今回のブログ記事は「桧家住宅」の特徴・メリット・デメリットを解説していくぞい!
ありがたいことに当ブログのツイッターで「桧家住宅のことを特集してほしい!」というリクエストを複数頂いたので、ちょっと予定を早めて桧家住宅の注文住宅を特集することにしたのじゃ!リクエストしてくれた方、どうもありがとうなのじゃ。
桧家住宅の特徴と基本情報
- 主な特徴:Z空調(全館空調)を取り扱う気密断熱に優れたローコストメーカー
- 構造 :木造軸組工法+パネル
- 基礎 :べた基礎
- 断熱材 :現場発泡タイプの硬質ウレタンフォーム
- 坪単価 :50~60万円前後
- ZEH :対応可能
- 耐震性能:★★★★☆
- 断熱性能:★★★★☆
- 気密性能:★★★★☆
- コスパ :★★★★★
- 総合評価:★★★☆☆
さて!今回のブログ記事では、Z空調で有名な桧家住宅の特集じゃよ!桧家住宅は東証1部上場企業の「ヒノキヤグループ」の中核を担うハウスメーカーでコストパフォーマンスに優れているのが大きな特徴じゃな!
桧家住宅?聞いたことないポン。有名なハウスメーカーなの?
桧家住宅はけっこう有名だし人気もあるハウスメーカーじゃよ!桧家住宅は価格帯もローコスト寄りで、なおかつ全館空調システムを採用できる点が人気の秘訣じゃな!
ほら「Z空調(ぜっくうちょう)」って聞いたことないかね?
あ!Z空調は聞いたことあるポン!「サンシャイン斎藤」がCMやってるよね。全てのセクシーの生みの親の!
ま、厳密に言えば、サンシャイン斎藤じゃなくて「斎藤工さん」じゃけどな。
それはそうとZ空調は本当に大人気の全館空調なんじゃ。Z空調はヒノキヤグループが2016年12月から販売開始した全館空調システムなんじゃが、それ以降の3年間で着工棟数が1万棟を超える見通しとなっており、物凄い勢いで着工数を伸ばしているぞい。
へー!Z空調はわたしも聞いたことあります。人気なんですね!桧家住宅のほかの特徴も教えてください!
うむ。わかりやすいように桧家住宅の特徴を箇条書きにまとめてみたぞい!
- 桧家住宅の特徴
- 坪単価が安い(坪単価:50~60万円)
- 全棟耐震等級3
- 長期優良住宅に適合
- Z空調を採用できる(オプション+110万円)
- ローコストにしては気密・断熱性も優秀
- オリジナルの住宅設備ブランド「プレミアムワン」
- 大収納空間を付けられる(オプション+100万円)
- 設計自由度は低い
- 初期保証が短い
特徴をパッと見した感じだと割と良さそうなハウスメーカーだポン!
うむ。桧家住宅は最近、着工数もうなぎ上りに伸ばしているし、特にコストパフォーマンスは優秀じゃよ。コストを抑えて全館空調システムを採用したい人には特にオススメと言えるじゃろう。
では桧家住宅の特徴を順番に解説していってください!
全館空調システムが得意なハウスメーカー
三菱地所ホーム
セキスイハイム
積水ハウス
住友林業
ダイワハウス
三井ホーム
アエラホーム
桧家住宅と同価格帯もしくは少し価格が高いハウスメーカー
タマホーム
トヨタホーム
クレバリーホーム
ウィザースホーム
アキュラホーム
タマホーム
桧家住宅は、コストパフォーマンスに優れたセミオーダーの規格住宅をメインに手掛けるハウスメーカーです。桧家住宅は比較的ローコストでありながら、耐震性・断熱性など住宅性能も平均以上のレベルを確保、さらにリーズナブルな価格帯で全館空調システム「Z空調」を採用できることも大きな特徴です。
桧家住宅を検討されている方は、同じく全館空調システムを採用可能なハウスメーカーと比較されていることが多いです。
また、全館空調システムを得意とするハウスメーカーは価格帯の高いところが多いため、桧家住宅と同価格帯のハウスメーカーとも比較しておくのがオススメです。
競合ハウスメーカーと見比べることで「今までとは別の大事なポイント」が新たにわかることもあります。桧家住宅を候補にしている方は、ぜひ上記のハウスメーカーと比較しておいてください。
桧家住宅の特徴①坪単価が安い(坪単価:50~60万円)
桧家住宅の一つめの特徴、それは「坪単価が安い」という点じゃな!基本的に、桧家住宅はローコスト寄りのハウスメーカーと考えてOKじゃな。
坪単価が安いかどうかは重要ですよね!だって、いくら素敵な家でも価格帯が高いと買えないですし。
桧家住宅住宅の坪単価はだいたいいくらくらいなの?
