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今回のブログ記事では一戸建て住宅に欠かせない「外壁」について詳しく解説していくぞい!
ひと口に「外壁」と言っても様々な種類があって、それぞれに特徴やメリット・デメリットが異なるのじゃ。これから注文住宅を建てようとしている人は「外壁」についてもある程度知っておくべきじゃよ!
外壁は家の外観を左右する重要な要素
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さて!今回の記事では「注文住宅の外壁」にフォーカスしていくぞい!住宅の外壁というのは実にさまざまな種類があるんじゃよ。
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ふーん。でも外壁なんてどれも同じように思えちゃうけど、そんなに違いがあるものなの?
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チッチッチ!
注文住宅にとって外壁は非常に重要なポイントじゃよ。なんたって外壁はよそ様から一番みられる部分で一戸建て住宅の「顔」とも言われる部分じゃ。たぬきくんのこだわる「見た目」に一番直結するのが外壁なんじゃよ!
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そうなんだ!じゃあ外壁は大切だポン!
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うむ。せっかくのマイホームなんじゃから、住宅性能だけでなく家の外観にもこだわりたいのが本音じゃろう!特に見た目の高級感・重厚感を気にする人にとっては外壁は非常に重要じゃ。
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確かに一番他人の目に触れる家のパーツは「外壁」ですよね。家の外観を左右するんだから「外壁」も大切ですね!
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それに外壁は家の外観を左右するだけでなく、建物の外観をキレイに保つ性能・メンテナンス周期などにも影響するのじゃ。また、断熱性に影響する外壁などもあるぞい!
注文住宅を建てるなら外壁は重視しておくべき箇所じゃよ!
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なるほど!そういうことなら外壁の話も聞いてやるポン!
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相変わらず偉そうだな・・・
注文住宅の外壁の種類
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アシスタント諸君は、注文住宅の外壁はどんな種類があるか知っておるかね?
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知らないポン!
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そうくると思ったぞい。一応、一条工務店のハイドロテクトタイルとか、積水ハウスのダインコンクリートは特集記事で解説したんじゃがのう。
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確かになんか教わった気がするポン。でもぼくが覚えてるか覚えていないかは問題ではないポン!この記事を初めて読む人もいるんだから、イチから解説するべきだポン!
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ぐぬぬ。ここぞとばかりに正論をぬかしおって…。
じゃあ、注文住宅の外壁についてはイチから解説することにしよう!まず注文住宅の外壁には大きく分けて、以下の種類があるぞい!
- 窯業系サイディング
- 金属系サイディング
- 木質系サイディング
- 樹脂系サイディング
- タイル
- モルタル(塗り壁)
- ALC(軽量気泡コンクリート)
- プレキャストコンクリート
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はえ~。一戸建て住宅の外壁ってこんなに種類があるんだねぇ。
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それでは外壁一つ一つの特徴やメリット・デメリットをみていこう!
窯業系サイディング
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まずはサイディング外壁じゃな!サイディングは近年の一戸建て住宅においてもっとも採用実績が多い外壁なんじゃ!サイディングは大きくわけて「窯業系サイディング」「金属系サイディング」「木質系サイディング」「樹脂系サイディング」の4種類があるが、なかでも窯業系サイディングが一番シェア率が高いのじゃ!
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ところで窯業ってなんて読むの?
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窯業は「ようぎょう」って読むんだよ。
- 窯業(ようぎょう)とは
- 「窯(かま)」で土や砂などを高熱で固める工業のこと。おもに陶磁器やガラス、セメントなどを製造することを言う。
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窯業系サイディングはセメントと繊維質を混ぜ合わせてボード状に成型したものじゃよ。
- 窯業系サイディングのメリット
- 価格が安い(3000円~5000円/㎡)
- 耐火性能が高い
- 軽量(耐震性に影響しにくい)
- デザインが豊富
- 窯業系サイディングのデメリット
- 外観が安っぽい
- 10~15年ごとにメンテナンスが必要
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窯業系サイディングは他の外壁材に比べて、圧倒的に「価格が安い」点が最大の特徴じゃな!価格が安いから一番シェア率が高いのじゃ。
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窯業系サイディングは価格が安い以外にもメリットはあるの?
