今回のブログ記事では「正直価格」をモットーに、ローコストで安全・快適な注文住宅を提供するハウスメーカー「アイダ設計」について価格(坪単価)・特徴・メリット・デメリットを解説していくぞい!
アイダ設計がどんなハウスメーカーなのか?を知りたい方はこのブログ記事を読めば一発で解決じゃよ!
アイダ設計の特徴と基本情報
- 主な特徴:『断熱』×『耐震』×『快適』に注力したローコスト住宅
- 構造 :木造軸組み工法・木造軸組みパネル工法
- 基礎 :べた基礎
- 断熱材 :グラスウール・吹き付けウレタン・硬質ウレタンフォーム
- 坪単価 :32~65万円前後
- ZEH :対応可能
- 耐震性能:★★★★☆
- 断熱性能:★★★★☆
- 気密性能:★★★☆☆
- コスパ :★★★★☆
- 総合評価:★★★★☆
さて、今回の記事ではローコスト住宅で有名な「アイダ設計」について詳しく解説していくぞい!
アイダ設計ね、聞いたことあるポン。
会社名に「設計」って付いているし、設計事務所なのかな?
たしかにアイダ設計は社名のとおり「設計がルーツ」となる会社じゃが、アイダ設計は設計・開発・建築・アフターサービスに至るまですべて自社で完結できる体制を整えているので設計事務所というよりは完全に大手ハウスメーカーといえるな。
アイダ設計は北は東北、南は沖縄まで幅広いエリアで展開している事業規模の大きい会社じゃよ!
アイダ設計って幅広いエリアで展開してるんですね。
どんな家を手掛けているんですか?
アイダ設計は「正直価格」をコンセプトにローコスト住宅を手掛けているハウスメーカーじゃな。
住宅業界は実は「不透明な部分が多い」と言われる業界でもある。価格設定などもわかりにくい場合も多い。だからアイダ設計は「正直価格」をモットーに以下のことを徹底しているのじゃ。
- アイダ設計の正直価格
- お客様にとって紛らわしい価格設定はしたくない
- お客様に誤解されるような価格交渉はしたくない
- お客様の不信感を抱かせるような対応はしたくない
紛らわしい価格設定ではなく明朗会計。そして誤解されるような価格交渉はしない。もちろん、他のあらゆる場面で不信感を抱かせるような対応はしない。
これがアイダ設計が掲げるモットーじゃな!
素晴らしい企業姿勢ですね!
あれ?でもさ、どれも語尾は「したくない」で「しない」とは言ってないよね!
いや、さすがに「正直価格」を掲げておいてそんな屁理屈かまさんわ!その点は安心して良いぞい。
それでアイダ設計の見た目はどんな感じなんですか?
うむ。例えば、こんな感じじゃな!
あれ!ローコストなのに、外観も内装も割とおしゃれでかっこいいんじゃない?!
うむ。アイダ設計はローコスト住宅メーカーなので、スタンダードモデル(標準仕様)の外観・内装・設備のグレードは高級ハウスメーカーと比べると高くはないものの一定の品質は確保されている。むしろ同価格帯の他社と比べると品質が高いはずじゃよ!
そーなんだ、価格を抑えているのになんで高品質な家を建てられるの?
前述のとおり、アイダ設計は開発・設計・建築・アフターサービスまですべて自社で完結できる体制を整えているし、事業規模が大きいので仕入れの面でもスケールメリットを活かしてコストを削減できている。だからローコストでも同価格帯の他社と比べて高品質な住まいを提供できるのじゃよ。
家の品質を落とさずに価格を安くしてくれてるなら、施主にとってはメリットしかないですね!
アイダ設計、興味がでてきたポン!
では、次の項目からもっと具体的にアイダ設計について解説していくぞい!
