今回のブログ記事では、大成建設ハウジングのパルコンについて特徴・メリット・デメリットを詳しく解説していくぞい!
大成建設ハウジングの「パルコン」について詳しく知りたい人は、このブログ記事を読めば一発で解決じゃよ!
大成建設ハウジングの特徴と基本情報
- 主な特徴:災害に強い鉄筋コンクリート造の一戸建て住宅
- 構造 :鉄筋コンクリート造
- 基礎 :べた基礎
- 断熱材 :フェノールフォーム
- 坪単価 :70~100万円前後
- ZEH :対応可能
- 耐震性能:★★★★☆
- 断熱性能:★★★☆☆
- 気密性能:★★★★☆
- コスパ :★★★☆☆
- 総合評価:★★★☆☆
さて、今回のブログ記事では「大成建設ハウジング」について特集していくぞい!
大成建設ハウジングってことは、あの大手ゼネコンの「大成建設グループ」のハウスメーカーですか?
そうじゃよ。
大成建設は大きなオフィスビルやマンションはもちろん、トンネルとかダムとか橋梁とかの土木工事までこなす大手ゼネコン。大成建設ハウジングは大手ゼネコンの大成建設グループ一員のハウスメーカーじゃな。
おー、大規模建築物を手掛ける会社のグループなら安心できそうだポン!
んで、大成建設ハウジングはどんな特徴があるの?
うむ。大成建設ハウジングの最大の特徴は「鉄筋コンクリート造」の一戸建て住宅を手掛けている点じゃな!
へー!木造住宅とか鉄骨造住宅はたくさんハウスメーカーがあるけど、鉄筋コンクリート造の一戸建て住宅は珍しいポン。
確かに鉄筋コンクリート造の一戸建て住宅は建てられる会社が限られるね。
大成建設ハウジングは、鉄筋コンクリート造の一戸建て住宅を手掛けるなかでも代表格のハウスメーカーと言えるじゃろう。
さすが大手ゼネコングループのハウスメーカーですね。
うむ。大成建設ハウジングは、大手ゼネコングループとして培った鉄筋コンクリート造の建築技術を一戸建て住宅にも落とし込んでいる。ほら、ビルやマンションは鉄筋コンクリート造じゃろ?
大成建設ハウジングの注文住宅は、いわば「マンションやビルをダウンサイジングしたような一戸建てマイホーム」って感じじゃな!
だから、鉄筋コンクリート造一本で勝負しているのじゃ。
大成建設ハウジングは「鉄筋コンクリート専門のハウスメーカー」というのが最大の特徴だポン!
大成建設ハウジングのパルコンとは
では本題に入ろう。大成建設の主力商品が「パルコン」じゃ。
あ、聞いたことあるポン!
ネバーエンディングストーリーにもでてくるやつだよね!
惜しい!それはファルコンじゃな。
パルコンはネバーエンディングストーリーには出てこないぞい。
いや、ぜんぜん惜しくないですよ。ドラゴンとマイホームですよ?博士、しっかりしてください。
ていうかわたしは「パルコン」って聞いたことありますよ。むしろ大成建設ハウジングよりも「パルコン」のほうが知名度高いような気もしますね。
そうかもね。
大成建設ハウジングが手掛ける鉄筋コンクリート造の注文住宅は全モデルに「パルコン」の名が冠されている。いわば「大成建設の注文住宅=パルコン」と言っても過言ではないわけだからね。
ちなみに前までは木造ツーバイフォーの「パルウッド」という商品も展開していたようだが、今はもう「パルコン」一本で勝負しているみたいじゃな。
じゃあ「大成建設ハウジング=鉄筋コンクリートの家=パルコン」なんだね。
鉄筋コンクリート造の家ってどんな見た目なの?
見た目はこんな感じ。さすが鉄筋コンクリート造だけあって重厚感・高級感はバツグンじゃろう。
おー!かっこいいポン!
まるでマンションみたい!
都会的でモダンでありながら、重厚感もあって素敵ですね!
