今回のブログ記事では、ローコスト住宅を手掛ける新進気鋭のハウスメーカー「アイ工務店」の特徴・メリット・デメリットを解説していくぞい!
ローコスト住宅を候補にマイホームを検討している方にオススメのブログ記事じゃよ!
- アイ工務店の特徴と基本情報
- アイ工務店の特徴①ローコスト住宅
- アイ工務店の特徴②パーソナルモジュールでミリ単位で設計できる
- アイ工務店の特徴③金物併用工法+壁倍率5倍の耐力壁
- アイ工務店の特徴④長期優良住宅対応
- アイ工務店の特徴⑤断熱材は硬質ウレタンフォームを採用
- アイ工務店の特徴⑥熱交換型24時間セントラル換気システム
- アイ工務店の特徴⑦水まわり設備のグレードが優秀
- アイ工務店の特徴⑧オリジナルプレセットタイル(オプション)
- アイ工務店の特徴⑨ローコストの中ではやや高い部類
- アイ工務店の特徴⑩対応エリアが全国ではない
- アイ工務店の特徴⑪初期保証が短い
- アイ工務店の特徴⑫ウレタン断熱材は耐火性が不安
- アイ工務店の特徴⑬営業マンの当たり外れが大きい
- アイ工務店が向いている人・向いていない人
- アイ工務店のメリット・デメリット
アイ工務店の特徴と基本情報
- 主な特徴:設計自由度が高いローコスト住宅
- 構造 :木造軸組み工法(金物併用工法)
- 基礎 :べた基礎
- 断熱材 :硬質ウレタンフォーム(現場発泡タイプ)
- 坪単価 :45~60万円前後
- ZEH :対応可能
- 耐震性能:★★★☆☆
- 断熱性能:★★★☆☆
- 気密性能:★★★★☆
- コスパ :★★★★☆
- 総合評価:★★★☆☆
さて!今回のブログ記事では新進気鋭のローコストハウスメーカー「アイ工務店」を特集するぞい!アシスタント諸君は「アイ工務店」のことは知っているかね?
知らないポン!
わたしも知らないです。有名なところなんですか?
まぁ知らないのも無理はない。アイ工務店は2010年に設立されたばかりの非常に新しい会社だからのう!
じゃあ聞くなポン!
ぐぬぬ…。
だが、新しい会社だからといってナメてはいけないぞい!アイ工務店は会社設立から6年目に年商100億円を突破し、3年間の売り上げ伸び率が3年連続で全国1位になるなど、爆発的な急成長を遂げている会社なんじゃ。
売り上げの伸び率が3年連続で全国1位?!スゴイじゃないですか!
うむ。アイ工務店はなかなか住宅性能の優秀なローコスト住宅を手掛けているからのう!安くて性能の高いマイホームを建てたい人は要チェックじゃぞい!
ふーん。ところでアイ工務店って社名に工務店って付いているけど、ハウスメーカーなの?それとも地元密着型の工務店なの?
アイ工務店は社名に「工務店」と付いているが、九州・中国・関西・東海・関東を対応エリアとしており、非常に広いエリアで営業している。こうなると、もはや地元工務店のレベルではないじゃろう。まだ全国展開ではないものの、ハウスメーカーと呼んで良いレベルだと思うぞい!
なるほど!で、アイ工務店はどんな注文住宅を建てるハウスメーカーなんですか?
うむ。アイ工務店はズバリ「設計自由度の高いローコスト住宅」を得意とするハウスメーカーじゃな!
いいじゃん!
ローコスト住宅って設計自由度が低かったり、セミオーダー(規格型)の注文住宅も多いですもんね!設計自由度が高いローコスト注文住宅は需要が多そうです。
他にもアイ工務店の特徴は他にもたくさんあるぞい。以下にザックリとまとめてみたのでチェックしてみよう。
- アイ工務店の特徴(良いところ)
- ローコスト住宅
- パーソナルモジュールでミリ単位で設計できる
- 金物併用工法+壁倍率5倍の耐力壁
- 長期優良住宅対応
- 標準仕様で耐震等級3
- 断熱材は硬質ウレタンフォームを採用
- 熱交換型24時間セントラル換気システム
- オリジナルプレセットタイル(オプション)
- 住宅設備のグレードはなかなか優秀
- アイ工務店の特徴(悪いところ)
- ローコストの中ではやや高い部類
- 対応エリアが全国ではない
- 保証・アフターサービスが弱い
- ウレタン断熱材は耐火性が不安
- 営業マンの当たり外れが大きい
はえ~。アイ工務店はけっこう特徴がいっぱいあるポン。
では一つ一つ順番に解説をお願いします!
