今回のブログ記事では、鉄骨造の工業化住宅を主力とする大手ハウスメーカー「パナソニックホームズ」の特徴・メリット・デメリットを解説していくぞい!
パナソニックホームズがどんなハウスメーカーなのか?を知りたい人はこのブログ記事を読めば一発で解決じゃよ!
パナソニックホームズの特徴と基本情報
- 主な特徴:地震などの災害の強い鉄骨住宅
- 構造 :鉄骨造(首都圏限定で木造軸組構造)
- 基礎 :布基礎
- 断熱材 :ロックウール
- 坪単価 :70~100万円前後
- ZEH :対応可能
- 耐震性能:★★★★★
- 断熱性能:★★★★☆
- 気密性能:★★☆☆☆
- コスパ :★★★☆☆
- 総合評価:★★★☆☆
さて、今回のブログ記事では「パナソニックホームズ」について特集していくぞい!
パナソニックホームズってあの家電メーカーのパナソニックのグループ会社ってことですよね。
パナソニックって家も作っているんですね!
うむ。パナソニックホームズは鉄骨造を主力にしているハウスメーカーじゃな!
いちおう首都圏など一部の地域で木造住宅を手掛けていることはいるが、基本は「鉄骨造」がメインのハウスメーカーじゃ!
ちなみにパナソニックホームズの旧社名は「パナホーム」。2018年にパナソニックホームズに社名変更しているぞい。
ふむふむ。家電メーカーの作る家ってのもなんだか興味あるポン!
パナソニックホームズの家はどんな特徴があるの?!
うむ。パナソニックホームズの注文住宅は、一言で言えば「災害の強い住宅」じゃな!なんと高層ビルなどにも使われる技術なども一戸建て向けにダウンサイジングして使っているのじゃよ。
へー!高層ビルを一戸建て住宅にダウンサイジングですか!
なんか凄そうやな!
うむ。だからパナソニックホームズの家は非常に地震に強いし、なんと9階建までの多層階住宅を作れる唯一のハウスメーカーなんじゃよ!
9階建て?!それもうマンションやん!
だから駅前などの好立地のオーナーなどは、パナソニックホームズで賃貸併用住宅を建てて家賃収入を得るってケースも多いのじゃよ。
家賃収入かぁ、夢のような住宅ですね。
ま、それはあくまで「好立地の土地ありき」の話だがね!
と、いうことで順番にパナソニックホームズについて解説していくぞい。
お願いします!
パナソニックホームズの坪単価
さて、まずはパナソニックホームズの坪単価についての解説じゃ。
パナソニックホームズの商品ラインナップは基本的に2階建てまでの「カサート」シリーズと、3~9階階建ての「ビューノ」シリーズの2本柱となっているぞい。
カサートシリーズ ラインナップ | 特徴 | 坪単価 |
---|---|---|
カサート | 1~2階建てのスタンダードモデル | 70~90万円 |
カサートアーバン | カサートのIoTプラットフォーム搭載モデル | 80~100万円 |
カサートプレミアム | 空気の質まで究めたカサートの最上級モデル | 90~110万円 |
ビューノシリーズ ラインナップ | 特徴 | 坪単価 |
---|---|---|
ビューノ3(E・S) | 制震重量鉄骨住宅 3~4階建て | 80~100万円 |
ビューノ | 重量鉄骨住宅 多用途3~9階建て | 70~130万円 |
木造ラインナップ | 特徴 | 坪単価 |
---|---|---|
アーティム | 首都圏限定 専属チームが付く富裕層向けデザイナー住宅 | 100万円以上 |
ふむふむ。カサートシリーズというのが1.2階建てモデルなんですね。
で、ビューノが3~9階建てに対応しているモデルかぁ。
うむ。
他にもパナソニックホームズはアーティムというトップクリエイターと専属チームが付くデザイナー木造住宅を手掛けているが、こちらは首都圏限定販売のモデルだし、坪単価100万円以上の富裕層向け商品じゃな。
なるほど。アーティムは坪単価100万円以上の高級商品なんですね。
うむ。なので、パナソニックホームズは基本的には「カサート」シリーズと「ビューノ」シリーズの2本柱と考えてOKじゃよ!
