今回のブログ記事では、ダイワハウスのWEB限定販売の規格住宅「ライフジェニック(Lifegenic)」について詳しく解説していくぞい!
ダイワハウスの「ライフジェニック」について知りたい方は、このブログ記事を読めば一発で解決じゃよ!
ライフジェニック(Lifegenic)とは
さて、今回はダイワハウスの「ライフジェニック(Lifegenic)」について詳しく解説していくぞい!
ダイワハウスのライフジェニックですか、初耳です。
ライフジェニックはどんな商品モデルなんですか?
うむ。ライフジェニックはズバリ、ダイワハウスのWeb限定販売の規格住宅商品じゃよ。
あらかじめ用意された外観、間取り、内装スタイルから好みのものを選択していくセミオーダータイプの規格注文住宅商品じゃな!
へー!ダイワハウスにも規格住宅プランがあったんだね!
それにしても最近、Web限定販売の規格住宅モデルって多いね!
色んなハウスメーカーがやっている気がするポン。
ハウスメーカー各社がウェブ限定セミオーダープランをぞくぞく販売しているのは、コロナ禍が長引いているのも原因の一つじゃろう。
新型コロナウイルスの感染拡大のさなか、ウェブ上で間取りや外観などをシミュレーションできるのは便利だからね。
なるほど、確かにそういう理由もありそうだポン。
ちなみにライフジェニックは2019年11月から販売スタートされた商品だが、2021年4月からは「ライフジェニックダブリュー(Lifegenic W)」という、ライフジェニックの新たなバリエーションを拡充されている。
ライフジェニックダブリューは普通のライフジェニックとなにが違うんですか?
うむ。ライフジェニックダブリューは都市部の顧客層をターゲットにした木造の規格住宅モデルじゃ。
従来の「ライフジェニック」は、ジーヴォΣなどと同様の軽量鉄骨造の構造躯体だが、ライフジェニックWは、建物と建物距離が近い密集地や旗竿地でも建てられる敷地対応力が備わっているのじゃ。
ふむふむ。ライフジェニックWは建物同士の距離が近い密集地むけの木造規格住宅プランってことだね!
うむ。なので、ダイワハウスのライフジェニックのサイトでは、従来の軽量鉄骨造で建てるライフジェニックは「郊外型」、木造で建てるライフジェニックWは「都市型」という表現で分けられているぞい。
ライフジェニックの工法(構造)
それでは、まずはライフジェニックの工法(構造)から解説していこう。
ライフジェニックは、ダイワハウスの主力モデル(ジーヴォΣ)に使われるのとほぼ同じ軽量鉄骨造となっているぞい。
ジーヴォΣと同じってことは耐震性は高そうだポン!
うむ。ジーヴォΣと同様にエネルギー吸収型耐力壁「ディーネクスト(D-NΣQST)」が搭載されているので、地震に強いぞい。
ディーネクストは、Σ型デバイスが付いていて標準仕様で地震の揺れを吸収する性能があるんですよね!
その通り。
エネルギー吸収型耐力壁といわれる通り、ディーネクストはΣ型のデバイスが備わっていて、地震時には独特の形状のΣ型デバイスが揺れを上へ下へとしなやかに動いて地震エネルギーを吸収する。そのため高い耐震性能を長期間持続させることができるぞい。
ちなみにジーヴォΣは耐震等級は最高等級3だったと思うけど、ライフジェニックの耐震等級は?
ライフジェニックも耐震等級3(最高等級)じゃよ。
基本的にライフジェニックも構造的にはほぼジーヴォΣと同等なので、地震に対する強さもほぼ同じと考えていいじゃろう。
ジーヴォΣの構造躯体についてはコチラの記事で詳しく解説しています。
ぜひチェックしてくださいね!
次に、都市型住宅のライフジェニックWについてだが、こちらの工法(構造)はおそらくダイワハウスの木造テクノロジー「グランウッド構法」がベースになっているようじゃな。
ふーん。木造のほうも耐震等級3なの?