アイ工務店の特徴①ローコスト住宅
まずアイ工務店の特徴といえば「坪単価が安いローコスト住宅」を手掛けている点じゃな!アイ工務店は「大手ハウスメーカーよりも約30%安くできる」と豪語しているのじゃ。そんなアイ工務店の商品ごとの坪単価はザックリ以下の通りじゃな。
アイ工務店の商品 | 特徴 | 坪単価 |
---|---|---|
Ees(イエス) | 自由設計の長期優良住宅 | 45~55万円 |
Wis(ウィス) | Ees(イエス)の上位グレード | 55~65万円 |
AILITH(アイリス) | 都市型3階建て | 50~60万円 |
Praie(プライエ) | 規格型の注文住宅 | 40~50万円 |
HILLUS(ヒルズ) | 構造・工法を問わない最上級商品 | 70万円以上 |
アイ工務店では「Ees(イエス)」が主力商品ってことですかね?
そうじゃな!アイ工務店では「Ees(イエス)」が一番スタンダードな商品となるぞい。
一番下の「HILLUS(ヒルズ)」って商品モデルはローコストとは思えない価格帯だポン。
うむ。HILLUS(ヒルズ)はアイ工務店のなかでも特に高級なハイグレードモデルで、工法や構造も問わずに、完全自由設計の注文住宅となる。オプション盛り盛りの内容となるので坪単価もあってないようなものじゃ。こちらは富裕層向けの商品と考えた方が良い。
そうなんだ、スゴイ商品もあるんだね。
とはいえ、アイ工務店の主力はやはり「ローコスト住宅」じゃよ。このページでも基本的にはアイ工務店のスタンダードモデル「Ees(イエス)」を中心に解説していくぞい。
「Ees(イエス)」は坪単価50万円を切る可能性もあるんだね!
注文住宅を建てるなら、まず「自分の求めるマイホームの適正相場価格を知ること」が大切です。
注文住宅は「オーダーメイド」の住まいですから「定価という概念がない」と心得てください。
例えばハウスメーカー1社だけを見学して「2500万円」の見積もりが出るとします。
でも1社の見積もりだけでは「その価格が本当に適正なのか?」わかりませんよね?もしかすると、他社では同条件の家が2000万円で建てられる可能性もあります。注文住宅は同じような見た目や性能でも施工会社が違えば300万円、400万円、500万円の価格差は当たり前、時には1000万円以上の価格差があることだってあります。
マイホームはもともとの価格帯が大きいので感覚が麻痺してしまいがちですが、100万円単位の価格差は大金です。100万円も価格が違えば「住宅ローン1年分以上に相当」することも。それが500万円も価格が違えばどうでしょうか?
マイホームの適正相場価格を把握せず営業マンに言われるがままに契約し大後悔している事例は数えきれません。マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物。失敗するリスクは最大限抑えてください。
逆に言えば、複数社で比較し自分の条件のマイホーム適正相場価格を知るだけで「価格差で泣くリスク」を大幅に減らせるのですから「比較しない理由はない」です。
マイホームの適正価格を知るためにまずやるべきは「住宅カタログの一括比較」です。マイホーム計画を検討している方は以下のリンクから「まずは複数社を比較すること」から始めてください。
もちろん無料ですし東証1部上場企業が運営するライフルホームズなら悪質な施工業者が紛れ込む心配はまずありません。
マイホームの適正価格を知るにはザックリ予算を指定して一括比較がオススメ!
アイ工務店の特徴②パーソナルモジュールでミリ単位で設計できる
アイ工務店はパーソナルモジュールを採用している点も特徴の一つじゃよ!