カサートとビューノはどちらも鉄骨の制震住宅。アーティムのことはとりあえず置いておいて、このページではパナソニックホームズの鉄骨造住宅にフォーカスして特集していくことにするぞい。
OK!わかったポン。
注文住宅を建てるなら、まず「自分の求めるマイホームの適正相場価格を知ること」が大切です。
注文住宅は「オーダーメイド」の住まいですから「定価という概念がない」と心得てください。
例えばハウスメーカー1社だけを見学して「2500万円」の見積もりが出るとします。
でも1社の見積もりだけでは「その価格が本当に適正なのか?」わかりませんよね?もしかすると、他社では同条件の家が2000万円で建てられる可能性もあります。注文住宅は同じような見た目や性能でも施工会社が違えば300万円、400万円、500万円の価格差は当たり前、時には1000万円以上の価格差があることだってあります。
マイホームはもともとの価格帯が大きいので感覚が麻痺してしまいがちですが、100万円単位の価格差は大金です。100万円も価格が違えば「住宅ローン1年分以上に相当」することも。それが500万円も価格が違えばどうでしょうか?
マイホームの適正相場価格を把握せず営業マンに言われるがままに契約し大後悔している事例は数えきれません。マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物。失敗するリスクは最大限抑えてください。
逆に言えば、複数社で比較し自分の条件のマイホーム適正相場価格を知るだけで「価格差で泣くリスク」を大幅に減らせるのですから「比較しない理由はない」です。
マイホームの適正価格を知るためにまずやるべきは「住宅カタログの一括比較」です。マイホーム計画を検討している方は以下のリンクから「まずは複数社を比較すること」から始めてください。
もちろん無料ですし東証1部上場企業が運営するライフルホームズなら悪質な施工業者が紛れ込む心配はまずありません。
マイホームの適正価格を知るにはザックリ予算を指定して一括比較がオススメ!
パナソニックホームズのパワテック構法(構造)
さて。次はパナソニックホームの構法(構造)についてじゃ。
パナソニックホームズの鉄骨造住宅はすべて「パワテック」という独自構法で建てられているのじゃ。
パワテック?
ちょっとわかりにくいがパワテックというのは、パナソニックホームズの耐震に優れた鉄骨構造の総称じゃな。パワテックには以下の3つの種類に分かれているぞい。
パナソニックホームズのパワテック | 概要 | 制震システム | 対象商品 |
---|---|---|---|
制震鉄骨軸組み構造 (HS構法) | 軽量鉄骨造 3階建てまで対応 | HSアタックフレーム | カサートシリーズ ビューノ3階建て |
大型パネル構造 (F構法) | 軽量鉄骨造 2×4のようなモノコック構造 | Fアタックフレーム | カサートシリーズ |
重量鉄骨ラーメン構造 (NS構法) | 重量鉄骨造 3~9階建てまで対応 | なし | ビューノシリーズ |
HS構法とF構法は軽量鉄骨造で、NS構法は重量鉄骨造じゃ。
それだけ言われてもよくわからん。
もう少しわかりやすく言うとHS構法は木造住宅でいう「在来工法」に制震システムを追加したもの。
F構法は2×4工法のような面構造を加えたモノコック構造+制震システム。
そして、NS構法は制震システムこそ付いていないものの3~9階建ての建物に対応できる高層ビルのような頑丈な構法ってわけじゃな。
ま、どれも非常に地震には強い構法といっていいぞい。
んー。
多層階のビューノ専用の構法はわかるけど、HS構法とF構法がわかれているのはなんでなの?
HS構法もF構法もどちらも制震システムが採用された制震住宅でかなり地震に強いが、断熱材の種類や厚みも異なるし、けっこういろいろな面で違うのじゃよ。
またHS構法のほうが設計自由度が高い。
ただ反面、F構法で建てる方が価格的には「坪単価5~8万円」程度安い。
なるほど。HS構法とF構法では価格・設計自由度・断熱性などが少しずつ違うんですね。
じゃあ例えばカサートシリーズだったら、施主が好みで構法を選べるってことですか?
