今回のブログ記事ではハウスメーカーの選び方についてわかりやすく解説していくぞい!
マイホームを繰り返し建てる人はまずいないから、ほとんどの人はマイホームを建てることに馴れていないはず。当然「ハウスメーカーってどうやって選べばいいかわからない」という人が大半じゃろう。
そんな人はこのページでハウスメーカーの選び方の基準や比較するポイントを学んでおくのがオススメじゃぞ!
ハウスメーカーを選ぶ大切な4つのポイント
さて!今回のブログ記事はいよいよ「ハウスメーカーの選び方」についての特集じゃよ!アシスタント諸君はハウスメーカーの選び方は、だいたい見当はつくかね?!
そんなものフィーリングに決まっているポン!
いやハウスメーカー選びはすっごく重要なんじゃから、適当にフィーリングなんかで決めちゃいけないぞい!
じゃあ、正しいハウスメーカーの選び方を解説してください!
うむ。まず、ハウスメーカーを選ぶ時に注目すべき大切な4つのポイントがあるぞい。それはコチラじゃ!
- ハウスメーカー選びで注目すべき4つのポイント
- ・構造(工法)
- ・住宅性能(耐震性・耐火性・耐風性・気密性・断熱性など)
- ・デザイン(内装・外装・間取りなど)
- ・価格(坪単価)
この中でも、特に重視すべきは「構造(工法)」じゃな!
注文住宅を建てる時に「どんな構造(工法)で家を建てるか?!」はすごく重要なんじゃ。
えっと、構造というのは「木造住宅」とか「鉄骨住宅」の分類のことですよね。
で、工法というのは木造だったら「在来工法」とか「ツーバイフォー」とかの分類のことかな?
うむ。そういう認識でOKじゃよ!
なんで注文住宅にとって、構造(工法)が重要なの?
なぜ構造(工法)が重要か。それは構造(工法)が、その後に続く「住宅性能」と「デザイン性」を大きく左右する要素だからじゃな。
例えば「ツーバイフォー工法は気密性・断熱性・耐震性が高い」とか「鉄骨造は大空間・大開口のひろびろ空間が実現しやすくデザイン性が高い」とかな!
なるほど!じゃあ構造はかなり重要ですね。
うむ。それから忘れてはいけないのが価格(坪単価)じゃな。いくら住宅性能やデザインが気に入ったハウスメーカーでも、価格が合わないハウスメーカーは選択肢に選べないからのう。
なるほど!とにかく、ハウスメーカーを選ぶ時にはこの4つのポイントが大切なんだね!
まずはマイホームに求める条件に優先順位を付けよう!
で、ハウスメーカーを選ぶ時にまずするべきこと。それは「自分がマイホームに求める条件に優先順位を付ける」ことじゃ。
マイホームに求める条件?
そうじゃ。例えば「冬は暖かい家が良い」と思っている人は断熱性を重視すべきだし、大規模地震に備えたい人は耐震性を重視すべきじゃろ?
そういう風に、自分がマイホームに求める条件を書き出して「優先順位」を付けて整理していくのじゃ!
あ!「注文住宅で予算オーバーした時の対処方法」の記事でも言ってましたね。
マイホーム計画は、まず希望する条件の優先順位を家族でまとめておくことが大切なんですよね!
お!よく覚えておるのう!その通りじゃ。
大切なのは「家族の総意としての優先順位をまとめておくこと」じゃよ。旦那さんの希望とか、奥さんの希望とかに分かれていると後々で揉める可能性もあるからのう!
ふむふむ。でも希望の条件なんか書きだしていったらキリがないポン。いくらでも出てくるポン。
だからこそ「優先順位」を付けていくことが大切なんじゃ。
マイホーム資金が潤沢に用意できて、希望するものは全部かなえられる人は少数派。ほとんどの人は「限られた予算」のなかで、理想にできるだけ近いマイホームを建てるのじゃ。
ほとんどの場合、マイホームで希望条件のすべてを満たすことは難しい。だから、絶対に外せない条件を洗い出すためにも「希望条件に優先順位を付ける」ことが大切なんじゃ。
なるほどね!じゃあ、僕の希望条件はこんな感じかな!
- マイホームの希望条件の具体例(たぬきちゃんの場合)
- 1位 天井の高さ(リビング2700mm以上)
- 2位 広々リビング
- 3位 外観のカッコよさ
- 4位 内装のカッコよさ
- 5位 設備グレードの良さ
たぬきくんらしいのう!だいたい見た目のカッコよさに関することじゃのう!