パーソナルモジュール?
家を設計する時は「尺モジュール」か「メーターモジュール」のどちらか一方を採用するのが一般的なんじゃ。
- 尺モジュールとは
- 910mm×910mmが基本の寸法となる規格
- メーターモジュールとは
- 1000mm×1000mmが基本の寸法となる規格
だが、アイ工務店ではパーソナルモジュールといって、「尺モジュール」でも「メーターモジュール」でもどちらからも選べるってわけじゃ。
だから「アイ工務店は設計自由度が高い」んですね!
一応他にも理由はあるがな。ちなみにアイ工務店では尺モジュール・メーターモジュールを選べるだけでなくリビングや居室、収納などの内部空間は要望に合わせて「1mm単位での自由設計が可能」なんじゃ!
それは凄いポン!
参考までに言っておくと、例えば一条工務店なんかは尺モジュールを採用しており、設計の最小単位が「半マス」なので「45.5cm単位」でしか部屋を広くしたり、狭くしたりできないのじゃ。一条工務店と比べると、アイ工務店はかなり設計自由度が高いと言えるのう。
1ミリ単位で設計できるってすごいですね。こだわりの間取りがある人は、希望の間取りが実現しやすそうですね。
アイ工務店の特徴③金物併用工法+壁倍率5倍の耐力壁
ところでアイ工務店はどんな工法で家を建てているの?
うむ。アイ工務店は木造軸組み工法を採用しているぞい。ただし、ただの木造軸組み工法ではなくツーバイフォーのような面構造をプラスし、さらに「金物併用工法」となっている。
木造軸組み工法とツーバイフォーの良いところ取りをした工法だね!よくあるやつだポン!
金物併用工法って金属を使っているってことですか?
うむ。従来の木造軸組み工法は、地震などの時に柱や梁の接合部分にチカラが集中しやすい。アイ工務店では、このチカラの集中しやすい接合部分を「強固な金物接合」と「プレカット仕口加工による接合」を施している。
アイ工務店は通常の木造軸組み工法よりも「外力に耐える性能」をアップさせているってことじゃな。
ふーん。他に耐震性を上げる施策はやっているの?
うむ。普通の木造軸組み工法では「筋交い」という耐力壁を用いるのが一般的だが、アイ工務店では「壁倍率5倍の耐力壁」をバランスよく配置している。これにより耐震性をさらに高めていると言えるじゃろう。
つまり、アイ工務店は木造軸組み工法をベースに「面構造」と「金物接合」と「5倍耐力壁」でパワーアップさせているのじゃ。このように従来の木造軸組み工法の強度をパワーアップさせていることもアイ工務店の設計自由度を高めている要因の一つと言えるじゃろう。
なるほど!ローコストなのに設計自由度が高いのは嬉しいポイントだポン!
アイ工務店の特徴④長期優良住宅対応
アイ工務店はローコストメーカーに分類されるが、住宅性能はしっかりしているぞい!
ほほう。では聞かせてもらおうかポン!
アイ工務店は長期優良住宅に標準仕様で対応しており、下記の住宅性能表示制度で定められた7項目で最高等級を確保しているぞい!
- アイ工務店で取得可能な住宅性能表示制度の項目(いずれも最高等級)
- 耐震等級3(倒壊防止)
- 耐震等級3(損傷防止)
- 耐風等級2
- ホルムアルデヒド対策等級3
- 劣化対策等級3
- 維持管理対策等級3
- 断熱等性能等級4
アイ工務店、やるやん!
特に耐震等級3を取得していると安心ですね!
うむ。アイ工務店は標準仕様で耐震等級3は取得するようじゃが、他の等級に関しては「取得可能」な性能は有しているが、実際に取得するかどうかの判断は「施主次第」となる。長期優良住宅の申請をする場合は別途費用がかかる可能性があるので、予めヒアリングするべきじゃな!
アイ工務店の特徴⑤断熱材は硬質ウレタンフォームを採用
アイ工務店の注文住宅は断熱性はどうなのかな?
