今回のブログ記事では、高気密・高断熱・高耐久な注文住宅を手掛ける「FPの家」について特徴・価格(坪単価)・メリット・デメリットを解説していくぞい!
FPの家がどんなハウスメーカーなのか?を知りたい方はこのブログ記事を読めば一発で解決じゃよ!
FPの家の特徴と基本情報
- 主な特徴:高気密・高断熱・高耐久な自由設計注文住宅
- 構造 :FP工法(木造軸組み+FPウレタンパネル)
- 基礎 :べた基礎
- 断熱材 :FPウレタン断熱パネル
- 坪単価 :65~85万円前後
- ZEH :対応可能
- 耐震性能:★★★★☆
- 断熱性能:★★★★☆
- 気密性能:★★★★☆
- コスパ :★★★☆☆
- 総合評価:★★★☆☆
さて、今回の記事では「FPの家」について詳しく特集していくぞい!
えふぴーの家…?
ファイナンシャルプランナーの家のことかな?
違う。なんでワシがファイナンシャルプランナーの家を紹介するんじゃ。
FPの家とは、住宅外装大手ニチハグループの「FPコーポレーション」が全国展開するフランチャイズハウスブランドのことじゃよ。
へー、ニチハってサイディング外壁とか手掛けている会社ですよね!
そうそう、あのニチハじゃよ。
FPの家は、もともと北海道の「松本建工」という会社が始めたハウスブランドだったのじゃが、2008年に松本建工が売上不振などの要因で民事再生法の適用を申請。その翌年にニチハグループに事業を譲渡することになったんじゃ。
ちなみに旧松本建工は今ではニチハグループのFPコーポレーションの子会社として、FPの家の施工会社として頑張っているぞい。
FPの家はいろいろな紆余曲折があったんですねぇ。
そうじゃな。ま、とにかくFPの家は現在、沖縄を除く46都道府県にたくさんの加盟工務店を擁しているぞい。
ふむふむ。なかなか手広くやっているハウスブランドなんですね!
で、FPの家はどんな特徴があるの?!っていうかFPってどういう意味なの?
FPのFは「フレーム」、Pは「パネル」の略じゃな。
あとで詳しく説明するが、「木枠フレーム」に硬質ウレタン断熱材に強い圧力をかけ耐力壁として認定される「断熱材一体型パネル」を構造躯体に組み込んでいることがFPの家の最大の特徴。
断熱型一体型パネルを使うことでFPの家は「高気密・高断熱・高耐久の家」となるわけじゃ!
お、いいですね。高気密高断熱な家!
しかも高耐久!
FPの家、興味が出てきたポン!
では、次の項目から具体的に解説していくぞい!
マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物です。誰もが絶対に失敗したくないと考えているはずなのに失敗・後悔した例は後を絶ちません。
それは「スペックの比較が足りない」からです!
マイホームに限らず、例えばTVやパソコンなどの家電製品を買う時でも「どのメーカーが性能が良いか?」「価格が安いか?」「保証が長いか?」必ず比較しますよね?
