくりをする方も、手順や流れを知らない人がほとんど。だから、そんな人のために「失敗しない家づくりの正しい流れ」をミッチリ詳しく解説していくぞい!
はじめての家づくりならまずは全体の流れを把握しよう!
さて、今回のブログ記事では「失敗しない注文住宅の家づくりにおける流れ」を詳しく解説していくぞい!
たしかに「家づくりってどうやって始めればいいかわからない!」って人も多そうだポン。
ほとんどの人にとって家づくりは人生で一度だけの経験だからね。
家づくりに慣れている人はほとんどいない。だからみんな「注文住宅での家づくりの正しい流れ」なんかもわからないのじゃよ。
マイホームってすごく高額な買い物なのに、正しい手順や流れをわからないまま手探りでやっていくのは不安ですもんね。
そうじゃろう。このページで解説する「家づくりの流れ」をしっかり行えば、失敗する可能性を格段に減らすことができるし、楽しく思い出に残る家づくりができると思うぞい!
それなら安心だポン!
んで?家づくりの流れはどんな感じで進めればいいの?
うむ。ではさっそく家づくりの流れをみてみよう!
- 失敗しない注文住宅での家づくりの流れ
- ①まずは予算上限を決める
- ②家づくりで重視するポイントを決める
- ③住宅カタログを比較する(来店するHMを5社程度に絞り込もう)
- ④絞り込んだハウスメーカーに来店してみよう
- ⑤2~3社で相見積もりを取ろう
- ⑥最終決定の前に全力で価格交渉をしよう
- ⑦すべてに納得できたら本契約!
家づくりのザックリとした家づくりの全体的な流れはこんな感じじゃな!
ただし、注意してほしいのはこのページで解説する家づくりの流れには「土地探し」に関しては割愛しているぞい。
なんで割愛するんや!土地探しも大事な家づくりの項目だポン!
もちろんそうじゃ。ただ「土地探し」はそれだけで大ボリュームの解説が必要だし、かなり長くなってしまうからね。土地探しに関しては、いずれ改めて解説記事を用意するつもりじゃよ。
この記事はあくまで「上モノ」に特化した家づくりの流れと考えてくれればいいぞい。
なるほど!ではこのページでは上記の項目に沿って順番に解説していくわけですね!
その通り!ではいくぞい。
【家づくりの流れ:その1】まずは予算上限を決める
注文住宅の家づくりでは、まずは予算上限を家族全員で話し合って決めましょう。予算上限が曖昧なまま、ハウスメーカーに来店してしまうと、どんどん高額な見積もりになっていってしまうかもしれません。
家計を圧迫するほど高額な住宅ローンを組むことはオススメしません。まずは「マイホームにいくらお金をかけられるのか?」を家族全員でしっかり話し合い決めること。これが家づくりでは大切な項目になります。
まずは家族で話し合って「家づくりの予算上限をしっかり決めること」!これが家づくりでまず始めにすることじゃな!
たしかに、はじめにしっかり予算を決めておかないといざ実際のモデルハウスをみたら「アレもいいな!」「コレもいいな!」となってしまいますもんね。
そうじゃな。注文住宅の家づくりは基本的にうえをみればキリがないほど、いくらでも豪華にすることができるからのぅ。しっかり予算上限を定めていないと、どんどん見積もりが高額になっていってしまう。
それにサラリーマンや公務員など「お勤め人」の人ならば、正直「多少無理のある金額でも住宅ローンの審査に通ってしまう」ものなんじゃ。だから、家計を圧迫する金額で住宅ローンを組んでしまう人も多い。
「住宅ローン貧乏」にはなりたくないじゃろう?
確かに「住宅ローン貧乏」はいやだポン。
ただでさえマイホーム計画は人生で一度きりで、素敵なプランやオプションを見たら舞い上がってしまいそうですしね。予算上限は始めにしっかり決めておかないと!
でもさ。注文住宅の家づくり予算っていったいどうやって決めればいいの?
みんな家づくりの初心者なんだから、そういうこともわからないポン。
フォッフォッフォ!
「マイホーム博士」はそういう読者のためのブログじゃよ!ちゃんと「注文住宅の予算の決め方」について解説した記事も用意しているぞい!
ほーん!やるやんけ!