アイダ設計の価格(坪単価)
さて、まずはアイダ設計の価格(坪単価)について解説していこう。
アイダ設計は割とたくさんの商品ラインナップを用意していて、商品ごとに割と価格帯(坪単価)が異なる。アイダ設計の代表的な商品ラインナップの坪単価の目安をまとめてみたぞい。
アイダ設計の注文住宅 | 特徴 | 坪単価の目安 |
---|---|---|
ブラーボ | アイダ設計の基本となるスタンダードモデル | 32~40万円前後 |
ブラーボコンフォート | ブラーボの上位グレードモデル | 45~55万円前後 |
ブラーボゼネクト | アイダ設計のZEH対応モデル | 50~60万円前後 |
アイベスト | アイダ設計の最上位グレードモデル | 55~65万円前後 |
企画住宅ラインナップ | 特徴 | 本体価格の目安 |
---|---|---|
スイートハウスプラス | 新しい生活様式を取り入れた住まい | 1,155万円(税込み) |
セーフティハウスプラス | 地震や災害から家族を守る家 | 1,320万円(税込み) |
オープンテラスのある平屋プラス | 風通しがよく開放感のある平屋タイプ | 1,375万円(税込み) |
エコハウスプラス | 太陽光発電システム搭載のオール電化住宅 | 1,419万円(税込み) |
ブラーボ(坪単価の目安32~40万円)
ブラーボはアイダ設計のスタンダードモデルです。坪単価32~40万円前後の低価格帯で自由設計注文住宅を実現します。コンセプトは『断熱』×『耐震』×『快適』。ローコスト価格帯でも安全性と快適性は一定以上の品質を確保しています。
ブラーボコンフォート(坪単価の目安45~55万円)
ブラーボコンフォートは自由設計のブラーボの上位グレードモデルです。住宅性能表示制度における耐震等級・劣化対策等級・維持管理対策等級・断熱等性能等級・一時エネルギー消費量対策等級の5項目で最高等級に対応。スタンダードモデル(ブラーボ)に比べて住宅性能や設備グレードがワンランクアップしています。
ブラーボゼネクト(坪単価の目安50~60万円)
ブラーボゼネクトはアイダ設計のZEH対応の注文住宅商品です。ブラーボゼネクトの断熱性の数値指標は「UA値0.46」となり、ZEH水準どころか国内屈指の断熱基準「HEAT20 G2(6.7地域)」をクリアするレベルです。太陽光パネルやHEMS、オール電化仕様など省エネ・総エネ設備搭載で年間の光熱費収支ゼロを目指す住まいです。
アイベスト(坪単価の目安55~65万円)
アイベストはアイダ設計の最高グレードの注文住宅商品です。構造には通常よりも太いオール4寸柱を採用するなど構造躯体のグレードが高いほか、水回り・リビング・居室すべてに「贅沢」を感じられる上品でグレードの高い商品モデルとなっています。
スイートハウスプラス(本体価格の目安1,155万円)
スイートハウスプラスは「新しい生活様式」を取り入れた規格住宅プランです。家族が家の中で安心して暮らすためのウイルス対策に配慮しています。
セーフティハウスプラス(本体価格の目安1,320万円)
セーフティハウスプラスは、「地震対策」「火災対策」「台風対策」「防犯対策」の4つの安全対策を徹底した規格住宅プランです。耐震等級3、省令準耐火構造、シャッター・防犯ガラスを備え地震や火災などの災害から家族を守ります。
オープンテラスのある平屋プラス(本体価格の目安1,375万円)
アイダ設計の平屋タイプの規格住宅です。生活空間がワンフロアでつながり、楽で効率の良い生活動線を確保。フルオープンになるサッシからオープンテラスにつながる風通しの良い空間は開放感が抜群です。
エコハウスプラス(本体価格の目安1,419万円)
エコハウスプラスは太陽光発電システム搭載のオール電化住宅タイプの規格住宅プランです。創エネ設備と省エネ設備の相乗効果で環境にも家計にも優しい住まいとなっています。
これらがアイダ設計の代表的な商品モデルの一覧じゃな。
ブラーボシリーズとアイベストがアイダ設計の自由設計注文住宅で、コンセプト住宅は規格住宅タイプじゃな。自由設計の注文住宅のなかでは「ブラーボ」がスタンダードプランで主力商品となるぞい。
ふむふむ。ブラーボが基本商品なんですね。
ブラーボは坪単価が安めで嬉しいですね!