うむ。ライフジェニックWも耐震等級3じゃよ。
木造軸組み工法でもバランスよく耐力壁を配置しているほか、接合部分は金物接合で出来る限り断面欠損の少ないよう工夫されている。基礎には強度の高い一体型スラブ基礎。
ダイワハウスの木造住宅は精密な邸別構造解説を実施しているため、地震に対しては安心できると思うぞい。
ただし、鉄骨造のような制震に近いような性能が付いているかどうかは不明じゃ。もしグランウッド構法がそのまま使われているなら、木造むけのエネルギー吸収型木造制震耐力壁「Gran-Device(グランデバイス)」が使われているとは思うが…。
この点は直接ヒアリングするのがオススメじゃよ。
めっちゃ早口で言ってそう笑
ぐぬぬ!
まぁまぁ。
鉄骨造のライフジェニックは標準で地震エネルギーを吸収する躯体で耐震等級3。木造のライフジェニックWは、制震性能があるかは不明だけど耐震等級3は確保できるってことですね!
ライフジェニックのC値・UA値
さて、工法・構造に続いてライフジェニックの気密性・断熱性についても解説してしまおうか。
気密性・断熱性は大事だもんね。
ライフジェニックは断熱材はどんなものを使っているの?
うむ。ライフジェニックは断熱仕様も基本的にはジーヴォΣと同じ仕様じゃ。
ライフジェニックもジーヴォΣと同様に、構造躯体の周りをぐるりと断熱層で覆う「外張り断熱工法」を採用している。外張り断熱工法は、一般的な充填断熱に比べて断熱層を切れ目なく張り巡らせることができるぞい。
断熱材の厚みなどは以下の通りじゃ。
断熱箇所 | ジーヴォΣ(スタンダードV仕様) | ライフジェニック |
---|---|---|
外壁 | 高性能グラスウール14K+グラスウールボード(132mm) | |
天井 | 高性能グラスウール14K(100mm)+高性能グラスウール14K(100mm) | |
床下 | 硬質ウレタンフォーム(65mm) | |
窓ガラス | Low-Eペアガラス(乾燥空気封入タイプ) | |
窓サッシ | アルミ樹脂複合サッシ |
ライフジェニックの断熱仕様はジーヴォΣのスタンダード仕様と同じだポン。
そういうことじゃな。
なので、気密性・断熱性を表す数値もほぼジーヴォΣと同等じゃ。
- ライフジェニックの気密性・断熱性
- 気密性(C値cm2/m2):非公表
- 断熱性(UA値W/m2K):非公表だがおそらく0.5~0.8程度
ま、詳しい数値は公開していないんだけどね。
そういえばジーヴォΣもC値・UA値は公開していないんでしたね。
うむ。ただ、UA値に関してはライフジェニックもサイト内に「ZEH基準に対応可能」と記載されているので、おそらくZEH基準の「UA値:0.6(4.5.6.7地域)」はクリアしていると思われるぞい。
ライフジェニックWの方の気密性・断熱性はどうなんでしょうか?
ライフジェニックWの方は木造で、断熱工法も外張り断熱ではなく充填断熱になる。
断熱材はおそらく同じ「高性能グラスウール」を採用していると思われるが、厚みに関しては調査中じゃ。ただ、ライフジェニックWの方も「ZEH基準に対応可能」と記載があるので、おそらくこちらもZEH基準の「UA値:0.6(4.5.6.7地域)」はクリアしているはずじゃ。
ライフジェニックもライフジェニックWも断熱性能・気密性能は同じくらいってことかな?
うむ。ライフジェニックとライフジェニックWは、断熱仕様に差こそあれ最終的な気密性の数値(C値)、断熱性の数値(UA値)には大きな差はないと考えていいじゃろう。
せっかくマイホームを建てるなら、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境が理想ですよね。
マイホームの温熱環境で後悔したくないなら、必ず「UA値」という数値をカタログスペックで比較してください。UA値は「住宅の断熱性能を客観的に示す数値」で、値が低いほど優秀と考えてください。
UA値は間取りプランごとに異なるため、カタログに載っている数値はあくまで目安です。ですが目安を掲載するかどうかがハウスメーカーの「断熱に対する自信の差」。現に断熱性に自信があるハウスメーカーはほぼ必ず「UA値」の目安を載せています。
もしカタログにUA値の目安が掲載されていなければ「断熱に自信なし」と考えていいです。断熱性は各ハウスメーカーの実力差が顕著に表れるポイントです。断熱性で戦っても競合他社に勝てないメーカーは「あえてUA値を載せていない」というケースが多いのです。
住宅性能のなかでも断熱性は「特に日常的に実感する性能」です。断熱で後悔している人が多いということは、裏をかえせば断熱性が高い住まいは驚くほど快適ということでもあります。
カタログスペックの「UA値」で比較しておけばマイホームの温熱環境の失敗はまずありません。せっかくの注文住宅、温熱環境で後悔しないために「UA値」は必ず最新のカタログで比較しましょう!
