今回のブログ記事ではへーベルハウスの注文住宅の断熱性について詳しく解説していくぞい!
へーベルハウスは鉄骨造専門のハウスメーカー。木造住宅に比べて鉄骨造住宅は断熱性が弱点と言われているが、へーベルハウスの断熱性はどうなのか?気になる人も多いじゃろう。へーベルハウスの断熱性が知りたい人はこのブログ記事を読めば一発で解決できるぞい!
へーベルハウスの断熱性は全棟ZEH水準(断熱等級5クリア)
さて今回のブログ記事では「へーベルハウスの断熱性」を特集していくぞい!
へーベルハウスは外壁にALCコンクリート「へーベル版」を使っているのが特徴的な鉄骨造専門のハウスメーカーでしたよね!
うむ。へーベルハウスは鉄骨造専門の大手ハウスメーカーなので、同じく鉄骨造の注文住宅を主力とする積水ハウスやダイワハウス、パナソニックホームズなどと比べられることが多いハウスメーカーじゃな!
ふむふむ。ズバリ、へーベルハウスの断熱性はどうなの?
うむ。へーベルハウスは断熱性もかなり頑張っている方じゃよ!
結論から言うと、へーベルハウスは全棟でZEH水準の断熱性(4.5.6.7地域:UA値0.6以下)をクリアしているので、普通に生活するうえでは全く問題のない断熱性を確保していると言えるじゃろう。
そうなんですね!
鉄骨造のハウスメーカーって断熱性能はそこまで得意じゃないってイメージがありますけど、そうでもないんですね。
いや、その指摘はあってる。
へーベルハウスは鉄骨造ハウスメーカーなのでどちらかというと断熱性はあまり得意としていない点は事実じゃよ。ただ、それでもしっかりZEH基準(UA値0.6以下)はクリアしているということじゃ。
そうなんだ!
得意ではないけど、ちゃんと及第点はクリアしているって感じかな。
そういうことじゃな。鉄骨造でもZEH基準をクリアしていれば問題なく快適な暮らしはできるはずじゃ。
ところで鉄骨造ハウスメーカーはなんで断熱性があまり得意じゃないの?
鉄骨造の構造材はいわずもがな「鉄」じゃ。鉄はそもそも熱伝導率が非常に高い素材なのじゃ。
例えばフライパンで考えてみるとわかりやすい。熱したフライパンはとてもじゃないが触れないが、持ちての木材の部分は素手でも持てるじゃろ。
たしかにそうだポン!
鉄の熱伝導率は木のおよそ300倍~400倍にもなる。もちろん住宅の場合は鉄骨を断熱材や外壁材などで覆ってはいるが、それでも家中に張り巡らされた鉄骨が熱橋となり、室内に熱を伝えやすい。
だから鉄骨造の家は木造の家よりも、基本的に断熱性能が弱点になりやすいのじゃよ。
なるほど。鉄という素材そのものの熱の伝えやすさが大きな原因なんですね。
うむ。とはいえ、へーベルハウスは断熱性が弱点の鉄骨造なりにかなりの企業努力をしているぞい。
実際、それで鉄骨造でもZEH水準の断熱性をクリアしているわけなので、生活するうえで問題があるレベルでは全くない。
あくまで木造の高断熱トップメーカーに比べると新築時のUA値は若干及ばないというだけで、普通に平均以上の断熱性はしっかりクリアしているので寒冷地にお住まいの方でなければそこまで心配する必要はないと思うぞい。
ふむふむ。さすが大手ハウスメーカー。
へーベルハウスはちゃんと弱点の断熱性の性にも力を入れているんですね。
それにへーベルハウスは「単純に優れたUA値を目指す」ということよりも「新築時の断熱性を維持すること」に重きを置いていることも付け加えておくぞい
へーベルハウスの家は断熱性がずっと劣化しにくいってこと?
