さて、さっそくじゃがまずは注文住宅のマイホーム計画における全体の流れを学んでおこう!
なにしろマイホーム計画はほとんどの人が初めての経験!
「マイホームってどうやって建てるの?」
「まずなにからはじめればいいの?」
「どうすれば失敗しないで建てられるの?」
などなど正直、わからないことだらけじゃろう!まず第一に「失敗しないマイホーム計画の流れ」について学んでおくことで、スムーズにマイホーム計画をスタートさせることができるぞい。これは注文住宅で家づくりを検討している人全員に読んでいただきたい内容じゃよ!
はじめてのマイホーム計画!まずは全体の流れを把握しよう!
ワシがマイホーム博士じゃ。
さっそくじゃが、みんなは注文住宅のマイホーム計画はどんな手順で進めていくべきか知っているかな?
う~ん…。たしかにマイホームって今まで建てた経験ないし、まずどうすればいいのかわからないポン。
フォッフォッフォ!
マイホームなんてそうポンポン買うものじゃないからね。ほとんどの人にとって家づくりは人生で一度きりの経験じゃ。
家づくりに慣れている人はほとんどいないんだから「注文住宅の家づくりの流れ」も知らなくて当然じゃよ。なにも恥ずかしがることはないぞい。
マイホームってすごく高額な買い物なのに、正しい手順や流れがわからないまま手探りでやっていくのは不安ですね。失敗しない流れがあるなら知っておきたいです!
うむ。このページで解説する「家づくりの流れ」に沿って進めれば、マイホームで失敗する可能性を格段に減らすことができるし、楽しく思い出に残る家づくりができると思うぞい!
それなら安心だポン!
んで?マイホーム計画はどんな感じで進めればいいの?
うむ。ではさっそくザックリとした家づくりの全体的な流れをみてみよう!
- 失敗しない注文住宅でのマイホーム計画の流れ
- ①まずは予算上限を決める
- ②家づくりで重視するポイントを決める
- ③住宅カタログを比較する(最低でも5~10社くらい)
- ④絞り込んだハウスメーカーに実際に行ってみよう(だいたい5社くらい)
- ※ここまでの流れで不安な方はコレをやっておこう!(オススメ)
- ⑤2~3社で相見積もりを取ろう
- ⑥最終決定の前に全力で価格交渉をしよう
- ⑦すべてに納得できたら本契約!
注文住宅を建てる流れはザックリこんな感じじゃな!
では順番に解説をお願いします!
【マイホーム計画の流れ①】まずは予算上限を決める
注文住宅の家づくりでは、まずは予算上限を家族全員で話し合って決めましょう。予算上限が曖昧なまま、ハウスメーカーを訪問してしまうと、どんどんオプションを追加して高額な見積もりになってしまう可能性があります。
最初にハッキリ言っておきますが、家計を圧迫するほど高額な住宅ローンを組むことはオススメしません。
まずは「マイホームにいくらお金をかけられるのか?」を家族全員でしっかり話し合い決めること。これがマイホーム計画で一番はじめの大切な項目になります。
まずは家族で話し合って「マイホームの予算上限をしっかり決めること」!これが家づくりでまず始めにすることじゃな!
たしかに、はじめにしっかり予算を決めておかないといざ実際のモデルハウスをみたら「アレもいいな!」「コレもいいな!」となってしまいますもんね。
そうじゃな。注文住宅は上をみればキリがない。いくらでも豪華にすることができるからね。しっかり予算上限を定めていないと、どんどん見積もりが高額になっていってしまう。
それにサラリーマンや公務員など「お勤めしている人」なら、正直「多少無理のある住宅ローン金額でも審査に通ってしまう」ものなんじゃ。だから、家計を圧迫するレベルの額面で住宅ローンを組んでしまう人は意外に多い。
みんな「住宅ローン貧乏」にはなりたくないじゃろう?
確かに!マイホームのほかにも趣味や旅行も楽しみたいもんね!
「住宅ローン貧乏」は困るポン。
うむ。マイホームは建てて終わりではない。家を建ててからも生活があるからね。日々の生活で常に我慢しなければならないほどの住宅ローンを組むのはオススメしないぞい。
ただでさえマイホーム計画は人生で一度きりで、素敵なプランやオプションを見たら舞い上がってしまいそうですしね。予算上限は始めにしっかり決めておかないと!
でもさ。注文住宅の予算っていったいどうやって決めればいいの?
みんな家づくりの初心者なんだから、そういうこともわからないポン。
フォッフォッフォ!
「マイホーム博士」はそういう読者のためのブログじゃよ!ちゃんと「注文住宅の予算の決め方」について解説した記事も用意しているぞい!
ほーん!用意がいいね!
詳しくは上のリンク先の記事を見ていただくとして、ここではザックリと説明するにとどめるよう。注文住宅の予算の決め方は以下の通りじゃ。
注文住宅の予算=「自己資金(頭金)」+「余裕をもって返済していける住宅ローンの額」
自己資金はいわゆる「頭金(あたまきん)」のことなのでわかると思いますが、「余裕をもって返済していける住宅ローンの額」については、いくらくらいが適正なのか?少し難しいところだと思います。
まずはじめに注意して頂きたいのが、金融機関が貸してくれる上限金額ギリギリで住宅ローンを組むのは非常にリスキーです。
住宅ローンを組む方の属性によって、貸してくれる金額はさまざまですが、基本的に「お勤めの人(会社員・公務員など)」ならば「年収の8~10倍くらいまで」の金額なら割とサクッと貸してくれるケースが多いです。
ですが、年収の10倍もの金額で住宅ローンを組むのはオススメできません。かなり生活を圧迫してしまう返済計画になる可能性があります。
余裕を持って返済できる住宅ローンの金額は「月収における住宅ローンの返済割合」で決めるのが最も一般的です。
住宅ローンの返済割合ってどういうこと?
住宅ローンの返済割合とは、月々の収入に対して住宅ローンの返済金額が占める割合のことじゃな。
例えば、月収30万円の人が毎月6万円の返済をする場合、返済割合は20%ということになる。
わかりやすいように「年収500万円(手取り月収33万円)の人のモデルケース」を例に見てみよう。
年収500万円(手取り月収33万円)の人のモデルケース・年利1%で借りた場合
住宅ローン借入額 | 月々の返済金額 | 月々の返済割合 |
---|---|---|
2000万円(年収の4倍) | 56,457円 | 17.10% |
2500万円(年収の5倍) | 70,571円 | 21.38% |
3000万円(年収の6倍) | 84,685円 | 25.66% |
3500万円(年収の7倍) | 98,799円 | 29.93% |
4000万円(年収の8倍) | 112,914円 | 34.21% |
4500万円(年収の9倍) | 127,028円 | 38.49% |
5000万円(年収の10倍) | 141,142円 | 42.77% |
ふむふむ。年収500万円の人の場合、だいたい年収の5倍(2500万円くらい)までならローン返済割合20%前後くらいに収まるんだね。
そうじゃな。一応、住宅ローンの借り入れ金額は「年収の5倍以内」が理想と言われている。
ただし「マイホームは年収の5倍理論」は金利が高かった時代の名残という部分もあって、あくまで理想じゃ。
じゃあ、実際にはもう少し高い金額で住宅ローンを組んでいる人も多いんですか?
うむ!住宅金融支援機構の「2019年度フラット35利用者調査」によると、マイホーム取得の平均年収倍率は土地付き注文住宅で7.3倍、建売住宅で6.7倍、新築マンションで7.1倍となっている。
この数字には頭金を含むらしいが、それでも年収の6~7倍程度の住宅ローンを組んでいる人が多いと言えるね。
それなら、少し選択肢が広がりますね!
返済割合20%・年収の5倍理論は今の時代にはちょっと厳し過ぎるかもね。
今は住宅ローンがかなり低金利なので、個人的には「住宅ローンの返済割合:25~28%前後」あるいは「年収の6倍~6.5倍前後」までなら特に問題ないと思っているぞい。
まぁ理想をいえば住宅ローン借入額は少ない方がいいのは当然だが、無理して返済割合20%にこだわると、肝心の家のクオリティに満足できない可能性もある。例えば住宅性能が低いと、光熱費やメンテナンス費用などのランニングコストがたくさんかかってしまうこともあるし。初期費用を抑えても、その分ランニングコストが上がってしまえば本末転倒じゃろう。
そうやね。
ちなみに「住宅ローンはいくらまでなら借りても大丈夫か?」という点はこちらの記事で詳しく解説しています!
注文住宅のマイホーム計画は、自分たちのお財布具合と相談して「無理のない予算上限」をしっかり家族の総意として固めておくことが、家づくりでは大切なのじゃ。
注文住宅を建てるなら、まず「自分の求めるマイホームの適正相場価格を知ること」が大切です。
注文住宅は「オーダーメイド」の住まいですから「定価という概念がない」と心得てください。
例えばハウスメーカー1社だけを見学して「2500万円」の見積もりが出るとします。
でも1社の見積もりだけでは「その価格が本当に適正なのか?」わかりませんよね?もしかすると、他社では同条件の家が2000万円で建てられる可能性もあります。注文住宅は同じような見た目や性能でも施工会社が違えば300万円、400万円、500万円の価格差は当たり前、時には1000万円以上の価格差があることだってあります。
マイホームはもともとの価格帯が大きいので感覚が麻痺してしまいがちですが、100万円単位の価格差は大金です。100万円も価格が違えば「住宅ローン1年分以上に相当」することも。それが500万円も価格が違えばどうでしょうか?
マイホームの適正相場価格を把握せず営業マンに言われるがままに契約し大後悔している事例は数えきれません。マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物。失敗するリスクは最大限抑えてください。
逆に言えば、複数社で比較し自分の条件のマイホーム適正相場価格を知るだけで「価格差で泣くリスク」を大幅に減らせるのですから「比較しない理由はない」です。
マイホームの適正価格を知るためにまずやるべきは「住宅カタログの一括比較」です。マイホーム計画を検討している方は以下のリンクから「まずは複数社を比較すること」から始めてください。
もちろん無料ですし東証1部上場企業が運営するライフルホームズなら悪質な施工業者が紛れ込む心配はまずありません。
マイホームの適正価格を知るにはザックリ予算を指定して一括比較がオススメ!
【マイホーム計画の流れ②】マイホームで重視するポイントを決める
次にマイホームで重視するポイントを決めましょう。家のデザイン、間取りなど「見た目」に関する部分を重視するのか?それとも耐震性・耐火性など「安全性」を重視するのか?それとも気密性・断熱性など「快適さ」を重視するのか?家のどの部分を重視するかによって候補に絞るハウスメーカーも変わってきます。
もちろん「そんなの全部重視したいに決まってるじゃん!」という意見が多いのは当然ですが、注文住宅計画はほとんどの人が「予算オーバーしてしまう」と言われています。ファーストプランから比較して高くなった見積もり書をみて「これは困った!」とプランを練り直すことになります。
その時に焦ってコストカットしてはいけない部分をコストカットしてしまうと、長年「後悔」が続く可能性が高いです。
限られた予算計画の中で家づくりを進める以上、なにかを妥協しなければならない可能性は高いです。「家づくりで何を重視するか?」はあらかじめ家族でしっかり話し合って決めておくべです。
マイホームで重視するポイントをあらかじめ家族で話し合って決めておくと家づくりがスムーズに進むぞい!これも重要な手順のひとつじゃな!
正論だと思いますけど…でも家づくりの初心者では「家のなにを重視すればいいのか?」もわからないと思いますけど…?
そーだそーだ!無責任なこと言うなポン!
フォッフォッフォ!安心しなさい。
「家づくりではなにを重視すべきか?」という点についても、ヒントになる記事を用意しているぞい。
用意がいいですね!