へへっ!照れるポン!
別に褒めてはないんじゃが…。
じゃあ、私がマイホームに希望する条件はこうですね!
- マイホームの希望条件の具体例(助手ちゃんの場合)
- 1位 坪単価が安い(坪単価50万円が上限)
- 2位 気密・断熱性
- 3位 耐震性能(耐震等級3以上)
- 4位 タイル貼りの外壁
- 5位 全館空調システム
そうそう!こういう具合に出てくる希望条件に全部優先順位を付けて書きだしておくとわかりやすくて良いぞい!家族で話し合えば、自分は重視していなかった「大事なポイント」も見えてくるかもしれない。
いずれにしても注文住宅は家族の希望する条件を叶えるマイホームなんじゃ。希望する条件によって選ぶハウスメーカーが変わってくるし、この希望条件がマイホーム計画の「軸」になるわけじゃから、大事な工程じゃよ!
希望条件が家族で折り合わないでケンカしそうだポン。
フォッフォッフォ!確かにケンカに発展しがちな話し合いじゃが、そもそもマイホーム計画は楽しいものなんじゃ!まずは熱くならずに家族で楽しく話し合えるといいのう。
地域(住環境)に合った住宅性能を重視しよう!
ところでマイホームに希望する条件のことだけど、博士が「ココは重視しておいた方が良いぞ!」ってポイントはないの?
お、いい質問じゃのう。いろいろあるが、まずは「地域(住環境)」に合った住宅性能を重視することをオススメするぞい。
地域(住環境)に合った住宅性能?
例えば、寒冷地に住んでいる人の場合はなによりも「気密・断熱性」を重視すべきだし、台風の被害を受けやすい沖縄県や九州地方に住んでいる人は「耐風性」を重視すべきじゃ。
また首都直下型地震が懸念される首都圏に住んでいる人や、南海トラフ地震が懸念される東海地方に住んでいる人は「耐震性」を重視すべき。このように、マイホームを建てる地域によって、重視すべき住宅性能が異なるってわけじゃ。
まぁ言うまでもない当たり前のことではあるがね。
なるほど。確かに地域によって重視する住宅性能は変わってきますね。
うむ。自分の住む地域の特性をよく理解しておくことが大切じゃ。ただし、敢えてワシが重視すべきと思う点を上げるとすれば、「耐震性」は重視すべきと思うかな。
マイホームは「家族の命を守る」という役割も非常に大切。地震大国日本に家を建てる以上、大規模地震が警戒されている地域でなくとも、耐震性は重視しておくべきと言えるじゃろう。
当ブログでは家づくりにおいて「安全に関わる性能」は特に重視すべき点だと考えています。特に「耐震性」には気を使ってほしいです。
現在建てられる一戸建て住宅はすべて建築基準法を満たしているため、少なくとも「耐震等級1相当」の耐震強度は確保されていますが、できれば「耐震等級3」のハウスメーカーとも比較してください。
「耐震等級1」の建物は「震度6強~7程度の地震に対して倒壊・崩壊しない」強度とされています。「なら安心だね!」と思うかもしれませんが、これはあくまで「倒壊・崩壊しない」のであって「ダメージ(損傷)がない」わけではありません。
つまり震度7クラスの巨大地震がもし一度でもきた場合、その建物の耐震性は著しく損なわれる可能性があるということです。もちろん補修するにもお金がかかります。
そして震度6強~7の大地震は大きな揺れが複数回にわたって起こるケースが多いです。
実際、2016年に起きた「熊本地震」では最大震度7の大きな揺れが二度発生しました。一度目の前震には耐えられた住宅も、二度目の大きな揺れによって多くの建物が倒壊しました。倒壊した中には現在の建築基準法に沿って建てられた「耐震等級1」と「耐震等級2」の住宅も含まれます。
ただし耐震等級3の建物の倒壊数は0でした。
せっかく建てるマイホーム。大地震に一度だけ耐えられる住まいで満足でしょうか?
大地震がきても、その後もマイホームに住み続けますよね?
マイホームはこの先何十年も住む拠点であり家族の命を守るシェルターです。大きな地震にも倒壊・崩壊しないことはもちろんのこと、半壊・一部破損もできればしたくないのは当然です。地震がくるたびに「どこか補修が必要な箇所はないか?」と思いを巡らせることもできればしたくないはずです。
できれば耐震性についてもじっくりと比較検討しておいてください。
住宅構造の違いを理解しよう!