桧家住宅の坪単価は商品ごとに異なるぞい。それぞれのザックリとした坪単価は以下の通りじゃ。
桧家住宅の商品モデル | 坪単価 |
---|---|
スマートワン | 44~55万円 |
スマートワン・カスタム | 50~60万円 |
スマートワン・カスタムハイブリッド | 70~80万円 |
桧家住宅の商品ごとの坪単価はだいたい上記の通りじゃが、全体的な平均坪単価だとおよそ「50~60万円程度」となるぞい。
なるほど。坪単価50万円以下のハウスメーカーが「ローコストメーカー」って言われているんですよね。じゃあ、桧家住宅住宅はローコストメーカーよりもほんのちょっとだけ坪単価が高いくらいの価格帯ってことですかね。
うむ。平均坪単価としては、ローコストメーカーよりもほんの少し高いくらいかな。だが桧家住宅の「スマート・ワン」という商品は「坪単価44万円前後」から建てられるので、ローコストメーカーと言っても差支えないぞい。
「スマートワン」と「スマートワンカスタム」「スマートワンカスタムハイブリッド」はどういう違いがあるの?
桧家住宅の商品モデル | 特徴 |
---|---|
スマートワン | セミオーダータイプの規格型住宅 |
スマートワン・カスタム | パレットを組み合わせて作る自由設計の住宅 |
スマートワン・カスタムハイブリッド | 1階がRC造 2階が木造のハイブリッド住宅 |
カンタンに言うと、スマートワンは予め用意された規格パーツを選択していくセミオーダータイプの家じゃな。
で、スマートワン・カスタムはより自由な設計が可能になるタイプ。パレットと呼ばれる四角形を組み合わせて思い通りの間取りを作っていくのじゃ。
で、スマートワンカスタム・ハイブリッドは1階が鉄筋コンクリート造、2階が木造のハイブリッド住宅となっている。ヒノキヤグループには「レスコハウス」という鉄筋コンクリート造のマイホームを手掛けているハウスメーカーもあるが、こことコラボして作るのがスマートワンカスタム・ハイブリッドじゃ。レスコハウスのもつRC造のノウハウを活用しておるぞい。
ふーん。スマートワンカスタムハイブリッドは1階が鉄筋コンクリート造ってこともあって坪単価が少し高いポン。
そうじゃな。一応、「スマートワン<スマートワンカスタム<スマートワンカスタムハイブリッド」の順でグレードが高いと考えてOKかな。
でも、全体的に桧家住宅は坪単価が安めですね。
ちなみに桧家住宅のそれぞれの商品モデルについては後日、別ページでまとめるつもりじゃよ!お楽しみに!
桧家住宅の特徴②全棟耐震等級3
それから桧家住宅はローコストに近い価格帯ながら、耐震性に力を入れている点もポイントじゃよ。桧家住宅は全棟で耐震等級3を取得しておるぞい!
お!さすがだポン!
きちんと「耐震等級3」という国のお墨付きが付いているのは安心できますね!
うむ。桧家住宅では、木造軸組み工法とツーバイフォー工法を組み合わせたハイブリッド工法を採用している。木造軸組み工法のように「点で支える」のではなく「面で支える」構造のため地震などの外力に強く、また気密性も高いのじゃな。
木造軸組み+パネルの構造ですね!ツーバイフォーのように強靭なんですよね。
そして桧家住宅は耐力壁としてオリジナル耐力面材を使っておる。桧家住宅の耐力面材は「壁倍率2.7倍」となり、一般的な構造用合板よりも「ちょっとだけ強度が高い」ぞい。
ちょっとだけなんだ?