うむ。さきほども言ったとおり、大成建設ハウジングのパルコンはまるで鉄筋コンクリート造のマンションを一戸建て住宅にダウンサイジングしたようなマイホームじゃ。重厚感があってモダンな外観も人気の秘訣と言えるじゃろう。
パルコンの工法(構造)
次はパルコンの工法(構造)についてもザックリ解説しよう。
前述のとおり、パルコンは鉄筋コンクリート造で建てられているぞい。
それはさっきから何回も聞いたポン。
もっと新しい情報をよこせや。
まぁまぁまだ続きがあるから落ち着いて聞きなさい。
通常、鉄筋コンクリート造ときくと施工現場で型枠にコンクリートを流し込んで打設するものだと思いがちだが、大成建設ハウジングは工場生産されたプレキャストコンクリートパネルを現場で組み立てる方式を採用しているぞい。
工場生産された住宅部材を現場で組み立てるということは、いわゆる「プレハブ工法」ってやつですね!
その通り!
工場生産されたコンクリートパネルを現場で組み立てるので、パルコンのコンクリートパネルは品質ブレが極めて少ない。そして工期も早いのが特徴じゃ。
ふむふむ。他にはなにか工法の特徴はあるの?
大成建設ハウジングの建物は「壁で家を支える構造」になっている。木造でいうところの、2×4工法や木質パネル工法のように、壁・床・屋根を強固に接合するハコ型構造。だから、地震や台風などにも極めて強い構造体になっているぞい。
やるじゃん、パルコン!
■鉄筋コンクリート造の建物が得意なハウスメーカー
レスコハウス
無添加住宅
三菱地所ホーム
■大成建設ハウジングと同価格帯のハウスメーカー
住友林業
積水ハウス
三井ホーム
ダイワハウス
へーベルハウス
パナソニックホームズ
スウェーデンハウス
■大成建設ハウジングよりやや価格帯が安いハウスメーカー
一条工務店
住友不動産
トヨタホーム
ヤマダホームズ
FPの家
大成建設ハウジングは、鉄筋コンクリート造(RC造)で造る頑丈な建物「パルコンシリーズ」を手掛けるハウスメーカーです。
大成建設ハウジングのパルコンは、まるでマンションをダウンサイジングしたような重厚な見た目と、あらゆる災害に非常に強い頑丈さが魅力。耐久性も非常に高い建物なので、建物寿命も非常に長いです。
大成建設ハウジングを候補として検討されている方は、同じく鉄筋コンクリート造(RC造)の一戸建て住宅を建てられるハウスメーカーと比較されている方が多いです。また、大成建設ハウジングと価格帯が近いハウスメーカーとも比較しておきましょう。
鉄筋コンクリート造の建物は住宅性能・見た目の高級感・耐久性などさまざまな部分で優れていますが、木造・鉄骨造住宅にも優れている点はあります。どの構造種で建てるのが合っているか?は人それぞれなので、他の構造を得意とするハウスメーカーとも必ず比較しておきましょう。
競合ハウスメーカーと比較することで「新たに重視すべき部分」が見つかることはよくあります。大成建設ハウジングを候補にしている場合は、上記にピックアップしたハウスメーカーの中から少なくとも4~5社程度と比較しておきましょう。
↓大成建設ハウジングとよく比較されるハウスメーカー↓
↓大成建設ハウジングとよく比較されるハウスメーカー↓
パルコンの坪単価
でもさ、大成建設ハウジングのパルコンって鉄筋コンクリート造なんでしょ?
坪単価はやっぱり高いんじゃないの?
そうじゃな。確かにパルコンの坪単価は安くはない。
パルコンシリーズの坪単価をザックリと一覧にしてみたぞい。
大成建設ハウジングの商品モデル | 特徴 | 坪単価 |
---|---|---|
パルコンMAXシリーズ | キューブ型のタイプ | 75~100万円 |
パルコン邸宅シリーズ | 都市型邸宅タイプ | 75~100万円 |
パルコンユーロシリーズ | ヨーロッパタイプ | 75~100万円 |
パルコンSEシリーズ | 2階建てまでのタイプ(MAXの廉価版) | 70~90万円 |
やっぱりパルコンはけっこう坪単価が高いポン。
でも思ったほどではないかも。
木造の高級ハウスメーカーとそこまで変わらない価格帯で、鉄筋コンクリート造のマイホームも建てることができるんですね!