うむ。ビューノの4階建て以上の場合は重量鉄骨ラーメン構造(NS構法)に限定されるが、カサートは施主がHS構法かF構法か選べるぞい。
HS構法のカサートが「カサートS」、F構法のカサートが「カサートC」と構法でも呼び方が変わるのじゃ。
わかりやすく「カサートHS」と「カサートF」にしてほしかったポン。
まぁ、この辺のパワテック(構法)や商品モデルの違いに関しては全部解説しようとするとかなり長くなるので、後日また別ページにまとめることにしよう。
パナソニックホームズのメリット(長所)
さて、パナソニックホームズの商品ラインナップや構法(構造)についてザックリと解説したところで、次は具体的なメリット(長所)とデメリット(短所)について解説していくぞい。
まずはパナソニックホームズのメリットからいってみよう!
- パナソニックホームズのメリット(長所)
- 地震に強い【地震あんしん保証付き】
- 鉄骨造でありながら断熱性がそこそこ高い
- キラテックタイルを採用可能
- 全館空調エアロハスを採用可能
- ホームエレベーターを採用可能
- パナソニック製の住宅設備が標準採用
では順番に解説をお願いします!
地震に強い【地震あんしん保証付き】
まずパナソニックホームズの最大のメリット(長所)は地震に強い住宅という点じゃな!
パナソニックホームの鉄骨造住宅は3つの構法がありますよね?
全部、地震に強いんですか?
うむ。HS構法、F構法、NS構法でそれぞれ特徴は異なるが、全て地震にはかなり強いと考えていいぞい。
どんな風に?
まずHS構法。これは制震鉄骨軸組み工法じゃ。つまり、制震システムが標準で付いているのじゃよ。
おー!パナソニックホームズのHS構法は標準で制震構造の家なんですね!
うむ。
そしてF構法。これは木造でいう2×4工法のようなモノコック構造で面構造がプラスされているのでそもそも地震に強いのじゃが、さらに建物内部の間仕切り壁には制震システムを採用している。
だからF構法も地震にはかなり強いと言えるわけじゃ。
すごいやん!
で、NS構法は重量鉄骨ラーメン構造じゃ。重量鉄骨の通し柱に、各階の床梁を高力ボルトでガッチリと接合する極めてシンプルな構造じゃが、鉄骨の粘り強さとあいまって耐震性は非常に高い。
制震構造というわけではないが極めて頑丈な構造。それがNS構造なんじゃ。
そもそも3階建て~9階建てまで建てられるって時点でかなり頑丈なことはわかります。
まぁとにかく3つの構法ともどれも耐震性は高いってことだね。
あ、そういえばパナソニックホームズの耐震等級はいくつなの?
パナソニックホームズの耐震等級はすべて全て最高等級3じゃ!
国のお墨付きがあるのは安心ですね!
ちなみにパナソニックホームズは2020年04月01日より、ハウスメーカー業界初の「地震あんしん保証」をスタートしているが、これは制震鉄骨軸組構造(HS構法)・大型パネル構造(F構法)が対象になるぞい。残念ながらNS構法の建物は対象外なのじゃ。この点だけ注意じゃな。
鉄骨造でありながら断熱性がそこそこ優秀(ZEH基準:UA値0.6をクリア)
パナソニックホームズは鉄骨造を主力とするハウスメーカーじゃ。
鉄骨造ハウスメーカーの弱点はなんだったか覚えているかね?
あ、鉄は熱を伝えやすい素材だから、断熱性能が弱点なんですよね。
その通り。一般的に鉄骨造住宅は断熱性能が弱点だが、パナソニックホームズは鉄骨造住宅にしては断熱性能でもそこそこ頑張っている方なんじゃ。これも大きなメリットと言えるじゃろう。
そこそこ頑張っているほうって、具体的には?