そうじゃな。正直、耐力壁の強度としては、そこまで抜群に強いというわけではない。他社ハウスメーカーでは、壁倍率5.0倍を超えるものを採用しているところもけっこうたくさんあるからのう。
とはいえ、桧家住宅のハイブリッド工法はツーバイフォーのように「面で建物を支える」構造。これはそもそも構造躯体にかかるチカラをバランスよく分散できる構造だし、しっかり構造計算をして耐震等級で「最高等級3」を取得しているので「地震に弱いわけではない」ので安心して良いぞい。
そうだよね!なんてったって耐震等級3だポン!
桧家住宅の特徴③長期優良住宅に適合
ちなみに桧家住宅は「耐震性」だけが優れているわけではないぞい。「耐震等級」以外にも「劣化対策等級」「維持管理対策等級」「断熱等性能等級」など、住宅性能表示制度における4項目で最高等級を取得しておるぞい。
ローコストでも住宅性能は高いじゃん!
うむ。桧家住宅は「耐震性」「劣化対策等級」「維持管理対策等級」「断熱等性能等級」で最高等級を取得しているので、長期優良住宅にも適合しているぞい!希望すれば長期優良住宅としてのメリットも享受できる。
ちなみに長期優良住宅についてはコチラの記事でまとめています!時間のある時にみてくださいね。
桧家住宅の特徴④Z空調(オプション+111万円)
そして、桧家住宅の最大の特徴といえばCMでもよくみる「Z空調(ぜっくうちょう)」じゃな!なんとZ空調は「絶好調」と「空調」を掛けているんじゃよ!
それは言われなくてもわかる
それは言われなくてもわかる
コホン…。
Z空調のなにが凄いかと言うと、やはり低価格帯のハウスメーカーで全館空調システムを採用できるっていう点じゃろう。
全館空調システムといえば、三菱地所ホームのエアロテックやセキスイハイムの快適エアリー、住友林業のエアドリームハイブリッドなど、いわば「高級ハウスメーカーの専売特許的な高級システム」だったわけじゃ。
全館空調システムがローコストに近い価格帯の桧家住宅でも採用できるとなれば人気が出るのも当然と言えるじゃろうな!
確かに全館空調システムがある家って高級ハウスメーカーばっかりだポン。
Z空調は「ヒノキヤグループ」と「ダイキン」と「共立エアテック」が協力してできた新時代冷暖システム。建物の気密・断熱性をヒノキヤグループが担当し、空調はエアコンメーカーの「ダイキン」が担当、そして換気は「協立エアテック」が担当。
つまりそれぞれの分野のエキスパートが集結してできた画期的な空調システムなんじゃよ。
おぉ!なんだか凄そうだポン。
基本的な使い方としては、他社の全館空調システムとほとんど同じ。基本的には「付けっぱなし」でOKじゃ。だから、常に家の中を快適な温度で満たしてくれる。桧家住宅の家は気密・断熱性も悪くないが、Z空調を採用すれば、ほとんど「気温のストレスとは無縁」となるじゃろう。
全館空調システムって良いですよね!憧れます。
ところでZ空調って標準装備なの?それともオプションなの?
さすがにローコスト住宅で全館空調システムが標準だったらエライことじゃよ。もちろんオプションじゃ。ただし、全館空調システムとしてはかなり安い方じゃよ。一般的な30~40坪程度の広さの家なら「111万円」前後で採用することができるのじゃ。
いや、けっこう高いじゃん。
確かに単純に「111万円」って聞くと高く聞こえるかもしれないが、全館空調システムとしてはこれでも安い方なんじゃよ。それに桧家住宅はそもそもの坪単価が安い。
トータル的なコストを抑えて全館空調システムを採用したマイホームを建てたいなら、桧家住宅は魅力的な選択肢と言えるぞ思うぞい。
たしかにそもそもの坪単価が安くてZ空調自体も安いなら、全館空調システム付きのマイホームの中では、トータルコストをグッと抑えられそう!
確かにそう聞くと良さそうだポン。もっとZ空調のこと知りたいポン!
うむ。Z空調の電気料金とか、実は加湿機能は付いていないとか、色々お伝えしたいことはあるが、ちょっとこのページだけでは尺が足りない。なので桧家住宅のZ空調に関しては、今後改めて1ページまるまる使って特集するつもりなのでお楽しみに!
楽しみポン!早くしてほしいポン!