大成建設ハウジング パルコンのメリット
さて、大成建設ハウジングの工法と坪単価についてザックリと解説したので、次は「パルコン」のメリット(長所)とデメリット(短所)について解説していくぞい。
まずはパルコンのメリット(長所)からじゃ。
- パルコンのメリット
- すべての災害に強い
- 気密性が高い(ただし断熱性は普通程度)
- 遮音性が高い
- 防水性の高い屋上が作れる
- 都会的でモダンな外観
- 工場生産の住宅パーツで施工技術のブレが少ない
- 耐用年数が長い
はえ~。パルコンってメリットがいっぱいあるポン。
では、順番に解説をお願いします!
すべての災害に強い
大成建設ハウジングの「パルコン」の最大のメリット(長所)といえば「あらゆる災害に強い」という点があげられるじゃろう。
あらゆる災害って具体的には?
地震・台風・火災に強いのはもちろん、竜巻や土砂崩れ、豪雪、水害にもパルコンは強いぞい。
やるやん。
うむ。大成建設ハウジングの「パルコン」は鉄筋コンクリート造の堅牢な建物じゃ。
壁式構造(面で支える構造)のため、地震にはもちろん強いし、台風や竜巻などの耐風性能も非常に高い。
パルコンの壁コンクリートパネルの水平耐力は木造住宅の壁倍率5倍の耐力壁の「20倍相当」。風速60m/秒の風圧にも余裕で耐えることが可能じゃ。
超大型の台風や突風、竜巻にも耐えられるとされている。
木造住宅の20倍!?すごいポン!
さらにコンクリートは火や熱に強いため、火災にも強い。実際に発生した火災で「パルコン」が隣家の火災に耐えて火災旋風の延焼を食い止めた事例もあるほどじゃ。
へー!火災に強いのもすごい安心感です。
さらにはパルコンは止水性が高い構造になっている。だから、水害などにも強いぞい。
近年では、大型の台風が頻発して河川の氾濫など深刻な水害被害も多数報告されているが、パルコンなら水害被害を最小限に食い止められるかもしれない。
水害にも強いなんて。
また、浸水被害だけでなく堅牢で頑丈なパルコンは津波でも流されなかった実績がある。東日本大震災における津波でもパルコンは津波に流されなかったそうじゃよ。
本当にあらゆる災害に強いんですね。これは大きなメリットです。
そういえば大成建設ハウジングのパルコンは、耐震等級はいくつなの?
パルコンは地震には強いと言えるが、耐震等級に関しては必ずしも「耐震等級3(最高等級)」を取得できるわけではないようじゃ。
なので「耐震等級はどうしても最高等級3でなければダメ!」と重視している人は、この点はしっかりと確認しておくべきじゃな。
気密性が高い(断熱性は普通程度)
パルコンは気密性が高い点も大きなメリットと言えるじゃろう。
へー、パルコンは気密性も高いんだね。
鉄筋コンクリート造の建物だからね。パルコンはコンクリートパネルの構造体自体で気密化しており、接合部には密着性の高いグラウトモルタルを充填したうえで、屋外側に目地シールを施工している。サッシなどの開口部まわりにもシールを施しているため、パルコンの構造体はかなり気密性は高いはずじゃ。
パルコンの気密性を表す「C値」はどれくらいなんですか?
パルコンは気密性は高いと思われるが、C値は公表していないのじゃ。
具体的なC値が気になる方は、この点はヒアリングが必要じゃな。
ふーん。
そういえば、気密性は優秀でも断熱性はどうなの?