家電はこれまでに買う機会も多く、どの性能を重視すれば良いかなんとなくわかりますがマイホーム購入はほとんどの人が初体験。なにを重視すべきかわからず「モデルハウスに見学に行ったらすぐ気に入っちゃった」「なんとなく見た目で決めてしまった」というケースが非常に多いのです。
ハッキリ言ってマイホームは見た目だけでは性能まではわかりません。皆さん見た目でわからない性能面で失敗・後悔しているケースが非常に多いのです。
マイホームはこの先何十年と住むものです。
見た目のデザインももちろん大事ですがもっと大事なことを見落とさないでください。安全で快適なマイホームを建てるために大切なことは耐震性・断熱性・気密性・遮音性・耐久性・メンテナンス性・空気環境など、要するに「住宅性能」です。
そして性能を比較するために役立つのが無料でもらえる「住宅カタログ」です。少なくとも5社は無料カタログを見比べてください。
と、いうのも住宅性能については営業マンに口頭で質問するだけじゃ甘いからです。
ハウスメーカーの営業マンのことを悪く言うわけではありませんが、営業マンは住宅性能に関する質問にはだいたい「もちろん大丈夫ですよ!」と自信満々に答えます。これは住宅性能にたいして力を入れていないハウスメーカーの営業マンであっても、です。自信満々にこう言えるのは家が快適と感じるかどうかは「個人差があるから」です。引渡し後にクレームを言っても「個人的感覚までは責任を持てないですよ」と言われてはもうどうしようもありません。
だから「カタログスペックで比較することが大事」なんです。
公式カタログに記載されている情報に嘘はあり得ません。
それに複数社の住宅カタログを比較することで、あなた自身が建てたいスペックのマイホームが『だいたいいくらで建つのか?』という相場観も養われますし、理想のマイホーム像もしっかり固まってくるはずです。
そして複数の住宅カタログを比較し相見積もりを取ることは本命ハウスメーカーとの最終的な価格交渉の局面でも必ずあなたに有利になります。あいみつを取り「価格差があって迷っている」と伝えれば本命ハウスメーカーも、最後の最後で競合他社にお客様をとられてしまうくらいなら少しくらいの値引きに応じる、というケースは多いです。いずれにしても注文住宅のマイホーム計画において『複数社を比較した経験』は必ず役に立ちます。
無料の住宅カタログを比較することはマイホーム計画で絶対に欠かせない大切な「第一歩」。
大事なマイホーム計画で絶対に失敗しないために、ハウスメーカー選びは必ず「カタログスペック」で比較してください。
FPの家の工法(構造)
では、まずはFPの家の工法(構造)から解説していこう。FPの家は「FP工法」というオリジナルの工法で家を建てているぞい。
そのFP工法ってのはどんな工法なんじゃい!
FP工法は、まぁカンタンに言えば木造軸組み工法をベースに建物外周部にパネルを施工した工法じゃな。
設計自由度の高い木造軸組み工法をベースに、高強度のパネルを外周部に施工することで頑丈なハコ型構造にしているのじゃ。
パネルを施工した軸組み工法は、地震エネルギーがパネルを通して建物全体にバランスよく分散するから地震に強いんですよね!
その通り。木造軸組み工法にパネルの強さが加わるので、地震に強い工法と言える。
ふーん。でも木造軸組み工法にパネルを加えた工法って他社ハウスメーカーでもよくあるじゃん。
確かに木造軸組み+パネル工法は他社でも良く採用されている工法じゃ。
だが、先ほど言ったようにFPの家では「断熱材一体型の耐力パネル」を用いている。
その名も「FPウレタン断熱パネル」じゃ。
お、特徴的なのが出てきた。
それってすごいの?
このオリジナル断熱パネルを使っている点がFPの家の最大の特徴じゃ。
と、いうことでFPウレタン断熱パネルについて詳しく解説していこう。
FPウレタン断熱パネルとは
んで、FPウレタン断熱パネルってどういうものなん?
FPウレタン断熱パネルはFP(フレーム・パネル)の名前の由来にもなった住宅部材。
工場で木枠(フレーム)にウレタン断熱材を注入発砲し30トンもの強い圧力でプレスした堅牢な断熱材パネルじゃ。
30トンもの圧力ですか、凄い!
うむ。強い圧力をかけることによって密度の高い硬質ウレタンとなり、これ自体が建物を支える「耐力壁」の役割も果たすぞい。
FPウレタン断熱パネルは耐力面材や筋交いのないパネル枠として成型された硬質ウレタンフォームが主耐力となる耐力面材として、業界初の「壁倍率2.1倍」の国土交通大臣認定を取得しているのじゃ。
壁倍率2.1倍ってすごいんだっけ?