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うむ。窯業系サイディングは価格が安いだけじゃなく、軽量のため建物の耐震性に影響を与えにくい。さらに耐火性が優秀な点もメリットじゃな!また、一番使われている外壁材だけにデザインも非常に豊富じゃ。
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ほうほう!安いだけじゃなくて色々優秀だポン!
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窯業系サイディングにはなにかデメリットもあるんですか?
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うむ。これは好みにもよるんじゃが、一般的にサイディングはタイルやALCなどに比べると「見た目がちょっと安っぽい」と言われておるのう。特に薄いサイディングボードだと、陰影が出にくいため重厚感に乏しい。サイディングの中でも18mm以上の分厚さのものなら、ある程度の高級感・重厚感は出せると思うぞい!
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家の外観は重要だポン!じゃあ、サイディングは分厚さに注意だね!
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それからサイディングはおよそ10~15年に一度の周期で塗り替えメンテナンスが必要という点がデメリットじゃな。
ただ、最近はメンテナンス周期が30年単位の製品も販売されているようなのでそういう製品ならメンテ頻度も優秀と考えてOKじゃよ!
金属系サイディング
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次は金属系サイディングの解説じゃ。金属系サイディングは、その名の通り金属でできたサイディングボードのことじゃ。最近ではガルバリウム製のものが多いぞい。さっそく金属系サイディングのメリット・デメリットを挙げてみよう。
- 金属系サイディングのメリット
- メンテナンス周期が20年以上
- 軽量(耐震性に影響しにくい)
- デザインが高い
- 防水性が高い
- 熱反射率に優れる
- 金属系サイディングのデメリット
- 外観が安っぽい
- 価格は窯業系サイディングよりも若干高い(4000円~8000円/㎡)
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ガルバリウムは屋根にも使われる素材で、軽量でさびに強く耐久性が高い。さらに熱反射率に優れた優秀な素材じゃよ。
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熱反射率に優れていると、どんなメリットがあるんですか?
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熱反射率が優秀な外壁は特に夏季に効果的じゃな!日射熱を反射してくれるので、夏季に外壁の表面温度や室内温度を抑制してくれるぞい。
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軽量で耐震性にも影響しにくいし、良い外壁材だポン!
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うむ。ガルバリウム系の金属サイディングは素材自体が劣化に強いのにくわえて、劣化しやすいシーリング(目地部分)の露出が少ないことから、窯業系サイディングよりもメンテナンス周期が長いのも特徴じゃな!金属系サイディングはだいたい20年くらいはメンテナンスフリーと考えてOKじゃろう!
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でも、価格はやっぱり窯業系サイディングよりは少し高めなんですね。
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うむ。あとは見た目の好みの問題じゃな。金属系の外壁は近未来的でソリッドな印象を与えるが、重厚感・高級感には乏しい。人によっては「安っぽい」という評判もあるのう。まぁこの辺は好みの問題じゃな!
木質系サイディング
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次は木質系サイディングじゃ。木質系サイディングは木で出来ているサイディングボードのことじゃな。木質系サイディングのメリット・デメリットは以下の通りじゃ。
- 木質系サイディングのメリット
- 重厚感・高級感がある
- 木は断熱性がある
- 木質系サイディングのデメリット
- 価格が高い(5000円~10000円/㎡)
- およそ10年ごとにメンテナンスが必要
- 防水性能が弱い
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木質系サイディングはなんといっても木で出来ていることによる重厚感・高級感が最大の特徴じゃな!好みにもよるが外観人気は高いぞい!
それから木は素材自体が「熱を伝えにくい」という性質を持つ。木質系サイディングは外壁だが、同時に断熱材としても機能するじゃろう。家のトータル的な断熱性も若干アップするはずじゃ!
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外壁が断熱材の役割も果たすんですね!すごい!
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それに重厚感のある見た目は好きだポン!
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ただし、素材が木ということは防水性能はイマイチじゃ。木というのは水分を吸う性質があって、表面の塗装が非常に重要。表面の塗装メンテナンスは必ず10年に一度のペースで行わないといけないぞい!