ライフジェニックの価格(坪単価)
次はライフジェニックの価格(坪単価)について。
わかりやすいようにダイワハウスの他の商品モデルと価格(坪単価)を比較してみたぞい。
商品ラインナップ | 特徴 | 坪単価の目安 |
---|---|---|
ジーヴォΣ | ダイワハウスの主力鉄骨造モデル 自由設計 | 80~90万円 |
ジーヴォグランウッド | ダイワハウスの木造モデル 自由設計 | 75~85万円 |
ライフジェニック | ダイワハウスの規格住宅モデル | 62~75万円 |
ダイワハウスのライフジェニックは本体価格でいうとおよそ「2000~2500万円」前後で収まるケースが多い。「坪単価だと62~75万円」がボリュームゾーンになっているぞい。
ダイワハウスの他の商品モデルに比べると、やっぱりライフジェニックは価格が安いけど、やっぱりローコスト住宅というほどは安くはないんだね。
うむ。まぁダイワハウスは高級ハウスメーカーだから、いくらライフジェニックがWeb限定販売の規格住宅モデルだからといって、ローコスト住宅まで安くはないかな。
それに、住宅性能の面ではほとんどジーヴォΣと同等レベルだしね。
ライフジェニックの外観実例
次にライフジェニックの外観のイメージをチェックしてみよう。
ライフジェニックの外観実例はこんな感じじゃよ。
ライフジェニックの外観、シンプルだけどなかなかスタイリッシュでかっこいいじゃん!
ま、ダイワハウスだからね!でも外観デザインはジーヴォΣに比べるとちょっと安っぽいという評判もあったりするぞい。
実際、ジーヴォΣより安いんですからね!
ライフジェニックの外壁
ダイワハウスのジーヴォΣは、外壁にオリジナルの「DXウォール」が採用されていましたけど、ライフジェニックの外壁もDXウォールですか?
良い質問じゃ。
ライフジェニックはDXウォールではなく「NXウォール」という外壁材が採用されているのじゃ。
NXウォールはDXウォールと同じく窯業系サイディングじゃが、厚みが薄い。
- ダイワハウスの外壁材の厚み
- DXウォール:34mm
- NXウォール:おそらく24mm以下 詳細は調査中
NXウォールの厚みはよくわからないの?
NXウォールの厚みはちょっと調査中じゃな。ただ、DXウォールより薄いことは間違いなさそうじゃ。
ちなみに外壁材の厚みは、外観デザインの高級感・重厚感に影響してくる。
遠目ではあまりわかりにくいが、ライフジェニックは近づくとジーヴォΣよりは高級感・重厚感がやや乏しいと言えるかもしれないね。
写真じゃほとんどわからないレベルだポン。
ライフジェニックの間取り実例
次にライフジェニックの間取りプランも参考例をピックアップしてみよう。
例えばこんな間取りプランが用意されているぞい。
ライフジェニックは新しい生活様式に合わせた「テレワークスタイル」の間取りも選択できるほか、ウイルス等を生活空間に持ちこまないように動線に配慮した間取りも用意されている。
また、家族全員で家事をシェアできる「家事シェアハウス」仕様の間取りも用意されているぞい。
テレワークスペースがある間取りは新しい生活様式には必須だポン!
家事をシェアできる間取りって面白いですね!
ライフジェニックの内装実例
次にライフジェニックの内装実例もみてみよう!
ライフジェニックも好みにあわせて内装をカスタムすることができるぞい。
さすがダイワハウスのマイホーム!
内装も素敵ですね。
ライフジェニックのメリット(長所)
さて、次はダイワハウスのライフジェニックの具体的なメリット(長所)・デメリット(短所)を解説していくぞい。まずはライフジェニックのメリット(長所)からじゃ。
- ライフジェニックのメリット(長所)
- リーズナブルにダイワハウスの家を建てられる
- 地震に強い(耐震等級3)
- 住宅性能はほぼジーヴォΣと同等レベル
- 太陽光発電システムが標準搭載されている
- 外壁のキレイが保てる(耐候性・耐防汚性)
- 保証・アフターサービスが優秀
ライフジェニックのメリット、順番に解説をお願いします!