桧家住宅の特徴④Wバリア工法
全館空調システムが真価を発揮するためには「気密性・断熱性」が優れていることが前提条件となる。そのため桧家住宅では断熱性にもチカラを入れているぞい。
断熱性は大事だポン!
うむ。一応、桧家住宅は「Wバリア工法」を採用しており、建物の内側を「アクアフォーム」という現場発泡タイプの硬質ウレタンフォームで断熱し、さらに建物の外側には「アルミ遮熱材」で遮熱している。
アクアフォームの熱貫流率はそこまで抜群に優秀というわけではないが、そこそこの断熱性能は備えているし、あとは「敷きつめる分厚さ次第」で十分に気密・断熱性の優れた家になるはずじゃ。
桧家住宅では現場発泡の硬質ウレタンフォームを使っているんですね。たしか、ウレタンフォームは断熱性能は高いけど、火やシロアリに弱いんじゃなかったですか?
うむ。良く覚えているのう。
助手くんの言う通り、現場発泡のウレタンフォームは断熱性はそこそこ優秀で気密性も確保しやすいが、火や熱に弱いという弱点がある。それから、発泡プラスチック系の断熱材なのでシロアリにかじられて、通り道になるリスクも一応あるのう。
シロアリ怖いポン!火事にも注意しないと!
火事に関しては注意しておくべきじゃ。ま、火事はウレタンフォームを使っていようがいまいが注意するべきじゃが。
それとシロアリに関してはそこまで心配する必要はないじゃろう。と、いうのも桧家住宅は基礎に「べた基礎」を採用しているので、地中から構造体にシロアリが入ってくるリスクは低いし、そもそも防蟻処理をしっかりしていればほとんど大丈夫じゃ。
いずれにせよ、断熱材のメリット・デメリットはしっかり把握しておくべきですね。ちなみに「断熱材ウレタンフォームの特徴」もまとめていますので、チェックしてみてくださいね。
桧家住宅の断熱性能もここでは紹介しきれないので、後日改めて別ページでまとめることにするぞい。
桧家住宅の特徴⑤オリジナルの住宅設備ブランド「プレミアムワン」
でも桧家住宅って坪単価が安めなハウスメーカーでしょ?外装とか内装はショボイんじゃないの?
チッチッチ!
外装に関しては、大手ハウスメーカーに比べるとシンプルめな印象だが、桧家住宅は内装は意外にもしっかりしているぞい!特に住宅設備は割と高級感もあって優秀じゃよ!
そうなの!安いのに住宅設備が良いなんて!
と、いうのも桧家住宅は自社グループが手掛けているオリジナル住宅設備ブランド「プレミアムワン」の製品を採用しているからじゃ。
へー!オリジナルの自社設備を使っているからローコストでもグレードの高いものが選べるんですね。
うむ。キッチンやキッチンキャビネット、洗面台などは割としっかりしているぞい。
内装設備のグレードも大事だポン!安いのに、設備グレードが高いのは評価できるポイントだポン!
桧家住宅の特徴⑥大収納空間を付けられる(オプション+100万円)
桧家住宅ではオプションだが「大収納空間を採用できる」のも嬉しい特徴じゃな。
収納は大事ですからね!収納が狭いと部屋に荷物が散らかりやすいし、せっかくの新築マイホームでもなんか汚く見えちゃいます。
うむ。家というのは長く住めば住むほど荷物が増えるものだしな。収納が多いに越したことはないぞい。
桧家住宅では「小屋裏収納」や半地下の「なんでもセラー」など、天井高140cm以下の建ぺい率に含まれない大収納空間をオプションで付けることができるのじゃ。
あ!他社ハウスメーカーでもあるヤツだポン!
そうそう。桧家住宅ではオプションだが大収納空間を採用できる。オプション価格は「+100万円」前後となるぞい。
高いポン!