詳しくはリンク先の記事をチェックしていただくとして、ここではザックリと説明するにとどめるが基本的にマイホームで重視すべき部分、重視しなくてもさほど問題がない部分は以下の通りじゃ。
注文住宅のマイホーム計画で重視すべき部分
- マイホームで重視すべき部分(コストカットしてはいけない)
- 安全性に関わる部分(耐震性)
- 暮らしやすさに関わる部分(断熱・気密性・間取り・生活動線・立地)
マイホームで、まず第一に重視すべきは「安全性に関わる部分」です。家は、家族にとってもっとも安全な場所であるべきです。日本は地震大国なので耐震性も重視してください。
また「暮らしやすさ・快適性に関わる部分」もぜひ重視してください。間取りも暮らしやすさに直結するのでぜひこだわってほしいです。マイホーム計画が進み、間取り図をもらったらに何枚かコピーしておいてください。そして間取り図に実際の生活をイメージをして、生活動線を書き込んでみましょう。書き込んだ生活動線が必要以上に重なる、長い、クロスするようであれば暮らしにくい間取りの可能性があります。
暮らしやすい生活動線の間取りを提案できるかどうかはハウスメーカー(設計士)の「腕の見せ所」でもあります。ぜひとも提案力の比較もしておきましょう。また、家の快適性に直結する住宅性能は「断熱性能」です。せっかく建てた注文住宅が「夏は暑くて冬は寒い」という状況になってしまえば、夏がくるたび、そして冬がくるたび「断熱…ケチるんじゃなかったな…」と後悔することになりかねません。
それに気密性・断熱性が低いと、空調効率が悪くなり、エアコン代などのランニングコストが高くなってしまいます。初期費用をローコストに抑えても、電気料金のランニングコストが高く付くのなら、あまり意味がありませんよね。
ならば、初期費用が少し高くなったとしても気密性・断熱性をアップして快適性とランニングコストの軽減をする方がオススメです。家の中の暑さ・寒さ問題のストレスは意外なほど大きいもの。ぜひ気密性・断熱性には気を使ってみてください。
基本的に「家を建てた後では容易に変更できない部分はコストカットすべきではない」と心得ましょう。窓の仕様変更くらいであれば、後から変えることはできますが、断熱材の仕様を変えるとなると難しいです。
それと、後から変更できないといえば、やはり一番は「立地」です。立地だけは家を建てた後に逆立ちしても変更できません。駅から遠い立地、日当たりの悪い立地、交通量の多い道路に面する立地などは、暮らし始めてから後悔する可能性もあるので、必ず前もって生活をシミュレーションしておきましょう。
注文住宅のマイホーム計画で重視しなくてもさほど問題ない部分
- マイホームで重視しなくてもいい部分(コストカットしてもいい)
- 内装グレード(フローリング・クロスなど)
- 設備グレード(バスルーム・洗面台・太陽光発電システムなど)
住宅ローンは金利・手数料が安いところを選ぶ!(積極的にコストカットすべき!)
注文住宅の家づくりでは、全ての部分を重視したいところですが予算的な兼ね合いで、どこかしらコストカットしなければならない部分も出てくるはずです。そんな時は基本的に「後から変更できる部分」で予算の調整を行うのがベターです。
例えば、内装のグレード・設備グレードなどを見直すのが先決でしょう。内装フローリング・クロス・室内ドア、建具のグレードなどは、少しくらいグレードを下げたとしても「暮らしやすさ」や「快適性」にはほとんど影響がありません。満足感は少し下がるかもしれませんが、コストカットするのであればこの点は仕方ないと割り切りましょう。もし本当に気に入らない場合でも、後からの変更は比較的容易です。
また、住宅ローンも非常に種類が多く、中には金利が他よりも安かったり、手数料・諸費用などが安かったりするものもあります。お得な住宅ローンを探すことで家のグレードを下げることなく予算を多少なりとも抑えることが可能です。抑えられる金額は、そこまで大きくはないですが、マイホームの品質を落とさずにコストカットできるので、この点も必ず比較してお得な住宅ローンを探しておくべきでしょう。
なるほど!たしかに、後から変更できる部分は予算オーバーになりそうなら優先的にコストカットすべきですね。
それに住宅ローンは条件のいい商品を選ぶだけで、家の品質を落とさずにコストカットできるんだね!
マイホームで重視すべきポイントは各家庭によってさまざま
家づくりで重視すべき点、重視しなくてもそこまで問題がない点がよくわかりました。
まぁ色々解説したが家づくりで重視するポイントは各家庭や、住む地域によっても異なるからしっかり考えた方がいいぞい。
地域によって?重視するポイントが変わるの?
例えばわかりやすいところで言うと、寒冷地にお住まいの場合は「気密性・断熱性」は特に重視した方がいいし、首都圏や東海地方など大規模地震が警戒されている地域は「耐震性」を特に重視した方がいいじゃろ?
なるほど。そういうことですね。
確かに住むエリアによっても重視するポイントは変わってきますね。
いずれにしても「家のどの部分を重視するか?」はマイホーム計画の軸になる。
この点は家庭によっても、エリアによっても違うから家族でよく話し合って決めるべきじゃな!ま、この段階では「ザックリ決める」でも構わない。
家づくりの流れをこなしていくうちに、どんどん家づくりの軸は固まっていくはずだからね!
【マイホーム計画の流れ③】候補のハウスメーカーを比較しよう!(10社くらい)
さぁ次は候補のハウスメーカーを比較する段階です。予算上限を決めて、家づくりで重視するポイントがザックリとでも定まれば、候補となるハウスメーカー・工務店にある程度目ぼしを付けられるはずです。
候補のハウスメーカーを絞り込むうえで非常に便利なのが「住宅カタログの一括請求」です!マイホーム建築予定のエリアに対応していて、予算感の合うハウスメーカーから住宅カタログを無料でもらえるサービスがありますので、便利なものは使っていきましょう!
マイホーム計画の流れ、次の項目は「候補のハウスメーカーを比較する」段階じゃな!
候補のハウスメーカーはどうやって比較すればいいの?
ハウスメーカーを比較するなら「各社の住宅カタログを取り寄せて比較する」のが一番じゃ!
住宅カタログの比較ですか。
でも、なんでわざわざカタログで比較するべきなんですかね?
うむ。これはなにもマイホームに限った話ではないが、なにか少しでも高額なモノを買う場合を考えてみるのじゃ。
例えばテレビを買う場合を考えてみよう。
どのメーカーのテレビが機能面で優秀か?画質がいいか?価格が安いか?必ずスペックを比較するじゃろう?
そりゃあ比較するよね。
だって、知らずにスペックの悪いテレビを高い価格で買っちゃったら損じゃん!
そう、その通り!マイホームでも同じなんじゃよ!
むしろ、マイホームはテレビなどの家電に比べても圧倒的に「スペック差」「価格差」が大きいのじゃ。
そういうものなの?!
そうじゃよ。
まずスペックの差についてだが、マイホームはパッと外観・内観を観ただけでは性能まではわからない。本当に快適で暮らしやすいマイホームには「耐震性・断熱性・気密性・遮音性・耐久性・メンテナンス性・空気環境」など、要するに住宅性能が備わっているもの。
本当に大事な住宅性能のスペックを比較するのに役立つのが「住宅カタログ」」なんじゃよ。
でもスペックならハウスメーカーの営業さんに口頭で聞いてもいいんじゃないですか?
それじゃ正直甘い。
ハウスメーカーの営業マンを悪く言うわけではないが、営業マンはスペックに関する顧客の質問には、だいたい何らかの理由を付けて「大丈夫ですよ!」と答える。
だが、住まいのスペックには各社によって確固たる「性能差」があることは間違いないのじゃ。
そのスペックを比較するためには「住宅カタログ」を見比べることが非常に大切なんじゃよ。
でも営業マンが適当なこと言ったら後になってトラブルにならないの?
例えばわかりやすいところで言うと気密性・断熱性など「家の温熱環境が快適かどうか?」という点。
でも、そもそも家の室温が快適と感じるかどうかは個人差があるものじゃろ。
つまり家の引き渡し後に「暑いor寒い」というクレームを言ったところで「個人的感覚までは保証しかねる」と言われてしまってはもうどうしようもないんじゃよ。
確かに…。言われてみればその通りですね。
だから「住宅カタログのスペックで比較することが超大事」なんじゃよ!
カタログに書いてある情報に嘘はありえない。口頭で営業マンに確認するのではなく、まずは「住宅カタログを比較してふるいにかける」べきなんじゃ。
なるほど、スペックについてはOK!わかったポン!
マイホームはどうしても「外観の高級感」や「内装設備の豪華さ」など見た目がを重視してしまいがちですが、家にとって本当に大切なのは耐震性・断熱性・気密性・遮音性・耐火性など「目に見えない住宅性能」です!
そしてこの部分はハウスメーカーごとに「大きな差」が存在します。住んでから「夏暑い/冬寒い」などの後悔をしたくないなら、住宅性能は必ず「カタログスペックで比較」してください!
本当に住宅性能に自信のあるハウスメーカーなら、カタログに「明確な数値を載せる」のが普通です。カタログにスペックを記載していない会社は自信がないと判断しましょう。大事なのは「カタログスペックで比較すること」です!
そして次に「価格差」について!
正直、注文住宅はハウスメーカーによって価格差もすごく大きい。同じようなスペック・同じような見た目の家でも、ハウスメーカーが異なれば300万円、400万円、500万円の価格差は当たり前にあるもの。だから絶対に比較しておくべきなんじゃ。
500万円も?!そんなに価格が違うものなの?
500万円どころか、もっと価格差がある場合もザラじゃよ。
というか、注文住宅にはそもそも「定価」という概念がほぼない。
注文住宅は施主ごとに敷地条件も違えば間取りも広さも仕様も異なるし、付けるオプションも千差万別。つまり、オーダーメイドの注文住宅には安易に定価は付けられないのじゃ。
だから、同じ希望条件を出してもハウスメーカーが変われば見積もり金額には天と地ほどの価格差が出来るのも至極当然なんじゃよ。
それは入念に比較しないとヤバいですね。
うむ。というか「複数のハウスメーカーで比較しない限り、自分が希望する条件のマイホームの適正価格がわからない」といった方が正確じゃな。
カタログ比較…めちゃくちゃ大事じゃん。
それこそ、よく比較しないで安易に契約してしまえば、後から「あっちのハウスメーカーなら800万円も安く建てられたのに…」なんてこともザラにあるぞい。
まじ…?!
とんでもない価格差があることもあるんですね…。
じゃあ、住宅カタログの比較さえしておけば、性能スペックの差、価格の差で泣くことはないってことでいいですか?!
正確な価格差に関しては、最終的に候補のハウスメーカーを絞り込んで「相見積もりを取る」という手順も必要になってくるが、少なくとも「住宅カタログの比較」と「複数社の相見積もり」という手順を踏むことで、注文住宅の「性能スペックの差」「価格の差」で後悔する可能性は格段に減る。その点は安心して良いぞい!
おぉ!それなら絶対にやっておくべきですね!
うむ!
とりあえず、この段階で候補のハウスメーカーを比較するなら
「なんとなく条件に合いそうだな!」
「聞いたことあるハウスメーカーだな」
「エリア対応してる工務店もカタログ貰っておこう!」
こんな感じにひとまず広く浅く、そこまで絞りこまずに住宅カタログをもらっておいてOKじゃ!
この段階では広く浅くで構いませんので最低でも5社くらい、できれば10社くらいは住宅カタログを取り寄せて比較しておきましょう。
住宅カタログは限られたスペースに所せましと自社アピールが記載された、いわば「ハウスメーカーの顔」ともいえる冊子です。家づくり初心者の方でも、住宅カタログを何冊か見比べるだけでなんとなく「各ハウスメーカーの強み」がわかってくるはずです。
各ハウスメーカーの住宅カタログを吟味して見比べるだけでも、家づくりの大事な経験値になります。カタログ比較はマイホーム計画の重要な手順。家づくりの経験値を積むことで失敗の確率は確実に下がりますので、住宅カタログの比較は必ずしておいてください。
カタログ請求の基準はずいぶんゆるゆるだと思ったけど、住宅カタログを見比べるだけでも「家づくりの経験値になるから」ってことだポン!
その通りじゃ!住宅カタログは一冊だけ読んでも「ふーん」で終わりじゃが、何冊かまとめて比較することで気づくことが多いぞい。
例えば、「A社は気密性の数値まで書いてたけど、B社は書いてない」とか「C社は耐震実験の様子を書いてたけど、D社は耐震性のことに触れてない」とかね!
ハウスメーカーの候補を絞り込むためには、この手順すっごく大切ですね!
もっと詳しく「住宅カタログを比較した方がいい理由」もビッチリまとめた記事も用意してあるから、ぜひ読んでほしいぞい!