さすが博士!ちなみに「住宅ローンはいくらまでなら借りても大丈夫か?」という点はこちらの記事で詳しく解説しています!
そうそう。ちゃんと自分たちのお財布具合と相談して「無理のない予算上限」をしっかり家族の総意として固めておくことが、家づくりでは大切なんじゃ。
【家づくりの流れ:その2】家づくりで重視するポイントを決める
次に家づくりで重視するポイントを決めましょう。家のデザイン、間取りなど「見た目」に関する部分を重視するのか?それとも耐震性・耐火性など「安全性」を重視するのか?それとも気密性・断熱性など「快適さ」を重視するのか?家のどの部分を重視するかによって候補に絞るハウスメーカーも変わってきます。
もちろん「そんなの全部重視したいに決まってるじゃん!」という意見が多いのは当然ですが、注文住宅計画では、ほとんどの人が「予算オーバーしてしまう」と言われているもの。ファーストプランから比較して高くなった見積もり書をみて「これは困った!」とプランを練り直すことになります。
その時に焦ってコストカットしてはいけない部分をコストカットしてしまうと、長年の間「後悔」が続く可能性もあるでしょう。
限られた予算計画の中で家づくりを進める以上、いずれかを妥協しなければならない可能性は高いため、家族の間で「家づくりで何を重視するか?」はしっかり話し合って決めておきましょう。
マイホームに求めるポイントをあらかじめ家族で話し合って決めておくと家づくりがスムーズに進むぞい!これも重要な家づくりの流れのひとつじゃな!
正論だと思いますけど…でも家づくりの初心者では「家のなにを重視すればいいのか?」もわからないと思いますけど…?
そーだそーだ!無責任なこと言うなポン!
フォッフォッフォ!安心しなさい。
「家のなにを重視すべきか?」という点についても、ヒントになる記事を用意しているぞい。
「マイホームはどの部分を重視すべきか?」解説した記事はコチラ≫
用意がいいですね!
家の何を重視すべきか?ヒントになる記事は用意しているが、家づくりで重視するポイントは各家庭、それに住まう地域によってもさまざまじゃ。
地域によって?重視するポイントが変わるの?
例えば、寒冷地にお住まいの場合は「気密性・断熱性」は特に重視した方がいいし、首都圏や東海地方など大規模地震が予想される地域は「耐震性」を特に重視した方がいいじゃろ?
なるほど。そういうことですね。
確かに温暖な地域なら断熱性はそこそこでもいいかも…。
なので「家のどの部分を重視するか?」は家庭によって違うからよく考えて家族で話し合って決めるべきじゃな!ま、この段階では「ザックリ決める」でも構わないぞい。これから家づくりの流れをこなしていくうちに、どんどん「家づくりの軸」が固まっていくじゃろう。
【家づくりの流れ:その3】候補のハウスメーカーを絞りこもう!(10社くらい)
次は候補のハウスメーカーを絞りこむ段階です。予算上限を決めて、家づくりで重視するポイントがザックリと定まれば、候補のハウスメーカー・工務店・建築会社などがある程度絞り込めるはずです。
この候補のハウスメーカーを絞り込むうえで非常に便利なのが「住宅カタログ一括請求」です!マイホーム建築予定のエリアに対応していて、予算感の合うハウスメーカーから住宅カタログを無料でもらえるサービスがありますので、便利なものは使っていきましょう!
家づくりの流れ、次の項目は「候補のハウスメーカーを絞りこむ」じゃな!
どうやって絞り込むの?
フォッフォッフォ!
候補のハウスメーカーを探しだすために便利なのが「住宅カタログの一括請求サービス」じゃよ!
あ!ライフルホームズですね!
うむ。まずこの段階では広く浅くでいいのでエリアに対応していて予算感の合うハウスメーカーから住宅カタログをもらってみよう。まだこの段階なら、
「なんとなく条件に合いそうだな!」
「聞いたことあるハウスメーカーだな」
「エリア対応してる工務店ももらっとこ!」
とかこんな感じで住宅カタログをもらっておいていいぞい。
この段階では広く浅くで構いません。できれば最低でも5社以上は住宅カタログを比較しておきましょう。
住宅カタログは限られたスペースに所せましと自社アピールが記載された、いわば「ハウスメーカーの顔」ともいえる冊子です。家づくり初心者の方でも、住宅カタログを何冊か見比べるだけでなんとなく「各ハウスメーカーの強み」が見えてくるものです。
各ハウスメーカーの住宅カタログを吟味して見比べるのも「重要な家づくりの手順」のひとつ。家づくりの経験値を積むためにも必ず「住宅カタログを比較する」ことをやっておきましょう!