いや、壁倍率に関しては他社ではもっと強度の高い耐力壁を採用していることもあるのでそこまで凄いわけではないけどね。
ただ、一応プレスして強度を高めたウレタンフォームが主の耐力となる耐力壁としては業界初の国土交通大臣認定を取得している点は評価しても良いと思うぞい。
ふむふむ。断熱材と壁パネルが一体化したというか、断熱材自体が耐力壁パネルの役割を果たしているって感じなんですね。
その通り。普通の構造用合板と比べて耐力壁としての強度としては特に優れているわけではないが、断熱性と耐水性はなかなか優秀じゃよ。
まず断熱性能についてじゃが、FPの家ではFPウレタン断熱フォームの断熱力を下記のようにグラスウール(16K)と比較しているぞい。
断熱材の性能など | グラスウール(16K) | 硬質ウレタンフォーム |
---|---|---|
熱伝導率(W/mk) | 0.045 | 0.024 |
厚み(mm) | 100 | 105 |
断熱力(熱抵抗) [厚さ(m)÷熱伝導率] | 2.2 | 4.3 |
熱伝導率は数値が低いほど優秀で、断熱力(熱抵抗)は数値が高いほど優秀。
ま、カンタンに言うと「グラスウール16K」と比較すると、FPウレタン断熱パネルは倍近くも断熱性能が優秀ってことじゃな。
凄いじゃん。
さらにFPウレタン断熱パネルは水や湿気にも非常に強いという特性を持っている。
へー、なんで?
FPウレタン断熱パネルの硬質ウレタンフォームは小さな独立気泡の集合体だからじゃ。独立気泡の断熱材は水や湿気を通さない。
実際、高知県の住宅展示場にあったFPの家モデルハウスは1998年の高知豪雨により、床上2メートルまで浸水する水害に遭ったが、FPウレタン断熱パネルには水害の影響が全く見られず、わずか3週間で原状回復したそうじゃ。
床上浸水したのに影響がないってすごいですね!
FPウレタン断熱パネルは結露・水に強いので、経年劣化にも強いぞい。断熱材や構造躯体の劣化は湿気が大きな要因となることが多いからね。
実際に17年使用したモデルハウスを解体し、壁の中を検証した結果、新築時とほとんど変わらない性能が維持されていることが証明されているぞい。
動画みるとわかりますけど、FPパネルって堅そうですね。
ま、30トンもの強い圧力でプレスしているからね。密度ミチミチのウレタンフォームが105ミリなので耐力壁としても機能するわけじゃ。
そしてプレスすることでウレタンの成分が木枠と密着してスキマもなくなる。つまり気密性能も高まるのじゃな。
おー、FPウレタンパネルを使っていることで気密性もアップしているんだね。
うむ。FPの家が「高気密・高断熱・高耐久」であるのは、優秀なオリジナルパネル「FPウレタン断熱パネル」を使用しているからこそ!とも言えるわけじゃ。これがFPの家の大きな特徴じゃな。
せっかくマイホームを建てるなら、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境が理想ですよね。
マイホームの温熱環境で後悔したくないなら、必ず「UA値」という数値をカタログスペックで比較してください。UA値は「住宅の断熱性能を客観的に示す数値」で、値が低いほど優秀と考えてください。
UA値は間取りプランごとに異なるため、カタログに載っている数値はあくまで目安です。ですが目安を掲載するかどうかがハウスメーカーの「断熱に対する自信の差」。現に断熱性に自信があるハウスメーカーはほぼ必ず「UA値」の目安を載せています。
もしカタログにUA値の目安が掲載されていなければ「断熱に自信なし」と考えていいです。断熱性は各ハウスメーカーの実力差が顕著に表れるポイントです。断熱性で戦っても競合他社に勝てないメーカーは「あえてUA値を載せていない」というケースが多いのです。
住宅性能のなかでも断熱性は「特に日常的に実感する性能」です。断熱で後悔している人が多いということは、裏をかえせば断熱性が高い住まいは驚くほど快適ということでもあります。
カタログスペックの「UA値」で比較しておけばマイホームの温熱環境の失敗はまずありません。せっかくの注文住宅、温熱環境で後悔しないために「UA値」は必ず最新のカタログで比較しましょう!
