今回のブログ記事ではへーベルハウスの注文住宅の耐震性能について詳しく解説していくぞい!
へーベルハウスの注文住宅を検討している方は「へーベルハウスがどれくらい地震に強いのか?」が気になるはず。このブログ記事を読めば、その疑問は一発で解決じゃ!マイホーム建築計画でへーベルハウスを候補に入れている人はぜひこのブログ記事を読んでみてくれい!
へーベルハウスは2種類の工法を採用
さて今回のブログ記事ではまたへーベルハウスの解説特集じゃが、今回はへーベルハウスの「耐震性能」に焦点を当てて解説していくぞい!
耐震性能を解説するうえで、避けて通れないのが「構造(工法)」じゃな!前回の記事「へーベルハウスの特徴」でもザックリ触れたが、へーベルハウスの工法は覚えておるかな?
確かへーベルハウスは2種類の工法を採用しているんですよね!
2種類とも、なんだかカッコいい名前だった気がするポン!
うむ。へーベルハウスは1・2階建ての建物にはおもに「軽量鉄骨造:ハイパワード制震ALC構造」が採用され、3・4階建ての建物にはおもに「重鉄システムラーメン構造」が採用されているのじゃ!まずはそれぞれの工法がどんな工法なのかを解説していこうかの!
※2022年11月には2階建て専用の新しい重量鉄骨構造「重鉄制震デュアルテックラーメン構造」がリリースされ、2階建てでも重量鉄骨造が採用されるケースが多くなりました。重鉄制震デュアルテックラーメン構造については「へーベルハウス ラティウスRDの特集記事」をご覧ください。こちらの記事では主に「軽量鉄骨造(ハイパワード制震ALC構造」と「重量鉄骨造(重鉄システムラーメン構造)」について解説します。
へーベルハウス ハイパワード制震ALC構造
まずはへーベルハウスの1・2階建ての建物に採用されている「軽量鉄骨造:ハイパワード制震ALC構造」について解説していこうかのう!
ハイパワード制震ALC構造って、なんだか格好いい名前だけど具体的にはどんな工法なの?
うむ。ハイパワード制震ALC構造というと、なんだか小難しく聞こえるが基本的には「鉄骨軸組み工法」がベースになっておるのじゃ。
えーと、鉄骨軸組み工法ってなんだっけ?
鉄骨軸組み工法とは、カンタンに言えば木造軸組み工法(在来工法)の鉄骨バージョンと考えて良いぞ!要は、柱と梁・筋交い(ブレース)で支える工法じゃな!
- ※鉄骨軸組み工法とは
- 木造軸組み工法(在来工法)と基本的な構造は同じ。柱と梁で建物を支え、筋交い(ブレース)で強度をさらに高める工法。
へーベルハウスの「ハイパワード制震ALC構造」は鉄骨軸組み工法に、独自のテクノロジーをプラスしているってことですね!?制震って名前についているくらいだから、独自の制震システムが搭載されているのかな?
その通り!ハイパワード制震ALC構造には、制震フレーム「ハイパワードクロス」が搭載されているのじゃ。
制震フレーム ハイパワードクロス
ハイパワードクロスってかっこいい名前だポン!
具体的にどういうものなの?
ハイパワードクロスは平たく言えば「進化した筋交い(すじかい)」じゃな!
ハイパワードクロスは斜材と横材の組み合わせによって建物の変形(たわみ)を抑えながら中央の連結部にある制震デバイスに地震エネルギーを集め、効率よく吸収するシステムになっているのじゃ!
- ※筋交い(すじかい)とは
- 建物の強度を高めるために柱の間に斜めに交差させる補強材のこと
ほうほう!なんだか優秀そうだポン!制震システムってことは地震の揺れを軽減させてくれるんだよね?どれくらい軽減させてくれるの?
制震フレーム「ハイパワードクロス」によって地震の揺れは約2分の1まで低減し、さらに地震時の制震フレームが受ける負荷は約6分の1まで低減するのじゃ。加えて制震フレームによって地震への抵抗力を高めることで間接的に建物の設計自由度も高めてくれるメリットがあるぞい。
剛床システム
それからへーベルハウスのハイパワード制震ALC構造は、床を一体化させて変形を抑える「剛床システム」も採用しておるぞい!
剛床システムは聞いたことがあります!他のハウスメーカーでも採用している剛性の高い床ですよね!