その通り。
断熱性に限らず住宅性能は経年によって多かれ少なかれ、多少は劣化する可能性があるもの。
へーベルハウスはとにかく「高耐久&劣化に強い家を建てるハウスメーカー」でもあるのじゃ。
例えば断熱性でいうと、壁内結露が起きれば断熱材が水分を吸ってしまい性能が極端に落ちてしまうケースなどはよくあることじゃ。へーベルハウスはそういった断熱性能の劣化が限りなく起きないような家づくりをしているということじゃな
それってすごく大事な性能じゃないですか!
せっかく高断熱の家を建てても、性能が劣化しちゃったら意味がないポン…。
その通りじゃ。賃貸住宅と違ってマイホームは長く住むのが前提の住まい。
新築時の性能を長く保てるかどうかも大事なポイントじゃ。
へーベルハウスの断熱性能がなぜ劣化しにくいか?という点も後程詳しく解説するぞい。
へーベルハウスは全棟「へーベルシェルタードダブル断熱構法」を採用
じゃあ博士。さっそくへーベルハウスの断熱性について詳しく解説をお願いします!
それじゃあへーベルハウスの断熱構法から解説していこうか。へーベルハウスは全棟で「耐久型断熱へーベルシェルタードダブル断熱構法」を採用しておるぞい。
え?耐久型・・・へーベルシェルター・・・なんだって?!名前が長いポン!もっと短くわかりやすい名前にした方が良いと思うよ、へーベルハウスさん!
フォッフォッフォ!
まぁ確かに長い名前だが意味があるからのう。
まず耐久型断熱というのは「半世紀を超えて断熱性が持続する」という意味じゃ。
さっきへーベルハウスは劣化に強いって言ってましたね!
そしてへーベルシェルタードダブル断熱というのは「外壁と断熱材で二重の断熱層を構築している」という意味じゃな!
断熱材はわかるけど、外壁材のへーベル板も断熱層の役割になるんだ?!
その通り。へーベル板は内部に無数の気泡(空気層)があるコンクリートのため、非常に頑丈な外壁材でありながら断熱層としての役割も果たすのじゃ。
そして内部に用いる断熱材は旭化成建材が開発した「ネオマフォーム」。こちらもめちゃくちゃ優秀で経年変化が極めて少ない素材なのじゃ。
断熱層を構成するへーベルとネオマフォーム、どちらも頑丈で経年変化が少ないから「耐久型断熱」ってことですね!
そういうこと。
へーベル板は60年間の耐用年数となるうえ、内部の断熱材ネオマフォームも断熱性能の経年変化が極めて少ない。だからへーベルハウスは新築時の断熱性能を長期間にわたって維持しやすいというわけじゃな。
そう考えるとちょっとわかりやすい名前な気がしてきたポン!
へーベルハウスのメイン断熱材はネオマファーム
ではへーベルハウスが採用する断熱材「ネオマフォーム」について解説していこう。
ネオマフォームは同じく旭化成グループの「旭化成建材」がつくっている断熱材でフェノールフォーム系の素材でできているのじゃ!
あ!フェノールフォームって「断熱性の比較」記事で習ったヤツですね!確か、かなり断熱性能が高い素材でしたよね!?
その通り。フェノールフォームは数ある断熱材のなかでもトップクラスに熱伝導率が低い素材として知られておる。熱伝導率が低いということは、すなわち「断熱性能が高い」ということじゃ!
ネオマフォームは日本のフェノールフォーム系断熱材では一番有名な断熱材と言えるじゃろう。ネオマフォームの熱伝導率は「0.020W/(m・K)」じゃ。
「熱伝導率:0.020W/(m・K)」って数値は優秀なの?比較対象がないとわかりにくいポン。
「熱伝導率:0.020W/(m・K)」はかなり優れた数値じゃよ。一般的なグラスウールやロックウールと比べてみようか。
断熱材 | 熱伝導率[W/(m・K)] |
---|---|
グラスウール | 0.034~0.050 |
ロックウール | 0.038 |
ネオマフォーム | 0.020 |
ネオマフォームはグラスウール・ロックウールと比べるとほぼ倍に近いくらいの断熱性能なんですね!