アイダ設計は少し前まで「555万円の家」とか「888万円の家」とか、とにかく価格の安さを全面に押し出したPRをしてきた会社じゃが、近年では以前と少し方針を変え低価格なことだけでなく「安さと品質」を押し出す営業方針となっている。
なのでブラーボシリーズは安くても断熱性・耐震性などの住宅性能は一定の品質を保っているのじゃよ。
そうなんだ!その変化は嬉しいポイントだね。
マイホームは価格が安いだけなく、品質も重要ですもんね!
うむ。アイダ設計は一定の品質を確保したうえで、それでも「坪単価50万円以内」がボリュームゾーンなので、低価格であることも大きな特徴の一つ。ローコストでも安全性・快適性に注力した住まいが建てられる優秀なハウスメーカーと言えるじゃろう。
なるほど、アイダ設計はローコストで注文住宅を建てられる点が大きなポイントですね!
基本的に注文住宅は「オーダーメイドの一点モノ」ですから定価というものがほとんどありません。したがってハウスメーカーごとに価格差は非常に大きく、同じようなデザイン・性能でも数百万円の価格差は当たり前。場合によっては1000万円単位で価格差があることもザラにあります。
よく比較しないで数百万円~1000万円も価格が高いハウスメーカーで注文住宅を建ててしまえば後悔してもしきれないですよね。
「注文住宅の価格差」で後悔しないよう、必ず候補のハウスメーカーは必ずカタログで比較してください!
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アイダ設計の工法(構造)
では、次にアイダ設計の工法(構造)を解説していくぞい。
アイダ設計の注文住宅は木造軸組み工法をベースに、建物外周部にMDF耐力面材を施工する木造軸組みパネル工法を採用しているぞい。
木造軸組み工法とパネル工法の良いとこ取りのハイブリッド工法だポン!
その通り。木造軸組み工法がベースなので、設計自由度も高いし将来のリフォームにも対応しやすい。
そして建物外周部にパネルを施工することで「建物を面で支えるモノコック構造」となる。モノコック構造の建物は、地震の負荷をパネルを通して全体にバランスよく分散できるため比較的地震に強い構造なのじゃ。
モノコック構造って航空機や新幹線にも使われる構造なんですよね!
うむ。モノコック構造は負荷を構造体全体でバランスよく受け持たせる構造なので、極限の強度を要する自動車や航空機、鉄道車両などにも用いられるぞい。
じゃあ、耐震性も高そうだポン。
うむ。基本的にアイダ設計の建物は軸組+パネル工法の面構造なので、地震に強い構造体と考えていいじゃろう。
アイダ設計の家は耐震等級は取得しているんですか?
アイダ設計の注文住宅は商品ごとによって耐震等級を取得しているかどうかは変わるぞい。
上位グレードのブラーボコンフォートや、災害対策に特化したセーフティハウスプラスは耐震等級3(最高等級)を取得しているぞい。
他の商品モデルでも、前もって施主が耐震等級の取得を希望すれば申請にかかる費用を負担すれば取得可能なので、その点は安心して良いぞい。
なるほど、ちなみにアイダ設計では制震システムは採用できるんですか?