パルコンはコンクリートパネルの内側に、断熱材を施工する「全面内断熱工法」を採用している。断熱材として採用していうのは、熱伝導率0.02と非常に高い断熱性能を誇る「フェノールフォーム」を採用しているぞい。
ただし、断熱材の分厚さは調査中で、ダブル断熱工法というわけでもないので、断熱性能に関しては抜群に優秀というほどでもない。
パルコンの断熱性を表すUA値はいくつなんですか?
パルコンはZEH仕様のUA値しか公表しておらず、ZEH仕様で「UA値0.6以下」となっている。まぁ、断熱性能に関しては「普通」といったところじゃろうな。
なるほどね。パルコンの気密性・断熱性の数値は詳しくはヒアリングが必要だポン!
せっかくマイホームを建てるなら、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境が理想ですよね。
マイホームの温熱環境で後悔したくないなら、必ず「UA値」という数値をカタログスペックで比較してください。UA値は「住宅の断熱性能を客観的に示す数値」で、値が低いほど優秀と考えてください。
UA値は間取りプランごとに異なるため、カタログに載っている数値はあくまで目安です。ですが目安を掲載するかどうかがハウスメーカーの「断熱に対する自信の差」。現に断熱性に自信があるハウスメーカーはほぼ必ず「UA値」の目安を載せています。
もしカタログにUA値の目安が掲載されていなければ「断熱に自信なし」と考えていいです。断熱性は各ハウスメーカーの実力差が顕著に表れるポイントです。断熱性で戦っても競合他社に勝てないメーカーは「あえてUA値を載せていない」というケースが多いのです。
住宅性能のなかでも断熱性は「特に日常的に実感する性能」です。断熱で後悔している人が多いということは、裏をかえせば断熱性が高い住まいは驚くほど快適ということでもあります。
カタログスペックの「UA値」で比較しておけばマイホームの温熱環境の失敗はまずありません。せっかくの注文住宅、温熱環境で後悔しないために「UA値」は必ず最新のカタログで比較しましょう!
遮音性が高い
鉄筋コンクリート造のパルコンは遮音性が高いのも大きなメリットじゃ。
たしかに鉄筋コンクリート造の建物って遮音性が高そうですね。
うむ。パルコンの14cmの壁と同じ遮音性を持たせる場合、ALCコンクリートだと67cm相当の壁の厚さが必要なくらい。パルコンは遮音性の面ではピカイチと言えるじゃろう。
じゃあ、マイホームの建設予定地が幹線道路の近くとか電車の線路の近くにはパルコンが向いているかもね!
そうじゃな!
あとは家にシアタールームや音楽スタジオを造りたい人など映画や音楽を大音量で楽しみたい人にも向いているぞい。
それ最高だポン!
防水性の高い屋上が作れる
パルコンは防水性の高い屋上が造れることもメリットの一つと言えるじゃろう。
パルコンでマイホームを建てる人は屋上を採用する人も非常に多いのじゃよ。
そうなの?なんで?
木造住宅でも屋上はもちろん造れるが、防水性の観点からいえば木造住宅の屋上はどうしても弱点になってしまうのじゃ。雨漏りを防ぐために、定期的な防水工事などメンテナンスコストもかかってしまう。
だが、パルコンは屋上表面にウレタン塗膜防水を採用している。ウレタン塗膜防水はコンクリートの表面に防水層を密着させるパルコンだからこそできる防水工法じゃ。これは一般的なシートによる防水と違って、継ぎ目がないため高い防水性が保たれる。
なるほど。防水工法に違いがあるんですね。
さらに鉄筋コンクリート造のパルコンは重い重量にも耐えられる。屋上に土を敷いて庭園のようにすることもできるぞい。木造住宅の屋上では重量的に難しいこともパルコンなら、できてしまうわけじゃ。
パルコンすごいポン!