しかもネオマフォームは経年劣化にも強いぞい。発泡プラスチック系の断熱材は時間が経過することで内包されている無数の空気層(あるいはガス層)が外部に漏れ出てしまうことがあるのじゃが、ネオマフォームは「25年間の平均熱伝導率が0.020W/(m・K)」と測定されている。つまり効果が長持ちする断熱材ってわけじゃな。
ネオマフォームの経年劣化耐性が優秀だからへーベルハウスは高耐久断熱を謳っているってわけですね!
うむ。ちなみにへーベルハウスはメインの断熱材としてはネオマフォームを使っているが、天井部分や床部分にはポリスチレンフォーム断熱材も部分的に使っているぞい。
外壁材「へーベル」も断熱材としての機能をもつ
そしてダブル断熱の外側部分はへーベルハウスのオリジナル外壁「へーベル」が担っているぞい!
へーベル板とかへーベル版とかって呼ばれたりするやつだポン!
「比類なき壁」ってキャッチコピーで有名ですよね!
そうそう。へーベルハウスの「へーベル」は外壁でありながら、実は断熱材としての機能も持っているのじゃ。
へーベルはALCコンクリート外壁。ALCコンクリートとは「軽量気泡コンクリート」という意味じゃ。
つまりへーベルは内部に無数の独立気泡(空気層)があるわけじゃな。この内部の空気層が断熱効果を発揮するってわけじゃ。
へー!外壁なのに断熱材の役割にもなっているってすごいですね!具体的にはどれくらいの断熱効果があるんでしょうか?
「へーベル版」は「通常のコンクリートのおよそ10倍の断熱性」があるぞい。
え!コンクリートの10倍って凄くない?
いや、凄いように聞こえるがそもそもコンクリートの断熱性能自体があんまり良くないので10倍といえども、へーベルは通常の断熱材よりも断熱性は良くないのじゃ。わかりやすいように一般的な断熱材である「グラスウール」と比べてみようか。
建材(断熱材) | 熱伝導率[W/(m・K)] |
---|---|
グラスウール | 0.034~0.050 |
へーベル(ALCコンクリート) | 0.17 |
比べてみるとわかるが、へーベルの熱伝導率はグラスウールよりも3倍~5倍くらい高い。つまり普通の断熱材と比べると断熱性は3~5分の1程度というわけじゃ。
へーベルは普通の外壁材に比べると断熱性能は高いが、やっぱり本物の断熱材に比べると断熱性能はそこまで高いわけではない。
そもそもへーベルは外壁だしね。断熱材より断熱性能が悪いのは仕方ないポン。
うむ。
外壁でありながら断熱材としての役割もダブルで担っているという時点で、へーベル板は非常に優秀じゃ。
へーベルハウスの断熱層の分厚さ
ところで、へーベルハウスの断熱層の分厚さはどれくらいなの?博士から「断熱材は分厚さも大事!」って教わったポン。
うむ。断熱材の分厚さは大事じゃよ。へーベルハウスの外壁・屋根・床部分の断熱層は以下の分厚さじゃ。
- へーベルハウスの断熱材(分厚さ)
- 外壁:へーベル75mm・ネオマフォーム45mm(柱周りは20mm)
- 天井:へーベル100mm・ポリスチレンフォーム25mm・ネオマフォーム65mm
- 床部:へーベル100mm・ポリスチレンフォーム60mm
えーと、外壁部分は「壁へーベル75mm+ネオマフォーム45mm」だから120mmですね。天井が合計190mm、床部分は合計160mmってことですね。
これって分厚いほうなの?
ネオマフォームの厚みだけをみると薄いように感じられるかもしれないが、前述の通りネオマフォームは一般的なグラスウール(16K)のおよそ2倍近い断熱性能を誇る優秀な断熱材じゃ。
外壁部分のネオマフォーム45mmをグラスウールに換算すれば、90mm以上の厚みと同等の性能ということになる。
90mmの断熱層といえば、断熱性能に優れるツーバイフォー工法(89mm)の壁厚よりも分厚いわけだから断熱層の厚みとしては十分と言えるね。
確かに、グラスウール換算だと内断熱のネオマフォームだけでツーバイフォー並みの断熱層って考えると充分な厚みだポン!