いやまぁ、収納は大事だし。それに桧家住宅はもともと坪単価が安めだから。収納を重視する人は検討しても良いかもしれんな。
でも天井が低い収納は、ちょっと出し入れが面倒かもしれませんね。
そうじゃな。天井が低くて奥行きがある収納は日常的に出し入れするものを収納するのは、出し入れが面倒という声もある。その辺は生活をよくシミュレーションして検討する必要があるぞい。
桧家住宅の特徴⑦設計自由度は低い
さて、ここからは桧家住宅のデメリットとも言える特徴じゃな。桧家住宅はズバリ「設計自由度が低い」ぞい。
と、いうのも桧家住宅は完全自由設計のハウスメーカーというより、規格型住宅をメインに手掛けるハウスメーカーなんじゃ。どうしても完全自由設計のハウスメーカーと比べると設計自由度ではビハインドがあるのう。
そうなんだ。でも「スマートワン・カスタム」とか「スマートワン・カスタム・ハイブリッド」とかは自由設計じゃないの?
スマートワンカスタム系の商品も「パレット」と呼ばれる様々な大きさの四角形を組み合わせて好みの間取りに仕上げていくタイプ。四角形だけでなくL字型やT字型の間取りも可能で、スマートワンよりは自由な設計が可能になるが、それでも住友林業や積水ハウスなどの完全自由設計の大手ハウスメーカーに比べると制約は多いと言える。
完全自由設計の注文住宅を求めている人は、満足できないかもしれないってことですかね。
うむ。とはいえ、あくまで「ちょっと人とは違う奇抜な間取りやデザインを求める人」は満足できない可能性が高いってだけじゃよ。
桧家住宅のセミオーダー住宅でも「一般的な間取り」とか「ちょっと豪華な間取り」くらいならだいたい実現できると考えてOKじゃ。
ぼくは広い中庭がドーンとあってそれを囲むようにリビングや居室があるのが良いポン!これは桧家住宅で対応できる?
それは知らん!
注文住宅の間取りはハウスメーカーの設計担当者と相談しながら「理想の間取り」を実現していくもの。
でもご注意ください!ハウスメーカーごとに、その「提案力(プラン力)」には大きな差があります!どのハウスメーカーが自分にピッタリの「理想のプランニング」をしてくれるのか?実際に比較しないとわかりません。注文住宅の間取りで後悔したくないなら、必ず候補のハウスメーカーを複数社「比較」してください!
桧家住宅の特徴⑧初期保証が短い
それから桧家住宅は「保証が少し物足りない」という点も覚えておこう。まぁ保証関係が物足りないのはローコストなんだから仕方ないんじゃがな。
桧家住宅の初期保証はどれくらいなんですか?
桧家住宅の初期保証は「10年間」じゃ。これは住宅瑕疵担保国が住宅瑕疵担保履行法によって定める保証の最低限の範囲じゃな。
ただし「5年ごとの無償点検」と「10年ごとの有償メンテナンス」を受けることで、保証期間を30年まで延長することができるぞい。
飯田産業とだいたい同じくらいの保証かな?
そうじゃな。初期保証10年で、有償メンテナンスを受けることで30年まで保証が延長するという点は飯田産業と共通しているな。
ただし桧家住宅では、引き渡しから6カ月後、2年後、5年後、10年後、それ以降は5年ごとに30年目まで無料の定期点検をしてくれる。
引き渡しから30年目まで無料で点検してくれるんですね!良いじゃないですか!
まぁ、無料なのはあくまで点検だけで、なにか補修が必要な箇所が見つかった場合のメンテナンスは有償じゃがな。
とはいえローコスト寄りの価格帯でここまでしてくれるなら割と優秀と言えるじゃろうな。
桧家住宅が向いている人・向いていない人
じゃあ、桧家住宅の注文住宅は「こんな人に向いている・こんな人に向いていない」って点を教えてポン!
うむ。
桧家住宅はローコスト寄りの価格帯で、全館空調システム「Z空調」を採用したマイホームを建てられる点が最大の特徴じゃ。全館空調システムを採用できるだけの気密・断熱性もある。また、耐震性能も最高等級を取得している。
コストを抑えて全館空調システムを採用したマイホームを建てたい人は必見のハウスメーカーと言えるじゃろう。
しかし一方で、桧家住宅は規格型住宅をメインに取り扱うハウスメーカーで設計自由度が低いというデメリットもある。特殊な間取りを希望する人や、人とは違うマイホームが欲しい人は希望の条件を満たせないかもしれない。それに桧家住宅は住宅設備こそグレードが高いが、外観などの見た目は大手ハウスメーカーと比べるとややシンプルに見えるかもしれない。
なるほど。コストと住宅性能を重視する人にはオススメだけど、家の間取りとか全体的なグレードを求める人は満足できないかもってことですね。
うむ。それに「セミオーダータイプの家にしては若干、価格が高い」という見方もあるにはあるのう。「家の間取りは普通に暮らしやすければOK!」と言う人なら、全然問題ないと思うけどな。
他に桧家住宅でなにか注意すべきことはある?