パナソニックホームズの鉄骨造住宅は、全ての構法で「ZEH基準:UA値0.6以下」をクリアしているのじゃ。パナソニックホームズはZEHを推進しているハウスメーカーでもあるからね。
ただし前述のとおり、パナソニックホームズは「制震鉄骨軸組み工法(HS構法)」と「大型パネル構法(F構法)」「重量鉄骨ラーメン構法(NS構法)」の3つの構法があり、断熱材の分厚さや種類は異なる点には注意じゃ。
でもトータル的な断熱性能の数値は大きくは変わらないようにしているようじゃけど。
なるほど。どの構法でも断熱性のクオリティが高い水準(UA値0.6以下)をクリアしている嬉しいですね。
構法別の断熱材(分厚さ)については、後日に別ページでまとめるとして今回は「制震鉄骨軸組み工法(HS構法)」の断熱材の種類(分厚さ)を記載しておくぞい。
HS構法の断熱箇所 | HS構法の断熱材(分厚さ) |
---|---|
外壁 | ロックウール(170mm) |
天井 | ロックウール(200mm) |
基礎(外周) | ポリスチレンフォーム(60mm) |
外壁部分にロックウール170mmはけっこう分厚いほうじゃな!UA値0.6は伊達じゃないのう。
せっかくマイホームを建てるなら、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境が理想ですよね。
マイホームの温熱環境で後悔したくないなら、必ず「UA値」という数値をカタログスペックで比較してください。UA値は「住宅の断熱性能を客観的に示す数値」で、値が低いほど優秀と考えてください。
UA値は間取りプランごとに異なるため、カタログに載っている数値はあくまで目安です。ですが目安を掲載するかどうかがハウスメーカーの「断熱に対する自信の差」。現に断熱性に自信があるハウスメーカーはほぼ必ず「UA値」の目安を載せています。
もしカタログにUA値の目安が掲載されていなければ「断熱に自信なし」と考えていいです。断熱性は各ハウスメーカーの実力差が顕著に表れるポイントです。断熱性で戦っても競合他社に勝てないメーカーは「あえてUA値を載せていない」というケースが多いのです。
住宅性能のなかでも断熱性は「特に日常的に実感する性能」です。断熱で後悔している人が多いということは、裏をかえせば断熱性が高い住まいは驚くほど快適ということでもあります。
カタログスペックの「UA値」で比較しておけばマイホームの温熱環境の失敗はまずありません。せっかくの注文住宅、温熱環境で後悔しないために「UA値」は必ず最新のカタログで比較しましょう!
光触媒タイル「キラテックタイル」を採用可能
それからパナソニックホームズといえばタイル外壁の家も特徴の一つじゃな!
お、タイル外壁の家は高級感があって好きだポン!
うむ。しかもパナソニックのオリジナルタイルは光触媒機能付きの「キラテックタイル」じゃ。
光触媒機能付きってことは、一条工務店の「ハイドロテクトタイル」みたいなやつですね!
セルフクリーニング機能があるんですよね!
その通り!
パナソニックホームズのキラテックタイルは光触媒機能付きなので、非常に汚れが付きにくいのじゃ!
それにもし汚れが付いたとしても、太陽光を浴びれば親水性と分解力が高まり雨で自然と洗い流されるぞい。
つまり何もしなくてもキレイが保たれるタイルってことですね!
キラテックタイルはオプションなの?
キラテックタイルはオプションじゃな。オプション料金はザックリ「坪単価+2~3万円」前後と考えておこう。キラテックタイルに関しても、また別ページで詳しく解説するつもりなのでお楽しみに。
全館空調エアロハス
パナソニックホームズはさすが家電メーカーのグループ会社。全館空調システムを採用できる点も大きなメリットじゃよ。パナソニックホームズの「エアロハス」じゃな。
おぉ全館空調システムも採用できるんだ。いいね!
うむ。全館空調システム「エアロハス」があれば、家の中が一年中快適な温度で生活できるぞい。
それオプションなの?
さすがに全館空調システムはオプションじゃな。
オプション料金は30~40坪程度の一般的な広さの家で「170万円前後」じゃ。
なるほど。やっぱり全館空調システムはけっこう高いですね。
うむ。だが、パナソニックホームズでエアロハスを採用すると断熱材などの分厚さが自動的にアップグレードされる。つまり、断熱性も少しアップするのじゃよ。
へー!+170万円で断熱性のアップグレードも含んでいるならいいかもね!