都会的で重厚感のある外観
それからパルコンは都会的でモダンな外観も人気じゃな。
たしかにカッコいいポン。
都会的で洗練されているのに、鉄筋コンクリート造だからかやはり重厚感がありますよね。
みるからに堅牢な建物は重厚感・高級感も醸し出すものじゃよ。
工場生産の住宅パーツで施工技術のブレが少ない
冒頭でも解説した通り、パルコンは工場生産されたプレキャストコンクリートパネルを現場で組み立てる工法で家を建てている。
つまり、住宅部材の品質ブレや現場での施工技術ブレなどが少ないのじゃ。これも大きなメリットと言えるじゃろう。
工場生産された住宅パーツは安心だポン。
耐用年数が長い
それから鉄筋コンクリート造の家は耐用年数が長い。つまり家が長持ちするとも言えるわけじゃ。
長持ちする家はいいね!
うむ。税法上で「木造住宅の耐用年数:22年」「鉄骨造住宅の耐用年数:34年」となっているが、鉄筋コンクリート造は「耐用年数47年」となっている。
木造住宅よりも2倍以上も長持ちすると考えられているわけじゃ。
おー、すごいですね。
ただし、これはあくまでも税法上で定められているもので、実際の建物の寿命が必ずしも47年もつというわけではないけど。
は?じゃあ47年はもたないの?
もつと思うぞい。むしろちゃんとメンテナンスすれば47年どころか、もっともつと思うぞい。
法定耐用年数はあくまで法律上定められた耐用年数ってだけで、実際の耐用年数が保証されているわけではないってことじゃ。
なるほど。でも、長持ちする家なら嬉しいですね!
うむ。ただし、耐用年数が長いというのはメリットでもあり、デメリットでもある。
デメリットについては後述するぞい。
保証がそこそこ優秀(初期保証15年)
大成建設ハウジングは保証もそこそこ優秀じゃよ。保証内容は以下の通りじゃ。
- 大成建設ハウジングの保証内容
- 初期保証:15年
- 最長保証:60年
- 延長条件:15年ごとの有償メンテナンス(30年目・45年目は点検も有償)
大成建設ハウジングの初期保証は15年じゃ。15年ごとに有償メンテナンスを受ければ60年まで保証が延長するぞい。
初期保証10年のところも多いですし、初期保証15年はちょっと嬉しいポイントかも。
最長60年まで保証が延長するのも嬉しいポン!
うむ。だが、同価格帯の積水ハウスや住友林業などの大手ハウスメーカーは「初期保証30年」を付けているところもある。そう言うところと比べるとやや物足りないかもしれないけどね。
大成建設ハウジング パルコンのデメリット
それでは次にパルコンのデメリット(短所)もピックアップしていこう。
- パルコンのデメリット
- 坪単価(建築コスト)が高い
- 耐用年数が長いため固定資産税が高くなる
- 地盤改良費用がかかるケースがある
- 夏は暑いという評判もある(コンクリートは蓄熱しやすい)
- 保証が物足りない(初期保証10年)
ではパルコンのデメリットについても解説をお願いします。
坪単価(建築コスト)が高い
まずパルコンのデメリット(短所)ひとつめ。
やはり鉄筋コンクリート造の家は、建築コストが高めじゃ。
パルコンのシリーズはザックリ「坪単価70~100万円」。オプション次第では坪単価100万円を超えるケースもある。
価格帯としてはやっぱり安くはないポン。
でも木造住宅の高級ハウスメーカーと、そこまで大差ない金額で鉄筋コンクリート造の家も建てられるんですね。
うむ。この金額を安いと思うか、高いと思うかは人それぞれじゃな。
注文住宅を建てるなら、まず「自分の求めるマイホームの適正相場価格を知ること」が大切です。
注文住宅は「オーダーメイド」の住まいですから「定価という概念がない」と心得てください。
例えばハウスメーカー1社だけを見学して「2500万円」の見積もりが出るとします。
でも1社の見積もりだけでは「その価格が本当に適正なのか?」わかりませんよね?もしかすると、他社では同条件の家が2000万円で建てられる可能性もあります。注文住宅は同じような見た目や性能でも施工会社が違えば300万円、400万円、500万円の価格差は当たり前、時には1000万円以上の価格差があることだってあります。
マイホームはもともとの価格帯が大きいので感覚が麻痺してしまいがちですが、100万円単位の価格差は大金です。100万円も価格が違えば「住宅ローン1年分以上に相当」することも。それが500万円も価格が違えばどうでしょうか?