家づくりでは「なぜ住宅カタログを比較すべきなのか?」理由はコチラ!≫
いきなり住宅展示場に行くのはオススメしません。
住宅カタログも貰えると思うし、住宅展示場にも行ってみたいなぁ!
それね。
よくマイホーム計画の初期段階で住宅展示場に行ってしまう人いるけど、ハッキリ言って知識ゼロのマイホーム初心者がいきなり住宅展示場に行くのはオススメしないぞい。
いくら住宅カタログをもらうためだとしてもね。
そうなの!?なんで?!
以下のとおり。読んでみて↓
当サイトではハッキリ申し上げておきますが、マイホームに関する予備知識が乏しい状態でいきなり住宅展示場・モデルハウスにいくことはオススメしていません。
いきなり住宅展示場に行くことをオススメしない理由は多々ありますが、まずひとつ覚えておいて頂きたいのが「住宅展示場に見学に言った人は、その展示場内のハウスメーカーで決めてしまう人がおよそ50%もいる」ということ。約半数が住宅展示場内のハウスメーカーで決めているということで、住宅展示場がいかに契約してしまいやすい環境になっているかがわかると思います。
住宅展示場に展示されているモデルハウスはいかにも豪華で素敵に見えますが、そこに展示されているハウスメーカーが全てではありません。他にも住宅性能が優秀で価格帯に見合うマイホームを実現できる施工会社はたくさんあります。
住宅展示場にいきなり行ってしまうことで、未知の優良住宅メーカーと巡り合う可能性が潰れてしまうかもしれません。
マイホームは人生でもっとも高額な買い物です。住宅展示場にあるハウスメーカーももちろん素敵ですが、できれば住宅展示場内のハウスメーカー以外の選択肢もちゃんと比較しておきましょう。その方があなたのマイホーム計画はきっと良いものになるはずです。
住宅展示場にいった人の50%が、展示場内のハウスメーカーで決めてしまうって…すごいですね。半分ですよ、半分!
住宅展示場がいかに魅力的に造られていて契約に至りやすい環境になっているか、わかるじゃろう。
それに言い方は悪いが、住宅展示場に知識ゼロで訪れたお客さんは営業マンにとって「超扱いやすいお客さん」じゃ。そりゃあそうじゃろう。予備知識がないんだから、住宅性能の説明だって営業マン側に都合のいいようにすらすらと聞いてくれる。
だから、お客さんが「このハウスメーカー最高!」という気持ちになってしまうのも当然といえば当然じゃな。
たしかに予備知識なしで、良いことばっかり言われたらそうなっちゃうかも…。
営業マンと対等に渡り合うためには、他社と比較してある程度の「マイホームに関する予備知識」を得ておくにこしたことはない!ということじゃな。
加えて一つ申し上げます。
住宅展示場にいきなり行って来客データに名前を残すことによって、その後のマイホーム計画の可能性を狭めてしまう可能性もあります。
もう少し詳しく言うと住宅展示場のアンケートに名前を残した時点で、その方は「既存の来店顧客」としてハウスメーカーのデータベースに情報が残ります。ハウスメーカーでは、新規顧客のみを対象とした「割引キャンペーン」や「オプションキャンペーン」を行うことが多く、すでに来店顧客としてデータベースに登録されている人はこうしたキャンペーンの対象外になってしまうケースも多いのです。
そういうこともあるんだね…。マイホームは高い買い物だから、できれば最大限お得に買いたいポン。
うむ。だったらモデルハウスの来店顧客としてではなく一般新規顧客としてカタログ一括請求をして比較する、そして気に入った候補のハウスメーカーを選んでからいざ来店。という手順を踏むのが一番なんじゃよ!
注文住宅のマイホーム計画はまずは住宅カタログ一括請求がはじめの一歩!
住宅カタログを何冊か見比べるだけでも「各社の特徴・強み」がわかってきますし、同時にある程度の住宅の予備知識が身に着きます。注文住宅を建てるうえで知識があるかどうかは非常に大きな違いです。
繰り返しになりますが、いきなりモデルハウスに来店するのはオススメできません。言い方は悪いですが、営業マンからすれば「知識ゼロのお客様=とっても扱いやすいお客様」です。値段も設備も材料も、さらにはもっとコスパや性能に優れる他社の存在すら知らないのですから。
ハウスメーカー選びで失敗や後悔をしたくない人は、デザインだけに目を向けるだけでなく、性能とコスパをカタログ比較することをお願いだからやってみて下さい!生涯一度の家作りで失敗すると、ご家族の家計と幸福度に大きな影響を与えます!(マジで!)
\ 家作りに興味があるなら /お願いだから無料住宅カタログで比較して!
≫【LIFULL HOME’S】無料カタログ郵送はココから≪
誤解がないように言っておくが「なにがなんでも住宅展示場に行くのはNG!」と言っているわけではなく、あくまで「マイホーム計画の初期段階で、注文住宅の知識ゼロの状態で、いきなり住宅展示場にいくのはオススメしない」ということじゃ。
ちゃんと「住宅展示場がどういうところなのか?」を理解して、ちゃんとマイホームに関する知識を武装して、営業マンと対等以上に話せるようになってから行くなら、住宅展示場は楽しく見学できるし、役立つこともあるじゃろう。
あくまで「知識ゼロの状態では行かない方がいい」ってことだポン。
そう!住宅展示場に見学に行くなら「その前にやるべきことをやってから!」ということじゃな!
このほかにも「住宅展示場に行く前に知っておいてほしい2つのポイント」を下記のリンク先の記事で詳しく解説しています!良かったら読んでみてくださいね。
住宅カタログはどこをどう比較すべき?
マイホーム計画では「まず住宅カタログをGETして比較するのが先決」ってことはわかったけど、住宅カタログって「どこをどう比較するのがオススメ」とかあるの?
色々みておくべきポイントはあるぞい!大切なことなので、ここでザックリとみておくべきポイントを解説していこう!
注文住宅の工法を比較しよう
ハウスメーカー選びでまず重要になってくるのは「建築工法の違い」じゃ。
一戸建て住宅の建築工法は、複数の種類があってそれぞれに特徴が異なる。それぞれの工法でメリット・デメリットが異なるので、工法の特徴を知っておくことで、自分が建てたい家のイメージに合うハウスメーカーを探しやすくなるじゃろう。
注文住宅の建築工法はおおまかに分けると以下の通りじゃ。
- 注文住宅の主な建築工法
- ・木造軸組み工法(在来工法)
- ・ツーバイフォー工法(ツーバイシックス工法)
- ・木質パネル工法
- ・鉄骨造(軽量鉄骨造・重量鉄骨造)
- ・鉄筋コンクリート造(RC造)
木造軸組み工法(軸組みパネル工法)
木造軸組み工法は、日本の一戸建て住宅でもっともポピュラーな建築工法です。古くから使われている伝統的な工法のため「在来工法」とも呼ばれます。
木造軸組み工法は柱と梁(はり)の「軸組み」で建物を支える工法で、設計上の制限が少なく、さまざまな間取りに対応しやすい点が特徴です。また、将来のリフォームや間取り変更などにも比較的対応しやすいです。
ただしあくまでも柱で建物を支えるため柱のない大空間を造るのは不得意です。
木造軸組み工法は、柱と梁で建物を支える工法で、地震エネルギーが構造材の接合部分に集中しやすい点が弱点ですが、建物外周部に「構造用合板(パネル)」を施工した構造があります。これが木造軸組みパネル工法と言われる構造です。木造軸組みパネル工法は、高い設計自由度を保ちつつ、地震にも非常に強いため近年では軸組みパネル工法を採用しているハウスメーカーも多いです。
建築コストは比較的安く非常にバランスの取れた工法と言えます。
ツーバイ工法は、2×4工法や2×6工法の総称で、壁・床・天井を強固に接合し6面体のモノコック構造を造る工法です。建物を面で支えるため地震エネルギーを建物全体にバランスよく分散できる非常に地震に強いのが大きな特徴。また、壁・床・天井を強固に密接に接合するため、気密性を確保しやすい点も特徴です。
ツーバイ工法は木材の寸法が規格化されているだけでなく、釘を打つ位置・本数なども規格化されているため、職人ごとの施工技術のバラつきが少ない点も大きなメリットです。ツーバイ工法は地震に強く気密性・断熱性も確保しやすい点が大きなメリットですが、設計自由度は木造軸組み工法には若干劣ります。また、開口部を大きく取りにくいのもデメリットです。
木質パネル工法
木質パネル工法も建物を壁・床・天井(屋根)の6面体で支えるモノコック構造です。ツーバイ工法に似ていますが、特に木材の寸法が規格化されているわけではありません。
特徴的なのは断熱材や下地材が一体化された木質パネルが工場生産され、施工が効率化されている点です。工場生産された木質パネルを現場で組み上げて施工するため、施工技術ブレが極めて少ないです。
ツーバイフォー工法のように建物を面で支えるモノコック構造のため地震にも非常に強いうえ、パネル同士を強固に接合するため、気密性を確保しやすく内蔵される断熱材次第で断熱性能も確保しやすいです。また工場生産されたパーツを現場で組み上げるため、工期が短く済むのも特徴です。
鉄骨造(軽量鉄骨・重量鉄骨)
鉄骨造は鉄の骨組みで家を支える工法です。木造軸組み工法のように、柱と梁で支える工法ですが、木材よりも強度の高い鉄骨を使っているため、大空間のリビングや大開口の窓など、開放的な間取りプランが実現しやすい、非常に設計自由度の高い工法です。
鉄骨造は耐震性が高く設計自由度も優秀ですが鉄は熱を伝えやすい性質があるため、建物の断熱性能の面では木造住宅よりも劣るケースが多いです。また、価格(コスト)面でも木造住宅よりも高いケースが多いでしょう。
なお、鉄骨造は厚み6mm未満の鋼材を使った「軽量鉄骨造」と、6mm以上の鋼材を使った「重量鉄骨造」に分かれます。軽量鉄骨造はおもに2階建てまでの建物に採用され、重量鉄骨造は3階建て以上の建物に用いられます。
鉄筋コンクリート造(RC造)
鉄筋コンクリート造は、鉄筋とコンクリートで出来ている工法です。鉄は引っ張る力に強く、コンクリートは圧縮される力に強いという特性を持つため、互いの弱点を打ち消しあう構造となり、非常に強度が高いです。地震や台風などあらゆる災害に極めて強い構造と言えるでしょう。また耐久性も高く非常に長持ちすることも大きな特徴です。
さらに鉄筋コンクリート造は見た目にもまるでマンションのような重厚感・高級感があります。コンクリートは型枠次第でどんな形にも施工できるため、丸みを帯びた曲線的デザインなどデザインの自由度も非常に高く、高級なデザイン住宅などにもよく用いられます。大きなデメリットとしては、建築コストが高い点が挙げられます。
主な建築工法 | メリット(長所) | デメリット(短所) |
---|---|---|
木造軸組み工法 (軸組みパネル工法) | ・設計自由度が高い ・建築コストがリーズナブル ・将来のリフォームに対応しやすい | ・接合部に地震の負荷が集中しやすい ・柱のない大空間は不得意 ・湿気対策は不可欠 ・シロアリ対策も不可欠 |
木質パネル工法 | ・地震に強い ・気密性・断熱性を確保しやすい ・工場生産されたパーツを用いるため技術ブレが少ない ・工期が短く済む | ・設計自由度は軸組み工法よりも低い ・将来のリフォームに対応しにくい ・大きな開口部を造りにくい ・湿気対策は不可欠 ・シロアリ対策も不可欠 |
ツーバイ工法 | ・地震に強い ・気密性・断熱性を確保しやすい ・規格化された工法のため技術ブレが少ない | ・設計自由度は軸組み工法よりも低い ・将来のリフォームに対応しにくい ・大きな開口部を造りにくい ・湿気対策は不可欠 ・シロアリ対策も不可欠 |
鉄骨造 | ・地震に強い ・設計自由度が高い ・大空間・大開口などが得意 ・耐火性も低くはない | ・価格(建築コスト)が高い ・断熱性能が弱点 ・固定資産税が高い |
RC造 | ・あらゆる災害に強い ・設計自由度が高い ・大空間・大開口などが得意 ・曲線など個性的なデザインも可能 ・耐久性が高く長持ちする(法定耐用年数47年) | ・価格(建築コスト)が特に高い ・固定資産税が特に高い ・将来のリフォームに対応しにくい ・コンクリートは蓄熱しやすい |
ふむふむ。それぞれメリットとデメリットがあるんだねぇ。
そうじゃな!工法によって、出来上がるマイホームの特徴は異なるぞい。
ものすごくザックリじゃが、こんな風に考えるといいかも。
- 設計自由度を重視しつつ地震に強い家なら「木造軸組みパネル工法」
- 耐震性・気密性・断熱性を重視したいなら「ツーバイ工法」か「木質パネル工法」
- 開放感のある間取りを重視したいなら「鉄骨造」
- あらゆる災害に強く高級感のある家を建てたいなら「鉄筋コンクリート造」
まずはこんな感じでハウスメーカーを比較検討してみるといいじゃろう!