リーズナブルにダイワハウスの家を建てられる
ライフジェニックの最大のメリットは「ダイワハウスの家を比較的リーズナブルな価格で建てられる」という点じゃな。
ライフジェニックの価格帯はおおよそ「本体価格2000~2500万円」で「坪単価62~75万円」でしたね。
ダイワハウスのジーヴォΣと比べると価格を安く抑えられるポン。
うむ。それでいてライフジェニックの構造躯体はジーヴォΣ仕様で、耐震性も断熱性もジーヴォΣに準じているからね。住宅性能面がほとんどジーヴォΣと変わらないのに価格を抑えられるのはライフジェニックのメリットと言えるじゃろう。
地震に強い(耐震等級3)
前述の通り、ライフジェニックの構造躯体はジーヴォΣと同等。なので、ジーヴォΣと同様に地震に強いのもメリットの一つじゃ。
エネルギー吸収型耐力壁「ディーネクスト(D-NΣQST)」が付いているんですよね。
うむ。軽量鉄骨造のライフジェニックはジーヴォΣと同じく、エネルギー吸収型耐力壁ディーネクスト搭載なので、地震の揺れを吸収する持続型耐震性能をもつぞい。
さらに耐震等級3(最高等級)だポン!
ちなみに木造構造のライフジェニックWも、しっかり耐震等級3なので地震に強いと考えていいじゃろう。
当ブログでは家づくりにおいて「安全に関わる性能」は特に重視すべき点だと考えています。特に「耐震性」には気を使ってほしいです。
現在建てられる一戸建て住宅はすべて建築基準法を満たしているため、少なくとも「耐震等級1相当」の耐震強度は確保されていますが、できれば「耐震等級3」のハウスメーカーとも比較してください。
「耐震等級1」の建物は「震度6強~7程度の地震に対して倒壊・崩壊しない」強度とされています。「なら安心だね!」と思うかもしれませんが、これはあくまで「倒壊・崩壊しない」のであって「ダメージ(損傷)がない」わけではありません。
つまり震度7クラスの巨大地震がもし一度でもきた場合、その建物の耐震性は著しく損なわれる可能性があるということです。もちろん補修するにもお金がかかります。
そして震度6強~7の大地震は大きな揺れが複数回にわたって起こるケースが多いです。
実際、2016年に起きた「熊本地震」では最大震度7の大きな揺れが二度発生しました。一度目の前震には耐えられた住宅も、二度目の大きな揺れによって多くの建物が倒壊しました。倒壊した中には現在の建築基準法に沿って建てられた「耐震等級1」と「耐震等級2」の住宅も含まれます。
ただし耐震等級3の建物の倒壊数は0でした。
せっかく建てるマイホーム。大地震に一度だけ耐えられる住まいで満足でしょうか?
大地震がきても、その後もマイホームに住み続けますよね?
マイホームはこの先何十年も住む拠点であり家族の命を守るシェルターです。大きな地震にも倒壊・崩壊しないことはもちろんのこと、半壊・一部破損もできればしたくないのは当然です。地震がくるたびに「どこか補修が必要な箇所はないか?」と思いを巡らせることもできればしたくないはずです。
できれば耐震性についてもじっくりと比較検討しておいてください。
住宅性能はほぼジーヴォΣと同等レベル
これも前述した通りじゃが、ライフジェニックは基本的に構造や断熱工法の面はジーヴォΣとほぼ同等の仕様。なので住宅性能面はほとんどジーヴォΣと同等レベルじゃ。
住宅性能そのままで価格がリーズナブルなのは嬉しいですね。
うむ。ライフジェニックはWeb限定販売のセミオーダーモデルなので、コストを抑えられるということじゃな。間取りの自由度や外観・内装のデザイン・高級感にはやや違いがあるとは思うが、住宅性能は自由設計モデルとほぼ同等なのはメリットと言えるじゃろう。
太陽光発電システムが標準搭載されている
ライフジェニックはなんと太陽光発電システムが標準搭載されている。この点は大きなメリットじゃな。
え!