マイホームの適正相場価格を把握せず営業マンに言われるがままに契約し大後悔している事例は数えきれません。マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物。失敗するリスクは最大限抑えてください。
逆に言えば、複数社で比較し自分の条件のマイホーム適正相場価格を知るだけで「価格差で泣くリスク」を大幅に減らせるのですから「比較しない理由はない」です。
マイホームの適正価格を知るためにまずやるべきは「住宅カタログの一括比較」です。マイホーム計画を検討している方は以下のリンクから「まずは複数社を比較すること」から始めてください。
もちろん無料ですし東証1部上場企業が運営するライフルホームズなら悪質な施工業者が紛れ込む心配はまずありません。
マイホームの適正価格を知るにはザックリ予算を指定して一括比較がオススメ!
耐用年数が長いため固定資産税が高くなる
パルコンのメリットの項目で「パルコンは法定耐用年数が長い」と述べたが、それについてのデメリットがこれ。
法定耐用年数が長いということは、減価償却に時間がかかるということ。つまり、固定資産税が木造住宅や鉄骨造住宅に比べて高くついてしまうのじゃ。
なるほど。家が長持ちするのはいいことだと思うけど、固定資産税が高くつくのはちょっとデメリットですね。
そうじゃな。固定資産税は毎年かかってくるものなので、予めどれくらいの金額になるのかはザックリと確認しておきたいところじゃな。
地盤改良費用がかかるケースがある
大成建設ハウジングのパルコンは鉄筋コンクリート造の建物じゃ。
木造住宅や鉄骨造住宅と比べて、家そのものの重量はかなり重くなる。
家の重さに耐えられるように地盤もそれなりにしっかりとしたものでなければならないので、場合によっては地盤改良工事が必要になるケースもあるかもしれないな。
なるほど。軟弱な地盤だと、地盤改良工事の費用もかかってしまうわけですね。
うむ。まぁ、その分安心して住めるわけなので悪いばかりではないけどね。
とはいえ、地盤改良工事が必要で費用面がオーバーしてしまうこともあるじゃろう。これはデメリットとしてピックアップすべきじゃろう。
夏は暑いという評判もある(コンクリートは蓄熱しやすい)
パルコンは「夏暑い」という評判もあるのじゃ。
パルコンの断熱性能は普通くらいなんでしょ?
パルコンは断熱性能が特別悪いというわけではないが、コンクリートという素材は蓄熱(熱を蓄えやすい)しやすい素材なんじゃ。
日当たりのいい面などのコンクリートが熱を蓄えて、その熱が室内に伝わってしまうのがパルコンが「夏暑い」と言われる要因かもしれない。
なるほど。暑いのが苦手な人は詳しくヒアリングしておくべきかもしれないですね。
大成建設ハウジングのパルコンはどういう人にオススメか?
じゃあ、最後に「大成建設ハウジングのパルコンはどういう人にオススメか?」という点を教えてください!
うむ。
大成建設ハウジングのパルコンは「鉄筋コンクリート造で建てられた堅牢な建物」という点が最大の特徴じゃ。
特に地震・台風・竜巻・火災・水害などあらゆる災害に強い点は大きなメリットじゃ。
マイホームにとって「家族の安全を守れること」は非常に大切なポイントと言える。災害に強い家を求めている方にはオススメできると思うぞい。
また鉄筋コンクリート造の建物は「遮音性が高い」のも大きなメリット。近隣の騒音が気になる敷地条件の方や、音楽・映画などを大音量で楽しみたい人にもオススメじゃな。
ただ、やはりパルコンは鉄筋コンクリート造なので、建築コストは高くつく。ローコスト住宅を求めている方には初期費用の価格面であわないかもしれないね。
それに鉄筋コンクリート造の建物は固定資産税も木造・鉄骨造に比べて高くつく。ランニングコストを重視する方は固定資産税が年間どれくらいかかるのか?あらかじめザックリと把握しておくべきじゃろうな。
マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物です。誰もが絶対に失敗したくないと考えているはずなのに失敗・後悔した例は後を絶ちません。
それは「スペックの比較が足りない」からです!