カタログ請求の基準はずいぶんゆるゆるだと思ったけど、住宅カタログを見比べることでも「家づくりの経験値になるから」ってことだポン!
その通りじゃ!住宅カタログは一冊だけ読んでも「ふーん」で終わりじゃが、何冊かまとめて比較することで気づくことが多いぞい。
例えば、「A社は気密性の数値まで書いてたけど、B社は書いてない」とか「C社は耐震実験の様子を書いてたけど、D社は耐震性のことに触れてない」とかね!
ハウスメーカーの候補を絞り込むためには、この手順すっごく大切ですね!
もっと詳しく「住宅カタログを比較した方がいい理由」もビッチリまとめた記事も用意してあるから、ぜひ読んでほしいぞい!
家づくりでは「なぜ住宅カタログを比較すべきなのか?」理由はコチラ!≫
住宅カタログはどこをどう比較すべき?
あとついでにさ、「住宅カタログのどこをどう比較するのがオススメ」とかあるの?
構造(工法)や外観・内観、間取りプランなど色々見ておくべきポイントはあるので一概に言うのは難しいが、住宅カタログではやっぱり「住宅性能の具体的な数値」を比較すべきだと思うぞい。
ふーん。なんで?
住宅性能の差こそ、ハウスメーカーの実力差でもあるからじゃな。
ぶっちゃけ外観や内装などはどんなハウスメーカーでもある程度はかっこよくおしゃれにできるもの。だが、住宅性能の数値に関しては「限界がある場合」が多いからじゃ。
なるほど。住宅カタログでは「住宅性能の数値」に注目!ですね。
【家づくりの流れ:その4】絞り込んだハウスメーカーを訪問してみよう!
住宅カタログを比較して、条件に合いそうなハウスメーカーを絞りこんだら次はいよいよ訪問してみましょう!ここまでの工程で、ある程度「家づくりの経験値」を積んでいるはずなので、相手が押しの強いゴリゴリの営業マンでも物おじしないで色々質問できるはずです!
ちなみにこの項目では「できれば5社くらい」のハウスメーカーは訪問しておきたいところです。住宅カタログを比較して「家づくりの経験値」を積んだのと同様、ハウスメーカーの担当者と話すことも大事な経験値になるからです!
さて、ここまで来たら次はいよいよ候補のハウスメーカーを訪問じゃ!
いよいよだポン!
なんか…緊張しますね!
別に緊張しなくても大丈夫!
ここまでの家づくりの流れをこなしていれば、営業マンとしっかり渡り合えるだけの経験値はあるはずじゃよ!
なるほど!
だって、家族で家づくりについて真剣に話し合って予算と重視ポイントを決め、住宅カタログを何冊か見比べて候補を決めているわけですしね!
そういうことじゃな!
ちなみに、ハウスメーカーを訪問すると必ず「家づくりのご予算は?」と聞かれるはずなので、このときに「MAXの予算を答えない」方がいいぞい。
このときには、せいぜい「MAXの8~9割程度の予算」を伝えておくのがベターじゃ。
そうなの?なんで?
家づくりの予算上限をMAX金額で伝えてしまうと、ハウスメーカーサイドは予算上限ギリギリのプランニングを提案してくるからね。予算はギリギリいっぱい建物価格に当ててしまうと予算オーバーの決定的要因にもなりかねない。
そうか!家づくりは建物の本体価格だけでなく、外構やオプション設備だったり他にもいろいろ必要ですもんね。
そういうことじゃ。基本的にハウスメーカーが最初に提示してくるザックリとした坪単価には「外構」など付帯工事は含まれていないケースがほとんど。だから、はじめはある程度「余力を残しておく」のが賢いハウスメーカーとの付き合い方ってわけじゃ。
ま、奥の手は隠し持っておくものじゃよ(ニヤリ)
ニヤリじゃねーポン!キモいポン!