ライフジェニックって太陽光発電システムが標準搭載なの?!すごいじゃん!
太陽光パネルはオプションでの採用となるケースが多いですもんね。
ライフジェニックで標準採用されている太陽光発電パネルは基本的に「スレート屋根一体型」のものじゃな。ライフジェニックの価格を比べる場合は、太陽光発電システム込みであることも考慮しておくといいぞい。
標準で太陽光発電システムが搭載されているのはお得だね!
確かに。太陽光発電システム付きで2000万円で建てられるとすれば、リーズナブルな気がします。
標準で太陽光パネル付きなので、軽微な仕様変更だけでZEH住宅にもできちゃうぞい。
でも、太陽光パネルって敷地条件や屋根の向きによってはあまり効率的な発電ができないケースもありますよね。そういう時はどうなるんでしょう。
たしかに太陽光発電には敷地条件と屋根の向きは非常に重要。
敷地条件によっては太陽光発電システムを搭載する意味があまりないこともある。そういう場合はさすがに太陽光システムを除外することもできるはずなので、自分の建設予定地で太陽光パネルを載せられるかどうかはしっかりヒアリングすべきじゃな!
外壁のキレイが保てる(耐候性・耐防汚性)
ライフジェニックがジーヴォΣと異なる部分。それは外壁材じゃ。
ジーヴォΣは分厚いオリジナルサイディング外壁「DXウォール」を標準採用しているのに対して、ライフジェニックは「NXウォール」と言う外壁材を採用しているぞい。
NXウォールはDXウォールよりも少し薄いんだっけ。
うむ。厚みはNXウォールの方が薄い。
だが、一応NXウォールも外観のキレイさを保てるよう「耐候性」と「耐防汚性」は優れているぞい。
耐候性と耐防汚性ってなんだい?
まず耐候性だが、NXウォールは分子間結合力を高めることで紫外線による劣化を軽減している。分子構造の結合エネルギーが紫外線エネルギーよりも大きいので、紫外線があたっても結合がきれずに長くキレイな状態を保てるのじゃよ。
カンタンに言うと、従来のアクリルシリコン塗装の外壁は紫外線で色あせが起きていたが、NXウォールは紫外線による色あせが起きにくいってことじゃな。
なるほどね!
次に耐防汚性。NXウォールはナノ親水コートが施されているので、雨が降ると勝手に汚れを浮き上がらせて洗い流す、セルフクリーニング機能が付いているのじゃ。
光触媒加工の外壁みたいな性能ですね!
うむ。光触媒加工の外壁と似たようなものと考えて良いじゃろう。
ただし、ナノ親水コートは一部の色のみ対応なので、対応しているものはどれかヒアリングすることが必要じゃよ。
保証・アフターサービスが優秀
ライフジェニックはさすがダイワハウスの注文住宅だけあって保証・アフターサービスはしっかりしているぞい。
ライフジェニックの保証はどんな感じなの?
以下の通りじゃな。
ジーヴォΣとは外壁が異なるため、雨水の侵入を防止する部分についての初期保証は期間が異なるが、そのほかの部分はジーヴォΣと同等じゃな。
箇所 | ジーヴォΣの初期保証 | ライフジェニックの初期保証 |
---|---|---|
構造耐力上主要な部分 | 30年 | 30年 |
雨水の侵入を防止する部分 | 30年 | 15年 |
防蟻保証 | 10年 | 10年 |
住宅設備機器 | 10年 | 10年 |
構造躯体の初期保証30年は手厚いですね。
ジーヴォΣの場合は「雨水の侵入を防止する部分」の初期保証も30年なんだね。ライフジェニックは15年だからちょっと短いポン。
多くのハウスメーカーは、雨水の侵入を防止する部分の保証も10年というところが多いから、初期保証15年でも優秀だけどね。
防蟻保証と設備保証が10年付いているのも嬉しいですね!
うむ。ちなみに「構造躯体」と「雨水の侵入を防止する部分」「防蟻保証」は初期保証が満了しても最長60年まで保証を延長することができるぞい。
さすがダイワハウス。保証面はかなり充実していますね!