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木の素材のものは扱いがデリケートなんですね。
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うむ。それから木質系サイディングはサイディング外壁のなかでは価格がもっとも高いぞい。
樹脂系サイディング
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樹脂系サイディングはカンタンに言えば「プラスチック系」のサイディングじゃ。
- 樹脂系サイディングのメリット
- メンテナンス周期が20年以上
- 軽量(耐震性に影響しにくい)
- 防水性が高い
- 塩害や凍害に強い
- 変色しにくい
- 断熱性がある
- 樹脂系サイディングのデメリット
- 見た目が安っぽい
- 価格は窯業系サイディングよりも若干高い(4000円~8000円/㎡)
- 防音性が弱い
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樹脂系サイディングもメリットがたくさんある外壁材じゃな。まず樹脂は「木」に匹敵するほど熱を伝えにくい素材なんじゃ。なので、外壁自体の分厚さにもよるが、木質系サイディングと同様に樹脂系サイディングも家のトータル的な断熱性アップに期待できる外壁と言えるのう。
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樹脂は軽いですし、防水性も高いですしね!
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うむ。それに樹脂系サイディングの軽さは尋常ではないぞい。なんと、窯業系サイディングの10分の1の軽さなんじゃ!
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え!窯業系サイディングも軽いんじゃなかった?
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その通り。窯業系サイディングでも軽いのに、樹脂サイディングはさらに10分の1の軽さなのじゃ。施工もしやすいし家の耐震性にも影響を与えにくいぞい。
それに樹脂は劣化しにくい点もメリットじゃ。なので塩害や凍害にも強い。海に近い地域や寒冷地にはオススメの外壁材と言えるのう。
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樹脂系サイディングはメンテナンスも20年に一度でいいの?
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うむ。樹脂系サイディングは劣化に強く変色しにくいので、そもそも耐用年数も長いしメンテナンス周期も長いのじゃ。
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樹脂系サイディングのデメリットはなにかあるんですか?
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樹脂系サイディングの弱点は、価格じゃな。窯業系サイディングよりも高く、木質系サイディングより安いといったくらいじゃな。
それとやっぱりプラスチック系の素材のため、見た目が少し安っぽいとは言われているのう。これも好みの問題ではあるが。
モルタル(塗り壁)
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次はモルタルじゃな。モルタルって知ってるかな?
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ファイナルファンタジーシリーズの敵ででてくるポン!
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それはモルボルじゃな。モルタルとは全然違うぞい。
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モルボル(FFシリーズの敵モンスター)
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モルタルは別名「塗り壁」とも言われており、砂やセメントを水と練り混ぜた素材を左官職人が塗って施工する外壁のことじゃ。
モルタルは日本家屋には古くから用いられてきた外壁で20~30年くらい前まではシェアナンバーワンじゃったが、現在ではサイディング系外壁にシェアを奪われ気味じゃな。
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シェアを奪われ気味ということは、あまり優秀ではない外壁なんですか?
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いや、全面的に劣っているというわけではないぞい。モルタル(塗り壁)のメリット・デメリットをみてみよう。
- モルタル(塗り壁)のメリット
- 重厚感・高級感がある独特の風合い
- つなぎ目がない
- 部分的にタイルを貼ることもできる
- モルタル(塗り壁)のデメリット
- 価格が高い(5000円~8000円/㎡)
- ひび割れ(クラック)が起こりやすい
- 雨だれが起こりやすい
- 経年劣化しやすい
- およそ10年ごとにメンテナンスが必要
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モルタルは左官職人の手作業で施工するもので独特の風合いがあり、重厚感・高級感がある。さらにサイディングボードのようにパーツを組み合わせるわけではないので「つなぎ目」がないのじゃ。だから美しく一体感のある外壁になりやすいし、ところどころアクセントでタイルを貼ることもできるぞい!
好みにもよるが、デザイン面ではサイディングよりモルタルの方が評判が良いかもしれないのう!
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確かに、モルタルの独特の風合いは私は好きですね!
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ただしモルタルは「ひび割れ(クラック)」や「雨だれ」など経年劣化しやすい点が弱点じゃ。
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ひび割れとか雨だれってなに?
