今回のブログ記事では、新築注文住宅における断熱性能の重要性について詳しく解説していくぞい。この記事ではそもそも断熱材とはなにか?断熱性能が高いことによるメリットやデメリットを学ぶことができるブログ記事になっておるぞい。
断熱材とは
まずは断熱材とはなにか?知っておるかね?
ハイ!断熱材とは、読んで字の通り「熱を断つ素材」のことじゃないですかね?住宅の外壁に敷きつめるもののことですよね?
その通り。断熱材は住宅の外周部や壁内に敷きつめるもの。断熱材の働きによって夏は外の熱気が流入してくることを防ぎ、冬は部屋の暖かい空気が外に流出してしまうことを防ぐことができるのじゃ。
要は断熱材とは家の「断熱性能」を向上させるための素材ということじゃ。このサイトではけっこう口酸っぱく言っておることじゃが、新築マイホームを建てるなら断熱性能はかなり重要な性能じゃぞ。
たしかにはかせは断熱性能のことをしょっちゅう気にしている気がするポン。なんで断熱性能が重要なんですか?
断熱性能が大切な理由
繰り返しになるが、新築マイホームにおいて断熱性能はかなり重要じゃ。
家の断熱性能を重視すべき理由はおもに3つある。ズバリ言ってしまうが、家の断熱性能が低いと「健康にも影響する」し「電気料金にも影響する」し「家の寿命にも影響する」からじゃ。
えぇ!家の断熱性能ってそんなに色々なことに影響してしまうの!?怖い!
はかせ、順番に解説をお願いします。
断熱性能は健康に影響する
うむ。まず断熱性能は健康にも影響を与えるという点じゃな。家の断熱性能とは、年間をとおして体感温度を左右する性能。人間は「体感温度が安定しないと体調を崩しやすい」生き物なんじゃ。
人間って弱い生き物だポン。
たぬきのくせに上から目線だな…
確かに、家の中では常に快適な気温で過ごしたいです。家のなかで「暑さ」や「寒さ」を感じるだけでもストレスになりそうですよね。
うむ。「体感温度によるストレス」に気が付くとはさすがじゃな!人間は体感温度が安定しないと体調を崩しやすいだけでなく「ストレス」も大きな問題じゃ。
例えば、実際に助手ちゃんくんが数千万円のマイホームを購入したとしよう。その家に住んで「夏は暑い」「冬は寒い」という状況だったらどう思うかの?
せっかく数千万円単位でお金を出すんですから「夏暑くて冬寒い」のはイヤですね…。
一年中快適な家がいいポン。
そうじゃな。家の断熱性能というのは、普段から肌で感じられる性能じゃからのう。せっかく新築マイホームを建てるなら、体感温度によるストレスは可能な限り減らしたいものじゃ。
家にいるだけで「寒い」「暑い」などのストレスを感じるのは、精神衛生上もよくない。ストレスによって体調を崩してしまうこともあるかもしれん。
逆に断熱性能が高い家なら、ただ家にいるだけで快適に過ごせる。家にいるだけで「マイホームを建てた甲斐があったな!」と思えるのじゃ。この気持ちの違いはすごく大きいぞい。
せっかくマイホームを買うなら「買った甲斐があった」と思いたいですね。
それに断熱性能が低いことで「ヒートショック」のリスクも高まるのじゃ。
ヒートショックってなんですか?
ヒートショックというのは、家の中の急激な温度差によって血圧が大きく変動して心筋梗塞や失神、脳梗塞などを引き起こすことを言う。
家の断熱性能が低いと、家の内部でも寒暖差が大きいのでヒートショックのリスクが高いと言われておるぞ。
特にお年寄りの方はヒートショックのリスクが高いと言われておる。
ぼくはまだ若いから大丈夫だと思うポン。
若いからというよりたぬきだから大丈夫そう…。
若い人はヒートショックのリスクは低いが、マイホームは基本的に長く住むものじゃからな。自分が年をとることも考えておくべきじゃ。つまり、断熱性能は初めから重視しておくべきなんじゃ。
断熱性能は電気料金に影響する
断熱性能が重要な理由は健康上の理由だけじゃないぞい。ズバリ、断熱性能が高ければエアコン代が安くなるのじゃ。
毎年、夏と冬はエアコン代がけっこうかさむんですよね。エアコン代が安くなるならそれに越したことはないですね!