うむ。
アイダ設計では「SSダンパー」という制震システムを採用できるぞい。
SSダンパーはモータースポーツの技術を用いて開発された千博産業の制震ダンパーで、メンテナンスの必要なく半永久的に地震時における建物の揺れをおよそ2分の1に軽減する効果がある。
アイダ設計の建物は標準仕様でも十分安全性能は高いが、不安な場合はSSダンパーの採用を検討しても良いじゃろう。
アイダ設計のメリット(長所)
アイダ設計の家についてザックリと価格帯(坪単価)と工法(構造)について解説したところで、次は具体的なメリット(長所)とデメリット(短所)について解説していくぞい。
まずはアイダ設計のメリット(長所)からじゃ。
- アイダ設計のメリット(長所)
- ローコスト(正直価格)で注文住宅を建てられる
- 安心の自社一貫施工(社員大工育成にも注力)
- 震度7クラスの耐震実験をクリア
- 設計がルーツの会社なので設計自由度・デザイン性も高い
- 狭小地設計が得意
- 断熱性が高い(ZEHモデル:ブラーボゼネクト)
- 建物35年保証(初期保証は10年)
- 総合的なバランスが高い
では、順番に解説をお願いします!
ローコスト(正直価格)
アイダ設計は「正直価格」をモットーとしているハウスメーカー。最大のメリットはやはり「ローコストで自由設計の注文住宅を建てられる点」じゃろう。
主力モデルの「ブラーボ」で坪単価32~40万円前後でしたよね。コストを抑えられるのは嬉しいポイントです。
うむ。多少のオプションを追加しても「坪単価40~50万円」前後で収まるケースが多いようじゃな。
でもさ。アイダ設計はなんでコストを抑えることができるの?品質が良くないから安いんじゃないの?
アイダ設計はしっかり企業努力でコスト削減の工夫をしている会社じゃよ。例えばこんなコスト削減方法をやっているぞい。
- アイダ設計のコストカット方法
- 一括仕入れでコスト削減
- 自社プレカット工場でコスト削減
- 自社一貫体制でコスト削減
アイダ設計は人気の住宅設備を一括で大量仕入れすることでコストを削減している。さらに自社のプレカット工場で構造材の加工・管理を行うことでさらにコストを削減。これは幅広いエリアで事業展開しているローコストメーカーの特権じゃな。
そしてアイダ設計は土地の仕入れから測量・設計・施工・アフターサービスまで自社で一貫したトータルサービスを提供している。最初から最後まで自社で一貫したサポート体制が整っているから、外注することなく中間コストを削減できるのじゃ。
ふむふむ。そういう企業努力でローコストを実現しているなら偉いじゃん!
安心の自社一貫施工(社員大工育成にも注力)
前述で少し述べたが、アイダ設計は土地の仕入れから設計・施工・アフターサポートまで自社で一貫して行う体制が整っている会社じゃ。つまり家を建てるのも自社で責任を持って最初から最後まで一貫施工。
これはコスト削減という点だけでなく、責任の所在も明確になることもメリットの一つじゃ。
たしかに施主からしても、自社一貫施工ってなんか安心だポン。
施工を下請けに任せることが悪いというわけではないが、施主からすると建築をお願いした会社が責任を持って建ててくれるのは安心できるポイントじゃな。
それにアイダ設計は、自社一貫体制のために自社で大工を育成するプロジェクトにも取り組んでいる。
地道な取り組みをしているからこそ自社一貫施工ができるんですね!
震度7クラスの耐震実験をクリア
アイダ設計の注文住宅は、震度7クラス耐震実験をクリアしている点もポイントじゃな。
この耐震実験では地震に不利なオーバーハングしている木造2階建て住宅で、実際の生活を想定して家具分の重りを載せて実験しているようじゃな。結果は阪神淡路大震災のおよそ2倍の振動実験をクリアしているぞい。
ローコスト住宅でもしっかり耐震実験をクリアしている点は安心できますね。
設計がルーツの会社なので設計自由度・デザイン性も高い
冒頭でも少し触れたが、アイダ設計は社名のとおり「設計がルーツ」の会社で、開発・設計・建築な家づくりのほぼ全工程を自社で行っているので、設計自由度が高くデザイン性もなかなかかっこいいぞい。
ローコスト住宅って画一的な間取りが多いと思ってましたけど、アイダ設計は設計自由度も高いんですね。
アイダ設計でも規格住宅プランがあるが、主力は自由設計のブラーボシリーズだからね。
比較的自由度の高い木造軸組工法をベースにしているし、割と間取りの自由はきくはずじゃよ。将来のリフォームにも対応しやすいし、設計畑からスタートした会社なのでデザイン性も悪くない。
ローコストでも自由度が高くてデザイン性もカッコいいのは嬉しいポイントだポン!