では次は、住宅構造の違いについてザックリと理解しておこう!住宅構造のことを理解しておかないと、どんな構造(工法)が、自分の希望条件に合うのか分からないじゃろうからな!
なるほど!確かにその通りですね。
一戸建て住宅に用いられる構造(工法)は主に4種類と考えよう。本当はもっと細かく分けることができるんじゃが、このページでは分かりやすさ重視のため、4つの項目にザックリまとめるぞい。
- 一戸建て住宅の主な構造(工法)
- 木造軸組工法
- ツーバイフォー工法
- 鉄骨造
- 鉄筋コンクリート造
あーうん!なんかどれも聞いたことあるね!
では順番に解説をお願いします!
木造軸組み工法の特徴
- 木造軸組み工法とは
- 在来工法とも呼ばれる日本で古くから用いられてきた工法。木の柱と梁で建物を支える工法で、「コストを抑えられる」という特徴がある。木の構造体で出来ているため断熱性も悪くない。またツーバイフォーよりも設計自由度も高く、増改築がしやすいという特徴がある。
- ただし木造軸組み工法は地震や台風などの外力が一点に集中しやすいため、耐震性は比較的弱いとされる。ただ、最近では木造軸組み工法とツーバイフォー工法のハイブリッドで木質パネルによる面構造を採用したものもあるので、一概に外力に弱いとは言えない。
まずは「木造軸組み工法」じゃな。木造軸組み工法は別名「在来工法」とも言われており、日本の一戸建て住宅でもっともスタンダードな工法じゃな。
木造軸組み工法は木の柱と梁で建物を支える工法で、その他の工法に比べて比較的「コストを抑えられる」というメリットがあるのじゃ。さらに設計自由度も割と高いし、いろいろとバランスの良い構造じゃな。
木造軸組み工法は一番スタンダードな工法なんですね!
木造軸組み工法は、住宅性能についてはツーバイフォーに劣る部分もあるのじゃが、最近では木造軸組み工法とツーバイフォーのハイブリッド構法もあるから、そういうオリジナル構法を採用しているハウスメーカーは住宅性能を重視している人でも検討する価値があると言えるじゃろうな!
- 木造軸組み工法を手掛ける代表的なハウスメーカー
- タマホーム
- 住友林業(マルチバランス構法)
- アキュラホーム
- ポラス
- 桧家住宅
- 古河林業
- 菊池建設
- 細田工務店
- レオハウス
- 飯田産業
- オーガニックハウス
- 木造軸組み工法のハウスメーカーはこんな人にオススメ!
- 価格(坪単価)を抑えたい人
- デザイン・設計自由度を重視したい人
ツーバイフォー工法の特徴
- ツーバイフォー工法とは
- 木材の規格が「2インチ×4インチ」であることからツーバイフォーと呼ばれるアメリカ生まれの画期的な工法。別名「枠組み壁式工法」。建物を床・壁・天井の6面体で支える構造のため、地震や台風などの外力が加わった際もエネルギーが建物全体に分散しやすく、非常に高い耐震性・耐風性を誇る。また、北欧・北米など寒い地域で用いられる住宅工法であり気密性・断熱性にも非常に優れている。
- ツーバイフォーよりも間柱を分厚くするため「6インチ材」使用したツーバイシックス工法などもこの枠組み壁式工法の一種。非常に住宅性能に優れた構造(工法)だが、配置する壁の量・位置・バランスで耐震性を確保しているため、大開口の窓などを配置しにくいなど設計自由度はやや低い。
ツーバイフォー工法はアメリカ生まれの工法で、住宅性能に優れた工法じゃな!耐震性・耐風性・気密性・断熱性・遮音性など、あらゆる面で性能が高い。ワシ個人としてもオススメの構造(工法)じゃ。
お!博士のオススメ頂いたポン!
ツーバイフォー工法は住宅性能に優れた構造(工法)じゃが、壁を配置する量・位置などに制約があるため、設計自由度の面では少し他の工法に劣る面もある。とはいえ、住宅性能を重視する人は必見の構造じゃ。
- ツーバイフォー工法を手掛ける代表的なハウスメーカー
- 一条工務店
- 三井ホーム
- 三菱地所ホーム
- 住友不動産
- セルコホーム
- ウィザースホーム
- ロビンスジャパン
- ツーバイフォー工法のハウスメーカーはこんな人にオススメ!
