今回のブログ記事では、山形県で大人気のローコスト住宅「ユニテハウス」の特徴・メリット・デメリットを解説していくぞい!
ユニテハウスのことが知りたければ、このブログ記事を読めば一発で解決じゃよ!
ユニテハウスの特徴と基本情報
- 主な特徴:箱型でシンプルデザインな半規格住宅
- 構造 :2×4工法・2×6工法
- 基礎 :べた基礎
- 断熱材 :グラスウール(orウレタンフォーム)
- 坪単価 :50~60万円前後
- ZEH :対応可能
- 耐震性能:★★★★☆
- 断熱性能:★★★☆☆
- 気密性能:★★★★☆
- コスパ :★★★☆☆
- 総合評価:★★★☆☆
さて!今回のブログ記事では東北地方を中心に大人気のローコスト住宅「ユニテハウス」の特徴・メリット・デメリットを特集していくぞい!
今回はツイッターで「ユニテハウスのことが知りたいぞ!」とリクエストを頂いたので、ちょっと予定を早めて特集することにしたんじゃよ。
ツイッターでリクエストくれた方、ありがとうございます!
へー!ぼくはユニテハウスって聞いたことがないけど、どんなハウスメーカーなの?
うむ。ユニテハウスは山形県に本社を置く「株式会社クリエイト礼文(れもん)」が展開する半規格住宅のフランチャイズハウスブランドじゃな!
ユニテハウスは会社名というわけではなく、住宅ブランドなんですね。
そうじゃな!ユニテハウスは全国的にはまだそこまで知名度が高いわけではないが、本社を置く山形県ではなんと10年連続で住宅着工数1位となっている大人気のローコスト住宅なんじゃよ。
へー!ユニテハウスなかなかすごいポン!
ただし、2020年現在ではユニテハウスのフランチャイズ加盟店はまだ全国30店舗ほど。まだまだ全国メーカーとは言えず、施工エリアが限られるのが実情じゃがな。
だがユニテハウスはこれからフランチャイズ加盟店をガンガン伸ばしていく方針。これからに期待したい新進気鋭のローコストハウスメーカーじゃな!
ふむふむ。
で、ユニテハウスの特徴をザックリ言うとどんな感じですか?
ユニテハウスはシンプルな箱型デザインのセミオーダータイプの規格住宅を手掛けるハウスブランドじゃ。
ほら、例えばこんな感じの四角い箱型デザインの家がユニテハウスの特徴の一つじゃな。
四角いポン!
四角いですね。セミオーダータイプってことはあらかじめ何種類か用意された規格のなかから、好みの広さとかデザインを選んでいくって感じですか?
その通り。
なのでユニテハウスは完全自由設計の注文住宅を手掛けるハウスメーカーと比べると、設計自由度という面ではやや劣るが、コストを抑えたマイホームを建てられるし、構造は「2×4工法」を採用しているので耐震性・気密性・断熱性もローコスト住宅としては優秀じゃよ。
住宅性能も優秀で坪単価も安め!
ユニテハウス、だんだん興味が出てきました!