うむ。剛床とは横からかかるチカラ(水平荷重)に対して強い床のこと。地震や台風などで横からチカラがかかると、床面などの水平な構成面を変形させようとする。この変形を抑えるために床を強固な面として鉄骨・梁に緊結することで構造物と一体化し強度と剛性を高めているのじゃ。
へーベルハウスのハイパワード制震ALC構造は剛床システムを採用し、さらに地震や台風などの外力から強い構造になっているのじゃ。
ロッキング工法
それからへーベルハウスのハイパワード制震ALC構造では、外壁の脱落・損傷を抑える「ロッキング工法」を採用している点も特徴じゃな。
ロッキング工法ってなに?
ロッキング工法とは、外壁にロッキング(回転)機構を持たせる工法のことじゃ。
え!外壁がくるくる回転するの?!
外壁がくるくる回転するわけはないぞい!
カンタンに言えば、外壁を「柔軟に取り付ける」といった方が分かりやすいかもしれんな。
例えば巨大地震が起きて万が一建物が変形してしまった場合、外壁が構造躯体に完全に固定されていると変形に耐えられずひび割れしてしまったり、外壁が外れて落ちてしまう(脱落)ことがあるのじゃ。
へーベルハウスではこの外壁の損傷や脱落を抑えるために、外壁にロッキング(回転)機構をもたせ、地震エネルギーが外壁に伝わることを防いでいるのじゃ。また、目地シーリング材も柔軟なものを採用し、外壁の脱落・損傷を防いでいるぞい。
へーベルハウスは地震にいろいろな対策をしているハウスメーカーなんですね!
うむ。ちなみにへーベルハウスのハイパワード制震ALC構造は、工業化住宅としては制震システムを日本ではじめて標準仕様で採用したことでも知られるぞい!鉄骨造の制震住宅としては、先駆者と言えるハウスメーカーじゃな!
へーベルハウス 重鉄システムラーメン構造
次はへーベルハウスの3・4階建てに採用される「重鉄システムラーメン構造」について解説していこう!
重鉄システムラーメン構造とは、重量鉄骨を使ったシステムラーメン構造のことじゃな!
そのまんまだな!
だってそうなんじゃもん…。
じゃあシステムラーメン構造と普通のラーメン構造はどう違うんですか?
普通のラーメン構造は柱と梁を多数の高力ボルトで締め付けるが、システムラーメン構造は特殊な高力ボルト6本で柱と梁を直接接合するだけで、充分なねばり強さと精度を発揮するのじゃ。従来のラーメン構造よりも、シンプルに強固に接合できるため工期も大幅に短縮してできる優れた工法なんじゃ。
たしかラーメン構造は公園の遊具「ジャングルジム」みたいな感じなんだよね!
うむ。ラーメン構造は柱と梁だけで自立する門型フレームを上下左右に接合し、立体的な格子をつくる構造じゃ。公園にあるジャングルジムに壁を付けていくようなイメージがわかりやすいのう!
ラーメン構造は柱と梁だけで十分な強度があるため、設計自由度が高いのも特徴の一つじゃ!
へーベルハウスの1・2階建て「ハイパワード制震ALC構造」は標準仕様で制震システムが組み込まれていますけど、重鉄システムラーメン構造にも制震システムが付いているんですか?
うむ。へーベルハウスの注文住宅は標準仕様で「制震住宅」であることが大きな特徴じゃ。重鉄システムラーメン構造にもしっかり制震システムが標準採用されているぞい!
オイルダンパー制震システム「サイレス」
へーベルハウスの重鉄システムラーメン構造にはオイルダンパー制震システム「サイレス」が標準搭載されておるぞい!
オイルダンパー?サイレスってなに?
オイルダンパーは、高層ビルなどにも使われている最新の制震技術なんじゃ。へーベルハウスの重鉄システムラーメン構造はもともと高層ビルにも使われる構造を一戸建て住宅に落とし込んだもの。だから制震技術も高層ビルに使われている最新技術を一戸建て住宅用にカスタマイズしたってことじゃろうな!
高層ビル用の制震技術であるオイルダンパーを一戸建て住宅用にカスタマイズしたのが、へーベルハウスの制震システム「サイレス」じゃ!
高層ビルにも使われる制震技術ってなんだか凄そうですね!
サイレスは中小規模の地震から大地震まで制震効果を発揮する制震システムじゃな。具体的な制震効果は書いてはいないが、まぁおそらく他の制震ダンパーなどと大きな違いはないじゃろう。
ちなみにサイレスの耐用年数は60年相当。へーベルハウスは「ロングライフ住宅」というスローガンを掲げる企業ゆえ、住宅に用いられる設備の耐用年数はかなり気をかけているのじゃ。
特にメンテナンスをしなくても60年使えるってスゴイポン!
金属性でないパーツを含めてすべて60年相当の耐用年数があることが確認されているから凄いことじゃ。しかも、地震によってダンパー内のオイルが温度上昇しても性能の低下はほとんどない。へーベルハウスのサイレスは非常に優れた制震システムと言えるのう!