ただし、全館空調システム「エアロハス」は「大型パネル構法(F構法)」では採用できないので、その点は注意じゃな。
ホームエレベーターを採用可能
それからパナソニックホームズといえば「ビューノ」シリーズで3~9階建てまでの建物を建てられるのも大きな特徴。
3階建て以上の多層階を建てる時に必要になるものといえばなにかわかるかね?
お金!
うん、まぁお金もそりゃもちろん必要なんだけど…。
そうじゃなくてホームエレベーターじゃよ!高層階になれば階段で上下移動するのは疲れちゃうじゃろ。
あーなるほど!たしかに、3~4階建て以上だとエレベーターがあるといいですね!
家にホームエレベーターがあるって凄いけど、もちろんオプションなんでしょ?
3~9階建てのビューノシリーズならなんと標準仕様なんじゃ!
…と言いたいところだが、実は厳密に言うとオプションじゃな。
なんだそりゃ!わかりにくい言い方しやがって!
まぁまぁ落ち着きなさい。
一応、ビューノシリーズは標準というか最初からホームエレベーター付きのプランで提案されるけど、もし施主が「必要ない」といえば、その分値段が減額される。つまり厳密に言えばオプションってわけじゃ。
なるほど、そういうことなんですね。
ホームエレベーターってだいたいいくらくらいするんですか?
パナソニックホームズのホームエレベーターはだいたい「オプション料金:220万円~250万円」くらいじゃな。階数が高くなればそれに応じて価格は上がるじゃろう。
金額的にはかなり高いが、4階建て以上ならほしいところじゃな。
ホームエレベーターのある家ってやっぱりお金持ちだポン。
パナソニックホームズのデメリット(短所)
次はパナソニックホームズのデメリット(短所)をピックアップしていこう。パナソニックホームズのデメリットは以下の通りじゃ。
- パナソニックホームズのデメリット(短所)
- 坪単価が高い
- 気密性(C値)は非公表
- 大手HMにしては保証が弱い
じゃあ、デメリットも順番に解説をお願いします!
坪単価が高い
パナソニックホームズの商品ラインナップごとのザックリとした坪単価は冒頭で解説したとおりじゃが、1.2階建てのスタンダードモデル「カサート」でもおおよそ坪単価70万円以上してしまう。それにビューノシリーズだと3階建てでも坪単価80万円以上、4階建て以上だと坪単価100万円を超えることも多い。
つまり、パナソニックホームズは価格帯的には高めなんじゃ。
高級ハウスメーカーだポン。
でも、カサートのスタンダードシリーズなら大手ハウスメーカーとしては普通くらいの価格帯だし、ビューノの4階建て以上は賃貸併用住宅とするケースも多いから、コストパフォーマンスが悪いわけではないけどね。
なるほど、賃貸併用住宅で家賃収入を得られるなら坪単価100万円以上でもアリなのかもね。
とはいえ、やはりパナソニックホームズの価格帯は決して安いわけではない。価格の問題で諦めてしまうことも多いのはデメリットと言えるかもしれないのう。
気密性(C値)は非公表
前述で、パナソニックホームズは「鉄骨造住宅にしては断熱性が高い」と言ったが、実は気密性に関しては非公表なんじゃよ。これは大きなデメリットじゃな。
気密性もできれば公表してほしいポン!
そうじゃな。
気密性が多少悪くても、全館空調システムを採用すれば問題なく快適な生活はできると思うが、それでも気密性を公表していないのは「弱点だから」と考えるべきじゃ。パナソニックホームズを検討している人は気密性に関しては実際にヒアリングすべきじゃ。
大手HMにしては保証が弱い
パナソニックホームズの注文住宅はザックリ「坪単価70~90万円」前後がボリュームゾーンとなるので、価格帯的には積水ハウスやダイワハウス、住友林業などとよく比べられるのじゃが、同価格帯の大手ハウスメーカーと比べると、若干初期保証が弱いといえるかもしれない。
そうなんですか?
パナソニックホームズの初期保証は何年なんですか?