FPの家の価格(坪単価)
FPの家は「高気密・高断熱・高耐久」が特徴ということですけど、価格帯はだいたいどれくらいなんですか?
価格帯(坪単価)も候補のハウスメーカーを選ぶ際に重要なところじゃな。
FPの家は、フルオーダーの注文住宅で特に定められた商品品ラインナップがあるわけではない。なので、価格帯の幅は広いわけだが、ザックリ「坪単価65~85万円前後」がボリュームゾーンと言われているぞい。
FPの家は、価格帯としては割と高めの水準と言えるかな。
確かに「坪単価65~85万円」はちょっと高めかもね。
価格帯としては安くはないが、FPの家は高気密・高断熱住宅で耐久性も優秀。コストパフォーマンスが悪いわけではないぞい。
FPの家のメリット(長所)
FPの家についてザックリ工法(構造)と価格(坪単価)について解説したところで、次は具体的なメリット(長所)とデメリット(短所)について解説していくぞい。
まずはFPの家のメリット(長所)からじゃ。
- FPの家のメリット(長所)
- 高気密・高断熱の家
- 設計自由度が高い
- 無結露50年保証
- 耐久性が高い(経年劣化に強い)
では順番に解説をお願いします!
高気密・高断熱の家
FPの家の最大の特徴といえば「高気密・高断熱の家」であることじゃな!
FPの家は、断熱材に断熱性能の優秀な「FP断熱ウレタンパネル」を使っている。ちなみに、家の各断熱層の厚みは以下の通りじゃよ。
- FPの家の断熱層
- 外壁:FPウレタン断熱パネル(105mm)
- 床下:FPウレタン断熱パネル(100mm)
- 屋根:セルロースファイバー(厚み調査中)
※屋根の断熱材はオプションでFP遮断パネルにアップグレード可能
うーん、これって分厚いのかな?
正直、厚みだけに関していえばそこまで分厚いわけではないかな。
例えば2×6工法の家だと、外壁の厚みが140mmあるので、FPの家よりも断熱材の厚みとしてはぶ厚い。
だが、FPの家は断熱性能の優秀な硬質ウレタンフォームを使っているので断熱性は優秀ってことだと思うぞい。なにしろ強い圧力でウレタンが耐力壁になるほどギッチリプレスしてあるからね。あとFPの家の気密性・断熱性の数値は以下の通りじゃよ。
- FPの家の気密性・断熱性(全国平均値)
- 断熱性(UA値):0.44w/m2k
- 気密性(C値) :0.43cm2/m2
UA値0.44、C値0.43はかなり優秀な数値ですよね!
そうじゃな。一般的なハウスメーカーと比べるとかなり優秀な数値と言える。
しかも上記の数値は全国平均値なので、高いところはもっと高いらしいぞい。ちなみにUA値の最高値は0.25w/m2kだそうじゃ。
一条工務店のアイスマート(i-smart)が「UA値:0.25w/m2k」なので、一条工務店にも匹敵するレベルの断熱性能を誇るわけじゃ。
すげーポン!
ちなみにFPの家の気密性の最高値は「C値:0.14cm2/m2」だそうじゃ。
この数値は、なんとウェルネストホームをも超える全国トップクラスの数値じゃな。
へー、すごいですね。
やはりFP断熱パネルのおかげで気密性も優秀なんですか?
もちろんそれもあるが、FPの家は徹底的な気密処理を行っているからでもある。
FPの家では、家のスキマというスキマを徹底的に気密テープで気密化している。もちろん給排水の配管部分やコンセントボックス周りなど細かいところまでしっかりスキマを埋めているのじゃ。
FPの家はこの細かい気密処理ともともと木枠にミッチリ密着している硬質ウレタンフォーム(FP断熱パネル)によって気密性にアドバンテージがあるのじゃよ。
なるほど。FPの家は気密性に関してはかなり力を入れてそうだポン!
