今回のブログ記事では「トヨタホームの気密性・断熱性」について詳しく解説していくぞい!トヨタホームの気密性・断熱性が知りたい人はこのブログ記事を読めば一発で解決じゃよ!
トヨタホームの断熱性は普通レベル・気密性は弱点
さて!今回のブログ記事では「トヨタホームの気密性・断熱性」について詳しく解説していくぞい!
トヨタホームは鉄骨造メインのハウスメーカーだよね。
鉄骨造は断熱性の面で少し不利なんだよね。
うむ。構造体の鉄骨は熱を伝えやすい性質をもつので木造住宅と比較すると断熱性は弱点になりやすい構造じゃな。
だが、トヨタホームは鉄骨造住宅にしては断熱性はそこそこ頑張っている方。結論からいって断熱性は普通レベルじゃ。
だが、気密性は明確な弱点と言えるじゃろう。
あれ、トヨタホームって確か工法(構造)が2種類ありましたよね?
どちらも断熱性は普通で、気密性は弱点なんですか?
うむ。
トヨタホームは「鉄骨ラーメン構造(ユニット工法)のシンセシリーズ」と「鉄骨軸組み工法(EST工法)のエスパシオシリーズ」が2本柱じゃ。
2種類の工法で断熱材の種類・分厚さはそれぞれ異なるが、トータル的な気密性・断熱性はほぼ同等と考えてOKじゃよ。
つまりトヨタホームは鉄骨ラーメン工法も鉄骨軸組み工法も「断熱性は普通」で「気密性は弱点」ってわけだね。
トヨタホームと価格帯が近いハウスメーカー
トヨタウッドユーホーム
住友不動産
高気密・高断熱住宅が得意なハウスメーカー
一条工務店
アエラホーム
フィアスホーム
アイフルホーム
三井ホーム
トヨタホームより少し価格帯が高いハウスメーカー
積水ハウス
セキスイハイム
住友林業
ダイワハウス
パナソニックホームズ
三菱地所ホーム
スウェーデンハウス
トヨタホームより少し価格帯が安いハウスメーカー
タマホーム
クレバリーホーム
富士住建
桧家住宅
トヨタホームは頑丈で精密、工期の早い鉄骨ユニット住宅を手掛けるハウスメーカーです。工場生産される鉄骨部材をメインに採用しているため、施工技術のブレが極めて少なく精密で狂いのない家を建てられます。また、頑丈な鉄骨構造なので大空間・大開口など開放的な空間設計も得意です。
ただしトヨタホームは断熱性・気密性の面は競合他社と比較すると少し弱点と言えるかもしれません。トヨタホームを候補にしている方は、気密性・断熱性を得意とするハウスメーカーと比較して「どれくらいの差があるのか?」を理解しておくことをオススメします。
またトヨタホームはミドルコストハウスメーカーに分類される価格帯なので、競合他社と比較する際の「基準」としてもちょうどいいハウスメーカーと言えるでしょう。いずれにしてもトヨタホームのカタログは取り寄せておくことをオススメします。
競合ハウスメーカーと見比べることで「今までとは別の大事なポイント」が新たにわかることもあります。トヨタホームを候補にしている方は、ぜひ上記のハウスメーカーと比較しておいてください。
トヨタホームの断熱材
で、トヨタホームは断熱材は何を使っているの?分厚さは?
うむ。前述の通り、トヨタホームの家は「鉄骨ラーメン構造(ユニット工法)のシンセシリーズ」と「鉄骨軸組み工法(EST工法)のエスパシオシリーズ」で断熱材の種類・分厚さが異なる。それぞれの断熱材の分厚さは以下の通りじゃな。
シンセ断熱箇所 | 断熱材(分厚さ) |
---|---|
外壁 | 高性能グラスウール16K(100mm) |
天井 | 高性能グラスウール16K(210mm) |
床下 | ボード成型ウレタンフォーム(35mm)+基礎外周グラスウール16K(60mm) |
エスパシオ断熱箇所 | 断熱材(分厚さ) |
---|---|
外壁 | ボード成型ウレタンフォーム(65mm) |
天井 | 高性能グラスウール16K(厚みは調査中) |
床下 | ボード成型ウレタンフォーム(厚みは調査中)+基礎外周グラスウール16K(60mm) |
まずシンセシリーズの断熱材じゃが、天井断熱に「高性能グラスウール16K」を210mmの分厚さで敷きつめているのは割と頑張っている方じゃ。天井部分の断熱材が分厚いと特に夏の暑さに効果的じゃな!