ライフジェニックのデメリット(短所)
お次はライフジェニックのデメリット(短所)もピックアップしていこう。
- ライフジェニックのデメリット(短所)
- 坪単価はそこまで安くはない
- ジーヴォΣと比べて天井が低い
- 間取りのバリエーションはそこまで多くない
- ジーヴォΣに比べると重厚感・高級感に乏しい
- 防水保証がジーヴォΣより短い
ではデメリットも順番に解説をお願いします!
坪単価はそこまで安くはない
ライフジェニックのデメリット一つめ。他社の規格住宅としてはそこまで安いわけではないという点じゃな。
いやさっきリーズナブルに建てられるって言ってたやんけ!
それはあくまでダイワハウスの他のモデルと比べるとリーズナブルってことじゃろ。
ライフジェニックはWeb限定販売の規格住宅なので、ダイワハウスの自由設計モデルに比べると価格帯は安いが、それでも他社ハウスメーカーの規格モデルと比べるとそこまで安くはない。
たしかにその他のミドルコストメーカー、ローコストメーカーの規格住宅と比べると少し価格帯は高いかもしれませんね。
ま、その分大手ハウスメーカーのテクノロジーが使われているわけだし、保証も長いしコストパフォーマンスが悪いわけでは決してないけどね。
ジーヴォΣと比べて天井が低い
そういえばダイワハウスのジーヴォΣは「天井が高い」のが特徴だったけど、ライフジェニックも天井は高いの?
お、良いところに気がついてのう。
ライフジェニックは残念ながら、ジーヴォΣほど天井は高くないぞい。
- ダイワハウスの天井高
- ジーヴォΣ :2m72cm
- ライフジェニック:2m40cm
天井高はけっこう差がありますね。
ま、これはジーヴォΣの天井が高いだけなんだけどね。
一般的な一戸建て住宅の天井高はだいたい「2m40cm」というところが多いから、ライフジェニックの天井高は普通ってところじゃな。
あくまでジーヴォΣの天井高「2m72cm」と比べると低いってことだね。
間取りのバリエーションはそこまで多くない
ライフジェニックの大きなデメリットは間取りのバリエーションがそこまで多くないという点じゃな。
そうなんだ、どれくらいのバリエーションがあるの?
間取りパターンは具体的に何通りと明示されているわけではないが、Web上で操作できる間取りパターンは「間口」と「奥行き」のサイズを5通りずつから選ぶようなスタイルだから、そこまで多くはないね。
Web上で決めた間取りをあとから微調整することも可能なんですか?
内壁を変更することや窓の位置を変更することは可能なようじゃな!
なので、打ち合わせ次第で間取りの可能性は広がると思うぞい。
もちろん間取りパターンは今後追加されていく可能性もあるので、そちらに期待じゃな。
ジーヴォΣに比べると重厚感・高級感に乏しい
ライフジェニックはジーヴォΣに比べると重厚感・高級感に乏しいという意見がある。これもデメリットと言えるかもしれないのう。
なんでライフジェニックはジーヴォΣよりも高級感に乏しいの。
大きな要素は採用されている外壁材じゃな。
ライフジェニックに採用されている外壁材「NXウォール」は、ジーヴォΣの「DXウォール」に比べて、厚みが薄い。
外壁材は分厚ければ分厚いほど彫の深い意匠を施すことができるので、高級感・重厚感がでるものなんじゃよ。
なるほど。NXウォールはDXウォールよりも薄いから高級感に乏しく見えるんですね。
あくまでライフジェニックとジーヴォΣを比べれば、ジーヴォΣの方が高級感があるように見えるってだけで、他社の規格住宅モデルと比べればむしろ高級感のある方だと思うけどね。
防水保証がジーヴォΣより短い
メリットの項目で、ライフジェニックは保証面が充実している点を挙げたが、防水保証の面ではジーヴォΣに劣る。
ジーヴォΣの防水初期保証が30年なのに対して、ライフジェニックは防水初期保証15年。この点ではジーヴォΣの方が優れているのじゃ。
ライフジェニックの防水保証も他社と比べると長い方ですけど、できればジーヴォΣと同じであってほしかったですね。
ライフジェニックの評判
ダイワハウスのライフジェニックの評判が気になる方も多いじゃろう。
ライフジェニックはネット上ではこんな評判があるぞい。
ライフジェニックは住宅性能はジーヴォΣと一緒で悩ましいところですが、見た目の高級感としてはジーヴォΣが好みです。ジーヴォの方が天井も高いし内装も高級感があります。ただ、住宅性能はほとんど一緒で500万円も見積もりが違うとライフジェニックも魅力的に思えます。
ライフジェニックはどんな人にオススメの注文住宅か?