しかも、そのうえ外側にあるへーベルも断熱層の役割を持つんですよね。
その通り。内断熱のネオマフォームだけでも断熱層の厚みとしては十分なのじゃが、へーベルハウスはさらに外壁部分でへーベル75mm、屋根や床は100mmの床へーベルが付加断熱層となる。
なのでトータルの断熱層の厚みでいえばかなり分厚い方と言えるじゃろう。
ふむふむ。
トータルの断熱層は十分なのに、これでも木造の高断熱住宅にはやっぱり数値ではかなわないんですかね?
うむ。木造で国内トップクラスの高断熱住宅を建てるハウスメーカーだとUA値0.2~0.3を目安としているハウスメーカーもある。へーベルハウスのUA値の目安は「0.6以下」なので、やはり木造トップメーカーと比べる若干及ばない部分はあると言えるじゃろう。
ただ、何度も言うようにへーベルハウスの真骨頂は「耐久型断熱」じゃ。へーベルハウスは新築時の断熱性を長期にわたって維持し続ける性能ならどこにも負けないと豪語するハウスメーカーでもある。
この点に関しては、実際にヒアリングすることで納得できると思うぞい。
なるほど。新築時の性能じゃなく、へーベルハウスは長年住むことを考えて比較してほしいってことだポン!
へーベルハウスの窓断熱
では次にへーベルハウスの窓断熱についてみていこうか。一戸建て住宅にとって窓断熱は重要じゃぞ!なにしろ「住宅の断熱性の5~6割は窓で決まる」と言われているからのう!
窓断熱はすっごく重要だポン!
窓は「窓ガラス」と「窓サッシ」で構成されているんですよね!順番に解説をお願いします!
へーベルハウスの窓ガラスはLow-Eペアガラス(アルゴンガス入り)
まずはへーベルハウスの窓ガラスからじゃ。へーベルハウスは窓ガラスに「アルゴンガス入りのLow-Eペアガラス」を採用しておるぞい!
あ!積水ハウスとか住友林業でも採用されているやつと同じだポン!
良く覚えているのう!
ザックリと説明すると、ペアガラスは中空層に封入されている気体によって断熱性能が変わるんじゃ。アルゴンガスは「乾燥空気」と「クリプトンガス」の中間くらいの断熱性能じゃな!で、Low-E金属膜が貼られているタイプなので「遮熱効果」も期待できる。
アルゴンガス入りのLow-Eペアガラスは窓ガラスの性能としては優秀なんですよね!
うむ。アルゴンガス入りのLow-Eペアガラスは近年の新築注文住宅では特に採用率が高い優秀な装備じゃ。
中空層でいえば「クリプトンガス封入タイプ」や「真空タイプ」などもあるにはあるが、中空層のグレードを上げても金額に対して、断熱性能はそれほど大きく上がらないのでアルゴンガスタイプが一番オススメと言える。
ふむふむ。でも最近はトリプルガラスタイプの窓もあるよね。
うむ。どっちかというと中空層をアップグレードするよりもペアガラス(2枚ガラス)→トリプルガラスにアップグレードする方が大幅に断熱性能は向上するので、もしオプションを検討するならトリプルガラスはオススメじゃな!
ただ、へーベルハウスは標準仕様でUA値0.6以下をクリアしているので、最高水準の断熱性を目指す特別な理由がなければ標準でもいいと思うぞい。
へーベルハウスの窓サッシはアルミ樹脂複合サッシ
次はへーベルハウスの窓サッシじゃ。へーベルハウスは窓サッシも新築注文住宅としては標準的装備。「アルミ樹脂複合サッシ」を採用しているぞい。
あ!それも積水ハウスとか住友林業と同じ装備だポン!