ぐぬぬ…。
ま、とりあえずはじめは予算は8割り掛けくらいで伝えておくのが良いんですね。
ハウスメーカーを来訪して聞くことリスト
ちなみに「営業マンに聞いておくといいこと」みたいなのないんですか??
お!良い質問じゃな!
ハウスメーカーを訪問したらこんなことを聞いてみるといいぞい!
営業マンに聞くことリスト
■耐震性について
┗耐震等級はいくつ?
┗耐震実験はしているか?
┗構造計算(許容応力度計算)をしているか?)
※許容応力度計算についてはコチラの記事で解説≫
■気密性・断熱性について
┗断熱性の数値(UA値)は?
┗気密性の数値(C値)は?(C値は実測可能か?)
┗家の各部位の断熱材の素材・厚みは?
┗窓断熱の仕様は?(窓ガラス・窓サッシ・中空層の種類を聞く)
■換気システムについて?
┗第一種換気か?それとも第三種換気か?
┗熱交換換気システムは標準か?熱交換率はどれくらいか?
■全館空調システムについて
┗メンテナンス頻度は?
┗夏・冬の平均的な光熱費のコストは?
■価格(初期費用)について
┗だいたいの坪単価はいくら?(建物本体と外構を含めた金額も)
┗いくらで建てている人が多い?
■メンテナンスコストについて
┗外壁・屋根・設備などの家の各部位のメンテナンス周期は?
┗30年住む場合のメンテを含めたトータルコストは?
■内装・設備について
┗気になった設備があれば、オプションか標準仕様か聞いておこう
┗天井の高さは?(だいたい2400mmが一般的)
■保証・アフターサービスについて
┗初期保証・延長保証・延長条件は?
■その他
┗御社の強みはなんですか?
めちゃくちゃあるじゃん!こんなに聞いて嫌な顔されないかな?
わからないことはなんでもすべて聞いてみることじゃよ!
大丈夫じゃ。本当に自社商品に自信があるならば、どれもしっかり答えてくれるはずじゃよ!
いろいろ質問しても嫌な顔など一切せずにしっかり親身に対応してくれるかどうかで、ハウスメーカーの対応を見るのも一つの手だしね。
OK!気になったことはなんでも聞いてみるんだね!
来訪したハウスメーカーを比較するポイント
ハウスメーカーを訪問して、いろいろ聞くことはわかったんですけど、いざ来訪したハウスメーカーでなにをどういう風に比較すればいいか?ポイントを教えてほしいです!
うむ。来訪した候補のハウスメーカーでは、基本的に住宅カタログを比較するだけではわからない部分を比較するといいぞい。
例えば、住宅カタログにはあまり載っていないケースの多い「価格(初期費用)」や、外壁・内装・設備などの「メンテナンス周期」などじゃな。
あとは、家の各部位のメンテナンスを含めた「10年・20年・30年単位のトータルコスト」を比較したいところじゃな!
なるほど!あとは実際に予算を伝えて、どんなプランを提案してくれるかどうかも知りたいポン!
うむ。提案力・プランニング力も比較したいところじゃが、これは仮契約・相見積もりの段階まで進まないと比較できないケースもあるのでその点は理解しておこう。
- 来訪したハウスメーカーを比較するポイント
- ・住宅カタログには載っていない部分を比較しよう
- ・ザックリとした価格(初期費用・見積もり)を比較しよう!
- ・初期費用だけでなく、30年単位のトータルコストでも比較しよう!
- ・提案力・プランニング力を比較しよう!
訪問したハウスメーカーに気に入ったところがなかったら?
ところで5社くらい訪問してみるということですけど、訪問してみたハウスメーカーの中にピンとくるところがなかったらどうすればいいのですか?
そりゃあピンとくるところがなかったら、もう一度「住宅カタログを比較する」の段階からやり直しじゃな!カタログ請求からやり直すなら「ハウスメーカーのどこが気に入らなかったのか?」をしっかり家族で話し合って精査し、条件を少し変更するなど工夫をして新たなハウスメーカーのカタログを取り寄せてみるといいぞい!
気に入ったところがなければ「カタログ比較で候補のハウスメーカーを選びなおす」ところから何度でもやり直しだポン!