じゃあ、最後にダイワハウスのライフジェニックはどういう人にオススメか?という点を教えてください。
うむ。
ライフジェニックは高級ハウスメーカーダイワハウスが、若者世代をターゲットにしたセミオーダースタイルの規格住宅モデル。Web限定販売と間取りを規格化したことでコストを抑え、リーズナブルな価格帯でダイワハウスブランドのマイホームを建てられる点が強みじゃ。
価格はリーズナブルでも住宅性能はダイワハウスの主力モデルのジーヴォΣとほとんど同等。耐震等級3で地震にも強いし、断熱仕様もジーヴォΣと同じ仕様じゃ。ダイワハウスのジーヴォΣを魅力に感じているけど、価格的に手が届かないという方はぜひチェックしてみてほしいモデルじゃな。
でも、ジーヴォΣの良いところって天井が高かったり、デザインがカッコ良かったりする点だよね。ライフジェニックはそういうダイワハウスらしい、デザインのかっこよさとか高級感は薄いんだよね。
そうじゃな。ライフジェニックは高級感やデザインの洗練さという面ではジーヴォシリーズには敵わない。
ま、ライフジェニックはリーズナブルな価格帯の規格住宅モデルだから仕方ないんだけどね。ダイワハウスの見た目の重厚感などが好みの方は、ライフジェニックはちょっとイメージに合わない可能性もあるかもしれない。
でも保証面とか大手ハウスメーカーならではメリットも魅力的ですもんね。
うむ。他社ミドルコストメーカーやローコストメーカーの規格住宅と比べると、価格帯としてはそこまで安くはないが、ダイワハウスブランドの注文住宅で保証面も充実しているのでコストパフォーマンスが悪いわけではない。
規格住宅なので間取りが気に要らないと厳しいが、もし間取りが気に入るならコスパよくダイワハウスの家を建てられるので要チェックじゃよ!
ダイワハウスとデザイン・自由度・高級感が近いハウスメーカー
積水ハウス
住友林業
セキスイハイム
へーベルハウス
三井ホーム
三菱地所ホーム
パナソニックホームズ
スウェーデンハウス
ダイワハウスよりも少し価格帯が安いハウスメーカー
一条工務店
トヨタホーム
住友不動産
タマホーム
ダイワハウスは鉄骨造・木造のどちらも手掛けていますが、主力は「ジーヴォΣ」に代表される鉄骨造シリーズです。強靭な鉄骨造で造る住まいは「標準で2.72mの高い天井」が大きな魅力。大きな窓や大空間リビングなど開放感のある空間設計も得意です。また外観・内観・設備などいずれもハイグレードなので、高級感・重厚感を求める顧客層からも人気です。
ダイワハウスを候補をにしている方は、同じく鉄骨造の競合メーカー「積水ハウス」「へーベルハウス」「セキスイハイム」と比較している方が多いです。また、価格帯や高級感のある見た目など共通点の多い「住友林業」もぜひ比較しておきたいところ。さらにダイワハウスよりも少し価格帯の安いハウスメーカーとも比較するのも良いと思います。
競合ハウスメーカーと見比べることで「今までとは別の大事なポイント」が新たにわかることもあります。ダイワハウスを候補にしている方は、ぜひ上記のハウスメーカーと比較しておいてください。
今回の記事をまとめると
- ライフジェニックのメリット(長所)
- リーズナブルにダイワハウスの家を建てられる
- 地震に強い(耐震等級3)
- 住宅性能はほぼジーヴォΣと同等レベル
- 太陽光発電システムが標準搭載されている
- 外壁のキレイが保てる(耐候性・耐防汚性)
- 保証・アフターサービスが優秀
- ライフジェニックのデメリット(短所)
- 坪単価はそこまで安くはない
- ジーヴォΣと比べて天井が低い
- 間取りのバリエーションはそこまで多くない
- ジーヴォΣに比べると重厚感・高級感に乏しい
- 防水保証がジーヴォΣより短い
マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物です。誰もが絶対に失敗したくないと考えているはずなのに失敗・後悔した例は後を絶ちません。
それは「スペックの比較が足りない」からです!