その通り。最近の新築注文住宅では「アルミ樹脂複合サッシ」を採用しているところが一番多いかな!一応、これも従来のアルミサッシに比べるとかなり断熱性能は高いものじゃ。純粋な樹脂サッシと比べると若干、断熱性能は落ちるものの強度や耐久性はアルミ樹脂複合サッシのほうが上なのでバランスの良い窓サッシと言えるぞい!
確かに窓は断熱性能だけじゃなくて強度や耐久性も必要だもんね。
ちなみに「窓断熱を比較した特集記事」に詳しく書いてありますのでチェックしてみてくださいね!
へーベルハウスのUA値・C値
じゃあ博士!へーベルハウスの断熱性の数値(UA値)について教えてください!
うむ。へーベルハウスのUA値、値は以下の通りじゃな!
- へーベルハウスの断熱性(Q値)・気密性(C値)・省エネ性(UA値)
- 断熱性の数値(UA値):0.6以下(4.5.6.7地域のZEH水準・断熱等級5相当)
- 気密性の数値(C値):非公表
当ページの冒頭からお伝えしている通り、へーベルハウスの断熱性を示す数値は「UA値0.6以下」が目安となる。UA値0.6以下という数値は、寒冷地以外(4.5.6.7地域)におけるZEH水準をクリアするレベルなので問題なく優秀と言えるぞい。
ZEH水準クリアということは、2022年に施行された断熱等級5に相当しますね!
その通り。これまでの最高水準であった断熱等級4を超える、新たな等級「断熱等級5」に相当するレベルじゃな。この水準であれば、生活しているうえで室温のストレスを抱えるという可能性は少ないと思うぞい。
けど、へーベルハウスはC値(気密性の数値)は非公開なんですね。
C値は完全フルオーダーの注文住宅を手掛けるハウスメーカーはちょっと公開しにくいという事情もあるからね。
なんで?!
そもそも気密性の数値であるC値は、家一つ一つで異なるため基本的に実測値となる。実測値ベースのC値は、1棟1棟で気密測定を行わなければ目安の数値を出しにくいわけじゃな。
それに完全フルオーダーの注文住宅は一つ一つで間取りも違えば広さも異なる。だから目安の数値を公開しにくいのじゃ。
なるほど。
完全自由設計の注文住宅だと気密性の数値は公開しにくいと。
まぁいずれにしてもC値は実測値なので、目安の数値を公開しているハウスメーカーでも最終的には気密測定を実施するまで正確な数値はわからないものだからね。
へーベルハウスのC値が気になる方はまず直接ヒアリングすることをオススメするぞい。
断熱性の数値でZEH水準をクリアするレベルなので、おそらくC値もそれほど悪くはないと思うけどね。
じゃあズバリ聞くけどへーベルハウスの注文住宅は、室内の温熱環境はどうなの?
「夏は暑くて冬は寒い」なんてことはない?
へーベルハウスの室内温熱環境は普通に快適だと思うぞい。
正直「暑い・寒い」といった感覚は個人差があるので、あくまで個人的な意見に留まるが、ZEH水準をクリアしていれば生活の上で支障がレベルでは全くないと思うぞい。確かに単純なUA値としては木造のトップメーカーに数値では及ばないものの、へーベルハウスは「劣化しない性能」にこそ重きを置いている。
へーベル板はもちろん、断熱材にも徹底して経年変化に強く、湿気・結露にも強いネオマフォームを採用している。へーベルハウスの家ならば、新築時はもちろん、10年後、20年後にも快適な温熱環境を維持することができるはずじゃ。
やっぱり、新築時の性能を長く維持できるってのはへーベルハウスの大きな強みですね!
うむ。「寒冷地に住んでいる人」や「国内最高水準のUA値にこだわりたい人」なら、木造ハウスメーカーを選ぶ選択肢もあると思うが、特別な事情がなければへーベルハウスのZEH水準の家でも問題なく快適に過ごせると思うぞい。
へーベルハウスは軽量鉄骨造も重量鉄骨造も断熱性は変わらない
そういえば、へーベルハウスは1.2階建ての建物だと「軽量鉄骨造」で、3.4階建ての建物だと「重量鉄骨造」でしたよね。この2種類の構造は断熱性は同じなんですか?