狭小地設計が得意
アイダ設計は狭小地の設計にも強みを持っているぞい。
一般的に狭小地の住宅設計は難易度が高いと言われているが、アイダ設計は狭小地だからといって設計料金の上乗せをもらうという発想はないのじゃ。
ローコスト住宅は、必然的に狭小地に建てるケースも多そうですもんね。これは地味に嬉しいポイントなのかも。
アイダ設計から言わせれば「狭小地だから設計料が高くなる、というのは設計力に乏しい・技術経験がないことの裏返し」とのことじゃ。
ふむふむ。
アイダ設計は社名に設計とつくように、もともと「設計」が起点となった会社じゃ。昔から当たり前のように狭小地における住宅設計を手掛けているから、狭小地に強い。狭小地だからと言って設計料を上げることはないってことじゃな。
断熱性が高い(ZEHモデル:ブラーボゼネクト)
アイダ設計は商品プランごとに断熱性に差があるのじゃが、正直ZEHモデルの「ブラーボゼネクト」に関しては頭一つ抜けた性能となっているぞい。
ブラーボゼネクトはどんな断熱仕様なんですか?
アイダ設計のスタンダードモデル(ブラーボ)は断熱材にグラスウールを採用しているが、ブラーボゼネクトは硬質ウレタンフォームを構造パネルで挟み込んだ「断熱材一体型パネル」を採用していて、全く仕様が異なる。
ふむふむ。断熱材一体型パネルの厚みはどれくらいなの?
断熱材一体型パネルの断熱層は85mm(欠け込み形状のため平均値81mm)とそれほど分厚くないものの、硬質ウレタンフォームは非常に熱抵抗値が高いため、グラスウール16Kで換算すると「191mm」の分厚さに相当するのじゃ。
グラスウールだと191mmに相当?!すごいじゃん。
そして驚くべきは断熱性の数値。ブラーボゼネクトは「UA値0.46」を指標としているのじゃ。
UA値0.46ってかなり優秀じゃないですか?
たしかZEH基準が「UA値:0.6」ですよね?
その通り!温暖な5.6.7地域の場合は、ZEH基準が「UA値0.6」なのでこれは大幅にクリアしている。
ブラーボゼネクトはZEH対応モデルだが、ZEHどころか国内屈指の断熱基準「HEAT20 G2(6.7地域)」水準の断熱性能を備えているのじゃ。
ローコスト住宅でHEAT20 G2水準の断熱性ってすごいポン!
ブラーボゼネクトの場合は坪単価が少し高くなるので、ローコスト住宅と言えるかどうかは微妙なところじゃが、それでも他社のZEH対応住宅と比べるとローコストで建てられるのは確かじゃ。
それにブラーボゼネクトはZEH対応モデルなので太陽光パネルやHEMS(電力見える化システム)、エコキュート、オール電化などを備えているので住み始めてからの光熱費も格段に安く抑えられる。
なるほど。初期費用は少し高くなっても生涯コストだとブラーボゼネクトの方が得になる可能性がありますね!