- 耐震性を重視する人
- 耐火性を重視する人
- 耐風性を重視する人
- 気密性を重視する人
- 断熱性を重視する人
鉄骨造の特徴
- 鉄骨造とは
- 鉄骨が構造体となる工法で基本的な構造の仕組みは木造軸組み工法と似ている。鉄骨造のなかでも「鉄骨プレハブ工法」や「重量鉄骨造」などがある。鉄骨は木に比べて強度が高いため、柱の数を抑えることができたり高い天井高を確保した大空間のリビングや大開口の窓、2台収納のビルドインガレージなどを実現しやすい。
- デザイン性や設計自由度に優れた工法だが、鉄は熱伝導率の高い素材であり、木造住宅に比べると断熱性では若干ビハインドアリ。また鉄は火災時の高熱にも弱いため、耐火性も弱点。
鉄骨造は構造体を鉄の柱で支える構造(工法)じゃな。鉄は木よりも強度の高いため、鉄骨造のマイホームでは天井を高くできたり、柱の少ない広々とした大空間を実現しやすいのじゃ!
僕の好みのタイプかもしれないポン!
うむ。天井の高い大空間リビング、大開口の窓。それに重量のあるコンクリート製の外壁なども付けることができるのが鉄骨造のメリットじゃのう。デザイン性には特化した構造(工法)とも言える。
ただし、鉄は熱伝導率が高いため、断熱性という面では木造住宅よりも劣る可能性がある。鉄骨造のハウスメーカーを検討するなら、使っている断熱材の種類や分厚さも要チェックじゃな!
- 鉄骨造を手掛ける代表的なハウスメーカー
- 積水ハウス
- へーベルハウス
- 大和ハウス
- セキスイハイム
- パナソニックホームズ
- トヨタホーム
- 鉄骨造のハウスメーカーはこんな人にオススメ!
- デザイン性を重視する人
- 設計自由度を重視する人
- ALCやプレキャストコンクリートの外壁が好みの人
鉄筋コンクリート造の特徴
- 鉄筋コンクリート造とは
- マンションや高層ビルなど大型の建物でよく用いられる工法。一戸建て住宅の構造(工法)としては少数派。コンクリートの内部に鉄筋が入っており、圧縮強度・引っ張り強度ともに優れた非常に頑丈な構造。
- 耐震性・遮音性・気密性などさまざまな住宅性能に優れるが、構造体をくみ上げるまでの工程が非常に多く、コストが非常に高い。マンションでは一般的な構造だが、一戸建て住宅の構造としては少数派で、平たく言えば「富裕層向けの高級ハウスメーカーが扱う構造」である。
鉄筋コンクリート造の一戸建て住宅はハッキリ言って少数派じゃが、住宅性能はやはり軒並み優秀じゃ。何しろ、鉄筋コンクリート造は構造ビルにも使われる構造(工法)じゃからのう。2階建、3階建ての一戸建て住宅に採用すれば、頑丈そのものじゃ。
しかも重厚感もあるポン!スゴイポン!
ただしその代わり価格(坪単価)は圧倒的に高いぞい。鉄筋コンクリート造の一戸建てマイホームは富裕層向けの構造と言えるのう!
- 鉄筋コンクリート造を手掛ける代表的なハウスメーカー
- 三菱地所ホーム
- 大成建設ハウジング
- 鉄筋コンクリート造のハウスメーカーはこんな人にオススメ!
- 重厚感・高級感を重視する人
- マイホーム資金に余裕がある人
構造(工法)の特徴を知れば好みのハウスメーカーを選びやすい
非常にザックリじゃが、このように一戸建て住宅に用いられる構造(工法)について理解できれば、どのハウスメーカーなら自分の希望するマイホームを建てることができるか、大雑把ではあるが見当をつけることができるはずじゃよ!
やっぱり、構造(工法)を知っておくことは大切ですね。
うむ。マイホームに希望する条件を洗い出し、その希望条件を実現できそうなハウスメーカーを選ぶことができたら、まずはカタログ請求をしてみることが先決じゃよ!
候補が絞り込めたら、次は「そのハウスメーカーの事をよく知る」ことが大切なんじゃ!