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うむ。モルタル塗装は乾燥や湿気などによってクラックと呼ばれるひび割れを起こすことがあるのじゃ。ひび割れが起きると雨水が侵入してしまう可能性があるし、もし構造部分に水が浸入すれば構造体が腐ってしまう可能性もあるので、気を付けないといけないぞい。
それから「雨だれ」とは雨が流れた後に黒ずんだ汚れができること。モルタルは表面がギザギザしているので雨だれもできやすいのじゃ。
なので塗り替えメンテナンスの周期も早い。およそ10年に一度の塗り替えメンテナンスが必要なんじゃ。
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なるほど。モルタルはメンテナンスの手間がかかりやすいから、サイディングにシェアを奪われ気味なんですね。
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そういう側面もあるじゃろう。サイディングも定期的なメンテナンスは必要だし、モルタルが全面的に劣っているわけではないぞい。モルタルは独特の風合いもかっこいいし根強い人気のある外壁じゃよ。
タイル外壁
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次はタイル外壁の解説じゃ!タイルは土や石、粘土などを素材にして1300℃の高温で焼き固めたものじゃ。耐火性・耐久性・メンテナンス性が非常に優れた外壁材じゃよ!
- タイル外壁のメリット
- 塗り替えメンテナンスが不要
- 重厚感・高級感がある
- 汚れが付きにくい
- 傷が付きにくい
- 耐火性が高い
- タイル外壁のデメリット
- 価格が高い(10000円~30000円/㎡)
- シーリング(目地部分)は10年ごとにメンテナンスは必要
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タイルは非常に優秀な外壁材じゃよ!丈夫で傷にも強いし汚れも付きにくい。基本的に塗り替えメンテナンスはフリーじゃ!
さらにもともと1300℃の高温で焼き固められたものなので耐火性も非常に高いのじゃ!さらに水も吸わない性質なので雨にも強い。
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タイル外壁ってすごいポン!
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しかもタイル外壁は重厚感・高級感が抜群なんじゃ!サイディング系の外壁材も、タイルを模したようなデザインが多数あるが、やはり本物のタイルに重厚感・高級感では敵わない。全面タイル貼りの注文住宅はご近所でも評判の「素敵な家」になるじゃろうな!
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そういえば、高級住宅街の大きな家も全面タイル貼りの家が多い気がしますね!
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うむ。そうじゃな!ただ、タイルは性能面で優れていることもあり初期費用は高くついてしまうのう。だいたい㎡単価で「10000~30000円/㎡」くらいと考えておくといいぞい。
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サイディングやモルタルと比べると高いポン…。
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そうじゃな。だが、タイルは初期費用は高くなってしまうが、住んでからのメンテナンス費用が抑えられる特徴がある。なんと言っても塗り替えメンテナンスフリーじゃからな!
タイル外壁もシーリング(目地部分)のメンテナンスは必要だが、それでも一般的なサイディングやモルタルに比べてランニングコストは大きく抑えられるぞい。
なので、30年以上の長期スパンでみればタイルはお得な外壁材でもあるのじゃ。
ALC(軽量気泡コンクリート)
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ALCは「Autoclaved Light weight Concrete」の略で、日本語で言うと「軽量気泡コンクリート」じゃ。代表的なALCといえばへーベルハウスの「へーベル版」が有名じゃな。
- ALCのメリット
- 重厚感・高級感がある
- 耐久性が高い(50年以上もつ)
- 耐火性が高い
- 断熱性がある
- ALCのデメリット
- 重量があるため施工できる業者が限られる
- 価格が高い(10000円~15000円/㎡)
- シーリング(目地部分)は10年ごとにメンテナンスが必要
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ALCは重厚感・高級感もある優秀な外壁材じゃよ。軽量気泡コンクリートの名の通り、通常のコンクリートよりも軽く、内部に無数の気泡を有しておる。この内部の気泡が断熱材としての役割も果たすってわけじゃな。ALC外壁を採用すれば、住宅のトータル的な断熱性も少しアップすると考えていいじゃろう。
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外壁なのに断熱材としても役立つってお得に感じます!
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うむ。ただし、ALCは軽量といえどコンクリートじゃ。重量は他の外壁材に比べるとかなり重いので、そもそも施工できるハウスメーカーは限られると考えておこう。コンクリートだから耐火性は高いがね。
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他にALCのデメリットはあるの?