ちなみに、注文住宅の主な建築工法については以下のリンク先の記事で詳しく解説しています。
それぞれの建築工法を得意とするハウスメーカーの一覧の掲載しておきますので、こちらもぜひ参考にしてみてください!
建築工法 | 得意なハウスメーカー |
---|---|
木造軸組み工法 (軸組みパネル工法) | アイ工務店 アキュラホーム アエラホーム 飯田産業 クレバリーホーム 住友林業 タマホーム 富士住建 桧家住宅 ヤマダホームズ ヤマト住建 ユニテハウス ユニバーサルホーム |
ツーバイ工法 | 一条工務店 インターデコハウス セルコホーム 住友不動産 GLホーム 北洲ハウジング 三井ホーム 三菱地所ホーム |
木質パネル工法 | スウェーデンハウス |
鉄骨造 | 積水ハウス セキスイハイム ダイワハウス トヨタホーム へーベルハウス パナソニックホームズ |
鉄筋コンクリート造 | 大成建設ハウジング 三菱地所ホーム レスコハウス |
エリア・テーマ・予算のいずれかを選んで進むだけ!カンタン3分で完了。もちろん無料です。
注文住宅の耐震性を比較しよう
それと住宅カタログを比較する時は「耐震性」についてもぜひチェックしておくべきじゃな!
日本は地震の多い国ですし、耐震性は重要ですね!
うむ。マイホームは、万が一の地震の際に「家族のいのちを守るシェルター」となるべきじゃ。一番わかりやすい耐震性の指標となるのが「耐震等級」じゃ。
耐震等級とは、2000年10月に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」で定められた建物の耐震性の指標。建物がどのくらいの地震に耐えられるかを示す。等級1、等級2、等級3の3つのランクに分けられており、耐震等級3が現行の法律上、もっとも地震に強い等級とされる。
要は「その建物がどれくらいの地震に耐えられるか?」を客観的に示す指標が耐震等級なんだね!
耐震等級1.2.3のそれぞれの強さを一応表にしてみたぞい。
・数百年に一度程度起きる震度6強~7程度の地震に対して倒壊・崩壊しない
・数十年に一度発生する震度5程度の地震で住宅が損傷しない
・数百年に一度程度起きる震度6強~7程度の地震の1.25倍の力に対して倒壊・崩壊しない
・数十年に一度発生する震度5程度の地震の1.25倍の力に対して住宅が損傷しない
・数百年に一度程度起きる震度6強~7程度の地震の1.5倍の力に対して倒壊・崩壊しない
・数十年に一度発生する震度5程度の地震の1.5倍の力に対して住宅が損傷しない
数百年に一度起きる震度6強~7の地震って具体的にはどの程度の地震のことですか?
数百年に一度起きる震度6強~7の地震とは「阪神・淡路大震災」「東日本大震災」「熊本地震」などのことじゃな。
へー!耐震等級1でも大震災クラスの地震で倒壊しないんだ!すごいじゃん!
それならもう耐震等級1でも十分じゃん!って思っちゃうポン。
待て待て!そう考えるのは甘いぞい。
「倒壊・崩壊しない」という文言に注意が必要なのじゃ。確かに一度の大地震によって建物が倒壊することはないかもしれないが、一定の「ダメージ(損傷)」を受けることはあるのじゃ。
一度目の大地震で構造に大きなダメージを受けた場合、次に大きな地震が起きた時には耐えられないかもしれないのじゃ。
なにそれ!こわい!
なるほど。「倒壊・崩壊しない」と「建物が無傷」とはイコールではないってことですね。
その通り。
できることなら大きな地震がきてもダメージ(損傷)すら受けたくないじゃろ。家は補修するのにも建て替えするのにもお金がかかる。だから地震に対する強さは重要なポイントなんじゃよ。
改めて建物の地震に対する強さって重要だと思いました。
当ブログでは家づくりにおいて「安全に関わる性能」は特に重視すべき点だと考えています。特に「耐震性」には気を使ってほしいです。
現在建てられる一戸建て住宅はすべて建築基準法を満たしているため、少なくとも「耐震等級1相当」の耐震強度は確保されていますが、できれば「耐震等級3」のハウスメーカーとも比較してください。
「耐震等級1」の建物は「震度6強~7程度の地震に対して倒壊・崩壊しない」強度とされています。「なら安心だね!」と思うかもしれませんが、これはあくまで「倒壊・崩壊しない」のであって「ダメージ(損傷)がない」わけではありません。
つまり震度7クラスの巨大地震がもし一度でもきた場合、その建物の耐震性は著しく損なわれる可能性があるということです。もちろん補修するにもお金がかかります。
そして震度6強~7の大地震は大きな揺れが複数回にわたって起こるケースが多いです。
実際、2016年に起きた「熊本地震」では最大震度7の大きな揺れが二度発生しました。一度目の前震には耐えられた住宅も、二度目の大きな揺れによって多くの建物が倒壊しました。倒壊した中には現在の建築基準法に沿って建てられた「耐震等級1」と「耐震等級2」の住宅も含まれます。
ただし耐震等級3の建物の倒壊数は0でした。
せっかく建てるマイホーム。大地震に一度だけ耐えられる住まいで満足でしょうか?
大地震がきても、その後もマイホームに住み続けますよね?
マイホームはこの先何十年も住む拠点であり家族の命を守るシェルターです。大きな地震にも倒壊・崩壊しないことはもちろんのこと、半壊・一部破損もできればしたくないのは当然です。地震がくるたびに「どこか補修が必要な箇所はないか?」と思いを巡らせることもできればしたくないはずです。
できれば耐震性についてもじっくりと比較検討しておいてください。
制震住宅・免震住宅とは
引き続き地震に対する強さについて。
じつは耐震等級3を取得した建物でも、大きな地震が繰り返しくることで大なり小なり、構造躯体にダメージは蓄積してしまうものじゃ。
この繰り返す地震のダメージを軽減させるのが「制震システム」「免震システム」なんじゃよ。
制震システムを搭載した住宅のこと。制震とは「地震を制御する」という意味。建物に制震ダンパーなどを設置した住宅を制震住宅と呼ぶ。地震エネルギーを熱エネルギーなどに変換するため建物の揺れを軽減できる。
免震システムを搭載した住宅のこと。免震とは「地震を免れる」という意味。地盤と建物の間に免震装置を設置した住宅を免震住宅と呼ぶ。地盤と建物を切り離した構造で地震が起きても建物に揺れが直接伝わらない。
このうち、免震システムはまだ非常に高額(オプション+300万円以上)であるケースが多いため、あまり普及していないのが実情だが、制震システムは「+50~100万円程度のオプション価格」で付けられるケースが多いので、現実的にかなり制震住宅は増えているぞい。
繰り返す地震にも、ダメージを蓄積したくないなら制震システムを搭載するのも良い選択ですね!
うむ。制震システムを搭載した住宅なら繰り返す地震の蓄積ダメージも軽減してくれるので安心感があると言えるじゃろう。免震システムももちろん良いが、まだ高額なのであまり現実的ではないかもしれないのう。
と、いうことで制震システムを得意とするハウスメーカーを一覧にしておくのでチェックしておこう。
- 制震システムを得意とするハウスメーカー
- アイ工務店
- アエラホーム
- アキュラホーム
- ウェルネストホーム
- クレバリーホーム
- セキスイハイム
- 住友不動産
- 住友林業
- 積水ハウス
- タマホーム
- ダイワハウス
- トヨタホーム
- へーベルハウス
- パナソニックホームズ
- 富士住建
- 桧家住宅
- 三井ホーム
- 三菱地所ホーム
- ヤマダホームズ
- ヤマト住建
近年の一戸建て住宅は「耐震性」だけでなく、地震の揺れを吸収する「制震システム」や、地震の揺れから建物を切り離す「免震システム」といった技術を採用しているものもあります。
このうち、免震システムはまだオプション料金が高額なことから、あまり一般的ではありませんが「制震システム」はプラス50~100万円前後のオプション価格で採用できるハウスメーカーも多いです。
制震システムは、地震エネルギーを熱エネルギーなどに変換・吸収し、構造躯体へのダメージを大きく軽減するシステムです。繰り返す地震にも効果がありますので、地震の不安を軽減したい方は「制震住宅」を得意とするハウスメーカーも比較してみましょう!
制震システムは家を建てた後はほぼ見る機会はないですが、特にメンテナンスコストもかからないものが多く耐用年数も長いため、新築時に搭載しておけばこの先ずっと安心が継続します。
注文住宅の断熱性・気密性を比較しよう!
住宅カタログを比較するなら、ぜひとも「断熱性の数値(UA値)」と「気密性の数値(C値)」はチェックしておいてほしい項目じゃ。
UA値とは「住宅からどれだけ熱が逃げやすいか?」を表した断熱性をあらわす数値。住宅内部から床・外壁・屋根・開口部などの外皮を通して外に逃げる熱損失量を外皮全体の面積で平均した数値のこと。値が小さいほど「熱が逃げにくい=断熱性が高い」。
C値とは「住宅にどれだけのスキマが空いているか?」を示した気密性を表す数値のこと。
建物全体のスキマの面積(cm2)を延べ床面積(m2)で割った数値で、単位は「cm2/m2」で表す。C値の測定は住宅を建てた後に専用の気密測定試験機を用いて測る。値が小さいほど「スキマが少ない=気密性が高い」。
注文住宅を建てるなら、断熱性・気密性は重視しておくべきじゃろう。
なんといっても住宅性能のなかで性能の善し悪しを日々実感するのは「断熱性・気密性」だからね。
そうなの?どんな風に?
断熱性・気密性が高い住宅は、夏でも冬でも快適な室温で暮らせるのじゃ!せっかく注文住宅でマイホームを建てるのに「夏は暑い、冬は寒い」住宅では嫌じゃろう?!
でも一戸建て住宅ってだいたい夏暑くて冬寒くないですかね…?
フォッフォッフォ!
そんなことはないぞ!いったいいつの時代の一戸建て住宅の話をしてるのかな?!
たしかに昔の一戸建て住宅は確かに気密性も断熱性も弱かったが、今の一戸建て住宅はモノによっては鉄筋コンクリート造のマンションにも引けを取らない断熱性・気密性を実現できるのじゃよ!
というか、各ハウスメーカーで特に実力差が如実に出やすいポイントこそが「気密性・断熱性」と言えるじゃろう!
断熱性・気密性はぜひとも重視しておきたい住宅性能です。
新築マイホームを建てて後悔した方の多くが「冬寒い」「夏暑い」「夏・冬はエアコン代が高い」という後悔ポイントを挙げています。せっかく新築マイホームを建てたのに「夏は暑い・冬は寒い」という状況はできれば避けたいですよね。
それに断熱性能が低い家だと家族の健康にも悪影響があるばかりか、エアコン効率が悪く光熱費などのランニングコストも高く付いてしまいます。
このような状況を避けるために、ぜひ「断熱性の数値(UA値)」と「気密性の数値(C値)」はセットで注目してみてください。
せっかく分厚い断熱材を装備した家でも、スキマが多ければあまり意味がありません。その逆に、せっかく気密テープでビッチリスキマなく施工したのに肝心の断熱材が薄かったり、窓の仕様が貧弱なら家のトータル的な断熱性能は弱くなってしまいます。
夏は涼しく、冬は暖かい快適な家は、断熱性の数値(UA値)と気密性の数値(C値)がセットで優秀であることが重要です。
気密性・断熱性で後悔している声が多いということは、この点に気を付ければ非常に快適で満足度の高い住宅が出来るという裏返しでもあるのです。
断熱性・気密性を高めることで、常に快適な室温で過ごせるほか、光熱費のランニングコストも抑えられ、住宅そのものの寿命も延びます。当サイトでも気密性・断熱性は重視することをオススメしています。
- 住宅の断熱性(UA値)が高いことによるメリット
- 1年中快適に過ごせる
- 健康的に過ごせる(ヒートショックのリスク軽減)
- 空調効率が良くなり光熱費を抑えられる
- 住宅の気密性(C値)が高いことによるメリット
- 断熱性能の低下を防げる
- 空調効率がよくなり光熱費が抑えられる
- 内部結露を抑える
- 床が冷たくない
- 換気を効率よく行える
どこからが高断熱住宅・高気密住宅といえる?UA値とC値の目安は?