設計自由度が高い
そしてFPの家は高気密・高断熱住宅を手掛けているにしては、設計自由度もそこそこ高い。これもメリットの一つと言えるじゃろう。
ふーん、そうなんだ。なんでFPの家は設計自由度が高いの?
FPの家はパネルを施工するハコ型の構造だが、あくまでベースは木造軸組み工法で、パネルは耐力壁として使っているから、純粋なツーバイ工法に比べると設計における制限が少なめなんじゃよ。
なるほど。木造軸組み工法は設計自由度がアドバンテージでしたね。
それにFPの家はそもそも完全自由設計の注文住宅。外壁を何にするか?家のフォルムをどうするか?内装はどういうイメージにするか?設備はどのメーカーのものを導入するか?などさまざまな点において大手ハウスメーカーよりも自由度が高いようじゃ。
総合的にいろいろなところで自由度が高いんだね!
あとFPの家は気密性・断熱性が優秀じゃろ。気密性・断熱性の優秀な家は、「高い天井」「大空間リビング」「吹き抜け」など一般的に空調効率にデメリットのある間取りでも採用しやすい。
高気密・高断熱が約束されているFPの家は開放的な空間設計も実現しやすいのじゃ。高気密・高断熱であることが、間接的に空間設計の自由度もアップさせているとも言えるのう。
開放的なプランが採用しやすいのも嬉しいポイントだポン!
無結露50年保証
FPの家は独自に「無結露50年保証」を付けている点も大きな特徴じゃ。
無結露50年保証?!なんだいそれは?
言葉通りの意味じゃ。FPの家は「FPウレタン断熱パネル」が経年変化・性能劣化の少ない高耐久なパネルである証として、FPウレタン断熱パネルの素材内部について「50年間結露しないこと」を保証しているのじゃ。
すごーい!他社ではあんまり聞いたことのない保証ですね。
しかも50年のロング保証!
FPの家が「高気密・高断熱・高耐久な家」であることに絶大な自信を持っている証とも言えるじゃろう。
徹底的な気密処理、そして水に強いFPウレタン断熱パネルを使っているからこそFPの家は「無結露50年保証」を付けることができるってわけじゃな。
耐久性が高い(経年劣化に強い)
でもさ、結露ってそんなによくないことなの?
木造住宅にとって結露は大敵じゃよ。
壁内結露してしまうと断熱材の劣化の大きな要因になるし、ひどいと構造材を腐食させてしまうおそれもある。逆にいえば結露しない家は「経年劣化に強い=耐久性が高い」とも言えるわけじゃ。
ちなみにFPの家と一般的な家の「築20年後」を比較した画像はこんな感じじゃよ。
FPの家は壁内の柱や梁などの構造体やパネルそのものもキレイだが、一般的な住宅の方が結露が構造体を腐食させるレベルで劣化してしまっているじゃろ。
見た目から差が歴然ですね・・・。
住宅の耐久性を保つのに、結露しない住宅であることは大切なポイントなのじゃ。
FPの家は水に強く一体成型したFPウレタンパネルを使い徹底した気密処理を行っているから、24時間換気もスムーズにでき、結露しない住宅となる。
だから高耐久で経年劣化に強い住宅となるわけじゃ。
高耐久って大切なポイントだね!