■ユニテハウスと価格帯が近いハウスメーカー
ゼロキューブ
パパまるハウス
秀光ビルド
タマホーム
アイダ設計
アイ工務店
飯田産業
■ユニテハウスより少し価格帯が高いハウスメーカー
桧家住宅
アイフルホーム
フィアスホーム
クレバリーホーム
アエラホーム
ヤマト住建
泉北ホーム
GLホーム
アエラホーム
ユニテハウスは東北地方を中心に、ハコ型のスタイリッシュデザインの規格住宅を手掛けるハウスブランドです。規格住宅がメインなので、設計自由度は低いもののローコストで頑丈なツーバイフォー工法の住宅を建てられる点は魅力的です。シンプルな箱型のデザインも若者世代を中心に人気です。
ユニテハウスを候補に検討している方は同価格帯のローコストハウスメーカーと比較されている方が非常に多いです。特に工法とフォルムが似ている「ゼロキューブ」とはぜひ比較しておきましょう。
またできれば、ユニテハウスよりも少し価格帯の高いハウスメーカーとも比較してみてください。外観・内観・住宅性能はもちろん細かい部分を比較することで「新たに重視すべき部分」が見つかるかもしれません。
ユニテハウスを候補にしている方は、上記のハウスメーカーの中から少なくとも4~5社程度と比較しておいてください。
↓ユニテハウスとよく比較されるハウスメーカー↓
↓ユニテハウスとよく比較されるハウスメーカー↓
ユニテハウスの坪単価
それではまずは、ユニテハウスの坪単価から解説していこう。
ユニテハウスはローコスト住宅ブランドなので、坪単価は安めじゃよ。ユニテハウスの商品ごとの坪単価は以下の通りじゃ。
ユニテハウスの商品モデル | 特徴 | 本体価格 | 坪単価 |
---|---|---|---|
ユニテハウス(36坪) | スタンダードタイプ | 1100万円~ | 30万円~ |
ユニテハウス(39坪) | スタンダードタイプ(+3坪) | 1150万円~ | 29万円~ |
ユニテハウス(42坪) | スタンダードタイプ(+6坪) | 1200万円~ | 28万円~ |
スマートユニテ(25坪) | 少し狭いタイプ | 890万円~ | 35万円~ |
スマートユニテ(29坪) | 少し狭いタイプ(ガレージ付き) | 960万円~ | 33万円~ |
スマートユニテ(33坪) | 少し狭いタイプ(ガレージ付き) | 1030万円~ | 31万円~ |
ユニテハウスは珍しく本体価格を明示しているハウスメーカーなんじゃよ。
本当だ!本体価格が載っているポン。
それにしてもユニテハウスって坪単価がかなり安いほうなんじゃない?
たしかに標準仕様だとかなり安い方じゃ。
だが、注意しないといけないのはユニテハウスの標準仕様は以下の通り。
内部は間仕切りもない状態なので、結局オプションを多少は追加しないといけないわけじゃ。
この状態から、施主の希望通りの間取りにカスタマイズしていくんですね!
その通り。だから、セミオーダータイプの半規格住宅ってわけじゃな。
ちなみにユニテハウスでは一般的なオプションを追加するとザックリ「平均坪単価:40~50万円前後」となるケースが多いようじゃよ。なので「圧倒的に安いというわけでもない」かもしれんのう。
でも50万円以下でも建てられるなら、十分ローコスト住宅と言えるポン。
ユニテハウスの工法(構造)
ユニテハウスはどんな工法(構造)で家を建てているんですか?
うむ。ユニテハウスは、耐震性や気密性に優れた「2×4工法」を採用しているぞい!
お!2×4工法といえば耐震性が高い工法だポン!
建物を面で支えるから、地震に強いんだよね!
うむ。ツーバイフォー工法は、床と壁と屋根が一体化した六面体のモノコック構造じゃ。柱や梁などに地震エネルギーが集中することがなく、建物全体に負荷が分散するから、地震や台風などの「外力に強い」のじゃよ。
それに、ツーバイ工法は壁同士をキッチリ密閉して箱型にするから気密性も高いんですよね!
うむ。ツーバイ工法は窓が小さくなるなど、設計自由度に若干制限がかかるケースもあるが住宅性能としては優秀な工法(構造)じゃよ。
ちなみに、詳しくは後述するがユニテハウスではオプションで2×4よりも壁が分厚い「2×6工法」で建てることも可能じゃよ。
お、2×6といえば一条工務店と同じ工法だポン。気になるねぇ!
ユニテハウスのメリット
ユニテハウスのだいたいの坪単価・工法(構造)がわかったところで次は具体的なメリット(長所)とデメリット(短所)について解説していくぞい!
まずはメリットからいってみよう!
- ユニテハウスのメリット
- 坪単価が安いローコスト住宅
- 高気密・高断熱
- スケルトン&インフィル設計
- ZEH50(オプション:+250万円)
ではユニテハウスのメリットを順番に解説お願いします!
坪単価が安いローコスト住宅
ユニテハウスといえばやっぱり「坪単価が安い(ローコスト住宅)」であることが大きな特徴の一つじゃろう。
坪単価は大切ですよね、価格が高いといくら良い家を建てるハウスメーカーでも候補にできないですもん。
ユニテハウスは標準仕様の本体価格を明示している明朗会計なハウスメーカーじゃからな。坪単価が安いほか、価格がわかりやすいのもメリットと言えるかもしれんのう。
ただし、冒頭でも述べたがりユニテハウスの標準仕様はフリースペースがドーンと広がっていて部屋の間仕切りがない。このまま住む人はほとんどいないので、オプションで内壁を作っていくため、少しオプション料金がかかるけどな。
- 内壁とは
- 住宅内の部屋と部屋を仕切る壁のこと。
内壁がオプションって珍しい気がするポン。ちなみに内壁のオプションってだいたいいくらくらいかかるの?