その通り!マイホームは長く住むのが前提なので、初期費用だけでなく30年、40年、50年と住み続けた時のライフサイクルコストも比較しておきたいところじゃ。
そういう面ではブラーボゼネクトはかなりコスパに優れると思うぞい。なにしろアイダ設計の商品ラインナップのなかでも断熱性能に関してはブラーボゼネクトはズバ抜けている。マイホームの快適性能を重視する方も是非一度チェックしてみてほしいぞい。
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せっかくマイホームを建てるなら、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境が理想ですよね。
マイホームの温熱環境で後悔したくないなら、必ず「UA値」という数値をカタログスペックで比較してください。UA値は「住宅の断熱性能を客観的に示す数値」で、値が低いほど優秀と考えてください。
UA値は間取りプランごとに異なるため、カタログに載っている数値はあくまで目安です。ですが目安を掲載するかどうかがハウスメーカーの「断熱に対する自信の差」。現に断熱性に自信があるハウスメーカーはほぼ必ず「UA値」の目安を載せています。
もしカタログにUA値の目安が掲載されていなければ「断熱に自信なし」と考えていいです。断熱性は各ハウスメーカーの実力差が顕著に表れるポイントです。断熱性で戦っても競合他社に勝てないメーカーは「あえてUA値を載せていない」というケースが多いのです。
住宅性能のなかでも断熱性は「特に日常的に実感する性能」です。断熱で後悔している人が多いということは、裏をかえせば断熱性が高い住まいは驚くほど快適ということでもあります。
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建物35年保証(初期保証は10年)
アイダ設計の注文住宅は、ローコスト住宅だが「建物35年長期保証」を採用している。これもメリットと言えるかもしれないのう。
え!建物35年保証ですか!
凄いですね。
あ、でも無条件に35年保証がつくわけではないよ。初期保証は基本的には品確法で定められた「10年間」となる。ただ、定期的な「点検」と「有償メンテナンス」を行うことで最長で35年まで保証が延長するってわけじゃな。
ローコスト住宅だと延長保証がないところも多いよね。
そうじゃな。ローコストハウスメーカーの場合、延長保証システムそのものがないところも多い。アイダ設計はローコスト住宅の価格帯で最長35年まで保証が延長するのはさすが事業規模が大きいだけある。これは嬉しいポイントと言えるじゃろう。
総合的なバランスが高い
ここまでのメリットからわかると思うが、アイダ設計はローコストで安全性能は高く、設計自由度・デザイン性もなかなか優秀。断熱性能も商品によって差があるものの、ブラーボゼネクトを筆頭に上位グレードモデル(ブラーボコンフォート・アイベストなど)は優秀。つまり、総合的なバランスが高いレベルで整っているハウスメーカーなのじゃ。
総合力が高いハウスメーカーは最終的な候補になりやすいですよね。
うむ。注文住宅は耐震性だけが高くても、断熱性だけが高くても、もちろんデザインがかっこいいだけでもダメ。なにかが突出しているのではなく、価格・住宅性能・デザインなどの総合バランスが優れていることが大切なんじゃ。
アイダ設計はローコストで総合バランスに優れているハウスメーカーだポン!
アイダ設計のデメリット(短所)
次にアイダ設計の家のデメリット(短所)もピックアップしていくぞい。
- アイダ設計のデメリット(短所)
- 気密性の数値が不透明
- スタンダードモデルだと外観・内装・設備グレードがやや低め
- 主力の「ブラーボ」はオプション採用のケースが多い
では、デメリット(短所)についても順番に解説をお願いします。
気密性の数値が不透明
アイダ設計のデメリットとして、気密性の数値が不透明である点を挙げておこう。
気密性は住宅にとって大切なポイントだポン。
うむ。ただ、アイダ設計の採用している装備から考えると、上位グレードモデルはそれほど気密性も悪くないはずだけど。
そうなの?