マイホームに限らず、例えばTVやパソコンなどの家電製品を買う時でも「どのメーカーが性能が良いか?」「価格が安いか?」「保証が長いか?」必ず比較しますよね?
家電はこれまでに買う機会も多く、どの性能を重視すれば良いかなんとなくわかりますがマイホーム購入はほとんどの人が初体験。なにを重視すべきかわからず「モデルハウスに見学に行ったらすぐ気に入っちゃった」「なんとなく見た目で決めてしまった」というケースが非常に多いのです。
ハッキリ言ってマイホームは見た目だけでは性能まではわかりません。皆さん見た目でわからない性能面で失敗・後悔しているケースが非常に多いのです。
マイホームはこの先何十年と住むものです。
見た目のデザインももちろん大事ですがもっと大事なことを見落とさないでください。安全で快適なマイホームを建てるために大切なことは耐震性・断熱性・気密性・遮音性・耐久性・メンテナンス性・空気環境など、要するに「住宅性能」です。
そして性能を比較するために役立つのが無料でもらえる「住宅カタログ」です。少なくとも5社は無料カタログを見比べてください。
と、いうのも住宅性能については営業マンに口頭で質問するだけじゃ甘いからです。
ハウスメーカーの営業マンのことを悪く言うわけではありませんが、営業マンは住宅性能に関する質問にはだいたい「もちろん大丈夫ですよ!」と自信満々に答えます。これは住宅性能にたいして力を入れていないハウスメーカーの営業マンであっても、です。自信満々にこう言えるのは家が快適と感じるかどうかは「個人差があるから」です。引渡し後にクレームを言っても「個人的感覚までは責任を持てないですよ」と言われてはもうどうしようもありません。
だから「カタログスペックで比較することが大事」なんです。
公式カタログに記載されている情報に嘘はあり得ません。
それに複数社の住宅カタログを比較することで、あなた自身が建てたいスペックのマイホームが『だいたいいくらで建つのか?』という相場観も養われますし、理想のマイホーム像もしっかり固まってくるはずです。
そして複数の住宅カタログを比較し相見積もりを取ることは本命ハウスメーカーとの最終的な価格交渉の局面でも必ずあなたに有利になります。あいみつを取り「価格差があって迷っている」と伝えれば本命ハウスメーカーも、最後の最後で競合他社にお客様をとられてしまうくらいなら少しくらいの値引きに応じる、というケースは多いです。いずれにしても注文住宅のマイホーム計画において『複数社を比較した経験』は必ず役に立ちます。
無料の住宅カタログを比較することはマイホーム計画で絶対に欠かせない大切な「第一歩」。
大事なマイホーム計画で絶対に失敗しないために、ハウスメーカー選びは必ず「カタログスペック」で比較してください。
今回の記事をまとめると
- パルコンのメリット
- すべての災害に強い
- 気密性が高い(ただし断熱性は普通程度)
- 遮音性が高い
- 防水性の高い屋上が作れる
- 都会的でモダンな外観
- 工場生産の住宅パーツで施工技術のブレが少ない
- 耐用年数が長い
- パルコンのデメリット
- 坪単価(建築コスト)が高い
- 耐用年数が長いため固定資産税が高くなる
- 地盤改良費用がかかるケースがある
- 夏は暑いという評判もある(コンクリートは蓄熱しやすい)
- 保証が物足りない(初期保証10年)
注文住宅のマイホーム計画は「比較・相見積もり」が"超重要"です!
さて、アシスタント諸君よ!
注文住宅でマイホームを建てたいと思った時「まず何をすべきか?」知っているかね?
たしかにマイホームって購入経験ないですし。
まずなにからすればいいのかわからないですね…。
チッチッチ!