ユニテハウスでは「内壁のオプション料金:7500円(1m)」となっておるぞい。
そこまで高い金額ではないが、部屋数が増えればそれだけオプション料金が増していく計算になるのう。
スケルトン&インフィル設計
それからユニテハウスは「スケルトン&インフィル設計」となっている点もメリットの一つじゃ。
スケルトン&インフィル?なんじゃい?それ?
「スケルトン&インフィル」というのは「スケルトン=建物外周部(構造躯体)」「インフィル=建物内部の構成要素」という意味じゃな。
要はユニテハウスでは「建物の外周部」と「建物の内部」を切り離して設計しているってことじゃな。
それってなんの意味があるんですか?
ユニテハウスでは、標準仕様ではほとんど内壁がないことからもわかるとおり、構造躯体の強度はすべて「外周部の壁」で確保しているのじゃ。
だから、部屋の間仕切り(内壁)は後からいくらでもリフォームできる。リフォームしやすい住宅ってことじゃよ。
後からリフォームしやすい家っていいね!
うむ。人のライフスタイルも変わっていくものじゃからな。
たとえば子どもが育つまでは広々とした大空間にしておいて、後から間仕切りして子ども部屋をつくる、なんてことも可能じゃよ。
ライフスタイルに対応しやすい住宅ってことですね。
とはいえ、この点はそこまで珍しい特徴というわけではないけどな。他のハウスメーカーでも内壁のリフォームはしやすいところが多いので、ユニテハウスの専売特許的なメリットではないのでその点は注意じゃよ。
高気密・高断熱
それからユニテハウスはローコスト住宅だが、気密性・断熱性もなかなかに優秀なんじゃよ。
おぉ!高気密・高断熱は嬉しいポイントだポン!
ユニテハウスは断熱材はなにを使っているんですか?
うむ。ユニテハウスは基本的には「高性能グラスウール20K」を採用しているぞい。ただし、断熱箇所の厚みはちょっと把握できていないのじゃ。
ユニテハウスの断熱箇所 | 断熱材(分厚さ) |
---|---|
天井 | 高性能グラスウール20K(厚さは不明) |
外壁 | 高性能グラスウール20K(厚さ:80mm前後) |
床下 | 高性能グラスウール20K(厚さは不明) |
ユニテハウスは2×4工法を採用しているので、2×4の壁は89mm。外壁部分の断熱層は80mm前後じゃろうな。
高性能グラスウール20Kはそこそこ密度の高いものを採用していると思うぞい。
なるほど。じゃあ、ユニテハウスの窓断熱はどんな感じなんですか?
ユニテハウスの窓断熱の装備は以下の通りじゃな。
- ユニテハウスの窓断熱装備
- 窓ガラス:Low-Eペアガラス(乾燥空気封入)
- 窓サッシ:アルミ樹脂複合サッシ
窓断熱の装備は、けっこう他社でもよくみる装備だポン。
そうじゃな。窓断熱の装備は特別良いわけでも悪いわけでもない。ま、普通と言ったところじゃな。
じゃあ、肝心のユニテハウスの気密性・断熱性の数値はどうなんですか?
ユニテハウスは断熱性の分厚さなどはわからなかったが、公表している気密性・断熱性の数値はなかなか優秀なんじゃよ。
- ユニテハウスの気密性・断熱性
- C値:0.70
- UA値:0.56
この数値ってスゴイの?
うむ。UA値0.56なら4~7地域(寒冷地以外)のZEH基準をクリアしているので、なかなかのものじゃよ。
C値0.70も気密性の高いスウェーデンハウスより、ちょっとだけ劣るくらいのレベルなので、ローコスト住宅としてはかなり優秀な方じゃ。
さすが2×4工法!住宅性能は優秀ですね!