ところで、UA値とC値がどれくらいの数値だったら「高断熱・高気密住宅」と言えるの?
良い質問じゃな!
まず気密性については、一般的に「C値1.0以下」であれば高気密住宅と言われている。気密性に特化したハウスメーカーの場合、「C値0.2~0.3前後」と超高気密な家を建てるところもあるが、まぁ「C値1.0以下」であれば高気密住宅にカテゴライズしてもいいじゃろう。
ふむふむ。断熱性のUA値は?
断熱性については、当サイトでは「UA値:0.6以下」であれば高断熱住宅といって差し支えないと考えているぞい。
どこからその数値が出てきたの?
高断熱住宅の一つの基準となるのが「ZEH住宅の基準UA値」。以下が地域区分ごとのZEH住宅のUA値基準じゃ。
地域区分 | 1.2地域 | 3地域 | 4.5.6.7地域 |
---|---|---|---|
ZEH基準(UA値) | 0.4以下 | 0.5以下 | 0.6以下 |
寒冷地でない4.5.6.7地域の場合は「UA値:0.6以下」であればZEH住宅としての断熱性を満たしているわけじゃ。この数値は高断熱住宅の一つの目安と言えるじゃろう。
せっかくマイホームを建てるなら、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境が理想ですよね。
マイホームの温熱環境で後悔したくないなら、必ず「UA値」という数値をカタログスペックで比較してください。UA値は「住宅の断熱性能を客観的に示す数値」で、値が低いほど優秀と考えてください。
UA値は間取りプランごとに異なるため、カタログに載っている数値はあくまで目安です。ですが目安を掲載するかどうかがハウスメーカーの「断熱に対する自信の差」。現に断熱性に自信があるハウスメーカーはほぼ必ず「UA値」の目安を載せています。
もしカタログにUA値の目安が掲載されていなければ「断熱に自信なし」と考えていいです。断熱性は各ハウスメーカーの実力差が顕著に表れるポイントです。断熱性で戦っても競合他社に勝てないメーカーは「あえてUA値を載せていない」というケースが多いのです。
住宅性能のなかでも断熱性は「特に日常的に実感する性能」です。断熱で後悔している人が多いということは、裏をかえせば断熱性が高い住まいは驚くほど快適ということでもあります。
カタログスペックの「UA値」で比較しておけばマイホームの温熱環境の失敗はまずありません。せっかくの注文住宅、温熱環境で後悔しないために「UA値」は必ず最新のカタログで比較しましょう!
高気密・高断熱住宅を得意とするハウスメーカー一覧
断熱性・気密性が大事と言っても、マイホーム計画を検討し始めたばかりの方はどのハウスメーカーが断熱性・気密性に力を入れているかはよく分からない方も多いじゃろう。
ということで、非常にザックリじゃが、高気密・高断熱住宅を得意とするハウスメーカーを一覧にしてピックアップしておくぞい。
- 高気密・高断熱住宅を得意とするハウスメーカー一覧
- アイフルホーム
- アエラホーム
- 一条工務店
- ウェルネストホーム
- FPの家
- 住友不動産
- スウェーデンハウス
- GLホーム
- セルコホーム
- 土屋ホーム
- 桧家住宅
- フィアスホーム
- 北洲ハウジング
- 三井ホーム
- 三菱地所ホーム
- ヤマダホームズ
- ヤマト住建
ちなみに当ブログでは「ハウスメーカーのC値ランキング」と「ハウスメーカーのUA値ランキング」もそれぞれまとめています!詳しくは以下のリンク先の記事から、ぜひチェックしてみてくださいね!
ハウスメーカーC値ランキングはコチラ≫
ハウスメーカーUA値ランキングはコチラ≫
ハウスメーカーに求めるスペック条件を整理しよう!
ハウスメーカー選びってたくさん比較するところがあるんだね。
ま、大事な家のことだからちょっとは手がかかるのは仕方ないことじゃ。
それにここまでに解説した比較ポイント「工法」「耐震性(制震システム)」「気密性・断熱性」は特に重要な比較ポイントじゃ。
ここでしっかり比較しておくことで「快適で安全・安心なマイホーム」に近づくことは間違いない。ぜひとも比較しておくべきじゃ。
そうですね、大切なマイホーム計画。失敗するわけにはいかないので頑張ります!
うむ。ということで、この辺で条件を整理しておくといいかもしれないのう!
チェック項目を用意したので、以下のチェック項目に「家族の基準となる最低ライン」をメモしておいて、その家族の基準をクリアするハウスメーカーを絞りこむのじゃ!
工法(構造) :パネル工法かツーバイ工法
耐震性 :耐震等級3・制震システムもあれば嬉しい
気密性の数値:1.0以下
断熱性の数値:0.6以下
価格帯 :坪単価65万円以内
間取り :3LDKor4LDK
総床面積 :90㎡以上
書斎
リビングダウンフロア
ビルドインガレージ
太陽光パネル
アイランドキッチン
キッチンバーカウンター
家庭菜園ができるバルコニーかウッドデッキ
子ども部屋
屋上か広いバルコニーかウッドデッキ
もちろん、このほかにも家族で外せない条件をメモに書きだしておくといいぞい。
そして「あらかじめ希望する条件には優先順位を付けておく」と後から混乱しないで済むのでオススメじゃ。
初めから全ての条件が叶うつもりでいくと、アレもコレもで予算オーバーになってしまうかもしれませんしね。
うむ。大切なのは一人ひとりの希望を家族で話し合って、本当に必要かどうか?家族の総意としての優先順位を決めておくと家づくりがスムーズに進むぞい。
ここまでのマイホーム計画で不安がある方に最強サービスをご紹介!
えーと、ここまでの流れをまとめると。
ハウスメーカー選びは目に見えにくい住宅性能こそ大切で・・・
安全性は特に重視すべきで…断熱性と気密性もすごく大切で…。
あと予算計画も大切なんだったよね。
う~ん、家づくりってやっぱりいろいろ気にすべきことが多いポン!
そうですね。家づくりの手順はしっかり順序立てて解説してくれてるし、よくわかったつもりなんですが、それでもやっぱり不安というか…候補のハウスメーカー、ほんとにこれでいいのか?って少し不安です…。
フォッフォッフォ!
確かにそれは当然じゃな。冒頭でもお伝えしている通り、注文住宅のマイホーム計画は誰もがほとんど初めての経験。初めてで数千万円単位の契約をしようとしているんだから不安に思うのも当然じゃ。
フォッフォッフォじゃないポン。
家づくりの不安を解消するなにかいい方法はないの?
うむ。ここまでの解説をしっかり理解していても、自分のチカラだけで家づくり計画を一つのミスもせずに完遂することは正直難しいと言えるじゃろうな。
そんな!絶対失敗するってこと?
元も子もないことを言わないでください!
まぁまぁ。まだ話の途中じゃ。大丈夫。失敗しない家づくりのための方法があるから。家づくりのことで不安ならば専門家の味方を付ければよいのじゃよ。
え!なにそれ?
専門家の味方ってどういうこと?
「HOME4U家づくりのとびら」というNTTデータグループが運営する家づくりをサポートするサービスがあるんじゃが、これが本当にとんでもない最強サービスなので、ここまでのマイホーム計画の流れで不安がある方はもちろん、これから家づくりをする全ての人にオススメするぞい。
HOME4U家づくりのとびらとは
「HOME4U(ホームフォー・ユー)家づくりのとびら」とは、NTTデータスマートソーシングが運営する注文住宅の家づくりをサポートするサービスです。
ユーザーの希望条件に合った家づくりのプランをハウスメーカー各社にまとめて依頼できるサービスと、専門知識を持ったアドバイザーにオンラインで気軽に相談できるサービスを完全無料で提供しています。どちらも一括カタログ請求よりももう一歩踏み込んだサービスと言えるでしょう。
ワシがオススメするHOME4U家づくりのとびらのサービスは主に2種類。
家づくりプラン作成(無料)
無料で希望条件にあうハウスメーカーを複数社見繕ってくれて、その各社が家づくりプランを作成してくれるサービスです。
具体的な間取りプランはもちろん、土地探しからの家づくりを検討している人には土地探しプランを作成してくれますし、安全な資金計画プランもアドバイスしてくれます。
オンライン相談(無料)
家づくりの専門家である専属アドバイザーに家に居ながらオンラインTV会議で相談できるサービスです。
住宅業界で10年以上のキャリアをもつベテランアドバイザーが第三者的な立場から公平中立なアドバイスをしてくれます。HOME4Uは完全に中立な立場なので営業行為は一切行いません。相談者は安心して疑問を解消することができます。
HOME4U家づくりのとびらに関して、詳しくはこちらのページで紹介しているのでぜひ見てほしいが、「家づくりプラン作成」にしても「無料オンライン相談」にしてもカンタンに言えば「完全無料で家づくりのコンシェルジュ」を付けられるサービスと考えるとわかりやすいかな!
完全無料で家づくりのコンシェルジュ!?
なんかすごいですね、なんで無料でそんなサービスしてくれるんですか?
HOME4U家づくりのとびらでは、ハウスメーカーサイドから販促費ということで手数料収入を得ているからじゃな。だから施主からすれば完全にタダで専門家の味方を付けられるのじゃ!
でもハウスメーカーがHOME4Uに手数料を払うなら、ハウスメーカーとの契約がまとまったらその手数料分の料金が上乗せされるとか…そういう心配はないの?
その心配もごもっともな意見じゃが、HOME4Uではそういう心配は一切ないぞい。
HOME4Uではハウスメーカーや工務店を紹介しても料金を上乗せすることは一切ない。HOME4Uでは提携しているハウスメーカー・工務店のすべてに「家づくりのとびらを利用したお客さん」と「利用していないお客さん」をまったく同条件で契約することをしっかりと定めているからね。
この点はHOME4Uの公式ページにもバッチリ記載がある。HOME4Uは東証プライム上場のNTTデータのグループ会社が運営しているのでコンプラ面はガチガチに守っている。したがってこの点は全く心配いらないぞい。
なるほど、それなら安心ですね!
安心だし、HOME4U家づくりのとびらなら「無料プラン作成」にしても「無料TV相談」にしても、かなりメリットが大きい。
無料プラン作成なら、普通は1社につき2度3度打ち合わせを重ねないと出てこない、自分専用にカスタマイズされた間取りプランや自分専用のバッチリ安全な資金計画プランを提案してくれるし、無料TV相談なら自分が疑問に思っていることをその場でバンバン解決してくれる。
めちゃくちゃ頼りになるポン!
そして一番推したいポイントはやっぱりオンラインTV相談の「公平中立な第三者目線でのアドバイスをくれる」という点じゃな!
第三者目線?それがどうして推しポイントなの?
例えばモロに当事者関係であるハウスメーカーの営業マンに家づくりの疑問点を相談しても結局は自社商品のセールスに都合の良い回答しかしてくれないわけじゃ。
だが、HOME4Uのアドバイザーは当事者でなくあくまで第三者。HOME4Uのアドバイザーからすれば、お客さんが一番納得して契約できるハウスメーカーで決めてくれればそれでいいわけだから、忖度のないガチのアドバイスをしてくれるのじゃ。
例えばどんな風にですか?