施主からすると高いお金を出してマイホームを建てるんだからできるだけ長持ちしてほしいのは当たり前。この点はFPの家の大きなメリット(長所)と言えるじゃろう。
FPの家のデメリット(短所)
次にFPの家のデメリット(短所)もピックアップしていくぞい。
- FPの家のデメリット(短所)
- 価格帯は高め
- 耐震等級は標準では取得しているわけではない
- 初期保証は短い(10年間)
- フランチャイズなので加盟店のレベルにバラつきがある
ではデメリットについても順番に解説をお願いします。
価格帯は高め
FPの家のデメリット(短所)一つめは、やはり価格帯が安くはない点じゃろう。
上のほうでも解説したが、FPの家のボリュームゾーンはザックリ「坪単価65~85万円」前後となる。大手ハウスメーカーと比べてもそこまで変わらないくらいの価格帯じゃな。
たしかに価格帯としては安くはないですよね。
ま、完全自由設計なので安く抑えようとすればできないこともないだろうけどね。
とはいえ、ローコスト住宅と比べるとやはり価格帯としては安くはない。ただ、住宅性能に関しては高い水準をクリアしているので、コストパフォーマンスが悪いとは言わないけどね。
注文住宅を建てるなら、まず「自分の求めるマイホームの適正相場価格を知ること」が大切です。
注文住宅は「オーダーメイド」の住まいですから「定価という概念がない」と心得てください。
例えばハウスメーカー1社だけを見学して「2500万円」の見積もりが出るとします。
でも1社の見積もりだけでは「その価格が本当に適正なのか?」わかりませんよね?もしかすると、他社では同条件の家が2000万円で建てられる可能性もあります。注文住宅は同じような見た目や性能でも施工会社が違えば300万円、400万円、500万円の価格差は当たり前、時には1000万円以上の価格差があることだってあります。
マイホームはもともとの価格帯が大きいので感覚が麻痺してしまいがちですが、100万円単位の価格差は大金です。100万円も価格が違えば「住宅ローン1年分以上に相当」することも。それが500万円も価格が違えばどうでしょうか?
マイホームの適正相場価格を把握せず営業マンに言われるがままに契約し大後悔している事例は数えきれません。マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物。失敗するリスクは最大限抑えてください。
逆に言えば、複数社で比較し自分の条件のマイホーム適正相場価格を知るだけで「価格差で泣くリスク」を大幅に減らせるのですから「比較しない理由はない」です。
マイホームの適正価格を知るためにまずやるべきは「住宅カタログの一括比較」です。マイホーム計画を検討している方は以下のリンクから「まずは複数社を比較すること」から始めてください。
もちろん無料ですし東証1部上場企業が運営するライフルホームズなら悪質な施工業者が紛れ込む心配はまずありません。
マイホームの適正価格を知るにはザックリ予算を指定して一括比較がオススメ!
耐震等級は標準では取得しているわけではない
FPの家は耐震等級に関しては、特に取得しているわけではないようじゃ。耐震等級を気にする人にとってはこの点はデメリットと言えるかもしれないのう。
そうなんだ、でもFPパネルでハコ型構造だから地震に弱いわけではないんでしょ?
うむ。FPの家は木造軸組み工法+パネルのハコ型構造。地震エネルギーをバランスよく分散できる構造なので、比較的地震に対しては強い工法じゃよ。それに、施主が耐震等級3をどうしても取得したい場合はそれに沿ったプランを提案してくれるはずじゃ。ただし、耐震等級取得にかかる実費等は別途かかると思うけどね。
あくまで「標準仕様で全棟耐震等級を取得しているわけではない」というだけじゃ。
初期保証は短い(10年間)
FPの家は初期保証が少々物足りないと言えるじゃろう。
FPの家は「構造躯体・雨漏りを防止する部分の初期保証は、品確法で定める最低ラインである「10年間」。特に延長保証システムなどもないようじゃな。
なるほど。
でもFPの家は、独自に「無結露50年保証」が付いていますし。
ま、それは評価すべきポイントだけどね。
フランチャイズなので加盟店のレベルにバラつきがある
あとFPの家はフランチャイズハウスブランドじゃ。
なので、FC加盟店の技術力・提案力・営業力などのレベルにはばバラつきがある可能性はある。この点はデメリット(短所)と言えるかもしれないのう。
フランチャイズハウスブランドだと、どうしてもこの点は仕方ないですよね。
そうじゃな。ま、フランチャイズでなくても担当者によってもいろいろレベル差はあるものだし、あまり気にし過ぎなくてもいいと思うけどね。
加盟店のレベルを判断するためにも「必ず複数社で相見積もりをとる」のが基本だポン!
うむ!フランチャイズかどうかに限らず、ハウスメーカーを選ぶときに大切なのは「比較」と「相見積もり」じゃ!複数社で比較することでいろいろわかることもある。これは必ずやっておくべきじゃな!