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うむ。ALCは水分を吸収する性質があるため、防水塗装が必要不可欠なんじゃ。この防水塗装は10年ごとくらいにメンテナンスが必要なんじゃ。ただ、メンテナンスは必要だが、ALC自体の耐久性は非常に高く「50年以上はもつ」と言われておるぞい。
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50年以上もつってことは建て替えまで取り変える必要はないかもしれませんね!
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うむ。その変わり、初期コストはやはり高い。ALC外壁の価格はおおよそ「10000円~15000円/㎡」と考えておこう。
プレキャストコンクリート
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最後にプレキャストコンクリートじゃ。プレキャストコンクリートとは、工場で成型されたコンクリート外壁のこと。代表的なのは積水ハウスの「ダインコンクリート」じゃな!
- プレキャストコンクリートのメリット
- 重厚感・高級感がある
- 耐火性が高い
- 強度が高い
- メンテナンス周期が30年以上
- プレキャストコンクリートのデメリット
- 重量があるため施工できる業者が限られる
- 価格が高い(10000円~20000円/㎡)
- シーリング(目地部分)は10年ごとにメンテナンスが必要
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プレキャストコンクリートも価格が高い外壁材じゃが、性能面ではかなり優秀じゃよ。特に強度は他の追随を許さないほどじゃ。
強度だけでいえばALCの10倍もの強度を持つのじゃ!
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ALCの10倍?!凄いポン。
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それにコンクリートなので耐火性も高いしメンテナンスの頻度が少ないのもメリットじゃな。プレキャストコンクリートの代表格である積水ハウスのダインコンクリートなどはおよそ30年程度はメンテナンスフリーなんじゃ。
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それに重厚感や高級感もあるんですよね!すごい優秀な外壁ですね。
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だが、プレキャストコンクリートにもデメリットがあるぞい。そもそも非常に重いので、普通の木造住宅にはほとんど採用が難しいのじゃ。それに採用できても施工にクレーン等の重機が必要になってくる。施工費もけっこう高くつくし、採用できるハウスメーカーが限られる外壁材と言えるのう。
日本の一戸建て住宅における外壁材のシェア割合
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だいたい一戸建て住宅に使われている外壁の種類はわかりましたが、それぞれの外壁がどれくらいのシェアなんでしょうか?
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では新築戸建て住宅の外壁のシェアをまとめてみるぞい!
新築戸建て住宅の外壁のシェア
外壁の種類 | シェア割合 |
---|---|
窯業系サイディング | 78.5% |
金属系サイディング | 11.4% |
モルタル(塗り壁) | 5.7% |
木質サイディング | 1.3% |
ALC | 1.0% |
その他 | 2.1% |
出展:日本窯業外装材協会のHPより
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こうしてみると窯業系サイディングが圧倒的なシェアだポン!
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うむ。ただ、このグラフは注文住宅だけでなく建て売り住宅なども入っているからのう。建て売り分譲住宅を含めると、やはりコストを安く抑えられる窯業系サイディングや金属系サイディングが高いシェアになっているのう。
外壁の性能と価格を一覧表で比較しよう!
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外壁のそれぞれの特徴とかメリット・デメリットはだいたいわかったけど、一覧表みたいなのがないとわかりにくいポン!博士、なんとかしてポン!
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そうくると思ったぞい!外壁の性能をザックリと一覧表にしたものを載せておくぞい!
外壁の種類 | 強度 | 耐火性 | 耐水性 | 重厚感 | メンテ性 | 価格/㎡ |
---|---|---|---|---|---|---|
窯業系サイディング | ★ | ★★ | ★★ | ★ | ★ | 3000~5000円 |
金属系サイディング | ★ | ★★ | ★★ | ★ | ★★ | 4000~8000円 |
木質系サイディング | ★ | ★ | ★ | ★★ | ★ | 5000~10000円 |
樹脂系サイディング | ★ | ★★ | ★★ | ★ | ★★ | 4000~8000円 |
モルタル | ★ | ★★ | ★ | ★★ | ★ | 5000~8000円 |
タイル | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | 10000~30000円 |
ALC | ★★★ | ★★★ | ★ | ★★★ | ★★ | 10000~15000円 |
プレキャストコンクリート | ★★★★ | ★★★ | ★ | ★★★ | ★★★ | 10000~20000円 |
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便利じゃん!ブックマークしとこッポン!