せっかくマイホームを建てるなら、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境が理想ですよね。
マイホームの温熱環境で後悔したくないなら、必ず「UA値」という数値をカタログスペックで比較してください。UA値は「住宅の断熱性能を客観的に示す数値」で、値が低いほど優秀と考えてください。
UA値は間取りプランごとに異なるため、カタログに載っている数値はあくまで目安です。ですが目安を掲載するかどうかがハウスメーカーの「断熱に対する自信の差」。現に断熱性に自信があるハウスメーカーはほぼ必ず「UA値」の目安を載せています。
もしカタログにUA値の目安が掲載されていなければ「断熱に自信なし」と考えていいです。断熱性は各ハウスメーカーの実力差が顕著に表れるポイントです。断熱性で戦っても競合他社に勝てないメーカーは「あえてUA値を載せていない」というケースが多いのです。
住宅性能のなかでも断熱性は「特に日常的に実感する性能」です。断熱で後悔している人が多いということは、裏をかえせば断熱性が高い住まいは驚くほど快適ということでもあります。
カタログスペックの「UA値」で比較しておけばマイホームの温熱環境の失敗はまずありません。せっかくの注文住宅、温熱環境で後悔しないために「UA値」は必ず最新のカタログで比較しましょう!
ZEH50(オプション:+250万円)
そしてワシが思うユニテハウスの大きなメリットはコレ「ZEH50(ゼッチゴジュウ)」じゃ。
ゼッチゴジュウ?
「ZEH50」とは、太陽光パネルなどの設備導入コスト・維持コストが大きい「創エネ部分」を省略して、断熱性能などの「省エネ部分」を強化したユニテハウスの独自規格のことじゃ。
ZEHといえば「省エネ」と「創エネ」ですもんね。
創エネを省いたから「ZEHの50%」ってことで、ZEH50(ゼッチゴジュウ)」ってことですね!
そうじゃな!(たぶん)
で、その「ZEH50」とやらはどういう内容なの?
うむ。「ZEH50仕様」にすると、建物が以下のとおり強化されるぞい。
- ユニテハウス ZEH50仕様
- 2×6工法
- 付加断熱
- Low-Eトリプルガラス(アルゴンガス封入)
まず、ZEH50仕様にアップグレードすると、2×4工法から「2×6工法」にパワーアップされるのじゃ。
2×6工法では、2×4よりも壁が「51mm分厚くなる」ので、より分厚く断熱材を敷きつめられるわけじゃな。
さらにそれだけじゃなく「付加断熱」といって、グラスウールの外側にさらに断熱材を付加すること、窓ガラスを「アルゴンガス入りのLow-Eトリプルガラス」にすることで、断熱性が大幅にパワーアップするのじゃ。
なんだか凄そうだポン。
ZEH50仕様だと、断熱性はどれくらいになるの?
なんと、ZEH50仕様では「UA値:0.28」という業界でもかなり高い水準になるのじゃ。
ちなみに一条工務店で「UA値:0.25」くらいなので、この数値は物凄いぞい。
すごい!ローコスト住宅で「UA値0.28」はかなり優秀ですね。
でも、このZEH50仕様はオプションなんでしょ?価格はいくらくらいするの?
うむ。ZEH50のオプション価格は「+250万円」となっているぞい。
+250万円かぁ。けっこう高いポン。
確かに少し高いが、性能は格段にアップするからのう。
ワシとしてはこのオプションは付けるのがオススメじゃな。ユニテハウスは元々の坪単価が安めだから、+250万円のオプションを付けてもそこまで大幅に坪単価が高くなるわけではないと思うしな。
ユニテハウスのデメリット
次はユニテハウスのデメリットをピックアップしてみよう!ユニテハウスのデメリットは以下の通りじゃな。
- ユニテハウスのデメリット
- オプションを付けるとそこまで安くはない
- 耐震等級は取得していない
- 窓が小さい造り
- 外観・内観・設備が安っぽい
- 施工可能エリアが限られる
- 保証が物足りない
- フランチャイズのため加盟店のレベルに差がある
ふむふむ。ユニテハウスのデメリットはまぁまぁあるね。
では順番に解説をお願いします。
オプションを付けるとそこまで安くはない
ユニテハウスはローコスト住宅なんじゃが、実は結局なんだかんだでオプションを付けることになるので、実はそこまで「価格が圧倒的に安いというわけではない」のじゃ。
ユニテハウスは標準仕様だと、本当にシンプルな間取りですもんね。
うむ。ユニテハウスでは、結局「間仕切りオプション」などはほぼ必ず付けることになる。
なんだかんだとオプションを付けていくと、結局「坪単価40~50万円」程度になるケースが多いわけじゃ。
それでもけっこう安いポン。
もちろん、元々の価格設定が安めなので、オプションを付けてもローコスト住宅であることに変わりはないが、最初の価格が安いこともあり「あれ?最終的には思ったよりも高くついたな」ということになりやすいのかもしれんな。
注文住宅を建てるなら、まず「自分の求めるマイホームの適正相場価格を知ること」が大切です。
注文住宅は「オーダーメイド」の住まいですから「定価という概念がない」と心得てください。
例えばハウスメーカー1社だけを見学して「2500万円」の見積もりが出るとします。
でも1社の見積もりだけでは「その価格が本当に適正なのか?」わかりませんよね?もしかすると、他社では同条件の家が2000万円で建てられる可能性もあります。注文住宅は同じような見た目や性能でも施工会社が違えば300万円、400万円、500万円の価格差は当たり前、時には1000万円以上の価格差があることだってあります。
マイホームはもともとの価格帯が大きいので感覚が麻痺してしまいがちですが、100万円単位の価格差は大金です。100万円も価格が違えば「住宅ローン1年分以上に相当」することも。それが500万円も価格が違えばどうでしょうか?