アイ工務店の断熱性は特別高いというわけではないが、おそらく特別低くはないぞい。ちなみに、アイ工務店は断熱材に「ダルトフォーム」という現場発泡タイプの硬質ウレタンフォームを採用しているぞい。
ちなみにアイ工務店は標準仕様ではダルトフォームを「90mm」の分厚さで敷きつめている。分厚さとしてはそこまで分厚い方ではないが、現場吹き付け型のウレタンフォーム断熱材は熱伝導率が優秀だし、気密性を確保しやすいので、そこそこの断熱性はあるはずじゃ。
ふむふむ。アイ工務店は、気密性・断熱性の数値は公表しているんですか?
実はアイ工務店はC値しか公開していないのじゃ。アイ工務店は「C値(目標値):1.0以下」じゃ。
C値1.0以下ってけっこう優秀じゃない?
そうじゃな。C値1.0以下だとすれば最強とまでは言えないが、十分気密性は優秀と言えるじゃろう。残念ながらUA値は測っていないそうじゃが、依頼すれば測ることは可能なようじゃ。
なお、ネット上の情報では「アイ工務店のUA値0.5~1.0程度」という意見が多いぞい。
なるほど。でも数値を公開していない点はちょっとマイナスポイントかなぁ。
そうじゃな。アイ工務店はまだ新進気鋭のハウスメーカーだし、今は数値を公開してくれることに期待したいところじゃ。
せっかくマイホームを建てるなら、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境が理想ですよね。
マイホームの温熱環境で後悔したくないなら、必ず「UA値」という数値をカタログスペックで比較してください。UA値は「住宅の断熱性能を客観的に示す数値」で、値が低いほど優秀と考えてください。
UA値は間取りプランごとに異なるため、カタログに載っている数値はあくまで目安です。ですが目安を掲載するかどうかがハウスメーカーの「断熱に対する自信の差」。現に断熱性に自信があるハウスメーカーはほぼ必ず「UA値」の目安を載せています。
もしカタログにUA値の目安が掲載されていなければ「断熱に自信なし」と考えていいです。断熱性は各ハウスメーカーの実力差が顕著に表れるポイントです。断熱性で戦っても競合他社に勝てないメーカーは「あえてUA値を載せていない」というケースが多いのです。
住宅性能のなかでも断熱性は「特に日常的に実感する性能」です。断熱で後悔している人が多いということは、裏をかえせば断熱性が高い住まいは驚くほど快適ということでもあります。
カタログスペックの「UA値」で比較しておけばマイホームの温熱環境の失敗はまずありません。せっかくの注文住宅、温熱環境で後悔しないために「UA値」は必ず最新のカタログで比較しましょう!
アイ工務店の特徴⑥熱交換型24時間セントラル換気システム
それからアイ工務店はセントラル換気システムを採用しているぞい。
セントラル換気システム?なんだっけそれ。
熱交換型の換気システムじゃな!外気の温度を室内温度に近づけてから取り入れるヤツじゃよ。
一条工務店のロスガード90みたいなやつですね!
うむ。その通り。アイ工務店はローコスト住宅で標準仕様で熱交換型の換気システムを採用しているのは立派じゃが、性能自体はそこまでよくはないようじゃ。
一条工務店のロスガード90は熱交換率90%じゃが、アイ工務店のセントラル換気システムの熱交換率は「70%」のようじゃな。
ま、そりゃそうだよね。ローコストだもん。
ローコスト住宅で熱交換型換気システムが付いているだけでスゴイと思います。
うむ。セントラル換気システムは花粉や粉じんもキレイにしてくれるし、月平均1000円程度も電気代がお得になるらしいぞい。
超良いじゃん!
アイ工務店の特徴⑦水まわり設備のグレードが優秀
それから、アイ工務店は水まわりの設備グレードもなかなか優秀なんじゃよ。
水まわりは大事ですね!
例えばどんな感じなの?