【家づくりの流れ:その5】2~3社で本格的な相見積もりを取ろう
次はいよいよ本格的な相見積もりを依頼する段階に突入です!ここまでくれば、本命のハウスメーカーとそれと競合させるハウスメーカーが2~3社程度はだいたい絞り込めていると思います。
本格的な相見積もりを依頼する場合は、ハウスメーカーと「仮契約」といって5~10万円程度の申込金を支払う場合が多いため、本当に気に入っているハウスメーカーを絞り込んでおきましょう。
さぁ、いよいよ本格的な相見積もりを依頼して「最終的にハウスメーカーを決める段階」に突入していくぞい!
本格的な相見積もりをお願いする時は「仮契約」というのをするものなんですか?
会社によってまちまちではあるが、そういうところが多いぞい。
ちなみに仮契約は、あくまでハウスメーカー側がお客様を逃がさないために独自に設けているもので、別に法的な拘束力があるわけではない。
ただし仮契約の時点で「申込金」「間取りプラン作成料」などの名目で「5~10万円」くらいの料金が発生するのが一般的じゃ。
この仮契約で発生する料金に関しては、そのまま契約に至れば合計金額に充当されるのが普通じゃが、施主サイドの都合でキャンセルした場合は返金されない場合もある。
なので「仮契約で料金を支払う場合」は仮契約を結ぶ前にキャンセル時に返金されるかどうかしっかり確認しておく必要があるね。
なるほど。仮契約の時点で料金が発生する場合があるんですね。
うむ。だが、一定の料金を支払うからこそ間取りプランの設計も本格的に進み、希望プランの「ほぼ正確な見積もり」を出してもらえる。これを3社程度で、しっかり本格的に比較するのがこの段階での作業じゃな!
でもさ、1社につき5~10万円の仮契約料金がかかるならちょっともったいなくない?
だって返金されないこともあるんでしょ?最終的に契約にいたるハウスメーカーは1社だけなんだから、損しちゃうポン!
そう思うだろうが、これは「必要経費」と割り切っていいぞい。
なんで?
まず複数社で本格的な相見積もりをして「詳細なプラン」を比較することがまず大事じゃ。
仮契約をした後は、そのハウスメーカーと打ち合わせを重ねて間取りプランや設備、仕様など固めていくわけじゃが、その詳細なプランニングも競合他社と比較しつつ行うほうが「良し悪し」がわかりやすい。
なるほど。たしかにそうだポン。
仮契約したからといってハウスメーカー側が安心して気を抜かれても困るもんね。
ま、仮契約して安心して気を抜くハウスメーカーなんてほとんどないと思うけどね。
それともう一つ。最重要なのは本格的なあいみつをしている他社があることは最終的な価格交渉において「最強のカード」になるからじゃ。
なるほど。「他社でも迷っている」ということで競合させるわけですね!
うむ。「他のハウスメーカーでも話を聞いた」のと「ほかのハウスメーカーとも仮契約をしている」では重みが全く違うからね。
ハウスメーカーも仮契約まで進めた案件は多少ディスカウントをしてでも「絶対にまとめたい!」と思っているもの。本格的なあいみつをとることは最終的な価格交渉で必ず役に立つから、もし本命ハウスメーカーが1社に決まっているとしても、価格帯の近いハウスメーカーで「あいみつ」はとっておくべきじゃよ!
あいみつは大事!
わかったポン!
- 本命のハウスメーカーがある場合でも必ず複数社で相見積もりを取るべき!
- 相見積もりをする本命ハウスメーカーとは仮契約はしてもOK!
- 仮契約まで行う会社は2社、あるいは多くても3社まで。
- 仮契約をする前に、キャンセル時の料金は返金されるか確認しておこう!
- この段階でしていいのは「仮契約」まで!本契約を迫られてもまだ断ろう!
【家づくりの流れ:その6】最終決定の前に必ず「価格交渉」しよう!
次はいよいよ契約するハウスメーカーを「1社」最終決定する段階ですが、その前に最後の大仕事があります。ハウスメーカーを最後に決めるまえに、必ず「価格交渉」をしてください。そもそも注文住宅の家づくりにおいて、多くの場合「多少のディスカウント」が可能なものです。稀に「まったく価格交渉には応じられない」というハウスメーカーもありますが、そういうところのほうが少数派。多くのハウスメーカーは交渉次第で多少の値下げに応じてくれることが多いです。マイホームは非常に高額な買い物ですので、ほんの数%でも割引してもらえばかなり大きいです。最終的に決める前に、これまでに培った経験値を総動員し「価格交渉」を行いましょう!