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うむ。一戸建て住宅の外壁を選ぶ時は見た目だけで選ぶのではなく、耐火性・耐水性などの性能やメンテナンス頻度などもチェックして選ぶことが大切じゃよ!
マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物です。誰もが絶対に失敗したくないと考えているはずなのに失敗・後悔した例は後を絶ちません。
それは「スペックの比較が足りない」からです!
マイホームに限らず、例えばTVやパソコンなどの家電製品を買う時でも「どのメーカーが性能が良いか?」「価格が安いか?」「保証が長いか?」必ず比較しますよね?
家電はこれまでに買う機会も多く、どの性能を重視すれば良いかなんとなくわかりますがマイホーム購入はほとんどの人が初体験。なにを重視すべきかわからず「モデルハウスに見学に行ったらすぐ気に入っちゃった」「なんとなく見た目で決めてしまった」というケースが非常に多いのです。
ハッキリ言ってマイホームは見た目だけでは性能まではわかりません。皆さん見た目でわからない性能面で失敗・後悔しているケースが非常に多いのです。
マイホームはこの先何十年と住むものです。
見た目のデザインももちろん大事ですがもっと大事なことを見落とさないでください。安全で快適なマイホームを建てるために大切なことは耐震性・断熱性・気密性・遮音性・耐久性・メンテナンス性・空気環境など、要するに「住宅性能」です。
そして性能を比較するために役立つのが無料でもらえる「住宅カタログ」です。少なくとも5社は無料カタログを見比べてください。
と、いうのも住宅性能については営業マンに口頭で質問するだけじゃ甘いからです。
ハウスメーカーの営業マンのことを悪く言うわけではありませんが、営業マンは住宅性能に関する質問にはだいたい「もちろん大丈夫ですよ!」と自信満々に答えます。これは住宅性能にたいして力を入れていないハウスメーカーの営業マンであっても、です。自信満々にこう言えるのは家が快適と感じるかどうかは「個人差があるから」です。引渡し後にクレームを言っても「個人的感覚までは責任を持てないですよ」と言われてはもうどうしようもありません。
だから「カタログスペックで比較することが大事」なんです。
公式カタログに記載されている情報に嘘はあり得ません。
それに複数社の住宅カタログを比較することで、あなた自身が建てたいスペックのマイホームが『だいたいいくらで建つのか?』という相場観も養われますし、理想のマイホーム像もしっかり固まってくるはずです。
そして複数の住宅カタログを比較し相見積もりを取ることは本命ハウスメーカーとの最終的な価格交渉の局面でも必ずあなたに有利になります。あいみつを取り「価格差があって迷っている」と伝えれば本命ハウスメーカーも、最後の最後で競合他社にお客様をとられてしまうくらいなら少しくらいの値引きに応じる、というケースは多いです。いずれにしても注文住宅のマイホーム計画において『複数社を比較した経験』は必ず役に立ちます。
無料の住宅カタログを比較することはマイホーム計画で絶対に欠かせない大切な「第一歩」。
大事なマイホーム計画で絶対に失敗しないために、ハウスメーカー選びは必ず「カタログスペック」で比較してください。
今回の記事をまとめると
- 外壁にもそれぞれ特徴・メリット・デメリットがある
- 外壁は性能やメンテナンス頻度なども大切
- 外壁を選ぶ時は30年以上のトータルコストで考えよう
注文住宅のマイホーム計画は「比較・相見積もり」が"超重要"です!
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さて、アシスタント諸君よ!
注文住宅でマイホームを建てたいと思った時「まず何をすべきか?」知っているかね?
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たしかにマイホームって購入経験ないですし。
まずなにからすればいいのかわからないですね…。
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チッチッチ!