アイダ設計の上位モデル「ブラーボコンフォート」や「アイベスト」は吹き付けウレタンフォームを採用している。吹き付けウレタンフォームは、構造躯体に吹き付けると密着して膨らむ性質があり、気密性も確保しやすい断熱材じゃ。
またZEHモデルのブラーボゼネクトは断熱材一体型パネルを採用し、建物外周部をガッチリ接合しているはずなので、これもおそらく気密性は悪くないはず。
ふむふむ。
具体的なC値を公開していない点はマイナス評価とせざるを得ないが、上位グレードモデルなら気密性はおそらく悪くないはずじゃよ。それでも気になる方はしっかりヒアリングすることをオススメするけどね。
外観・内装・設備グレードが低い(安っぽい)
アイダ設計はローコスト住宅なので仕方ないことだが、外壁・内装・設備のグレードはやはり大手高級ハウスメーカーと比べるとビハインドがあると言えるじゃろう。この点はデメリットと言えるかもしれないのう。
それはローコスト住宅だから仕方ないですよね。
うむ。ただ誤解のないように言っておくが、外観・内装・設備グレードが低いというのは、あくまで大手高級ハウスメーカーと比べた場合のこと。
アイダ設計は、住宅設備の一括仕入れでコスト削減をしているので同価格帯のローコスト住宅と比べると、むしろグレードは良いはずじゃよ。
それならむしろメリットじゃん!
そう。価格を考えるとコストパフォーマンスはむしろ高いと言えるが、バツグンの高級感・重厚感を求める方には標準仕様だと満足できないかもしれないので一応デメリットとして挙げさせてもらったぞい。
主力のローコストモデルはオプション採用のケースが多い
それとアイダ設計の主力商品モデル「ブラーボ」は、割とオプション採用をするケースが多いようじゃ。
そうなの?なんで?
アイダ設計のブラーボはかなり価格設定を安くしているだけあって「プレーン」なプランなんじゃ。だから、必要に応じてオプションを追加するケースがあるということじゃな。例えば、断熱材をアップグレードして吹き付けウレタンフォームにしたり、住宅設備グレードをアップしたりする方が多いのじゃ。
なるほど。リーズナブルな価格帯は魅力だけど、オプションを「アレもコレも」と付けてしまうと初期費用がかさんでしまうことにもなりますね。
アイダ設計のブラーボはそもそもの価格帯がかなり安めに設定されているので、ある程度オプションを付けたとしてもローコスト住宅の価格範疇に収まるが、それにしてもオプションの付けすぎは考え物じゃ。
リーズナブルな価格で自由設計の注文住宅を建てられるのがアイダ設計の大きな特徴でもあるわけだしね。
ローコストでマイホームを実現したいなら、採用するオプションは厳選する必要があるじゃろう。
アイダ設計で注文住宅を建てるのがオススメな人
では最後にアイダ設計で注文住宅を建てるのオススメな人について教えてください。
うむ。
アイダ設計は住宅設備の一括仕入れ・自社一貫施工・自社工場でのプレカットなど、さまざまなコスト削減の工夫を行い「ローコストの正直価格」をモットーとしているハウスメーカー。
さらにローコストでも住宅性能は一定以上の品質が確保されている。地震に強い木造軸組みパネル工法を採用し耐震性は高いし、断熱性は商品ごとに差があるとはいえ上位グレードは軒並み優秀。ZEHモデルのブラーボゼネクトに関しては国内屈指の断熱基準HEAT20 G2(UA値:0.46)が指標になる極めて高いレベルじゃ。
一言でいうとアイダ設計はローコストで安全・快適な自由設計注文住宅を建てられる総合力の高いハウスメーカーなので、コストを抑えつつ総合バランスに優れたマイホームを建てたい方なら、ぜひ一度はチェックしておきたいハウスメーカーと言えるぞい。
ローコストで総合バランスに優れているってすごいことだポン!