例えば、室内の温熱環境についての相談だとしたら
「冬にTシャツでも過ごせる暖かい家にしたいなら、UA値は0.87じゃ不安ですよ」とか
「断熱性の数値だけじゃなくC値(気密性の数値)も必ずみてください」とか
「断熱・気密の数値だけじゃなく24時間換気システムもちゃんと選んでください」とか。
あ、そこまでしてくれるんだ。
それはマジでやる価値があるポン。
もちろん他にも断熱材の種類・厚みの目安にすべき指標も教えてくれるし、地震に強い構造から安心できる基礎の仕様などまでしっかり教えてくれる。第1種換気・第3種換気のメリット・デメリットなど細かい部分までなんでもござれ、じゃよ。
そこまで細かい部分まで丁寧に教えてくれるのはすごいですね!
そう。ここまでガチのアドバイスができるのは「HOME4Uならでは」と言えるぞい。
なにしろHOME4Uの専属アドバイザーは住宅業界歴10年以上のベテランのみが担当してくれるからね。
だから細かい部分までしっかりヒアリングして、施主の意図を読みとってくれるから、最終的に予算・性能・デザイン・間取りなどの自分の条件にバッチリハマるハウスメーカーを絞り込めるってわけじゃな。
しかも、HOME4U経由で紹介されたハウスメーカーは「お断り」するときも専属アドバイザーに言えば、代わりに断ってくれるし新たに重視したい部分が見つかった時はまたその条件にあった会社を洗い直してくれる。さらにはハウスメーカーの営業マンも「ベテラン」を付けてくれるようにも言ってくれるぞい。
すごいじゃないですか!
本当にアドバイザー兼コンシェルジュみたいなサービスですね。
うむ。
HOME4U家づくりのとびらは本当に至れり尽くせりのサービスでめちゃくちゃメリットが大きいのにデメリットが一切ないので、家づくりに不安のある方だけでなく、これから家づくり計画を始める全員にオススメできるサービスじゃ。
厳選HMからあなた専用の渾身プランが届く!
無料コンシェルジュからガチのアドバイス!
【マイホーム計画の流れ④】絞り込んだハウスメーカーを訪問してみよう!
住宅カタログを比較して、条件に合いそうなハウスメーカーを絞りこんだら次はいよいよ訪問してみましょう!ここまでの工程で、あなたはすでにある程度「家づくりの経験値」を積んでいます。
相手が押しの強いゴリゴリの営業マンでも物おじしないで対等以上に接することができるはず。もちろん家のスペックに関する質問も色々とできるでしょう!
ちなみにこの段階では「できれば5社くらい」のハウスメーカーは訪問しておきたいところ。住宅カタログを比較して「家づくりの経験値」を積んだのと同様、ハウスメーカーの担当者と話すことも大事な経験値になるからです!
さて、ここまで来たら次はいよいよ候補のハウスメーカーを訪問じゃ!
いよいよだポン!
なんだか…緊張しますね!
別にまだまだ緊張しなくても大丈夫じゃよ!
ここまでの家づくりの流れをしっかりこなしていれば、すでにハウスメーカーの営業マンとも対等以上に渡り合えるだけの経験値があるはずだからね!
たしかに!
家族で家づくりについて真剣に話し合って予算と重視ポイントを決め、住宅カタログを何冊か見比べて候補のハウスメーカーに目星を付けているわけですしね!
そういうことじゃな!
ちなみに、ハウスメーカーを訪問すると必ず「家づくりのご予算は?」と聞かれるはずなので、このときはまだ「MAXの予算を答えない」方がいいぞい。
このときには、せいぜい「MAXの8~9割程度の予算」を伝えておくのがベターじゃ。
そうなの?なんで?
家づくりの予算上限をMAX金額で伝えてしまうと、ハウスメーカーサイドは予算上限ギリギリのプランニングを提案してくるからね。予算はギリギリいっぱい建物価格に当ててしまうと予算オーバーの決定的要因にもなりかねない。
そうか!家づくりは建物の本体価格だけでなく、外構やオプション設備だったり他にもいろいろ必要ですもんね。
そういうことじゃ。基本的にハウスメーカーが最初に提示してくるザックリとした坪単価には「外構」など付帯工事は含まれていないケースがほとんど。だから、はじめはある程度「余力を残しておく」のが賢いハウスメーカーとの付き合い方ってわけじゃ。
ま、奥の手は隠し持っておくものじゃよ(ニヤリ)
ニヤリじゃねーポン!キモいポン!
ぐぬぬ…。
とりあえずはじめは予算は8割り掛けくらいで伝えておくのが良いんですね。
できるだけ具体的に希望条件を伝えよう!
ハウスメーカーを訪問した際には、できるだけ具体的に希望条件を伝えられる方がいいぞい。
やっぱり受け身でばかりいると相手に主導権を握られちゃうから?
そこまで主導権うんぬんは考えなくてもいいが、例えば美容院に行って適当な注文を出して、微妙な髪型になってしまったことはないかね?
あるかも…。
あるかも…。
注文住宅と美容院では勝手は違うものの、具体的な条件・注文をはじめから出せていた方が失敗の可能性は減る。それに注文住宅はせっかく「こと細かに注文を付けられるオーダーメイドの家」なのじゃ。だったらできるだけ具体的な条件は注文しておくべきじゃろう!
そうだね!注文できるのは注文住宅の特権だポン。
ハウスメーカーを訪問して聞くことリスト
他に、ハウスメーカーを訪問した際に「営業マンに聞いておくといいこと」はありますか?
お!良い質問じゃな!
ハウスメーカーを訪問したらこんなことを聞いてみるといいぞい!
営業マンに聞くことリスト
■耐震性について
┗耐震等級はいくつ?
┗耐震実験はしているか?
┗構造計算(許容応力度計算)をしているか?
※許容応力度計算についてはコチラの記事で解説≫
■気密性・断熱性について
┗断熱性の数値(UA値)は?
┗気密性の数値(C値)は?(C値は実測可能か?)
┗家の各部位の断熱材の素材・厚みは?
┗窓断熱の仕様は?(窓ガラス・窓サッシ・中空層の種類を聞く)
■換気システムについて?
┗第一種換気か?それとも第三種換気か?
┗熱交換換気システムは標準か?熱交換率はどれくらいか?
■全館空調システムについて
┗メンテナンス頻度は?
┗夏・冬の平均的な光熱費のコストは?
■価格(初期費用)について
┗だいたいの坪単価はいくら?(建物本体と外構を含めた金額も)
┗いくらで建てている人が多い?
■メンテナンスコストについて
┗外壁・屋根・設備などの家の各部位のメンテナンス周期は?
┗30年住む場合のメンテを含めたトータルコストは?
■内装・設備について
┗気になった設備があれば、オプションか標準仕様か聞いておこう
┗天井の高さは?(だいたい2400mmが一般的)
■保証・アフターサービスについて
┗初期保証・延長保証・延長条件は?
■その他
┗御社の強みはなんですか?
めちゃくちゃあるじゃん!こんなに聞いて嫌な顔されないかな?
わからないことはなんでもすべて聞いてみるべきじゃよ!
大丈夫じゃ。こっちは人生で最大の買い物をするんじゃ。これくらいは聞いて当たり前。自社商品に自信がある会社なら、どれもしっかり答えてくれるはずじゃよ。
それにいろいろ質問して、もし嫌な顔されるなら、そういうところは後々トラブルになるケースもある。質問に親身に対応してくれるかどうかで、そのハウスメーカーが信頼できるか?も少し垣間見えるじゃろう。
OK!気になったことはなんでも聞いてみるんだね!
訪問したハウスメーカーを比較するポイント
ハウスメーカーを訪問して、いろいろ聞くことはわかったんですけど、いざ来訪したハウスメーカーでなにをどういう風に比較すればいいか?ポイントを教えてほしいです!
うむ。来訪した候補のハウスメーカーでは、基本的に住宅カタログを比較するだけではわからない部分を比較するといいぞい。
例えば、住宅カタログにはあまり載っていないケースの多い「価格(初期費用)」や、外壁・内装・設備などの「メンテナンス周期」などじゃな。
あとは、家の各部位のメンテナンスを含めた「10年・20年・30年単位のトータルコスト」を比較したいところじゃな!
なるほど!あとは実際に予算を伝えて、どんなプランを提案してくれるかどうかも知りたいポン!
うむ。提案力・プランニング力も比較したいところじゃが、これは仮契約・相見積もりの段階まで進まないと比較できないケースもあるのでその点は理解しておこう。
- 来訪したハウスメーカーを比較するポイント
- ・住宅カタログには載っていない部分を比較しよう
- ・ザックリとした価格(初期費用・見積もり)を比較しよう!
- ・初期費用だけでなく、30年単位のトータルコストでも比較しよう!
- ・提案力・プランニング力を比較しよう!
訪問したハウスメーカーに気に入ったところがなかったら?
ところで5社くらい訪問してみるということですけど、訪問してみたハウスメーカーの中にピンとくるところがなかったらどうすればいいのですか?
そりゃあピンとくるところがなかったら、もう一度「住宅カタログを比較する」の段階からやり直しじゃな!カタログ請求からやり直すなら「ハウスメーカーのどこが気に入らなかったのか?」をしっかり家族で話し合って精査し、条件を少し変更するなど工夫をして新たなハウスメーカーのカタログを取り寄せてみるといいぞい!
気に入ったところがなければ「カタログ比較で候補のハウスメーカーを選びなおす」ところから何度でもやり直しだポン!
希望エリアを選んで進むだけ!カンタン3分で完了。もちろん無料です。
【マイホーム計画の流れ⑤】2~3社で本格的な相見積もりを取ろう
次はいよいよ本格的な相見積もりを依頼する段階に突入です!ここまでくれば、本命のハウスメーカーとそれと競合させるハウスメーカーが2~3社程度はだいたい絞り込めていると思います。
本格的な相見積もりを依頼する場合は、ハウスメーカーと「仮契約」といって5~10万円程度の申込金を支払う場合が多いため、本当に気に入っているハウスメーカーを絞り込みましょう。
さぁ、いよいよ本格的な相見積もりを依頼して「最終的にハウスメーカーを決める段階」に突入していくぞい!
本格的な相見積もりをお願いする時は「仮契約」というのをするものなんですか?
会社によってまちまちではあるが、そういうところが多いぞい。
ちなみに仮契約は、あくまでハウスメーカー側がお客様を逃がさないために独自に設けているもので、別に法的な拘束力があるわけではない。
ただし仮契約の時点で「申込金」「間取りプラン作成料」などの名目で「5~10万円」くらいの料金が発生するのが一般的じゃ。
この仮契約で発生する料金に関しては、そのまま契約に至れば合計金額に充当されるのが普通じゃが、施主サイドの都合でキャンセルした場合は返金されない場合もある。
なので「仮契約で料金を支払う場合」は仮契約を結ぶ前にキャンセル時に返金されるかどうかしっかり確認しておく必要があるね。
なるほど。仮契約の時点で料金が発生する場合があるんですね。
うむ。だが、一定の料金を支払うからこそ各メーカーの渾身の間取りプランが出来上がり、希望プランの「ほぼ正確な見積もり」を出してもらえる。これを3社程度で、しっかり本格的に比較するのがこの段階での作業じゃな!
でもさ、1社につき5~10万円の仮契約料金がかかるならちょっともったいなくない?
だって返金されないこともあるんでしょ?最終的に契約にいたるハウスメーカーは1社だけなんだから、損しちゃうポン!
そう思うだろうが、これは「必要経費」と割り切っていいぞい。
なんで?
まず複数社で本格的な相見積もりをして「詳細なプラン」を比較することが大事なのじゃ。
仮契約をした後は、そのハウスメーカーと打ち合わせを重ねて間取りプランや設備、仕様など固めていくわけじゃが、その詳細なプランニングも競合他社と比較しつつ行うほうが「良し悪し」がわかりやすい。
なるほど。たしかにそうだポン。
仮契約したからといってハウスメーカー側が安心して気を抜かれても困るもんね。
ま、仮契約して安心して気を抜くハウスメーカーなんてほとんどないと思うけどね。
それともう一つ。最重要なのは本格的なあいみつをしている他社があることは最終的な価格交渉において「最強のカード」になるからじゃ。
なるほど。「他社でも迷っている」ということで競合させるわけですね!