「いきなり住宅展示場へ行く」のはハッキリ言ってオススメしないぞい。
長くなるのでオススメしない理由は以下のリンクで読むのじゃ。
なんで「いきなり住宅展示場へ行っちゃダメなの?」理由はコチラ!≫
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これはなにも住宅に限った話ではない。
例えば最新型テレビを買う場合を考えてみよう。テレビも同じような見た目でも画質や機能はもちろん価格だってピンキリじゃ。だからテレビを買う前にスペックを比較するもんじゃろ?
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そりゃあ比較するよね。
だって知らないで画質が悪いテレビとか価格が高いテレビ買っちゃったら損しちゃうじゃん。
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そう!その通りなんじゃ。
家よりもはるかに安い買い物の家電でもじっくり比較してから買い物するのだから注文住宅だって比較して当然。
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なるほど。
それは確かにその通りですよね。
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それにね。注文住宅はハウスメーカーが違えば「住宅性能の差」「デザイン性の差」「メンテナンス性の差」が非常に大きいもの。
そしてなによりテレビとは比較にならないくらいに「価格の差」が大きいのじゃ!
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そうなんですか…
いったいどれくらいの価格差があるものなんですか?
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1000万円も価格差があることもあるの?!
同じような住宅性能スペックなのに?!
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余裕であり得るし、別に珍しい例じゃないぞい。
と、いうかそもそもオーダーメイドの注文住宅の場合「複数のハウスメーカーで比較しない限り、自分の希望条件のマイホームの適正価格がつかめない」と言った方が正確じゃろうな。
1社を見学しただけで気に入ってしまって営業マンに言われるがままに家を建ててしまうということは自分の希望条件の家の適正価格がわからないまま「人生最大の買い物」をするということじゃ。
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どうじゃ?
もし自分がウン百万円単位の金額を損していたことが後からわかったら後悔するじゃろ?
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うむ。
だからこそ注文住宅のマイホーム計画はまずは住宅カタログを比較するべきなんじゃよ!
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正確には、複数社のカタログを比較して候補のハウスメーカーを見つけたら次に「相見積もり」をすることが絶対条件にはなるけどね。
ただ、ハッキリ言って「複数社のカタログ比較」と「相見積もり」という手順を踏むだけでウン百万円単位の金額を損してしまう可能性は格段に減ると言ってよい。
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チッチッチ!
住宅カタログの取り寄せは完全無料だし、候補のハウスメーカーのHPで一つ一つ取り寄せるような面倒な作業も必要ない。
いまどき住宅カタログはライフルホームズで無料一括取り寄せがスタンダードじゃ!
建てたいエリアやおおまかな予算を入れるだけで、施工可能なハウスメーカー・工務店がバシッと出てくるので手続きもそれこそ3分ほどでできちゃうぞい。超簡単じゃよ。
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無料で簡単、すぐ届く。
住宅カタログの比較はメリットこそたくさんあるが、デメリットになるようなことは一つもないので間違いなくやっておくべき「家づくりの必須項目」と心得るのじゃ。
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そういうこと!
なにより家族でカタログを見ながら「これもいいな!それもいいな!」と話す時間は最高に楽しいものじゃよ!
家づくり失敗の確率も減るし、すでに気になるハウスメーカーがあったとしても「少なくとも5社くらいの住宅カタログは比較しておくこと」をオススメするぞい!
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ライフルホームズは住宅情報サイトの最大手!安心安全に優秀なHMから比較できますよ!
まずは抽出するハウスメーカーの検索条件を選びます。
「建物価格」「建築予定地」「人気テーマ」で検索できますが、エリアが決まっているなら「建築予定地」で検索するのがオススメ。希望の市区町村まで選べば施工エリア対応しているハウスメーカーがズラリ出てきます。それぞれザックリとした価格帯・坪単価も掲載されていますので条件に合いそうなハウスメーカーを選ぶだけ。この段階ではいろいろなハウスメーカーのカタログを取り寄せちゃってOKです!
次にお名前や住所・ご連絡先など必要事項を入力する項目になります。必須事項は入力しますが、任意の項目は書いても書かなくても大丈夫です。
必要事項を入力したら案内に従ってページを進めるだけです。所要時間は約3分程度。とっても簡単です。
コメント
やっぱり家を建てるなら少し値が張ってもタイル外壁にしたい。劣化が少なく長持ち。長い目でみればタイル。