へーベル剛床システム
ハイパワード制震ALC構造には、剛床システムが採用されていますけど重鉄システムラーメン構造はどうですか?こちらも剛床ですか?
うむ。重鉄システムラーメン構造には「へーベル剛床システム」が採用されておるぞい!
へーベル剛床システム?普通の剛床システムとなにか違うの?
へーベル剛床システムは剛床金物と目地モルタルで、鉄骨とへーベル版を一体化した構造じゃな。地震などの水平方向に対する抵抗力が強い点は同じじゃ。へーベル剛床システムは筋交いが不要なため、シンプルな施工が可能。天井裏空間も確保しやすい特徴があるぞい。
へーベルハウスは標準仕様で制震住宅
へーベルハウスの「ハイパワード制震ALC構造」と「重鉄システムラーメン構造」について解説したわけじゃが、へーベルハウスの2つの工法で共通して大きな特徴があることわかったかね?
どちらも標準仕様で制震システムが搭載されているところが大きな特徴だと思います!
その通り。へーベルハウスは軽量鉄骨造も重量鉄骨造もどちらも標準仕様で「制震システム」を搭載していることが大きな特徴なんじゃ!
標準仕様で制震システムが装備されているハウスメーカーはまだ少ないんだよね。
うむ。多くのハウスメーカーが制震システムを取り扱ってはいるものの、ほとんどが有料オプションでの取り扱いとなる。その点、へーベルハウスのように標準仕様で制震住宅となっているのは評価できるポイントと言えるじゃろう!
へーベルハウスは標準仕様で耐震等級3を取得
へーベルハウスが制震住宅で地震に強いってことはわかったんですが、耐震性能はどうなんでしょうか?
安心しなさい。へーベルハウスの注文住宅はすべての工法で標準仕様で「耐震等級3」となっておるぞい!つまり、へーベルハウスの注文住宅は標準仕様で「耐震等級3+制震住宅」というわけじゃ。
耐震等級3の時点で非常に地震に強いのに、さらに地震エネルギーを吸収・低減できる制震システムが付いているとは…。鬼に金棒ですね!
言い忘れておったが、へーベルハウスは実際に実大加震実験も行っておるぞ。2015年には世界最大の実験施設「E-ディフェンス」にて、大手ハウスメーカーで初めて3階建て住宅の実験を実施しておる。
過去に大きな被害をもたらした大地震や将来警戒されている地震を加えた10種類の地震波を同一試験体に連続加振したところ、高い耐震性能を実証している。
へーベルハウスは地震に対してかなり強いって思ってOKってこと?
地震に対する強さではへーベルハウスは全ハウスメーカーの中でも最上位クラスと言って良いじゃろう!
注文住宅のマイホーム計画は「比較・相見積もり」が"超重要"です!
さて、アシスタント諸君よ!
注文住宅でマイホームを建てたいと思った時「まず何をすべきか?」知っているかね?
たしかにマイホームって購入経験ないですし。
まずなにからすればいいのかわからないですね…。
チッチッチ!
「いきなり住宅展示場へ行く」のはハッキリ言ってオススメしないぞい。
長くなるのでオススメしない理由は以下のリンクで読むのじゃ。
なんで「いきなり住宅展示場へ行っちゃダメなの?」理由はコチラ!≫
これはなにも住宅に限った話ではない。
例えば最新型テレビを買う場合を考えてみよう。テレビも同じような見た目でも画質や機能はもちろん価格だってピンキリじゃ。だからテレビを買う前にスペックを比較するもんじゃろ?
そりゃあ比較するよね。
だって知らないで画質が悪いテレビとか価格が高いテレビ買っちゃったら損しちゃうじゃん。
そう!その通りなんじゃ。
家よりもはるかに安い買い物の家電でもじっくり比較してから買い物するのだから注文住宅だって比較して当然。
なるほど。
それは確かにその通りですよね。
それにね。注文住宅はハウスメーカーが違えば「住宅性能の差」「デザイン性の差」「メンテナンス性の差」が非常に大きいもの。
そしてなによりテレビとは比較にならないくらいに「価格の差」が大きいのじゃ!
そうなんですか…
いったいどれくらいの価格差があるものなんですか?
1000万円も価格差があることもあるの?!
同じような住宅性能スペックなのに?!
余裕であり得るし、別に珍しい例じゃないぞい。
と、いうかそもそもオーダーメイドの注文住宅の場合「複数のハウスメーカーで比較しない限り、自分の希望条件のマイホームの適正価格がつかめない」と言った方が正確じゃろうな。
1社を見学しただけで気に入ってしまって営業マンに言われるがままに家を建ててしまうということは自分の希望条件の家の適正価格がわからないまま「人生最大の買い物」をするということじゃ。
どうじゃ?