マイホームの適正相場価格を把握せず営業マンに言われるがままに契約し大後悔している事例は数えきれません。マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物。失敗するリスクは最大限抑えてください。
逆に言えば、複数社で比較し自分の条件のマイホーム適正相場価格を知るだけで「価格差で泣くリスク」を大幅に減らせるのですから「比較しない理由はない」です。
マイホームの適正価格を知るためにまずやるべきは「住宅カタログの一括比較」です。マイホーム計画を検討している方は以下のリンクから「まずは複数社を比較すること」から始めてください。
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設計自由度が低い
冒頭でも述べたとおり、ユニテハウスはあらかじめ規格された箱型のフォルムを組み合わせていくセミオーダースタイルの半規格型住宅じゃ。
なので、完全自由設計の注文住宅と比べると設計自由度は高くない。これはユニテハウスのデメリットと言えるじゃろう。
でも規格化された箱型はけっこういろいろな種類があるんでしょ?
あるにはあるが、それでもやはり似たような間取りになってしまうものじゃよ。
完全自由設計で、こだわりのある家を求めている人には合わないかもしれないのう。
耐震等級は取得していない
それからユニテハウスは実は耐震等級を取得していない。これもデメリットの一つと言えるじゃろう。
でもツーバイフォー工法は耐震性が高いんじゃないの?
うむ。ユニテハウスが採用している2×4工法(あるいは2×6工法)は、かなり耐震性が高い作りではあるが、ローコスト住宅という性質上、コストをできる限りカットしている。
耐震等級という国のお墨付きが付いていない点はあらかじめ理解しておこう。
施主が希望すれば、耐震等級3をとることは可能なんですか?
「オプション価格+申請にかかる実費」がかかるが、一応耐震等級3を取得することは可能なようじゃよ。
ただ、標準仕様のままで「ただ申請すれば取得できる」というわけではない。耐震等級3を取るには、構造躯体にプラスで耐震性アップの施策をする必要がある。耐震性を重視する人は、この点は入念なヒアリングが必要じゃよ。
窓が小さい造り
ユニテハウスは2×4工法を採用していること、そして高気密・高断熱であることをウリの一つとしていることもあり、ハッキリ言って「窓の作りが小さめ」なんじゃ。
この点はデメリットに感じる人も多いかもしれないのう。
そうなんだ。大きい窓は開放感があって好きだからちょっと残念だポン。
でも、窓が小さいからこそ断熱性は確保されているわけですし。
窓を大きくしたいのであれば、窓の仕様をオプションでアップグレードするなども検討していいかもしれんな!
外観・内観・設備が安っぽい
ユニテハウスの家といえばこのように「箱形の四角い家」じゃ。
うん。シンプルだし、なんかちょっと近未来的でカッコいいんじゃない?
そういう見方ももちろんある。だが、ユニテハウスのシンプルな箱型デザインは見方によっては「安っぽい」とか「シンプル過ぎる」とかそういう評判もあるのじゃよ。
確かに好みが別れる外観かもしれないですね。
それからユニテハウスは標準仕様だと内装・設備なども少し安っぽいという評判が多いようじゃ。
ま、ローコスト住宅なのである程度は仕方ないとは思うがね。
外観・内観・設備の仕様は、同じくらいの価格帯のローコストハウスメーカーとよく比較検討してみることが大切じゃ!