うむ。「他のハウスメーカーでも話を聞いた」のと「ほかのハウスメーカーとも仮契約をしている」では重みが全く違うからね。
ハウスメーカーも仮契約まで進めた案件は多少ディスカウントをしてでも「絶対にまとめたい!」と思っているもの。
大事なことなのでもう一度言うが、本格的なあいみつをとるだけで最終的な価格交渉で必ず役に立つ。それこそ2~3社で仮契約した分の経費「30万円前後」の金額は余裕で回収できるじゃろうし、それどころか数百万円レベルのディスカウントを引き出せるケースもザラにある。
もし本命ハウスメーカーが1社に決まっているとしても、価格帯の近いハウスメーカーで「あいみつ」はとっておくべきじゃよ!
あいみつは大事!
わかったポン!
- 本命のハウスメーカーがある場合でも必ず複数社で相見積もりを取るべき!
- 相見積もりをする本命ハウスメーカーとは仮契約はしてもOK!
- 仮契約まで行う会社は2社、あるいは多くても3社まで。
- 仮契約をする前に、キャンセル時の料金は返金されるか確認しておこう!
- この段階でしていいのは「仮契約」まで!本契約を迫られてもまだ断ろう!
ハウスメーカーの担当者に真剣に対応してもらっていると「相見積もりを取るなんて失礼ではないか?」と思ってしまう方もいるかもしれません。
ですが、それでも比較・相見積もりは必ず行ってください。
マイホームは人生で最も高額な買い物。なおかつ注文住宅は非常に価格差・性能差の大きい業界です。比較するために相見積もりをとることは失礼でもなんでもありません。数千万円単位の買い物なのですから、相見積もりをとって価格・性能の比較をすることは施主の当たり前の権利です。
そして相見積もりを取るのならば、本命ハウスメーカーと「価格帯が近い会社」を選ぶのがベターです。
例えば高級ハウスメーカーに対してローコストメーカーの見積もり書をぶつけても、そもそもの家のグレードが違いすぎると値引き交渉の際にも効果が薄いですし、あまり比較になりません。相見積もりを取る場合は「価格帯の近いハウスメーカー同士で競合させる」のが効果的です。
相見積もりする競合ハウスメーカーを探すなら、以下リンク先の「LIFULL HOME’S」で「予算からカタログを探す」もしくは「建物価格からカタログを探す」から進みカタログを抽出してみてください。この方法でエリア対応している格の近いハウスメーカー同士を一気に見つけることが可能です。
≫「予算or建物価格から探す」をクリックしカタログを抽出してみてください≪
そもそも持ち家と賃貸はどちらがオススメか?
ちょっと話がズレるというか、ここまでマイホームの購入手順を解説してもらってなんなんですけど…ぶっちゃけ持ち家と賃貸ってどっちがお得なんですか?
持ち家VS賃貸論争じゃな!
たしかに持ち家と賃貸でどっちがお得か?気になっている人も多いじゃろう。
良い機会なのでここで結論を述べさせていただくが、ワシは持ち家と賃貸なら「断然、持ち家がオススメ」と断言するぞい。
なんで?(直球)
説明が長くなるので、詳しい理由は以下のリンクから「持ち家VS賃貸」の特集記事を読んでほしいが、まず生涯コストの点で持ち家の方が断然お得なんじゃよ。
持ち家VS賃貸 結局どちらが良いのか!?メリット・デメリットを徹底比較≫
結論、持ち家の方が賃貸よりも圧倒的に生涯コストの面でお得です。
賃貸物件はいわば大家さんの所有する「収益物件」。つまり、大家さんや間に入る会社の利益はもちろん、空室コストや家賃滞納コストなどさまざまな余計なコストが含まれるため、自分が住むための持ち家に比べて割高になってしまうのは至極当然のこと。
さらに持ち家は住宅ローンを支払い終えればマイホームが自らの不動産資産となるのに対して賃貸物件に払う家賃は後にはなにも残りません。もし、住宅ローンを支払い終えた後のマイホームを現金換算するとすれば、持ち家は賃貸よりも「数千万円単位」でお得なケースも珍しくありません。
ふむふむ。生涯コストでは持ち家の方がお得なんだね。
さらに持ち家は「老後の住居を確保する」という意味でも非常に有用です。
賃貸は高齢者になった時には「借りにくくなる」という点を知っておいてください。賃貸の大家さんは、できれば「元気に働いている現役世代の方」にお部屋を借りてほしいもの。その方が家賃滞納リスクも少ないですし、もっと酷なことを言えば独り身のご高齢者の場合、お部屋で急に具合が悪くなって孤独死してしまう可能性も考えられます。
大家さんも自分の不動産が「事故物件」になってしまうリスクは絶対に避けたいもの。事故物件になった瞬間にその物件は貸すにしても売るにしても一気に価値が下がってしまいます。酷なお話ですが、多くの賃貸物件は高齢者は借りにくいという事情があるのです。
賃貸の場合は、老後の住居についても一度真剣に考えておく必要がありますね。
うむ。持ち家なら住宅ローンを支払い終えれば、その後の住居費の負担は大幅に減って楽になるが、賃貸に住むなら家賃は一生かかり続ける。
老後に収入が減っても家賃が掛かり続けるのは精神的にも負担が大きいと言えるじゃろう。
確かに老後も家賃がずーっとかかるのはちょっと厳しい気がしちゃうポン。
でも、世の中には一生賃貸で生きていく!という賃貸派の人もたくさんいるんですよね?
良い質問じゃ。では、ここで「世代別の持ち家比率」を見てみよう。
以下は総務省が発表した2018年の住宅土地統計調査をもとにしたグラフじゃ。
総務省の住宅土地統計調査によると、全年齢対象の持ち家比率は61.2%じゃが、この比率は世代ごとに大きくことなる。世代別の持ち家比率は以下の通りじゃ。
年齢層 | 持ち家比率 |
---|---|
20代 | 6.4% |
30代 | 35.9% |
40代 | 57.9% |
50代 | 67.9% |
60代以上 | 80.0% |
全年齢 | 61.2% |
ここで注目してほしいのは60歳代以上の方の持ち家比率80.0%という数字。60代以上の方は、実に8割以上の方が持ち家で暮らしているのじゃ。この統計を見る限り「一生賃貸で暮らす人は少ない」と言えるじゃろう。
なるほど。
若いうちは賃貸派だった方も、年を重ねるごとに「あ、このままじゃヤバいかも…」という風に意識が変わるということですかね?
それももちろんあると思うが「今は賃貸だけどいずれ不動産を相続する」というケースも多いと思うぞい。
なるほど、家を相続することもあるんだね。
正直、不動産を相続する予定がある方は問題ない。相続する不動産があるなら老後の住居はどうにでもなるじゃろう。
だが、注意すべきなのは不動産を相続する予定のない賃貸派の方じゃ。不動産を相続する予定がない方は、できるだけ早い段階で自分の不動産資産を形成し始めないと本当に一生賃貸で生活することになりかねない。
一生賃貸だと、家賃もずっとかかるし老後は引っ越しするのも苦労しそうだポン。
持ち家比率は世代によって大きく異なりますが、年齢層が上がるにつれだんだんと持ち家比率は高くなっていきます。60代以上の方は実に8割が持ち家。高齢者で賃貸の方は少ないんです。
おそらく不動産を相続される方が増えるからだと思いますが、もし不動産資産を相続する予定がない方は、できるだけ早い段階で「老後の住居確保」について真剣に考えてみてください。
マイホームは50代60代で購入するよりも、もっと早い段階で購入した方が金銭的にも返済条件的にもずっとお得、あるいは有利です。
早い段階で不動産資産を形成するならまずはハウスメーカーの候補を比較することから始めましょう!住宅カタログの比較は注文住宅を建てる第一歩です!
アシスタント諸君は「老後2000万円問題」って知っているかね?
一時期話題になったヤツですね。
定年退職するまでに2000万円の貯金を貯めておいてねってことですよね。
うむ。ザックリいえばそういうことじゃな。
老後2000万円問題は金融庁金融審議会のワーキンググループが「老後(65歳~95歳までの30年間)でおよそ2000万円が不足する」という試算が示された問題のことじゃ。
これ老後までに2000万円貯めないといけない時点でかなり厳しい目標じゃが、さらに賃貸派にとっては厳しいことに老後2000万円問題は「持ち家が前提」で試算されているのじゃ。
と、いうことは賃貸暮らしだと家賃コストでもっとお金が必要ということですか…?
そういうことじゃな。
例えば、家賃5万円の賃貸物件に住んだとしても老後30年間でトータル1800万円の家賃支出がかかってしまう。
つまり、老後資金として不足されると言われる2000万円にプラスすると「老後3800万円が不足する」ってことじゃな。
厳し過ぎるポン!
まぁ、そもそも老後2000万円問題はあくまで目安だし、節約次第でもっと金額を抑えることはできるだろうが、とはいえ賃貸は持ち家に比べて老後のランニングコストは圧倒的に高く付くことは事実じゃ。
だからワシはできるだけ早い段階で不動産資産(マイホーム)を取得しておくことをオススメしているんじゃよ。
- 持ち家を取得することをオススメする理由
- 老後の住まいを確保できる
- 住宅ローン完済後は資産になる
- 万が一の時には売却も賃貸も可能
- 建て替えやリフォームの自由度も高い
- 生涯コストでは賃貸よりも圧倒的に有利
- 団信に加入することで死亡時にも家族に資産を残せる
- 一生賃貸暮らしをすることをオススメしない理由
- 持ち家に比べて生涯コストが割高
- 賃貸だと老後資金2000万円では足りないかも
- 賃貸だと一生家賃を払い続けなければならない
- 家賃は長年支払っても資産としては一切残らない
- 万が一の死亡時にも家族に不動産資産をのこせない
- 高齢者になった時に新たに賃貸物件を借りにくくなる
- 60歳以上の8割は持ち家(一生賃貸暮らしをする人は少ない)
2019年に多くのメディアで取り上げられSNSでも話題になった老後2000万円問題。
ただでさえ定年までに2000万円を貯めるのは厳しい目標ですが、さらに老後2000万円問題は持ち家が前提です。持ち家は住宅ローン返済が終われば、定期的な点検・メンテ費用を積み立てるだけなので現役時代に比べて大幅に住居費を抑えられますが賃貸なら話は別。
賃貸は生きている限り容赦なく家賃がかかってきます。
家賃5万円のところに住んだとしても老後の家賃コストは1800万円。老後に不足すると言われる2000万円と足すと「老後3800万円問題」となってしまいます。
ハッキリ言って老後のことを考えればあらゆる面で「持ち家が有利」です。できるだけ早い段階で「自分の不動産資産を形成する」ことで老後の住まいは確保できます。
もう一度申し上げますが、日本の60歳代以上の持ち家比率は実に8割です。もしあなたが今、賃貸物件に暮らしているならば一度「老後の住まい」について真剣に考えてみてください。
\ マイホームを検討するなら /
なるべく早い段階で安心して暮らせる将来の住居を確保しよう!
マイホームは今、買い時なのか?
マイホームは早い段階で買った方が良いってのはなんとなくわかったけど、、今(2022年)ってマイホームの買い時としてどうなの?
たしかにマイホームは大きな買い物ですからね。買い時かどうかは割と気になる点だと思います。
よくぞ聞いてくれました。ズバリ今(2022年)はマイホームの買い時じゃよ!
なんでそう言えるの?
今がマイホームの買い時である理由は複数あるが、なかでも最大の理由は今が「超がつくほどの低金利時代だから」という点じゃな。
確かに「今は金利が安い」ってよく聞きますね。
うむ。今(2022年)は歴史的な低金利時代じゃ。住宅ローン金利は変動金利なら0.5%以下、固定金利でも1%以下で借りられる。これはひと昔前からでは考えられないくらいの低金利なんじゃよ。
そうなんだ?!昔はもっと金利が高かったの?
例えば1990年には変動金利で8%以上だったこともあるくらいじゃ。
変動金利で8%って今の10倍以上ってこと?
うむ。金利だけで説明するとわかりにくいし、試しに住宅ローン4000万円を金利0.5%で借りた場合、金利8%で借りた場合を比べてみよう。
毎月の返済額:10万3834円
総支払額:4361万0280円
毎月の返済額:28万4104円
総支払額:1億1932万3680円
1990年に4000万円のローン組んでたら、総返済額1億円超えちゃってたの…。
とんでもない金額差ですね。
これはさすがに極端な例じゃが、こういう時代もあったのじゃよ。
いずれにしても、今は超が付くほどの低金利時代。いずれマイホームを買おうと思っているのであれば、この低金利時代の恩恵を受けない手はないじゃろう!