だが外壁断熱と床下・基礎断熱は正直普通くらいの分厚さじゃな。
たしかに外壁部分がグラスウール100mmは、薄いってわけでもないと思いますけど分厚いって感じでもないですよね。
エスパシオシリーズの断熱材もそこまで分厚いようには感じないポン。
うむ。外壁部分にはグラスウールよりも断熱性が高いウレタンフォームを採用しているが、分厚さは65mmなのでそこまで分厚いわけでもないかな。
天井断熱や床下断熱など分厚さがイマイチ判明していないので、調査中としているが、基本的にシンセシリーズもエスパシオシリーズもトータル的な断熱性能はほぼ変わらないと考えていいぞい。
トヨタホームの窓断熱
トヨタホームは窓断熱の仕様はどんな感じなんですか?
窓断熱は大切だポン!
住宅の断熱性能の5~6割は窓で決まると言われているんだよ!
うむ。トヨタホームの窓断熱の装備は以下の通りじゃな。
- トヨタホームの窓断熱(標準仕様)
- 窓ガラス:Low-Eペアガラス(乾燥空気入り)
- 窓サッシ:アルミ樹脂複合サッシ
普通だね。
まぁそうじゃな。別に特に悪いわけではないが、このくらいの窓断熱装備なら今日日、ローコストハウスメーカーでも普通に使われている一般的な窓断熱装備と言えるじゃろう。
トヨタホームは窓断熱装備に関しては普通レベルってことですね。
トヨタホームのC値・UA値
じゃあ、トヨタホームの具体的な気密性・断熱性の数値を教えてポン。
うむ。トヨタホームの気密性・断熱性の数値は以下の通りじゃ。
トヨタホーム | C値(cm2/m2) | UA値(W/m2K) |
---|---|---|
標準仕様 | 2.8 | 0.7以下 |
断熱性能に関しては「UA値0.7以下」となっており、いちおう断熱等性能等級4(最高等級)はクリアしているものの、断熱当性能等級はそこまで厳しい基準ではない。
ま、ローコスト住宅だとすれば優秀な数値と言えるが、トヨタホームは中堅クラスのハウスメーカーじゃからね。近年の注文住宅業界のなかでは「普通くらいの断熱性」って感じじゃな。
気密性の「C値:2.8」はあんまり良い数値ではないよねぇ。
うむ。
一応、トヨタホームは気密性に関しては特に公表していないのじゃが、ヒアリングしたところモデルハウス基準ではこの数値(C値:2.8)だそうじゃ。C値はプランによって多少の差はあるだろうが、現時点でトヨタホームは気密性に注力しているハウスメーカーとはいえないのう。
でも、トヨタホームは全館空調システム「スマートエアーズ」があるし、採用すれば特に冬寒くて夏暑いってわけでもないんですかね?
うむ。もちろん全館空調システムを搭載すれば冬寒くて夏暑いということはないと思うぞい。っていうか全館空調を付けなくても寒冷地でなければ問題なく快適に暮らすことはできるレベルではあるけどね。
ただし、他社の高気密・高断熱の家に比べると冷暖房費はやや高くつく可能性はあるじゃろう。
なので高気密・高断熱の家を求めている人はトヨタホームを候補にするなら慎重にヒアリングすべきじゃな。
せっかくマイホームを建てるなら、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境が理想ですよね。
マイホームの温熱環境で後悔したくないなら、必ず「UA値」という数値をカタログスペックで比較してください。UA値は「住宅の断熱性能を客観的に示す数値」で、値が低いほど優秀と考えてください。
UA値は間取りプランごとに異なるため、カタログに載っている数値はあくまで目安です。ですが目安を掲載するかどうかがハウスメーカーの「断熱に対する自信の差」。現に断熱性に自信があるハウスメーカーはほぼ必ず「UA値」の目安を載せています。
もしカタログにUA値の目安が掲載されていなければ「断熱に自信なし」と考えていいです。断熱性は各ハウスメーカーの実力差が顕著に表れるポイントです。断熱性で戦っても競合他社に勝てないメーカーは「あえてUA値を載せていない」というケースが多いのです。
住宅性能のなかでも断熱性は「特に日常的に実感する性能」です。断熱で後悔している人が多いということは、裏をかえせば断熱性が高い住まいは驚くほど快適ということでもあります。
カタログスペックの「UA値」で比較しておけばマイホームの温熱環境の失敗はまずありません。せっかくの注文住宅、温熱環境で後悔しないために「UA値」は必ず最新のカタログで比較しましょう!