やっぱり比較検討が大事なんだポン!
施工可能エリアが限られる
それからユニテハウスは、山形県では着工数1位を誇るなど、東北を中心に人気を集めているハウスブランドだが、全国的にはまだまだ知名度も低いし、そもそもフランチャイズ店舗がまだ全国に30店舗しかない。
なので「施工可能なエリアが限られている」わけじゃ。これは大きなデメリットじゃな。
ユニテハウスでマイホームを建てたくても、建てられないエリアが多いってことですか。それは確かに弱点ですね。
ユニテハウスは2019年にTBS系のテレビ番組「がっちりマンデー」で特集されたこともあって、フランチャイズ加盟の問い合わせが増えているようだし、今後に期待したいところじゃな!
フランチャイズのため加盟店のレベルに差がある
ユニテハウスはフランチャイズのハウスブランドじゃ。つまり、フランチャイズ加盟店の設計・施工・営業レベルにバラつきが出てしまう可能性がある。
フランチャイズチェーンの宿命ともいえるデメリットですね。
そうじゃな。
フランチャイズのハウスブランドは、スケールメリットを生かして仕入れコストをダウンさせたり、地元工務店が施工するため、アフターサポートですぐに駆けつけてくれたりとメリットもあるが、やはり加盟店によって設計・施工・営業のレベル差にバラつきが出てしまうものなんじゃ。
まぁこの点は仕方ない。レベルが低い加盟店がどうかを判断するためにも「複数社で相見積もりをとること」が必要不可欠じゃよ。
やっぱり比較と相見積もりは大事だポン!
複数のハウスメーカーで色んな営業マンと話せば、ハウスメーカーとしてのレベルにも察しがつきそうです。
うむ。「ユニテハウスは気に入っているけど、この営業マンはちょっと…」という場合には、別の加盟店を訪れてみるのも一つの手じゃよ。
保証が物足りない
それからユニテハウスは保証が少しモノ足りない。これもデメリットの一つじゃ。
ユニテハウスの初期保証は何年なの?
ユニテハウスの初期保証は10年じゃな。ちなみに「延長保証もない」ぞい。
ローコスト住宅は保証がちょっと物足りないところが多いんですよね。
ま、ローコストだからね。そこは仕方ないとも言えるのう。
ちなみに初期保証が切れた10年後以降も「メンテナンススケジュールを出してくれる」などのアフターサポートはあるが、実際のメンテナンス費用は有料となるぞい。
ユニテハウスが向いている人・向いていない人
じゃあ、最後にユニテハウスで注文住宅を建てるのが「向いている人・向いていない人」を教えてポン!
うむ。ユニテハウスは2×4工法を採用したシンプルデザインの住宅じゃ。
ローコストでありながら気密製・高断熱の家を手掛けている点は評価できる点じゃ。また+250万円のオプション料金はかかるものの、「ZEH50仕様」でローコストとは思えないレベルの断熱性にアップグレードできる点も魅力。
高気密・高断熱のローコスト住宅を求めている人は検討する価値があるハウスブランドじゃな!
ただし、ユニテハウスはセミオーダータイプの半規格住宅。完全自由設計で個性的な自分だけのマイホームを建てたい人には向いていないかもしれないのう。
また、シンプルな箱型デザインは好みが分かれるとも言われている。重厚感・高級感のある邸宅を求めている人にも向いていないと言えるじゃろう。
注文住宅のマイホーム計画は「比較・相見積もり」が"超重要"です!
さて、アシスタント諸君よ!
注文住宅でマイホームを建てたいと思った時「まず何をすべきか?」知っているかね?
たしかにマイホームって購入経験ないですし。
まずなにからすればいいのかわからないですね…。
チッチッチ!
「いきなり住宅展示場へ行く」のはハッキリ言ってオススメしないぞい。
長くなるのでオススメしない理由は以下のリンクで読むのじゃ。
なんで「いきなり住宅展示場へ行っちゃダメなの?」理由はコチラ!≫
これはなにも住宅に限った話ではない。
例えば最新型テレビを買う場合を考えてみよう。テレビも同じような見た目でも画質や機能はもちろん価格だってピンキリじゃ。だからテレビを買う前にスペックを比較するもんじゃろ?