さぁいよいよ注文住宅の家づくりも最終段階!マイホームを建てるハウスメーカーを最終的に決定するわけじゃが、その前に!
値下げ交渉だポン!
家づくりは高い買い物ですからね。少しでも割引してくれるなら、すごくうれしいです!
うむ。この段階で非常に有効になるのが前の段階でした「競合他社とのあいみつ」じゃ。
あいみつしていることを伝えて「他社のほうが安いから迷っている」みたいな感じで伝えればいいの?
ストレートに伝えるのもわかりやすくていいじゃろう。
それに当ページの家づくりの流れに沿っていれば、ここまでの段階で他のハウスメーカーやオプションの相場などもだいたいが経験値として身についているはず。これまでに培った注文住宅の経験値を総動員して価格交渉すればきっと納得のいく結果になるはずじゃよ!
ここまでたどり着いた人はもうかなり住宅の知識もたまっているはずですもんね!最終的にハウスメーカーを最終的に決める前に、全身全霊の「価格交渉」頑張ります!
ちなみに、ほかにも「注文住宅の価格交渉のコツ」はいろいろあって、こちらの記事でまとめているので最終交渉のまえにはぜひチェックしておいてもらいたいのう!
「注文住宅の値引きのコツ」についてはコチラの記事で詳しく解説!≫
家づくりで少しでもディスカウントに成功すれば、その後の住宅ローンの返済計画も楽になるもの。値引き交渉が苦手な方も多いと思うが、その後の人生計画にも影響があるので、ここは勇気を出して頑張るのじゃ!
【家づくりの流れ:その7】すべてに納得できればいよいよ本契約!
本契約を結べば、もう後には引けません。ハウスメーカーとの本契約を結ぶ前には、必ず家族ですべての項目を再確認して納得できない項目がないかどうかしっかりとチェックしましょう。すべてに納得できれば晴れて本契約の締結です。
最終的にハウスメーカーを一社に選び、価格交渉にも納得できればあとはもう覚悟を決めるだけじゃ!
いよいよ本契約だポン!
うむ。本契約を結んだら、もう後には戻ることはできない。
本契約を結ぶ前に必ず家族で全項目を最終チェックし、疑問や納得できない部分がないか確認すること。
少しでも疑問に思う部分があれば、必ず契約前に質問して解消しておくことが大事じゃよ!
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥!ですね。
失敗しない家づくりの流れ まとめ
と、いうわけで「失敗しない家づくりの流れ」について解説したわけじゃ!
さながら注文住宅での家づくりロードマップ!ってところですね。
家づくりの全体的な流れがよくわかりました!
この流れのとおりに進めていけばいいってわかったら少し気が楽になったポン!
家づくり、スムーズに進めていけるような気がしてきたよ!
うむ。家づくりはほとんどの人が人生で一度きりの経験なので、知らないことだらけ。
高い買い物だし、最初は不安でいっぱいだと思うが、流れがわかってしまえば難しいものではない。
そもそも家づくりは人生における「楽しいビッグイベント」のひとつ!これを楽しまないのは損じゃよ!
読者の皆さんが楽しみながら「理想の家づくり」ができるこを陰ながら応援しているぞい!
- 失敗しない注文住宅での家づくりの流れ
- ①まずは予算上限を決める
- ②家づくりで重視するポイントを決める
- ③住宅カタログを比較する(来店するHMを5社程度に絞り込もう)
- ④絞り込んだハウスメーカーに来店してみよう
- ⑤2~3社で相見積もりを取ろう
- ⑥最終決定の前に全力で価格交渉をしよう
- ⑦すべてに納得できたら本契約!
注文住宅のマイホーム計画は「比較・相見積もり」が"超重要"です!
さて、アシスタント諸君よ!
注文住宅でマイホームを建てたいと思った時「まず何をすべきか?」知っているかね?
たしかにマイホームって購入経験ないですし。
まずなにからすればいいのかわからないですね…。
チッチッチ!