もし自分がウン百万円単位の金額を損していたことが後からわかったら後悔するじゃろ?
うむ。
だからこそ注文住宅のマイホーム計画はまずは住宅カタログを比較するべきなんじゃよ!
正確には、複数社のカタログを比較して候補のハウスメーカーを見つけたら次に「相見積もり」をすることが絶対条件にはなるけどね。
ただ、ハッキリ言って「複数社のカタログ比較」と「相見積もり」という手順を踏むだけでウン百万円単位の金額を損してしまう可能性は格段に減ると言ってよい。
チッチッチ!
住宅カタログの取り寄せは完全無料だし、候補のハウスメーカーのHPで一つ一つ取り寄せるような面倒な作業も必要ない。
いまどき住宅カタログはライフルホームズで無料一括取り寄せがスタンダードじゃ!
建てたいエリアやおおまかな予算を入れるだけで、施工可能なハウスメーカー・工務店がバシッと出てくるので手続きもそれこそ3分ほどでできちゃうぞい。超簡単じゃよ。
無料で簡単、すぐ届く。
住宅カタログの比較はメリットこそたくさんあるが、デメリットになるようなことは一つもないので間違いなくやっておくべき「家づくりの必須項目」と心得るのじゃ。
そういうこと!
なにより家族でカタログを見ながら「これもいいな!それもいいな!」と話す時間は最高に楽しいものじゃよ!
家づくり失敗の確率も減るし、すでに気になるハウスメーカーがあったとしても「少なくとも5社くらいの住宅カタログは比較しておくこと」をオススメするぞい!
ライフルホームズは住宅情報サイトの最大手!安心安全に優秀なHMから比較できますよ!
まずは抽出するハウスメーカーの検索条件を選びます。
「建物価格」「建築予定地」「人気テーマ」で検索できますが、エリアが決まっているなら「建築予定地」で検索するのがオススメ。希望の市区町村まで選べば施工エリア対応しているハウスメーカーがズラリ出てきます。それぞれザックリとした価格帯・坪単価も掲載されていますので条件に合いそうなハウスメーカーを選ぶだけ。この段階ではいろいろなハウスメーカーのカタログを取り寄せちゃってOKです!
次にお名前や住所・ご連絡先など必要事項を入力する項目になります。必須事項は入力しますが、任意の項目は書いても書かなくても大丈夫です。
必要事項を入力したら案内に従ってページを進めるだけです。所要時間は約3分程度。とっても簡単です。
今回の記事をまとめると
- へーベルハウスの1.2階建てはハイパワード制震ALC構造
- へーベルハウスの3.4階建ては重鉄システムラーメン構造
- どちらの構造も標準仕様で制震システム搭載
- どちらの構造も標準仕様で耐震等級3
- へーベルハウスの注文住宅は地震に強い
鉄骨系ハウスメーカー(へーベルと価格帯も近い)
積水ハウス
セキスイハイム
ダイワハウス
パナソニックホームズ
トヨタホーム
へーベルハウスと価格帯が近いハウスメーカー
住友林業
三井ホーム
三菱地所ホーム
スウェーデンハウス
住友不動産
へーベルハウスより少し価格帯が安いハウスメーカー
一条工務店
タマホーム
へーベルハウスは、標準仕様で「制震構造」の住まいを手掛ける安全性に特化した鉄骨造専門ハウスメーカーです。
へーベルハウスは強靭な構造躯体のほか、優秀なALC外壁「へーベル板」を用いた重厚な外観や、人気のアウトドアリビング「そらのま」など、自由で開放的な間取り設計も魅力です。また大手ならではの充実した保証・アフターサービスも人気の秘訣。総合的なバランスに優れるハウスメーカーです。
へーベルハウスを候補にしている方は、「積水ハウス」「セキスイハイム」「パナソニックホームズ」など鉄骨系ハウスメーカーと比較される方が多いです。また、価格帯が近い木造メーカー「住友林業」「三井ホーム」「住友不動産」なども比較対象としてチェックしておくといいでしょう。
なお、へーベルハウスは価格帯としてはやや高めの「ハイグレード住宅」に分類されるので、少し価格帯を抑えたミドルコストのハウスメーカーとも比較して「どこが違うのか?」を把握しておくのもオススメです。
競合ハウスメーカーと見比べることで「今までとは別の大事なポイント」が新たにわかることもあります。へーベルハウスを候補にしている方は、ぜひ上記のハウスメーカーと比較しておいてください。
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