そりゃあ比較するよね。
だって知らないで画質が悪いテレビとか価格が高いテレビ買っちゃったら損しちゃうじゃん。
そう!その通りなんじゃ。
家よりもはるかに安い買い物の家電でもじっくり比較してから買い物するのだから注文住宅だって比較して当然。
なるほど。
それは確かにその通りですよね。
それにね。注文住宅はハウスメーカーが違えば「住宅性能の差」「デザイン性の差」「メンテナンス性の差」が非常に大きいもの。
そしてなによりテレビとは比較にならないくらいに「価格の差」が大きいのじゃ!
そうなんですか…
いったいどれくらいの価格差があるものなんですか?
1000万円も価格差があることもあるの?!
同じような住宅性能スペックなのに?!
余裕であり得るし、別に珍しい例じゃないぞい。
と、いうかそもそもオーダーメイドの注文住宅の場合「複数のハウスメーカーで比較しない限り、自分の希望条件のマイホームの適正価格がつかめない」と言った方が正確じゃろうな。
1社を見学しただけで気に入ってしまって営業マンに言われるがままに家を建ててしまうということは自分の希望条件の家の適正価格がわからないまま「人生最大の買い物」をするということじゃ。
どうじゃ?
もし自分がウン百万円単位の金額を損していたことが後からわかったら後悔するじゃろ?
うむ。
だからこそ注文住宅のマイホーム計画はまずは住宅カタログを比較するべきなんじゃよ!
正確には、複数社のカタログを比較して候補のハウスメーカーを見つけたら次に「相見積もり」をすることが絶対条件にはなるけどね。
ただ、ハッキリ言って「複数社のカタログ比較」と「相見積もり」という手順を踏むだけでウン百万円単位の金額を損してしまう可能性は格段に減ると言ってよい。
チッチッチ!
住宅カタログの取り寄せは完全無料だし、候補のハウスメーカーのHPで一つ一つ取り寄せるような面倒な作業も必要ない。
いまどき住宅カタログはライフルホームズで無料一括取り寄せがスタンダードじゃ!
建てたいエリアやおおまかな予算を入れるだけで、施工可能なハウスメーカー・工務店がバシッと出てくるので手続きもそれこそ3分ほどでできちゃうぞい。超簡単じゃよ。
無料で簡単、すぐ届く。
住宅カタログの比較はメリットこそたくさんあるが、デメリットになるようなことは一つもないので間違いなくやっておくべき「家づくりの必須項目」と心得るのじゃ。
そういうこと!
なにより家族でカタログを見ながら「これもいいな!それもいいな!」と話す時間は最高に楽しいものじゃよ!
家づくり失敗の確率も減るし、すでに気になるハウスメーカーがあったとしても「少なくとも5社くらいの住宅カタログは比較しておくこと」をオススメするぞい!
ライフルホームズは住宅情報サイトの最大手!安心安全に優秀なHMから比較できますよ!
まずは抽出するハウスメーカーの検索条件を選びます。
「建物価格」「建築予定地」「人気テーマ」で検索できますが、エリアが決まっているなら「建築予定地」で検索するのがオススメ。希望の市区町村まで選べば施工エリア対応しているハウスメーカーがズラリ出てきます。それぞれザックリとした価格帯・坪単価も掲載されていますので条件に合いそうなハウスメーカーを選ぶだけ。この段階ではいろいろなハウスメーカーのカタログを取り寄せちゃってOKです!
次にお名前や住所・ご連絡先など必要事項を入力する項目になります。必須事項は入力しますが、任意の項目は書いても書かなくても大丈夫です。
必要事項を入力したら案内に従ってページを進めるだけです。所要時間は約3分程度。とっても簡単です。
今回の記事をまとめると
- ユニテハウスのメリット
- 坪単価が安いローコスト住宅
- 高気密・高断熱
- スケルトン&インフィル設計
- ZEH50(オプション:+250万円)
- ユニテハウスのデメリット
- オプションを付けるとそこまで安くはない
- 耐震等級は取得していない
- 窓が小さい造り
- 外観・内観・設備が安っぽい
- 施工可能エリアが限られる
- 保証が物足りない
- フランチャイズのため加盟店のレベルに差がある
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