うむ。へーベルハウスは全棟で「へーベルシェルタードダブル断熱構法」を採用しているので、断熱性能はほぼ同じと考えていいぞい!
まぁ厳密にいうと重量鉄骨造のほうが柱が太く壁も分厚いため、若干の性能の差はあるかもしれないが、それも微々たる差じゃろう。細かい数値まで知りたい場合はヒアリングすべきじゃが、基本的にはほぼ同じと考えていいと思うぞい!
せっかくマイホームを建てるなら、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境が理想ですよね。
マイホームの温熱環境で後悔したくないなら、必ず「UA値」という数値をカタログスペックで比較してください。UA値は「住宅の断熱性能を客観的に示す数値」で、値が低いほど優秀と考えてください。
UA値は間取りプランごとに異なるため、カタログに載っている数値はあくまで目安です。ですが目安を掲載するかどうかがハウスメーカーの「断熱に対する自信の差」。現に断熱性に自信があるハウスメーカーはほぼ必ず「UA値」の目安を載せています。
もしカタログにUA値の目安が掲載されていなければ「断熱に自信なし」と考えていいです。断熱性は各ハウスメーカーの実力差が顕著に表れるポイントです。断熱性で戦っても競合他社に勝てないメーカーは「あえてUA値を載せていない」というケースが多いのです。
住宅性能のなかでも断熱性は「特に日常的に実感する性能」です。断熱で後悔している人が多いということは、裏をかえせば断熱性が高い住まいは驚くほど快適ということでもあります。
カタログスペックの「UA値」で比較しておけばマイホームの温熱環境の失敗はまずありません。せっかくの注文住宅、温熱環境で後悔しないために「UA値」は必ず最新のカタログで比較しましょう!
今回の記事をまとめると
- へーベルハウスの断熱性能はZEH水準(UA値0.6以下)をクリア
- へーベルハウスは全棟でで「へーベルシェルタードダブル断熱構法」を採用
- ALCコンクリ外壁「へーベル」の外壁でありながら断熱材の役割も担う
- ネオマフォームは非常に断熱性能が高く経年変化も少ない優秀な断熱材
- 窓断熱にはLow-Eペアガラス(アルゴンガス入り)・アルミ樹脂複合サッシを採用
- へーベルハウスは軽量鉄骨造も重量鉄骨造も断熱性能はほぼ変わらない
鉄骨系ハウスメーカー(へーベルと価格帯も近い)
積水ハウス
セキスイハイム
ダイワハウス
パナソニックホームズ
トヨタホーム
へーベルハウスと価格帯が近いハウスメーカー
住友林業
三井ホーム
三菱地所ホーム
スウェーデンハウス
住友不動産
へーベルハウスより少し価格帯が安いハウスメーカー
一条工務店
タマホーム
へーベルハウスは、標準仕様で「制震構造」の住まいを手掛ける安全性に特化した鉄骨造専門ハウスメーカーです。
へーベルハウスは強靭な構造躯体のほか、優秀なALC外壁「へーベル板」を用いた重厚な外観や、人気のアウトドアリビング「そらのま」など、自由で開放的な間取り設計も魅力です。また大手ならではの充実した保証・アフターサービスも人気の秘訣。総合的なバランスに優れるハウスメーカーです。
へーベルハウスを候補にしている方は、「積水ハウス」「セキスイハイム」「パナソニックホームズ」など鉄骨系ハウスメーカーと比較される方が多いです。また、価格帯が近い木造メーカー「住友林業」「三井ホーム」「住友不動産」なども比較対象としてチェックしておくといいでしょう。
なお、へーベルハウスは価格帯としてはやや高めの「ハイグレード住宅」に分類されるので、少し価格帯を抑えたミドルコストのハウスメーカーとも比較して「どこが違うのか?」を把握しておくのもオススメです。
競合ハウスメーカーと見比べることで「今までとは別の大事なポイント」が新たにわかることもあります。へーベルハウスを候補にしている方は、ぜひ上記のハウスメーカーと比較しておいてください。
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