パナソニックホームズは「初期保証20年」じゃな。
同価格帯の積水ハウスや大和ハウス、へーベルハウス、住友林業などの大手ハウスメーカーは「初期保証30年」なので、比べるとちょっと短いのじゃ。
なるほど。ローコストハウスメーカーは初期保証10年のところが多いから、20年でも長いと思ったけど。
価格帯が近いところと比較するべきだね。
うむ。ちなみにパナソニックホームズの保証・アフターサービスに関しては、わかりにくい部分もあるのでこれまた改めて別ページで解説するつもりじゃ。
パナソニックホームズが向いている人・向いていない人
じゃあ、最後にパナソニックホームズの注文住宅は「こんな人に向いている・こんな人には向いていない」と言う点を教えてください!
うむ。
パナソニックホームズは地震などに災害に強い鉄骨造住宅を主力商品にするハウスメーカーじゃ。
3つの構法を取り扱っているが、どの構法も非常に地震には強い。南海トラフ地震や首都直下型地震など、今後大災害が予想される地域にお住まいの方など、とにかく災害に強い住宅を求めている人にはオススメできるハウスメーカーじゃ。
また標準でZEH基準(UA値0.6以下)をクリアするなど鉄骨造にしては断熱性能も高いのが特徴じゃ。気密性に関しては不安があるものの、全館空調システムもオプション採用できるし、寒冷地でなければ問題なく快適な生活ができるじゃろう。断熱性は平均以上あればOKと言う人にもオススメじゃな。
あとはもともと好立地の土地を所有している人など、賃貸併用住宅を建てたい方にはパナソニックホームズのビューノシリーズはかなり魅力的な選択肢と言える。
ただ、パナソニックホームズは高級ハウスメーカーなのでローコスト住宅を求めている人には向いていないじゃろうな。
- パナソニックホームズが向いている人
- 地震や耐風などの災害に強い家を建てたい人
- 全館空調システムを採用したい人
- 重厚感・高級感を重視する人
- 外壁メンテナンスの頻度を抑えたい人
- ホームエレベーターを求める人
- パナソニックホームズが向いていない人
- ローコスト住宅を求める人
- 気密性能を重視する人
- 長期保証を重視する人
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パナソニックホームズは非常に総合力の高いハウスメーカーですので、本命候補として検討するのもオススメです。パナソニックホームズの住宅展示場予約はコチラから!下記よりWEB来場予約した方は、各種カタログのほかに素敵なプレゼントがもらえちゃいます!
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今回の記事をまとめると
- パナソニックホームズのメリット(長所)
- 地震に強い【地震あんしん保証付き】
- 鉄骨造でありながら断熱性がそこそこ高い
- キラテックタイルを採用可能
- 全館空調エアロハスを採用可能
- ホームエレベーターを採用可能
- パナソニック製の住宅設備が標準採用
- パナソニックホームズのデメリット(短所)
- 坪単価が高い
- 気密性(C値)は非公表
- 大手HMにしては保証が弱い
パナソニックホームズと同価格帯のハウスメーカー
積水ハウス
セキスイハイム
ダイワハウス
へーベルハウス
住友林業
大成建設ハウジング
三井ホーム
三菱地所ホーム
パナソニックホームズより少し価格帯が安いハウスメーカー
一条工務店
住友不動産
タマホーム
アエラホーム
桧家住宅
トヨタホーム
パナソニックホームズは頑丈な鉄骨構造で災害に強い家を手掛けるハウスメーカーです。地震に強いだけでなく断熱性も鉄骨造住宅としては優秀で、キラテックタイルを採用した重厚な外観は高級感も◎。全館空調システムやホームエレベーターなどにも強みをもつ非常に総合力の高いビルダーと言えるでしょう。
パナソニックホームズを候補にしている方は「積水ハウス」「セキスイハイム」「へーベルハウス」「ダイワハウス」など同じく地震に強くハイグレードな住宅を手掛けるハウスメーカーと比較している方が多いです。
またパナソニックホームズは、価格帯としてはやや高めの水準ですので「もう少し価格の安いハウスメーカー」とも比較してみることをオススメします。
競合ハウスメーカーと見比べることで「今までとは別の大事なポイント」が新たにわかることもあります。パナソニックホームズを候補にしている方は、ぜひ上記のハウスメーカーと比較しておいてください。
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