うむ。水まわりは大手メーカーの「LIXIL」「TOTO」「タカラスタンダード」などから選べるぞい。
- お風呂
- タカラスタンダード:リラクシアPタイプ
- TOTO:サザナHSシリーズ
- LIXIL:アライズ
- キッチン
- タカラスタンダード:オフェリア
- TOTO:ミッテ
- LIXIL:リシェルSI
- トイレ
- TOTO:ウォシュレットZJ
- LIXIL:ベーシア
もちろんローコスト住宅なので、最高級のものが選べるわけではないがどれもグレードは悪くない。ローコストメーカーとしては頑張っているほうじゃないかね。
ローコストなのに設備グレードが高いって嬉しいですね!
アイ工務店の特徴⑧オリジナルプレセットタイル(オプション)
アイ工務店は外壁に「オリジナルプレセットタイル」という、下地のサイディングにタイルを張る外壁材を採用することもできるぞい!
え!すごい!ローコストなのにタイル外壁なんですか?
いや、さすがにタイル外壁は標準仕様ではないぞい。これはオプションじゃ。でもタイル外壁にしてはそこまで高くはないぞい。
オリジナルプレセットタイルとやらのオプション価格はどれくらいなの?
30坪程度の一般的な広さの家で「オプション価格:+50万円」前後じゃ。「坪単価+12,000~14,000円」くらいってとこじゃな!
高いじゃん。
いやまぁ。タイルだし。
それにアイ工務店はもともとの坪単価が安いから、トータルコストを抑えたタイル外壁の家にすることは可能じゃろう。
アイ工務店の特徴⑨ローコストの中ではやや高い部類
さて、ここからはアイ工務店のデメリットをピックアップしていくぞい。
デメリットはいいよ、もう。
いや、よくないじゃろ。むしろデメリットを理解するほうが大事じゃ!まずひとつめ。アイ工務店はローコストメーカーに分類されるが、ローコストのなかでは「やや価格が高いほう」と言える点じゃな。
確かに、坪単価50万円を超えるか超えないかくらいですもんね。ローコストハウスメーカーのなかでは、ちょっと高めかもしれませんね。
だが、とはいえローコストじゃ。それに住宅性能も割と優秀だし、設備グレードも悪くない。価格だけでなく、価格・性能・デザインをしっかり比較することが大切じゃよ。
アイ工務店の特徴⑩対応エリアが全国ではない
それからもう一つ。アイ工務店はまだまだ新しいハウスメーカーじゃ。近年、着工数を伸ばして事業規模を拡大してきているとはいえ、まだ全国展開ではない。
「対応エリアが限られる」という点もアイ工務店のデメリットの一つと言えるじゃろう。
なるほど。アイ工務店ってどこなら建てられるの?
アイ工務店の対応エリアは「九州・中国・関西・東海・関東エリア」となっているぞい。なので東北や北海道、沖縄や離島の場合、アイ工務店でマイホームを建てるのは難しいじゃろう。
アイ工務店の特徴⑪初期保証が短い
そして、アイ工務店の最大のデメリットは「初期保証が短い」という点じゃ。
ローコストハウスメーカーはやっぱり、保証が弱点のところが多いですね。
うむ。ローコストメーカーの宿命じゃな。アイ工務店は「初期保証:10年」となる。そして保証延長もできないのじゃ。
そうなんだ。じゃあ保証はちょっと頼りないね。
うむ。他のローコストハウスメーカーは初期保証10年でも、有料メンテナンスなどを受ければ保証が延長する制度があったりするので、この点はアイ工務店の明確なデメリットと言えるじゃろう。
なるほど、保証は長いほうが嬉しいのでちょっと残念ですね。
うむ。だが、アイ工務店は「住宅設備保証」はちょっと優秀じゃ。住宅設備関係は「保証:5年以下」としているハウスメーカーが多いのじゃが、アイ工務店の住宅設備の保証は「10年間」となっているのじゃ。
お!いいじゃん!