「いきなり住宅展示場へ行く」のはハッキリ言ってオススメしないぞい。
長くなるのでオススメしない理由は以下のリンクで読むのじゃ。
なんで「いきなり住宅展示場へ行っちゃダメなの?」理由はコチラ!≫
これはなにも住宅に限った話ではない。
例えば最新型テレビを買う場合を考えてみよう。テレビも同じような見た目でも画質や機能はもちろん価格だってピンキリじゃ。だからテレビを買う前にスペックを比較するもんじゃろ?
そりゃあ比較するよね。
だって知らないで画質が悪いテレビとか価格が高いテレビ買っちゃったら損しちゃうじゃん。
そう!その通りなんじゃ。
家よりもはるかに安い買い物の家電でもじっくり比較してから買い物するのだから注文住宅だって比較して当然。
なるほど。
それは確かにその通りですよね。
それにね。注文住宅はハウスメーカーが違えば「住宅性能の差」「デザイン性の差」「メンテナンス性の差」が非常に大きいもの。
そしてなによりテレビとは比較にならないくらいに「価格の差」が大きいのじゃ!
そうなんですか…
いったいどれくらいの価格差があるものなんですか?
1000万円も価格差があることもあるの?!
同じような住宅性能スペックなのに?!
余裕であり得るし、別に珍しい例じゃないぞい。
と、いうかそもそもオーダーメイドの注文住宅の場合「複数のハウスメーカーで比較しない限り、自分の希望条件のマイホームの適正価格がつかめない」と言った方が正確じゃろうな。
1社を見学しただけで気に入ってしまって営業マンに言われるがままに家を建ててしまうということは自分の希望条件の家の適正価格がわからないまま「人生最大の買い物」をするということじゃ。
どうじゃ?
もし自分がウン百万円単位の金額を損していたことが後からわかったら後悔するじゃろ?
うむ。
だからこそ注文住宅のマイホーム計画はまずは住宅カタログを比較するべきなんじゃよ!
正確には、複数社のカタログを比較して候補のハウスメーカーを見つけたら次に「相見積もり」をすることが絶対条件にはなるけどね。
ただ、ハッキリ言って「複数社のカタログ比較」と「相見積もり」という手順を踏むだけでウン百万円単位の金額を損してしまう可能性は格段に減ると言ってよい。
チッチッチ!
住宅カタログの取り寄せは完全無料だし、候補のハウスメーカーのHPで一つ一つ取り寄せるような面倒な作業も必要ない。
いまどき住宅カタログはライフルホームズで無料一括取り寄せがスタンダードじゃ!
建てたいエリアやおおまかな予算を入れるだけで、施工可能なハウスメーカー・工務店がバシッと出てくるので手続きもそれこそ3分ほどでできちゃうぞい。超簡単じゃよ。
無料で簡単、すぐ届く。
住宅カタログの比較はメリットこそたくさんあるが、デメリットになるようなことは一つもないので間違いなくやっておくべき「家づくりの必須項目」と心得るのじゃ。
そういうこと!
なにより家族でカタログを見ながら「これもいいな!それもいいな!」と話す時間は最高に楽しいものじゃよ!
家づくり失敗の確率も減るし、すでに気になるハウスメーカーがあったとしても「少なくとも5社くらいの住宅カタログは比較しておくこと」をオススメするぞい!
ライフルホームズは住宅情報サイトの最大手!安心安全に優秀なHMから比較できますよ!
まずは抽出するハウスメーカーの検索条件を選びます。
「建物価格」「建築予定地」「人気テーマ」で検索できますが、エリアが決まっているなら「建築予定地」で検索するのがオススメ。希望の市区町村まで選べば施工エリア対応しているハウスメーカーがズラリ出てきます。それぞれザックリとした価格帯・坪単価も掲載されていますので条件に合いそうなハウスメーカーを選ぶだけ。この段階ではいろいろなハウスメーカーのカタログを取り寄せちゃってOKです!
次にお名前や住所・ご連絡先など必要事項を入力する項目になります。必須事項は入力しますが、任意の項目は書いても書かなくても大丈夫です。
必要事項を入力したら案内に従ってページを進めるだけです。所要時間は約3分程度。とっても簡単です。
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