今回の記事をまとめると
- トヨタホームの断熱性は普通レベル(UA値:0.7以下)
- トヨタホームは気密性が弱点(C値:2.8)
- 窓断熱も普通レベル
- 全館空調「スマートエアーズ」を採用すれば快適に暮らせる
- 冷暖房費は多少高く付く可能性がある
注文住宅のマイホーム計画は「比較・相見積もり」が"超重要"です!
さて、アシスタント諸君よ!
注文住宅でマイホームを建てたいと思った時「まず何をすべきか?」知っているかね?
たしかにマイホームって購入経験ないですし。
まずなにからすればいいのかわからないですね…。
チッチッチ!
「いきなり住宅展示場へ行く」のはハッキリ言ってオススメしないぞい。
長くなるのでオススメしない理由は以下のリンクで読むのじゃ。
なんで「いきなり住宅展示場へ行っちゃダメなの?」理由はコチラ!≫
これはなにも住宅に限った話ではない。
例えば最新型テレビを買う場合を考えてみよう。テレビも同じような見た目でも画質や機能はもちろん価格だってピンキリじゃ。だからテレビを買う前にスペックを比較するもんじゃろ?
そりゃあ比較するよね。
だって知らないで画質が悪いテレビとか価格が高いテレビ買っちゃったら損しちゃうじゃん。
そう!その通りなんじゃ。
家よりもはるかに安い買い物の家電でもじっくり比較してから買い物するのだから注文住宅だって比較して当然。
なるほど。
それは確かにその通りですよね。
それにね。注文住宅はハウスメーカーが違えば「住宅性能の差」「デザイン性の差」「メンテナンス性の差」が非常に大きいもの。
そしてなによりテレビとは比較にならないくらいに「価格の差」が大きいのじゃ!
そうなんですか…
いったいどれくらいの価格差があるものなんですか?
1000万円も価格差があることもあるの?!
同じような住宅性能スペックなのに?!
余裕であり得るし、別に珍しい例じゃないぞい。
と、いうかそもそもオーダーメイドの注文住宅の場合「複数のハウスメーカーで比較しない限り、自分の希望条件のマイホームの適正価格がつかめない」と言った方が正確じゃろうな。
1社を見学しただけで気に入ってしまって営業マンに言われるがままに家を建ててしまうということは自分の希望条件の家の適正価格がわからないまま「人生最大の買い物」をするということじゃ。
どうじゃ?
もし自分がウン百万円単位の金額を損していたことが後からわかったら後悔するじゃろ?
うむ。
だからこそ注文住宅のマイホーム計画はまずは住宅カタログを比較するべきなんじゃよ!
正確には、複数社のカタログを比較して候補のハウスメーカーを見つけたら次に「相見積もり」をすることが絶対条件にはなるけどね。
ただ、ハッキリ言って「複数社のカタログ比較」と「相見積もり」という手順を踏むだけでウン百万円単位の金額を損してしまう可能性は格段に減ると言ってよい。
チッチッチ!
住宅カタログの取り寄せは完全無料だし、候補のハウスメーカーのHPで一つ一つ取り寄せるような面倒な作業も必要ない。
いまどき住宅カタログはライフルホームズで無料一括取り寄せがスタンダードじゃ!
建てたいエリアやおおまかな予算を入れるだけで、施工可能なハウスメーカー・工務店がバシッと出てくるので手続きもそれこそ3分ほどでできちゃうぞい。超簡単じゃよ。
無料で簡単、すぐ届く。
住宅カタログの比較はメリットこそたくさんあるが、デメリットになるようなことは一つもないので間違いなくやっておくべき「家づくりの必須項目」と心得るのじゃ。
そういうこと!
なにより家族でカタログを見ながら「これもいいな!それもいいな!」と話す時間は最高に楽しいものじゃよ!
家づくり失敗の確率も減るし、すでに気になるハウスメーカーがあったとしても「少なくとも5社くらいの住宅カタログは比較しておくこと」をオススメするぞい!
ライフルホームズは住宅情報サイトの最大手!安心安全に優秀なHMから比較できますよ!
まずは抽出するハウスメーカーの検索条件を選びます。
「建物価格」「建築予定地」「人気テーマ」で検索できますが、エリアが決まっているなら「建築予定地」で検索するのがオススメ。希望の市区町村まで選べば施工エリア対応しているハウスメーカーがズラリ出てきます。それぞれザックリとした価格帯・坪単価も掲載されていますので条件に合いそうなハウスメーカーを選ぶだけ。この段階ではいろいろなハウスメーカーのカタログを取り寄せちゃってOKです!
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