知識が浅い状態で、ゴリゴリの営業トークを受けたらカンタンに心が揺らいでしまうかもしれないですからね。
うむ。このブログでは何度も言っていることじゃが、マイホーム計画では「とにかく比較検討」が大切なんじゃ。マイホームで失敗している人の大半は「比較不足・勉強不足」。
マイホーム計画で焦っても良いことはなにもない。時間をかけてもいいから、しっかりと色々な点を比較することが大切じゃよ!
マイホームはとにかく「比較することが大事」ですね!心得ておきます!
うーん。でもなんだかハウスメーカーの選び方としては、中途半端な気がするポン。まだ各ハウスメーカーの価格帯もよくわからないし!
そうですね、構造(工法)だけでハウスメーカーを選ぶのはちょっと大雑把過ぎるかもしれません。
フォッフォッフォ!
アシスタントらしくなってきたのう!その通り、構造(工法)で目星を付けるのはハウスメーカー選びの最初の一歩じゃな。
今後「ハウスメーカーの価格一覧表」や「ハウスメーカー・工務店・設計事務所の違い」なども、このブログでまとめるつもりじゃ!楽しみにまっていてくれると嬉しいのう!
なるほど、そういうことね!じゃあ待ってやるポン!
マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物です。誰もが絶対に失敗したくないと考えているはずなのに失敗・後悔した例は後を絶ちません。
それは「スペックの比較が足りない」からです!
マイホームに限らず、例えばTVやパソコンなどの家電製品を買う時でも「どのメーカーが性能が良いか?」「価格が安いか?」「保証が長いか?」必ず比較しますよね?
家電はこれまでに買う機会も多く、どの性能を重視すれば良いかなんとなくわかりますがマイホーム購入はほとんどの人が初体験。なにを重視すべきかわからず「モデルハウスに見学に行ったらすぐ気に入っちゃった」「なんとなく見た目で決めてしまった」というケースが非常に多いのです。
ハッキリ言ってマイホームは見た目だけでは性能まではわかりません。皆さん見た目でわからない性能面で失敗・後悔しているケースが非常に多いのです。
マイホームはこの先何十年と住むものです。
見た目のデザインももちろん大事ですがもっと大事なことを見落とさないでください。安全で快適なマイホームを建てるために大切なことは耐震性・断熱性・気密性・遮音性・耐久性・メンテナンス性・空気環境など、要するに「住宅性能」です。
そして性能を比較するために役立つのが無料でもらえる「住宅カタログ」です。少なくとも5社は無料カタログを見比べてください。
と、いうのも住宅性能については営業マンに口頭で質問するだけじゃ甘いからです。
ハウスメーカーの営業マンのことを悪く言うわけではありませんが、営業マンは住宅性能に関する質問にはだいたい「もちろん大丈夫ですよ!」と自信満々に答えます。これは住宅性能にたいして力を入れていないハウスメーカーの営業マンであっても、です。自信満々にこう言えるのは家が快適と感じるかどうかは「個人差があるから」です。引渡し後にクレームを言っても「個人的感覚までは責任を持てないですよ」と言われてはもうどうしようもありません。
だから「カタログスペックで比較することが大事」なんです。
公式カタログに記載されている情報に嘘はあり得ません。
それに複数社の住宅カタログを比較することで、あなた自身が建てたいスペックのマイホームが『だいたいいくらで建つのか?』という相場観も養われますし、理想のマイホーム像もしっかり固まってくるはずです。
そして複数の住宅カタログを比較し相見積もりを取ることは本命ハウスメーカーとの最終的な価格交渉の局面でも必ずあなたに有利になります。あいみつを取り「価格差があって迷っている」と伝えれば本命ハウスメーカーも、最後の最後で競合他社にお客様をとられてしまうくらいなら少しくらいの値引きに応じる、というケースは多いです。いずれにしても注文住宅のマイホーム計画において『複数社を比較した経験』は必ず役に立ちます。
無料の住宅カタログを比較することはマイホーム計画で絶対に欠かせない大切な「第一歩」。
大事なマイホーム計画で絶対に失敗しないために、ハウスメーカー選びは必ず「カタログスペック」で比較してください。
今回の記事をまとめると
- ハウスメーカーを選ぶ時はまずは希望条件に優先順位を付ける
- 住宅の構造(工法)を知れば好みのハウスメーカーに目星を付けやすい
- ハウスメーカーはとにかく比較することが大切
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