マイホームに限らず、例えばTVやパソコンなどの家電製品を買う時でも「どのメーカーが性能が良いか?」「価格が安いか?」「保証が長いか?」必ず比較しますよね?
家電はこれまでに買う機会も多く、どの性能を重視すれば良いかなんとなくわかりますがマイホーム購入はほとんどの人が初体験。なにを重視すべきかわからず「モデルハウスに見学に行ったらすぐ気に入っちゃった」「なんとなく見た目で決めてしまった」というケースが非常に多いのです。
ハッキリ言ってマイホームは見た目だけでは性能まではわかりません。皆さん見た目でわからない性能面で失敗・後悔しているケースが非常に多いのです。
マイホームはこの先何十年と住むものです。
見た目のデザインももちろん大事ですがもっと大事なことを見落とさないでください。安全で快適なマイホームを建てるために大切なことは耐震性・断熱性・気密性・遮音性・耐久性・メンテナンス性・空気環境など、要するに「住宅性能」です。
そして性能を比較するために役立つのが無料でもらえる「住宅カタログ」です。少なくとも5社は無料カタログを見比べてください。
と、いうのも住宅性能については営業マンに口頭で質問するだけじゃ甘いからです。
ハウスメーカーの営業マンのことを悪く言うわけではありませんが、営業マンは住宅性能に関する質問にはだいたい「もちろん大丈夫ですよ!」と自信満々に答えます。これは住宅性能にたいして力を入れていないハウスメーカーの営業マンであっても、です。自信満々にこう言えるのは家が快適と感じるかどうかは「個人差があるから」です。引渡し後にクレームを言っても「個人的感覚までは責任を持てないですよ」と言われてはもうどうしようもありません。
だから「カタログスペックで比較することが大事」なんです。
公式カタログに記載されている情報に嘘はあり得ません。
それに複数社の住宅カタログを比較することで、あなた自身が建てたいスペックのマイホームが『だいたいいくらで建つのか?』という相場観も養われますし、理想のマイホーム像もしっかり固まってくるはずです。
そして複数の住宅カタログを比較し相見積もりを取ることは本命ハウスメーカーとの最終的な価格交渉の局面でも必ずあなたに有利になります。あいみつを取り「価格差があって迷っている」と伝えれば本命ハウスメーカーも、最後の最後で競合他社にお客様をとられてしまうくらいなら少しくらいの値引きに応じる、というケースは多いです。いずれにしても注文住宅のマイホーム計画において『複数社を比較した経験』は必ず役に立ちます。
無料の住宅カタログを比較することはマイホーム計画で絶対に欠かせない大切な「第一歩」。
大事なマイホーム計画で絶対に失敗しないために、ハウスメーカー選びは必ず「カタログスペック」で比較してください。
コメント
ライフジェニック、気になってましたが見た目は割と好みかも。性能もほとんどジーヴォΣに準拠してるみたいですし、他の大手HMの規格住宅に比べると良さそうな気がします。
大手ハウスメーカーの規格住宅のなかではライフジェニックは良い方。バランスよくまとまっててそれなりに価格も安い。ダイワだからローコストほどは安くないけど。
最近大手ハウスメーカーも廉価版の企画注文住宅をぞくぞく始めてますね。他の大手メーカーだと規格住宅は木造が多いけどダイワハウスは鉄骨なところが気になってます。実家も鉄骨造(積水ハウス)なので注文住宅を建てるなら積水の鉄骨かなと思ってたんですがやっぱり金額的に厳しいので。ダイワのライフジェニックも選択肢としてはありな気がしています。
安い価格帯の鉄骨メーカーは少ないのでライフジェニックは気になる。
最近は木造も地震に強いみたいだけど、耐久性やシロアリのことを考えるとやっぱり鉄骨なんかなー
性能がほとんどジーヴォΣと同じで安く建てられるならライフジェニック選ぶ人も多そう。ダイワのジーヴォシリーズって積水のイズシリーズとか住林のフラッグシップと同じで高級モデルだから敷地面積がある程度広くないとあんまりカッコつかない気がする。それならライフジェニックくらいが30坪以内の一般的な家にはちょうど良さそう。