特に断熱性を重視する方や、住み始めてからのランニングコストを意識している方はアイダ設計のZEHモデル「ブラーボゼネクト」は必見じゃよ。
ブラーボゼネクトはローコストというには少しだけ坪単価が高めとはいえ、他社でZEH住宅を建てるより安く抑えられるし太陽光パネルとHEMS・プレミアムエコキュート・オール電化を備え、年間光熱費コストが±0を目指せる。これはかなり大きなメリットじゃ。ライフサイクルコストを考えればむしろお得になる可能性もある。
なにより断熱性が高く室内環境の快適性が格段にアップするのはプライスレス!満足度の高い住まいを建てたいなら一度チェックしてみるといいじゃろう。
注文住宅はなにか一つが突出しているだけでは決め手になりません。
マイホームは家族で長く住むのが大前提ですから、耐震性も断熱性も暮らしやすさもデザインもどの面を切り取っても優秀なおうちを建てたいのが当然です。
価格を含めて総合的なバランスに優れるアイダ設計の注文住宅は他社と比較する軸とする一社としてもオススメです。ぜひ一度住宅カタログをチェックしてみてください。
今回の記事をまとめると
- アイダ設計のメリット(長所)
- ローコスト(正直価格)
- 安心の自社一貫施工(社員大工育成にも注力)
- 耐震実験をクリア
- 狭小地設計が得意
- 建物35年保証(初期保証は10年)
- アイダ設計のデメリット(短所)
- 気密性・断熱性が不透明
- 外観・内装・設備グレードが低い(安っぽい)
- 主力のローコストモデルはオプション採用のケースが多い
マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物です。誰もが絶対に失敗したくないと考えているはずなのに失敗・後悔した例は後を絶ちません。
それは「スペックの比較が足りない」からです!
マイホームに限らず、例えばTVやパソコンなどの家電製品を買う時でも「どのメーカーが性能が良いか?」「価格が安いか?」「保証が長いか?」必ず比較しますよね?
家電はこれまでに買う機会も多く、どの性能を重視すれば良いかなんとなくわかりますがマイホーム購入はほとんどの人が初体験。なにを重視すべきかわからず「モデルハウスに見学に行ったらすぐ気に入っちゃった」「なんとなく見た目で決めてしまった」というケースが非常に多いのです。
ハッキリ言ってマイホームは見た目だけでは性能まではわかりません。皆さん見た目でわからない性能面で失敗・後悔しているケースが非常に多いのです。
マイホームはこの先何十年と住むものです。
見た目のデザインももちろん大事ですがもっと大事なことを見落とさないでください。安全で快適なマイホームを建てるために大切なことは耐震性・断熱性・気密性・遮音性・耐久性・メンテナンス性・空気環境など、要するに「住宅性能」です。
そして性能を比較するために役立つのが無料でもらえる「住宅カタログ」です。少なくとも5社は無料カタログを見比べてください。
と、いうのも住宅性能については営業マンに口頭で質問するだけじゃ甘いからです。
ハウスメーカーの営業マンのことを悪く言うわけではありませんが、営業マンは住宅性能に関する質問にはだいたい「もちろん大丈夫ですよ!」と自信満々に答えます。これは住宅性能にたいして力を入れていないハウスメーカーの営業マンであっても、です。自信満々にこう言えるのは家が快適と感じるかどうかは「個人差があるから」です。引渡し後にクレームを言っても「個人的感覚までは責任を持てないですよ」と言われてはもうどうしようもありません。
だから「カタログスペックで比較することが大事」なんです。
公式カタログに記載されている情報に嘘はあり得ません。
それに複数社の住宅カタログを比較することで、あなた自身が建てたいスペックのマイホームが『だいたいいくらで建つのか?』という相場観も養われますし、理想のマイホーム像もしっかり固まってくるはずです。
そして複数の住宅カタログを比較し相見積もりを取ることは本命ハウスメーカーとの最終的な価格交渉の局面でも必ずあなたに有利になります。あいみつを取り「価格差があって迷っている」と伝えれば本命ハウスメーカーも、最後の最後で競合他社にお客様をとられてしまうくらいなら少しくらいの値引きに応じる、というケースは多いです。いずれにしても注文住宅のマイホーム計画において『複数社を比較した経験』は必ず役に立ちます。
無料の住宅カタログを比較することはマイホーム計画で絶対に欠かせない大切な「第一歩」。
大事なマイホーム計画で絶対に失敗しないために、ハウスメーカー選びは必ず「カタログスペック」で比較してください。
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