でも、低金利時代は今後もずっと続くって言われていませんか?
正直、未来にことは何とも言えないが、金利だけの話でいえば今はほとんど「MAXの下限に近い超低金利」じゃ。ここから、さらに金利下がるということは考えにくいとワシは思っているぞい。
そうなんだ、じゃあ今固定金利で安い金利に固定しちゃうのも手だね!
住宅ローン金利が非常に安い時代に加えて、2022年現在は他にも住宅ローン減税制度の期間も10年→13年に延長されておりますし住宅取得資金のための贈与税に関しても新築住宅で省エネ・耐震・バリアフリーに該当すればまだ一律1000万円の非課税枠があります。
これらの要素から考えて「いずれマイホームを購入するつもり」という方は、できるだけ早い方が良いです。
なお、住宅ローン金利以外のマイホーム取得支援措置は早期に終了してしまう可能性が高いため、最大限お得にマイホームを取得したい方は少しだけ急いでみましょう。
でもさ、マイホームそのものの値下がりとかも今後あるかもしれないじゃん?
もう少し待った方がいいんじゃないの?
東京オリンピックが終われば不動産価格が下落するみたいなこと言われてたような気もしますね。
確かに「マイホームは東京オリンピック終わってから買おう!」と思っていた方は大勢いるはずじゃ。
だが、ふたを開けてみればオリンピックが終了してからも不動産価格は落ちていないどころか上がっているエリアまである。結局不動産需要は伸びて、結果的に不動産価格が下落に転じるにはかなり時間を要する可能性が高いと思うぞい。
そうなんだ…。
それにそもそも「待てば不動産価格は下落するのか?」という点も確実ではないしね。
むしろ上がる可能性だってあるぞい。
たぬきくんは下がるかどうかわからない不動産価格の下落を「賃貸物件の家賃コストをかけながら待ち続ける」のが賢いと思うかね?
ぐぬぬ…思わないポン。
「マイホームをドンピシャの底値で買ってやろう!」という発想はあんまり考えなくていいと思うぞい。
不動産価格の相場を完璧に見極めることなんてプロでも難しいし、そんな神がかったタイミングでマイホームを購入できている人なんてそうそういないんだから。
言われてみればそうかもしれないですね。
それにちょっと考えてごらん?
もしも、マイホームを建てた後に少しでも不動産価格が値上がりしたら、その時せっかく家族で住んでいるマイホーム売るのかね?
2倍とかになったら売ると思います!
いや、不動産価格が数年で2倍とかほぼ有り得ないから。
考えてみればたしかにちょっとくらい相場が上がったとして、家族で住んでいるマイホーム売りませんね。
そうじゃろ。
投資用マンションであれば買い時は慎重に見極める必要があるかもしれないが、自分たちで住むためのマイホームであれば、そこまで買い時を意識しなくてもいい。
それよりも、少しでも「賃貸物件の家賃コストを少なくする」方がよっぽど賢いと思うぞい。
賃貸物件の家賃ってオーナーさんの収益になるだけで、後には何も残らないもんね。
結論、賃貸物件の家賃を払い続けながら、マイホームの下落タイミングを待つのはあまりクレバーな判断ではないと思う。「いずれマイホームを買おうと思っているならば、できるだけ早い方が良い」これがワシの結論じゃ。
「今後、不動産価格はすこし下落するのでは?」という意見も見かけますが、実際に今後の不動産価格の変動はどうなるかは誰にもハッキリとしたことは言えません。
マイホームを買うのを待っている間も賃貸物件などの家賃コストはかかるわけです。
確実ではない不動産価格の値下がりを待ち続け、待っている間もずっと賃貸物件に家賃コストを払い続けるのは得策といえるでしょうか。
不動産価格の値上がり・値下がりを見極めることはプロでも難しいですし、完璧なタイミングでマイホームを購入できる人なんてそうそういません。
それにマイホームを建てた後、もしも不動産価格がちょっとでも上昇したら、マイホーム売りますか?おそらく売りませんよね?
実需用のマイホームは買い時をそこまで意識しなくても大丈夫です。
自分たち家族が住むためのマイホームは「欲しいと思った時に買う」のが正解です。むしろ「いずれマイホームを買おうと思っているならば、できるだけ早い方が良い」というのが結論です。
「毎月家賃を払っているのはばかばかしいな…」こんな風に思い始めたら、マイホームを購入するタイミングかもしれません。
まずはハウスメーカーの候補を比較することから始めましょう!住宅カタログの比較は注文住宅を建てる第一歩です!
【マイホーム計画の流れ⑥】最終決定の前に必ず「価格交渉」しよう!
さぁここまでくれば候補のハウスメーカーの詳細なプランや価格などが出揃っているはず。
次はいよいよ契約するハウスメーカーを「1社」最終決定する段階ですが、その前に最後の大仕事があります。ハウスメーカーを最後に決めるまえに、必ず「価格交渉」をしてください。
そもそも注文住宅の家づくりにおいて、多くの場合「多少のディスカウント」が可能なものです。稀に「まったく価格交渉には応じられない」というハウスメーカーもありますが、そういうところのほうが少数派。多くのハウスメーカーは交渉次第で多少の値下げに応じてくれることが多いです。
マイホームは非常に高額な買い物ですので、ほんの数%でも割引してもらえばかなり大きいです。最終的に決める前に、これまでに培った経験値を総動員し「価格交渉」を行いましょう!
さぁいったん話が逸れたが、いよいよ注文住宅の家づくりも最終段階!マイホームを建てるハウスメーカーを最終的に決定するわけじゃが、その前に!
値下げ交渉だポン!
家づくりは高い買い物ですからね。少しでも割引してくれるなら、すごくうれしいです!
うむ。ハウスメーカーに対する「値引きのコツ」はさまざまあるのじゃが、やはり特に値引きの決定打になるのが「競合他社とも仮契約をして相見積もりを取っている」という点じゃ。
あいみつしていることを伝えて「他社のほうが安いから迷っている」みたいな感じで伝えればいいの?
ストレートに伝えるのもわかりやすくていいじゃろう。
それに当ページの家づくりの流れに沿っていれば、さまざまなハウスメーカーを比較してきて「自分が建てたいマイホームの価格相場」をほぼ完全に把握しているはずじゃ。これまでに培った注文住宅の経験値を総動員して価格交渉すればきっと納得のいく結果になるはずじゃよ!
ここまでたどり着いた人はもうかなり住宅の知識もたまっているはずですもんね!最終的にハウスメーカーを最終的に決める前に、全身全霊の「価格交渉」頑張ります!
ちなみに、ほかにも「注文住宅の価格交渉のコツ」はいろいろあって、こちらの記事でまとめているので最終的な価格交渉のまえにはぜひチェックしておいてもらいたいのう!
「注文住宅の値引きのコツ」についてはコチラの記事で詳しく解説!≫
家づくりで少しでもディスカウントに成功すれば、その後の住宅ローンの返済計画も楽になるもの。値引き交渉が苦手な方も多いと思うが、その後の人生計画にも影響があるので、ここは勇気を出して頑張るのじゃ!
【マイホーム計画の流れ⑦】すべてに納得できればいよいよ本契約!
本契約を結べば、もう後には引けません。ハウスメーカーとの本契約を結ぶ前には、必ず家族全員ですべての項目を再確認して納得できない項目がないかどうかしっかりとチェックしましょう。すべてに納得できれば晴れて本契約の締結です。
最終的にハウスメーカーを一社に選び、価格交渉にも納得できればあとはもう覚悟を決めるだけじゃ!
いよいよ本契約だポン!
うむ。本契約を結んだら、もう後には戻ることはできない。
本契約を結ぶ前に必ず家族で全項目を最終チェックし、疑問や納得できない部分がないか確認すること。
少しでも疑問に思う部分があれば、必ず契約前に質問して解消しておくことが大事じゃよ!
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥!ですね。
- 最終チェック項目
- ・家族全員が部屋の広さや間取りに納得しているか?
- ・家族の希望する住宅性能スペックは満たしているか?
- ・最終的な見積もり金額(住宅ローンの額)は無理なく返済していけるか?
失敗しないマイホーム計画の流れ まとめ
と、いうわけで「失敗しない家づくりの流れ」について解説したわけじゃが、いかがだったかな?
さながら注文住宅での家づくりロードマップ!ってところですね。
マイホーム計画の全体的な流れがよくわかりました!
うむ。マイホーム計画はほとんどの人が人生で一度きりの経験なので、知らないことだらけじゃ。
高い買い物だし、最初は不安でいっぱいだと思うが、流れがわかってしまえば難しいものではない。
この流れのとおりに進めていけばいいってわかったら少し気が楽になったポン!
家づくり、スムーズに進めていけるような気がしてきたよ!
そもそも家づくりは人生における「楽しいビッグイベント」のひとつ!これを楽しまないのは損じゃよ!
読者の皆さんが楽しみながら「理想の家づくり」ができるこを陰ながら応援しているぞい!
- 失敗しない注文住宅でのマイホーム計画の流れ
- ①まずは予算上限を決める
- ②家づくりで重視するポイントを決める
- ③住宅カタログを比較する(最低でも5~10社くらい)
- ④絞り込んだハウスメーカーに実際に行ってみよう(だいたい5社くらい)
- ⑤2~3社で相見積もりを取ろう
- ⑥最終決定の前に全力で価格交渉をしよう
- ⑦すべてに納得できたら本契約!
マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物です。誰もが絶対に失敗したくないと考えているはずなのに失敗・後悔した例は後を絶ちません。
それは「スペックの比較が足りない」からです!
マイホームに限らず、例えばTVやパソコンなどの家電製品を買う時でも「どのメーカーが性能が良いか?」「価格が安いか?」「保証が長いか?」必ず比較しますよね?
家電はこれまでに買う機会も多く、どの性能を重視すれば良いかなんとなくわかりますがマイホーム購入はほとんどの人が初体験。なにを重視すべきかわからず「モデルハウスに見学に行ったらすぐ気に入っちゃった」「なんとなく見た目で決めてしまった」というケースが非常に多いのです。
ハッキリ言ってマイホームは見た目だけでは性能まではわかりません。皆さん見た目でわからない性能面で失敗・後悔しているケースが非常に多いのです。
マイホームはこの先何十年と住むものです。
見た目のデザインももちろん大事ですがもっと大事なことを見落とさないでください。安全で快適なマイホームを建てるために大切なことは耐震性・断熱性・気密性・遮音性・耐久性・メンテナンス性・空気環境など、要するに「住宅性能」です。
そして性能を比較するために役立つのが無料でもらえる「住宅カタログ」です。少なくとも5社は無料カタログを見比べてください。
と、いうのも住宅性能については営業マンに口頭で質問するだけじゃ甘いからです。
ハウスメーカーの営業マンのことを悪く言うわけではありませんが、営業マンは住宅性能に関する質問にはだいたい「もちろん大丈夫ですよ!」と自信満々に答えます。これは住宅性能にたいして力を入れていないハウスメーカーの営業マンであっても、です。自信満々にこう言えるのは家が快適と感じるかどうかは「個人差があるから」です。引渡し後にクレームを言っても「個人的感覚までは責任を持てないですよ」と言われてはもうどうしようもありません。
だから「カタログスペックで比較することが大事」なんです。
公式カタログに記載されている情報に嘘はあり得ません。
それに複数社の住宅カタログを比較することで、あなた自身が建てたいスペックのマイホームが『だいたいいくらで建つのか?』という相場観も養われますし、理想のマイホーム像もしっかり固まってくるはずです。
そして複数の住宅カタログを比較し相見積もりを取ることは本命ハウスメーカーとの最終的な価格交渉の局面でも必ずあなたに有利になります。あいみつを取り「価格差があって迷っている」と伝えれば本命ハウスメーカーも、最後の最後で競合他社にお客様をとられてしまうくらいなら少しくらいの値引きに応じる、というケースは多いです。いずれにしても注文住宅のマイホーム計画において『複数社を比較した経験』は必ず役に立ちます。
無料の住宅カタログを比較することはマイホーム計画で絶対に欠かせない大切な「第一歩」。
大事なマイホーム計画で絶対に失敗しないために、ハウスメーカー選びは必ず「カタログスペック」で比較してください。