■断熱性でよく比較されるハウスメーカー
一条工務店
土屋ホーム
タマホーム(大地の家)
アエラホーム(クラージュシリーズ)
アイフルホーム
フィアスホーム
ウェルネストホーム
セルコホーム
北洲ハウジング
スウェーデンハウス
ウェルネストホーム
FPの家は、FPコーポレーションが展開するフランチャイズハウスブランドです。FPの家の特徴は、断熱型一体型の耐力壁「FPウレタン断熱パネル」を構造体に組み込んだ高気密・高断熱・高耐久の家という点です。
FPの家を候補に検討されている方は、同じく気密性・断熱性・耐震性を得意としているハウスメーカーと比較されている方が非常に多いです。特に一条工務店や土屋ホームなどは住宅性能・価格帯ともに競合しているため、ぜひ比較しておきたいところ。
競合ハウスメーカーと比較することで「今までとは別の大事なポイント」が見えてくることもよくあること。FPの家を検討している方は、少なくとも4~5社程度と「カタログスペック」で比較しておいてください。
↓FPの家とよく比較されるハウスメーカー↓
↓FPの家とよく比較されるハウスメーカー↓
FPの家が向いている人・向いていない人
では、最後にFPの家で注文住宅を建てるのが「向いている人・向いていない人」について教えてください!
うむ。
FPの家のコンセプトは単純明快。「高気密・高断熱・高耐久」じゃ。
オリジナルのFPウレタン断熱パネルを接合しハコ型構造にした建物は気密性・断熱性に優れ、水や湿気にも強いため「無結露50年保証」まで付いてくる。結露しない家は断熱性能の劣化も少なく、耐久性が非常に高いのじゃ。
室内温度のストレスに悩まされたくない型や、性能が劣化しない長持ちする家を求めている方ならFPの家はオススメじゃ。また高気密・高断熱を売りにしたハウスメーカーとしては、比較的設計自由度も高いので、こだわりの間取りプランがある人や、開放的な間取りを希望している人も要チェックじゃ。
ただし、FPの家は「坪単価65~85万円」前後がボリュームゾーンとなる。フルオーダーの注文住宅なので価格の幅は大きいものの、ローコスト住宅とはいえない価格帯じゃ。初期費用を抑えてマイホームを建てたい方は価格面がネックになりそうじゃな。
今回の記事をまとめると
- FPの家のメリット(長所)
- 高気密・高断熱の家
- 設計自由度が高い
- 無結露50年保証
- 耐久性が高い(経年劣化に強い)
- FPの家のデメリット(短所)
- 価格帯は高め
- 耐震等級は標準では取得しているわけではない
- 初期保証は短い(10年間)
- フランチャイズなので加盟店のレベルにバラつきがある
注文住宅のマイホーム計画は「比較・相見積もり」が"超重要"です!
さて、アシスタント諸君よ!
注文住宅でマイホームを建てたいと思った時「まず何をすべきか?」知っているかね?
たしかにマイホームって購入経験ないですし。
まずなにからすればいいのかわからないですね…。
チッチッチ!
「いきなり住宅展示場へ行く」のはハッキリ言ってオススメしないぞい。
長くなるのでオススメしない理由は以下のリンクで読むのじゃ。
なんで「いきなり住宅展示場へ行っちゃダメなの?」理由はコチラ!≫
これはなにも住宅に限った話ではない。
例えば最新型テレビを買う場合を考えてみよう。テレビも同じような見た目でも画質や機能はもちろん価格だってピンキリじゃ。だからテレビを買う前にスペックを比較するもんじゃろ?
そりゃあ比較するよね。
だって知らないで画質が悪いテレビとか価格が高いテレビ買っちゃったら損しちゃうじゃん。
そう!その通りなんじゃ。
家よりもはるかに安い買い物の家電でもじっくり比較してから買い物するのだから注文住宅だって比較して当然。
なるほど。
それは確かにその通りですよね。
それにね。注文住宅はハウスメーカーが違えば「住宅性能の差」「デザイン性の差」「メンテナンス性の差」が非常に大きいもの。
そしてなによりテレビとは比較にならないくらいに「価格の差」が大きいのじゃ!