「いきなり住宅展示場へ行く」のはハッキリ言ってオススメしないぞい。
長くなるのでオススメしない理由は以下のリンクで読むのじゃ。
なんで「いきなり住宅展示場へ行っちゃダメなの?」理由はコチラ!≫
これはなにも住宅に限った話ではない。
例えば最新型テレビを買う場合を考えてみよう。テレビも同じような見た目でも画質や機能はもちろん価格だってピンキリじゃ。だからテレビを買う前にスペックを比較するもんじゃろ?
そりゃあ比較するよね。
だって知らないで画質が悪いテレビとか価格が高いテレビ買っちゃったら損しちゃうじゃん。
そう!その通りなんじゃ。
家よりもはるかに安い買い物の家電でもじっくり比較してから買い物するのだから注文住宅だって比較して当然。
なるほど。
それは確かにその通りですよね。
それにね。注文住宅はハウスメーカーが違えば「住宅性能の差」「デザイン性の差」「メンテナンス性の差」が非常に大きいもの。
そしてなによりテレビとは比較にならないくらいに「価格の差」が大きいのじゃ!
そうなんですか…
いったいどれくらいの価格差があるものなんですか?
1000万円も価格差があることもあるの?!
同じような住宅性能スペックなのに?!
余裕であり得るし、別に珍しい例じゃないぞい。
と、いうかそもそもオーダーメイドの注文住宅の場合「複数のハウスメーカーで比較しない限り、自分の希望条件のマイホームの適正価格がつかめない」と言った方が正確じゃろうな。
1社を見学しただけで気に入ってしまって営業マンに言われるがままに家を建ててしまうということは自分の希望条件の家の適正価格がわからないまま「人生最大の買い物」をするということじゃ。
どうじゃ?
もし自分がウン百万円単位の金額を損していたことが後からわかったら後悔するじゃろ?
うむ。
だからこそ注文住宅のマイホーム計画はまずは住宅カタログを比較するべきなんじゃよ!
正確には、複数社のカタログを比較して候補のハウスメーカーを見つけたら次に「相見積もり」をすることが絶対条件にはなるけどね。
ただ、ハッキリ言って「複数社のカタログ比較」と「相見積もり」という手順を踏むだけでウン百万円単位の金額を損してしまう可能性は格段に減ると言ってよい。
チッチッチ!
住宅カタログの取り寄せは完全無料だし、候補のハウスメーカーのHPで一つ一つ取り寄せるような面倒な作業も必要ない。
いまどき住宅カタログはライフルホームズで無料一括取り寄せがスタンダードじゃ!
建てたいエリアやおおまかな予算を入れるだけで、施工可能なハウスメーカー・工務店がバシッと出てくるので手続きもそれこそ3分ほどでできちゃうぞい。超簡単じゃよ。
無料で簡単、すぐ届く。
住宅カタログの比較はメリットこそたくさんあるが、デメリットになるようなことは一つもないので間違いなくやっておくべき「家づくりの必須項目」と心得るのじゃ。
そういうこと!
なにより家族でカタログを見ながら「これもいいな!それもいいな!」と話す時間は最高に楽しいものじゃよ!
家づくり失敗の確率も減るし、すでに気になるハウスメーカーがあったとしても「少なくとも5社くらいの住宅カタログは比較しておくこと」をオススメするぞい!
ライフルホームズは住宅情報サイトの最大手!安心安全に優秀なHMから比較できますよ!
まずは抽出するハウスメーカーの検索条件を選びます。
「建物価格」「建築予定地」「人気テーマ」で検索できますが、エリアが決まっているなら「建築予定地」で検索するのがオススメ。希望の市区町村まで選べば施工エリア対応しているハウスメーカーがズラリ出てきます。それぞれザックリとした価格帯・坪単価も掲載されていますので条件に合いそうなハウスメーカーを選ぶだけ。この段階ではいろいろなハウスメーカーのカタログを取り寄せちゃってOKです!
次にお名前や住所・ご連絡先など必要事項を入力する項目になります。必須事項は入力しますが、任意の項目は書いても書かなくても大丈夫です。
必要事項を入力したら案内に従ってページを進めるだけです。所要時間は約3分程度。とっても簡単です。
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