うむ。「断熱性能が高い=熱損失が小さい」ということじゃから、必然的にエネルギー消費量を節約できる。つまり省エネということじゃな。逆に言えば、断熱性能が低い家は電気料金が高くつく。
断熱性能が高いと、体感温度のストレスも少ないし電気料金も安くなるって凄い!いいことづくめだポン。
ちなみに断熱性能の高い家が増えれば、地球環境規模でもCO2削減に役立つぞい。
断熱性能はマイホームの寿命に影響する
それともう一つ。家の断熱性能は「マイホームの寿命」にも影響するんじゃ。断熱材が隙間なく敷きつめられていてスキマのない住宅はズバリ長持ちするぞい。
なんで断熱性能が低いとマイホームの寿命に影響するんですか?
うむ。家というものは1年365日休みなく雨風や紫外線にさらされておるもの。例えば、断熱材が上手く敷きつめられていない家はスキマから雨風が侵入して、断熱材が湿気を吸収してしまうこともある。住宅にとって湿気は大敵じゃ。
断熱材にもよるが、湿気を吸収すると断熱効果が急激に劣化する可能性が高いのじゃ。そうなればメンテナンスの頻度も高くなってコストがかかりやすいし、そもそもの寿命も早まってしまうのじゃ。
やっぱり断熱性能は大切なんですね!
うむ。断熱性能がしっかりしている家ならば体感温度のストレスも感じにくいし、精神衛生上も良いし体調管理もしやすいぞい。電気料金も安くなって省エネ、おまけに地球環境規模でもCO2を削減できる。さらに家の寿命も長持ちするんじゃから、言うことなしじゃ。
これから注文住宅でマイホームを建てるなら絶対に「断熱材(断熱性能)」は重要視するべきですね。
うむ。家の性能のなかでも「断熱性能」は極めて重要じゃ。このブログでは注文住宅を建てるなら「断熱性能は必ず重視すべき」とアドバイスしていくぞい。
そして断熱性能を左右する重要な要素「断熱材」についてもしっかり特徴や性能を把握しておくべきじゃ。
断熱性能を高めるメリット・デメリット
じゃあ、はかせ!
わかりやすいように家の断熱性能を高める「メリット」と「デメリット」を箇条書きで教えてください!
- 断熱性能を高めるメリット
- 年間を通して体感温度を安定させられる
- 体感温度によるストレスが軽減する
- 体調を崩しにくい
- ヒートショックのリスク軽減
- 電気料金を抑えられる(省エネ)
- 家が長持ちする
- 断熱性能を高めるデメリット
- 建物価格が上がる
断熱性能を高めるメリットはたくさんあるのに、デメリットは「価格が上がる」というくらいなんですね。
うむ。やはり「多少建物価格が上がったとしても断熱性能は重視すべき」と考えるべきじゃろう。特に長く住むつもりで、建物を長持ちさせたいのなら尚更じゃ。少し建物価格が上がったところで、断熱性能が高ければ電気料金やメンテナンス料金など、ランニングコストが安くなる。
結果的にお得になる可能性が高いと思うぞい。
せっかくマイホームを建てるなら、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境が理想ですよね。
マイホームの温熱環境で後悔したくないなら、必ず「UA値」という数値をカタログスペックで比較してください。UA値は「住宅の断熱性能を客観的に示す数値」で、値が低いほど優秀と考えてください。
UA値は間取りプランごとに異なるため、カタログに載っている数値はあくまで目安です。ですが目安を掲載するかどうかがハウスメーカーの「断熱に対する自信の差」。現に断熱性に自信があるハウスメーカーはほぼ必ず「UA値」の目安を載せています。
もしカタログにUA値の目安が掲載されていなければ「断熱に自信なし」と考えていいです。断熱性は各ハウスメーカーの実力差が顕著に表れるポイントです。断熱性で戦っても競合他社に勝てないメーカーは「あえてUA値を載せていない」というケースが多いのです。
住宅性能のなかでも断熱性は「特に日常的に実感する性能」です。断熱で後悔している人が多いということは、裏をかえせば断熱性が高い住まいは驚くほど快適ということでもあります。
カタログスペックの「UA値」で比較しておけばマイホームの温熱環境の失敗はまずありません。せっかくの注文住宅、温熱環境で後悔しないために「UA値」は必ず最新のカタログで比較しましょう!
今回の記事をまとめると
- マイホームの断熱性能は非常に重要
- 家の断熱性能は健康に影響する
- 家の断熱性能は電気料金に影響する
- 家の断熱性能は「家の寿命」に影響する
- 多少、建物価格が上がっても断熱性能は重視すべき
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