そうなんですか…
いったいどれくらいの価格差があるものなんですか?
1000万円も価格差があることもあるの?!
同じような住宅性能スペックなのに?!
余裕であり得るし、別に珍しい例じゃないぞい。
と、いうかそもそもオーダーメイドの注文住宅の場合「複数のハウスメーカーで比較しない限り、自分の希望条件のマイホームの適正価格がつかめない」と言った方が正確じゃろうな。
1社を見学しただけで気に入ってしまって営業マンに言われるがままに家を建ててしまうということは自分の希望条件の家の適正価格がわからないまま「人生最大の買い物」をするということじゃ。
どうじゃ?
もし自分がウン百万円単位の金額を損していたことが後からわかったら後悔するじゃろ?
うむ。
だからこそ注文住宅のマイホーム計画はまずは住宅カタログを比較するべきなんじゃよ!
正確には、複数社のカタログを比較して候補のハウスメーカーを見つけたら次に「相見積もり」をすることが絶対条件にはなるけどね。
ただ、ハッキリ言って「複数社のカタログ比較」と「相見積もり」という手順を踏むだけでウン百万円単位の金額を損してしまう可能性は格段に減ると言ってよい。
チッチッチ!
住宅カタログの取り寄せは完全無料だし、候補のハウスメーカーのHPで一つ一つ取り寄せるような面倒な作業も必要ない。
いまどき住宅カタログはライフルホームズで無料一括取り寄せがスタンダードじゃ!
建てたいエリアやおおまかな予算を入れるだけで、施工可能なハウスメーカー・工務店がバシッと出てくるので手続きもそれこそ3分ほどでできちゃうぞい。超簡単じゃよ。
無料で簡単、すぐ届く。
住宅カタログの比較はメリットこそたくさんあるが、デメリットになるようなことは一つもないので間違いなくやっておくべき「家づくりの必須項目」と心得るのじゃ。
そういうこと!
なにより家族でカタログを見ながら「これもいいな!それもいいな!」と話す時間は最高に楽しいものじゃよ!
家づくり失敗の確率も減るし、すでに気になるハウスメーカーがあったとしても「少なくとも5社くらいの住宅カタログは比較しておくこと」をオススメするぞい!
ライフルホームズは住宅情報サイトの最大手!安心安全に優秀なHMから比較できますよ!
まずは抽出するハウスメーカーの検索条件を選びます。
「建物価格」「建築予定地」「人気テーマ」で検索できますが、エリアが決まっているなら「建築予定地」で検索するのがオススメ。希望の市区町村まで選べば施工エリア対応しているハウスメーカーがズラリ出てきます。それぞれザックリとした価格帯・坪単価も掲載されていますので条件に合いそうなハウスメーカーを選ぶだけ。この段階ではいろいろなハウスメーカーのカタログを取り寄せちゃってOKです!
次にお名前や住所・ご連絡先など必要事項を入力する項目になります。必須事項は入力しますが、任意の項目は書いても書かなくても大丈夫です。
必要事項を入力したら案内に従ってページを進めるだけです。所要時間は約3分程度。とっても簡単です。
コメント
FPの家ってダブル断熱でもないのに、高気密高断熱なんですね。気になるけど価格は高いのか。
FPの家は坪単価でみると一条工務店とだいたい同じくらいの価格帯。設計自由度をとるならFPの家、気密性断熱性にとことんこだわるなら一条って感じなのかな。確かに一条はいろいろ制限が多いから迷いどころですよね。
高高住宅でデザイン・間取りの融通がきくのがFPの家のいいところだと思います。施工するのが地元の工務店なのも個人的には良い。いろいろ融通がきく。
FPの家は普通に一条並みに断熱は良いですよ。価格も一条並みですが。