うむ。ただし、保証対象となる住宅設備はどれなのか?最終的な確認だけは怠ってはならんぞい。
アイ工務店の特徴⑫ウレタン断熱材は耐火性が不安
それから前述でアイ工務店は断熱材に「現場発泡タイプのウレタンフォーム断熱材」を採用していると言ったが、ウレタン断熱は耐火性の面で少し不安がある。この点はデメリットとして挙げておくべきじゃろう。
ウレタンフォームは耐火性が弱点ですもんね。ちなみに断熱材ウレタンフォームの解説はコチラの記事で詳しくしてます。
うむ。まぁウレタン断熱材を使っていようがいまいが、火事には最新の注意を払うべきじゃがな。それと、火災保険はグレードの高いものに入っておくのも一つの手かもしれない。
アイ工務店の特徴⑬営業マンの当たり外れが大きい
それから、これは正直「噂レベル」なんじゃが、アイ工務店は「営業マンの当たり外れが大きい」とよく言われているのじゃ。
人間だもの!そりゃあ合う合わないはあるポン!
きみはたぬきだけどな
あくまでネット上の噂なので、そこまで気にする必要はないかもしれないが、アイ工務店は「営業マンの知識レベルが低い」とか「契約を急かせてくる」とかはよく言われている。アイ工務店はまだ新しい会社で、急成長していることから営業マンの教育が追いついていないという可能性はあるかもしれない。
でも、良い営業マン・悪い営業マンはどこのハウスメーカーでもいると思いますよ。
そうじゃな。だからこの点はそこまで気にする必要はないじゃろう。もし、相性のよくない営業マンに当たってしまったら、担当を変えてもらうか、もしくは違う営業所に言ってみるのも手じゃな。
アイ工務店が向いている人・向いていない人
じゃあ、アイ工務店の注文住宅は「こんな人に向いている・こんな人には向いていない」という点を教えてほしいポン!
うむ。
アイ工務店は1mm単位で設計を変更できるほど高い設計自由度を誇るローコストハウスメーカーじゃ。こだわりの間取りなどが明確にイメージできている人にはオススメじゃ。
それに住宅性能も最強とは言わないがなかなか優秀だし、内装や設備グレードも悪くない。外壁タイルのオプションもそこまで高くないので、ローコストで住宅性能が良く、なおかつ見栄えの良い注文住宅を建てたい人にもオススメじゃな!
ただアイ工務店はまだ新しいハウスメーカーで「歴史が浅い」という点は不安に思う人もいるじゃろう。また初期保証が短い点もデメリットじゃ。会社自体の歴史(信用)や保証、アフターサービスを重視する人にはあまり向いていないハウスメーカーと言えるじゃろう。
タマホーム
アキュラホーム
アイダ設計
富士住建
泉北ホーム
秀光ビルド
桧家住宅
ユニバーサルホーム
ユニテハウス
クレバリーホーム
アイ工務店より少し価格帯が高いハウスメーカー
一条工務店
トヨタホーム
大手ハウスメーカー
積水ハウス
住友林業
ダイワハウス
セキスイハイム
へーベルハウス
アイ工務店は「大手ハウスメーカーと変わらない品質で30%安く提供できる」と豪語し、近年で着工数をぐんぐん伸ばしている人気のローコスト住宅メーカーです。
アイ工務店の最大の強みはやはりリーズナブルな価格帯です。同価格帯のハウスメーカーと比較する方が多いのはもちろん、少し価格帯の高いハウスメーカーに対して「性能がどれくらい異なるのか?」をカタログスペックで比較する方も多いです。
競合ハウスメーカーと見比べることで「今までとは別の大事なポイント」が新たにわかることもあります。アイ工務店を候補にしている方は、少なくとも上記のハウスメーカーと比較しておいてください。
アイ工務店のメリット・デメリット
- アイ工務店のメリット
- ローコスト住宅
- パーソナルモジュールでミリ単位で設計できる
- 金物併用工法+壁倍率5倍の耐力壁
- 長期優良住宅対応
- 標準仕様で耐震等級3
- 断熱材は硬質ウレタンフォームを採用
- 熱交換型24時間セントラル換気システム
- オリジナルプレセットタイル(オプション)
- 住宅設備のグレードはなかなか優秀
- アイ工務店のデメリット
- ローコストの中ではやや高い部類
- 対応エリアが全国ではない
- 保証・アフターサービスが弱い
- ウレタン断熱材は耐火性が不安
- 営業マンの当たり外れが大きい
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