そうじゃな。言い忘れておったが、桧家住宅はフランチャイズ展開をしているハウスメーカーなんじゃ。したがって加盟店の営業・設計・技術レベルにバラつきがある可能性がある。桧家住宅を検討している人は、営業マンのレベルや施工会社のレベルを測るためにも、複数社で相見積もりを取って総合的に判断するべきと言えるじゃろう。
やっぱり、相見積もりは大切なんですね!
マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物です。誰もが絶対に失敗したくないと考えているはずなのに失敗・後悔した例は後を絶ちません。
それは「スペックの比較が足りない」からです!
マイホームに限らず、例えばTVやパソコンなどの家電製品を買う時でも「どのメーカーが性能が良いか?」「価格が安いか?」「保証が長いか?」必ず比較しますよね?
家電はこれまでに買う機会も多く、どの性能を重視すれば良いかなんとなくわかりますがマイホーム購入はほとんどの人が初体験。なにを重視すべきかわからず「モデルハウスに見学に行ったらすぐ気に入っちゃった」「なんとなく見た目で決めてしまった」というケースが非常に多いのです。
ハッキリ言ってマイホームは見た目だけでは性能まではわかりません。皆さん見た目でわからない性能面で失敗・後悔しているケースが非常に多いのです。
マイホームはこの先何十年と住むものです。
見た目のデザインももちろん大事ですがもっと大事なことを見落とさないでください。安全で快適なマイホームを建てるために大切なことは耐震性・断熱性・気密性・遮音性・耐久性・メンテナンス性・空気環境など、要するに「住宅性能」です。
そして性能を比較するために役立つのが無料でもらえる「住宅カタログ」です。少なくとも5社は無料カタログを見比べてください。
と、いうのも住宅性能については営業マンに口頭で質問するだけじゃ甘いからです。
ハウスメーカーの営業マンのことを悪く言うわけではありませんが、営業マンは住宅性能に関する質問にはだいたい「もちろん大丈夫ですよ!」と自信満々に答えます。これは住宅性能にたいして力を入れていないハウスメーカーの営業マンであっても、です。自信満々にこう言えるのは家が快適と感じるかどうかは「個人差があるから」です。引渡し後にクレームを言っても「個人的感覚までは責任を持てないですよ」と言われてはもうどうしようもありません。
だから「カタログスペックで比較することが大事」なんです。
公式カタログに記載されている情報に嘘はあり得ません。
それに複数社の住宅カタログを比較することで、あなた自身が建てたいスペックのマイホームが『だいたいいくらで建つのか?』という相場観も養われますし、理想のマイホーム像もしっかり固まってくるはずです。
そして複数の住宅カタログを比較し相見積もりを取ることは本命ハウスメーカーとの最終的な価格交渉の局面でも必ずあなたに有利になります。あいみつを取り「価格差があって迷っている」と伝えれば本命ハウスメーカーも、最後の最後で競合他社にお客様をとられてしまうくらいなら少しくらいの値引きに応じる、というケースは多いです。いずれにしても注文住宅のマイホーム計画において『複数社を比較した経験』は必ず役に立ちます。
無料の住宅カタログを比較することはマイホーム計画で絶対に欠かせない大切な「第一歩」。
大事なマイホーム計画で絶対に失敗しないために、ハウスメーカー選びは必ず「カタログスペック」で比較してください。
桧家住宅のメリット・デメリット
- 桧家住宅のメリット
- 坪単価が安い(坪単価:50~60万円)
- 全棟耐震等級3
- 長期優良住宅に適合
- Z空調を採用できる(オプション+110万円)
- ローコストにしては気密・断熱性も優秀
- 内装設備のグレードが高い
- 大収納空間を付けられる(オプション+100万円)
- 桧家住宅のデメリット
- 設計自由度が低い
- 初期保証が短い(10年間)
- フランチャイズ展開のため、加盟店のレベルにバラつきがある
- セミオーダータイプの住宅にしては価格が高いという見方がある
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